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ヤマヲミ先生の作品は泣ける話が多いけど、これも泣ける。
坂上の気持ちを勘違いしたりとか、坂本から離れて佐渡に飛んだりとか、めっちゃ心臓がキューッてなりました。
両親を亡くして弟1人を抱えて育てて、自分は大学を辞めて、生活には余裕なくて、住み込み先も長くは住めない感じでと、翔太のバックボーンが過酷すぎる…!!。゚(゚´Д`゚)゚。 本当なら若者らしく遊んでもいいものを、全て弟と生活のことで悩む翔太が健気すぎて堪らんでした。
ちびっこ風太は可愛いくて癒されるけど、風太の無邪気さがいっそう悲壮さを煽って感情乱されまくりでした。有名建築家の坂上との出会いで、最初は何だコイツって印象の存在が、2人家族から3人家族をイメージするくらい坂上に想いを寄せていく翔太の気持ちの変化は注目です。
お金をもらってセックスするという関係は今思えば悪手だったのかもだけど、後腐れなく翔太にお金を受け取ってもらえるにはそうするしかない状況は理解できるかな。援助するといっても受け取ってもらうないだろうし、難しい問題ではありますが…。
好きの気持ちが宿ってからは、お金とセックスの代替交換が甘さよりも切なさを生むやるせない感情でいっぱいでした。
坂上の本気の想いで、逃げる翔太のネガティブ感情をカバーしていく追っかけ根性はあっぱれ!!坂上の男前度がページを追うごとにアップしていく瞬間瞬間も大いに楽しみました。
坂上と風太の翔太を巡るライバル対決もめっちゃ面白く、仲睦まじさにホッコリな作品でした。いつまでも3人家族で幸せになって欲しいなと思います♪( ´▽`)
最新作のパパ編集で子どもがすっごくかわいかったので読み返してみました。
ヤマヲミ先生の描く子ども、親子、家族の関係はとても萌える・・・
両親が亡くなり幼い弟を育てるために大学中退、上京して住み込みで働く本間翔太。
偶然知り合った売れっ子建築家・坂上鉄明が、騒動に巻き込まれて金を払うから匿えと頼んできます。
傍若無人かと思ったら、風太の世話をして可愛がったり、翔太に気遣いしたり、けっこういい人の言動をする坂上。
ところが性欲解消のため「1回5万円」でやらせろと提案、困窮生活を送っていた翔太はこれを引き受け、愛人関係がスタートします。
本人が楽しむため、と言いつつ、翔太も良いように抱く坂上、悪くはない関係なのか?でも札束で顔を叩くような関係はやっぱり悪い関係なのでは、と読んでいて迷います。
初関係の後、発熱してしまう翔太、労わる坂上、売春した金を眺めながら悪いことだ、汚い金だけど風太にいろいろ買ってあげようとつぶやく翔太。
善悪と現実と気持ちと想いと、入り混じった状況に読んでいてとても切なくなりました。
不器用な2人の両片想い、しかし汚い金が結ぶ愛人関係、落としどころの想像がつかなくてとてもはらはらします。
坂上は翔太だけでなく、風太も幸せにしてやることができるのか。
生活力も経済力もないけど愛はあって不器用な翔太は、別れを決意して風太を連れて佐渡へ帰ります。
未来への展望もない、どうしようもない、坂上への想いはなかなか断ち切れない、そんなとき、風太の命が危険にさらされ、追いかけて来た坂上が名実ともに2人を救います。
プロポーズをして、佐渡弁で愛を伝える坂上。
笑顔とその言葉遣いが最高に素敵でした。
晴れて両想いになった後のラブラブいちゃいちゃぐちゃぐちゃエッチも多幸感に満ちていて素晴らしかったです。
ヤマヲミ先生はどの作品も巻末に手書きでみーっちり楽しいあとがきを記してくださるのですが、今作もとても楽しかったです。
現在電子でお得になっておりますので是非!
近頃そのまんまていう題名が多く(恐らく流行)、こういうひねりの効いたイカシタ題名が先ず楽しいです。
この作品は受けの素晴らしい素朴感+佐渡の方言のマッチングに尽きます。幼児の可愛さも最高ですが、やはりBLストーリーとしての成功は受けの存在にありますね。
子育て系ってあんまり得意じゃないんですが、この本は大好きで何度も読んでます。
まず!受ちゃんがエッロい…!!!!両親を亡くして幼い弟を育ててるんですが、なんというか、未亡人感がすごいんですよねえ。お金をもらうためと割り切って身体を差し出す姿がいじらしくて、、キュンキュンします。
でも、この本はエロいだけじゃない!弟君の成長や、二人で頑張って生きていこうとする兄弟愛。そして、攻の包容力と優しさ(もちろん財力も!大事!)。
一見与えられるばっかりかな?と思いきや、しっかり与え合っている関係性で、グッときます。地雷がなければ是非!
両親が他界し、残された幼稚園児の弟を一人で育てていくことになった受け。
大学も辞め、働きながら生活していきます。
そこで出会ったのが、横暴で俺様な建築家。
メディア関係が煩わしいからと少しの間、匿えと渡されたお金に目がくらんで訳もわかぬまま同棲がスタート。
受けの無垢さと方言訛りに惹かれつつある攻めと、育児のサポートをしてくれる優しさに絆されていく受け。
その関係が変わったキッカケは、攻めが提示したエッチ一回につき5万の条件。
この選択が正しいのか、両者が悩むシーンは切なかったです。
横暴な態度かと思いきや、幼い弟ともまるで兄弟のように接してくれる姿を知っているだけに受けの心が揺らぎます。
そして攻めに告白されるも、甘えてしまうからと距離を置こうと島に戻ろうとする受けに攻めはどんな行動をとるのか―――。
結末が気になる方は、実際に読んでみることをオススメします!
キーパーソンは弟の風太。
この子の表情や行動、言動にうるっときてしまいます。
私は始終「報われてくれ…!」と祈る気持ちでした。
ヤマヲミ先生の本はほぼ全巻持っているのですが、こういったお話も描ける幅の広さに驚きました。
家族という温かさを感じられたハートフルな大満足の一冊です。