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表題作愛に跪く時

ドミナトス,剣闘士
ルキアノス・カルッソ・エミリウス,22歳,名門貴族の当主

同時収録作品永遠を誓う時

ドミナトス,剣闘士
ルキアノス・カルッソ・エミリウス,22歳,名門貴族の当主

あらすじ

発売日変更
7月19日→8月18日→9月19日


恋など時間の無駄だと信じていた貴族のルキアノスは、奴隷上がりの人気剣闘士のドミナトスに恋をする。
危ないところを助けられて以来、粗野なこの男に想いを寄せながらも素直になれず、金を渡して抱かれていた。
身分違いと知りつつも逢瀬を繰り返していたが、ドミナトスが皇帝の贔屓の剣闘士と戦うことになり、状況は一転! 
その剣闘士とドミナトスには浅からぬ因縁があり、戦いに赴く彼の運命とルキアノスの恋の行方は? 
波瀾に満ちた――生涯一度の、運命の愛!

作品情報

作品名
愛に跪く時
著者
英田サキ 
イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784799734070
3.8

(96)

(29)

萌々

(40)

(20)

中立

(2)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
16
得点
367
評価数
96
平均
3.8 / 5
神率
30.2%

レビュー投稿数16

その口を何とかしなさい(泣)

美しい表紙ですね。円陣闇丸さんの美しい絵、ちょっとはみ出す構図、素晴らしい肉体美のドミナトスがルキアノスの、膝上を唇でハムっとしてて。
って表紙で何行使うつもり?ですよね。

剣闘士と貴族のお坊っちゃま。まあこのお坊っちゃまが美しいのに学問しかしてこなかったので、剣闘士ドミナトスのことが気になって気になって仕方ないことを探究するのに明後日の方へ突っ走って。

ああ!セーフ?いやいやどうなるの?なところでドミナトスに助けられ。
千載一遇のチャンス!なのに意地っ張りのルキアノスの口が…。
なんとかドミナトスを男娼として買うことができても、ルキアノスが強がって可愛げのないことばかり言って…。
ここで実は初めてなんだとバレればいいのに…。

はぁ〜。ルキアノスのツンツン意地っ張りぶりに見てられません。素直になれ!!!
初恋ですもんね、これが恋だ!とわかったばかりで巡ってきたチャンスがいきなりエッチだもんね。だからって…。

このツンツンとすれ違いに萌えられるかが分かれ目でしょうか。

1

作家買い+表紙買い

BL界になくてはならないお2人、英田サキさんと円陣闇丸さんの最強タッグです。買わずにいられない麗しい表紙。最初脚フェチの人の話かと思ったらちゃんと受けの美形顔も右の方にありました。

今回の英田さんは警察もヤクザも出てこない、古代ローマ風の架空の国のお話。美しくてウブで意地っ張りのルキアノスが可愛いったらなかった。22歳だけど初めて恋したので攻め・ドミナトスの過去の女性に嫉妬したり、酒場でちょっとしゃべってた女性にもヤキモチ焼いたりそれを後で反省したり。ツンデレ受けのカワイコちゃんを堪能できます。

終盤で想い合ってるのに心がすれ違っている所はドキドキしましたが、最後は花火が打ち上げられたみたいな、どハッピーエンドでスッキリ。受けの従兄弟のお姉さんがカッコよくて頼りになりました。受けと攻めの恩人なので2人は充分に感謝した方がいいと思います。

0

ツンデレ美人受け。

ツンツンしてしまう自分に自己嫌悪な受け。
だったらもっと素直に……と思うのだけど、出来ないのがツンデレの性ですね。
ツンツンの裏側を、攻めが結構読み取ってくれるので何とかお話が展開するけれど、リアルだったら「なんだこいつ?」で終わってしまうだろうなぁ、ツンデレでも許されるのは、あくまで創作の中だけだなと読んでて思っちゃいました。

なんか壮大な映画・超大作を二時間ドラマにまとめたような感じというんでしょうか。
二時間にまとめるために、攻めと宿敵の戦いは丸っとカットしちゃった……みたいな。
そこ、見せ場だと思うんだけど、そこを丁寧に書いたらこのボリュームでは収まらないからカットするしかないのか?
と思ったら、雑誌掲載分と知って納得。
そりゃ省くしかないわ……と。

攻めが剣闘士ではありますが、「戦うこと」に主眼を置いてるのではなく、あくまで剣闘士とツンデレ美人受けによる不器用なラブの行く末を見守るって感じでしょうか。

0

ツンデレの主人公の変化が面白い

挿絵が綺麗、小説の内容とマッチしていて、素敵です。

美貌の貴族・ルキアノスは恋など無駄と、生涯恋をしないと誓っていた。
奴隷上がりの人気剣闘士・ドミナトスと出会い、恋をする。
最初は、金を渡してドミナトス抱かれていた。
事件に巻き込まれたドミナトスを助けようと、ルキアノスは女装をしたり、山越えをしたり、必死になっていく。
終盤のハッピーエンドまで、色々山があって、ハラハラ。
 
英田サキ先生の作品の中で、「メメントモリ」と並んで好きな作品。
色々な要素がバランスよく含まれていて、読みやすい。

0

神の中の神!♡!

これ程 胸震える本に出逢えるとは!
英田サキ先生っ惚れてしまいましたっっ。

名称は変えて有りますが(ナゼ?)古代ローマ帝国の頃のお話です。

『攻め』 ローマ随一の剣闘士
元は遠い国の王の息子だったが、ローマに攻め滅ぼされ、奴隷から剣闘士になり、今は身分を勝ち取り自由民だが、剣闘士を続けている。
立派な体躯に大きな心、そして端正な顔をしている。
『受け』 ローマでも名門中の名門の貴族の嫡男
見事な金髪、誰もが目を見張る美しい顔、優しい心を持ち学に秀でている。
その金髪も美しい顔も筋肉の付かない身体も嫌いである。

この二人が最低な出逢いをしてから が、最高の物語のスタートです。

もうもう、何回読み返したことか!
ラストが近づいて来ると、終わらせたくない余り、また戻って読み返し 読み返し・・・。
はぁ、何回読んでも読み飽きない(。╯ᴗ╰)〜♡

物語は『受け』側からなのですが、この気位の高い受けの可愛い事と言ったら。
あぁそうだよね、うんうん、わかるよォ!と、受けの気持ちと一緒になって、ハラハラドキドキ、落ち込んだり舞い上がったり、よっしゃーよぉ言うた!!と、喜んだり。

凄く凄く素直でピュアなんだけど、攻めの事が好き過ぎて空回りしたり、素直になれなくて・・・つい憎まれ口を叩いてしまい、またシュンとして…。
あぁーもぉどんだけぇーっちゅうくらい可愛いっっ。
受けと一緒に攻めは自分(受け)の事をどう思ってるの?、ねぇ少しは好きでいてくれるの??と、モダモダしました。

そこへ剣闘士の試合や、その事で皇帝から命を追われる事になり、二人での逃避行や。
もぉスリルも エロも すれ違いも 愛も エロエロも(大切な事なので二度)、もうてんこ盛りです!♡!

そしてイラストのまぁ素晴らしいことっっ
目がハート間違いなし。
元々このイラストを描かれた円陣闇丸先生の、1枚のイラストにインスパイアされて、この本が出来上がった訳ですものね!
『神だ』と思うイラストが何枚も存在します!
内容も絵も全てが『神』
もう『全知全能』の『ゼウス』か!
と言いたくなるくらいの『 神 』本です。
私の一生の宝です!!
この本にめぐり逢えた事に、神に感謝です。

7

自分的にハードル上げすぎてしまいました。

決して悪くない。
面白いんですが、
英田さんの作品だと思って読んだからか、
読み終わって物足りない感が押し寄せてきました。

なんというか、
ハラハラ感が足りないというか、
ドキドキ感が足りないというか……
いや、ドキドキはけっこうあった気はします。
ドキドキというか、らぶらぶvvv

素直になれない受けのせいで、
プンスカ喧嘩してましたが、それも愛ゆえ。
お互いの気持ちがすれ違ってやきもきする程度で、
他は特に障害もなくすんなりエンド。

一度ルキアノスがピンチになって
ドミナトスが颯爽と助けに来るシーンはありましたが、
他はするするとストーリーが進んでいき、
これから盛り上がるのか?と思うと、
場面転換で収まってしまい。

もっとこう……
ライバルの剣闘士に横恋慕されてルキアノス危うし!とか、
追手の兵士に見つかってルキアノス危うし!とか、
逃げている途中で喧嘩して、飛び出したルキアノス危うし……は、ありましたなぁ……vvv
他にも例えばドミナトスがルキアノスを庇って捕まり、
ルキアノスが身を呈して助けに行くとか、
お約束な展開がもう二、三欲しかった!

とにかく最初からルキアノスもドミナトス互いにめろめろで、
危なげなく進んで終わってしまった。
設定が美味しかっただけに残念。
更に円陣さんの表紙が色々妄想を掻き立てていたので、
それも罪vvv

脇に出てくるキャラクター達も魅力的だし、
設定もとても美味しいものだったので、
もっとじっくりお料理して欲しかった!
というところで、評価は「萌×1」!

2

良かったです(*´∇`*)

はー、もう、らぶらぶー。ごちそうさまでした。
思っていたより甘かった。私はこのお話好きだなぁー。えろであまいというより、勘違いやすれ違いはあるけど思う気持ちは同じで、みててあまあま、幸せ、互いすっごい相手の事大切なんだなってにやにや。という感じです。勿論エロもいいですよ。さらっと読めはするものの、心は潤って大満足です(*´∇`*)

ルキアノスも危ない場面が何度かあってハラハラしました。
前半ドミトナスが女に買われる云々話がでてきて、え?誰とでもするキャラなのか!?地雷かな?と思ったけど全体を通しみて、気にはなりませんでした。私はこの時代しょうがないかなって飲み込めました。

中身は2つにわかれてますが、お話は続いています

●愛に跪く時
ドミトナスとルキアノスが出会い両思いになるまでの話

●永遠を誓う時
わけあって皇帝から追われる身になるドミトナス。ルキアノスの親戚がいる北へ逃れる為2人で旅をし、色々あってからのめでたしめでたしに至るまでのお話

もう、ルキアノスがかわいい!何このかわいい生き物!!て思いながら読みました。
美しい、気高い、性格男前、ウブ、ツンデレ、健気、いじらしい、素直じゃないけどある意味正直者(気持ちバレてましたし)2回目ですがほんと、いじらいんですよー。

ルキアノスがドミトナスに恋を自覚し自分は男色なのか確かめに娼館にいくものの、答は好きな男意外に抱かれて得るものじゃないと気づく頭の良さも気持ちがよかった。内心よかったーってホッとしましたし。

ルキアノスがドミトナスに可愛げのない物言いをした後とか、何でそんな事いっちゃうかな、と読みながら思ってても、ちゃんといちいち自分ですぐに突っ込みを入れ反省してくれるので、よんでるこちらはストレスにならない。あぁ、ちゃんと自分で分かってるんだなって逆に可愛く思えた。断然応援したくなる。

旅中、2人の仲が思わしくなくルキアノス同様、私はドミトナスの胸中がわからずモヤモヤ。後で2人は和解しますが言いたかった事をルキアノスが文中で言ってくれてスッキリ。また、この場面の愚痴るルキアノスに謝るドミトナスのイチャイチャもすきです。

最後まで読んで、あの時ドミトナスはもうすきだったのか、とか、そう思ってたのかとわかってからもう一度読みました。一回目はヒヤヒヤやハラハラ、切なーと思いながら読んだのが2回目は2人して不器用だったんだね〜て、終始ニヤニヤです。
二度楽しめました。


しかし、ルキアノスが寝ぼけて、愛しているのに素直になれない片思いの頃と今を錯覚して、泣きながらドミトナスと何度も名を呼んでた場面かわいすぎ

挿絵もぴったりです。表紙もですが美しい(*´∇`*)
叶うならライファの絵を一目みたかった




7

思ったよりラブが甘い

古代ローマ風のバルマン帝国の貴族ルキアノスは恋とは無縁の学問一筋に生きてきのですが、とあるきっかけで助けてもらった剣闘士ドミナトスに一目ぼれをしてしまいます。
でも、恋をしたことがないし素直に「好きだ」と告白できないツンデレさんでお金を渡して抱かれるという関係になります。

しかし、皇帝のお気に入りの剣闘士グルコス
(実はドミナトスの生まれた国を滅ぼした敵で剣闘士に転落している)
との生死をかけた戦いの前に
二人の気持ちが通じ合ってラブラブの甘いHシーン。
そして、運命の日は試合に行かずに部屋で待ってる。
うーん戦いの試合のシーンが読みたかったな〰

ドミナトスはその後、皇帝から反逆罪を着せられ一転追われる身の上になり
ルキアノスと逃避行の旅に。快適な環境で生活していたのが一転過酷な日々に機嫌が悪くなり
すれ違う二人…

全体にテンポよくはらはらドキドキで楽しく読めました。
つい、素直になれなかったり、恥ずかしがったりして憎まれ口を言ってしまうルキアノスが
「しまったこんなこと言うつもりなかったのに!」と思って焦ったりが
不器用でチャーミングだなあと思いました。
ドミナトスも人気剣闘士でモテモテなのに恋愛に関してはうぶだったとか。
甘いラブストーリーでした。

1

不器用だけれど必死な二人の恋にキュン

恋なんてしたことがなかった強気で美人な貴族ルキアノスが、まさかの粗野な剣闘士ドミナトスに一目ぼれ。えっ、剣闘士はお金で買えるんだってー!じゃあお金あげるから抱いてくれ!処女なんだけど、抱いてくれ!という、スタートダッシュではじまる作品です。

前半の表題作「愛に跪く時」ではローマ帝国風の世界観の説明と、出会い、濡れ場シーンがメインで描かれています。きちんと話は通っているのですが、ちょっとだけ性急さを感じました。
でも後半「永遠を誓う時」では、冤罪をくらって愛の逃避行。受が女装をして奥さん役で逃げるなんて、ありがちかもしれないけれど萌えました。
さらにすれ違いからのやきもき~からの仲直りで燃え上がり~と、完全にツボを押さえた展開です。
ドミナトスは情熱的で男らしいが、鈍ちん。
ルキアノスは高潔で真面目だけれど、とにかく初心でツンデレ。
こんな大の男二人の恋を見守ることができて嬉しかったです。

唯一不満があるとするならば、ルキアノスが終始守られる側だった、ということでしょうか。
もちろん文士でか弱いというのは分かるのですが、守られ、ドミナトスをひたすら待ち…というシーンが多かったので、彼にも強く出る場面があったら、また少し違った印象を受けたかも。

それにしても表紙の二人、美しすぎますね。
小説を読んでいて、気分が盛り上がるとたまに表紙を見て
「やだ、ドミナトスこっち見てる…肉体美ヤバイ」とほれぼれして、また続きを読みだすという奇行を繰り返しました。それだけでも十分購入する価値があった気がします笑

6

筋肉×美貌

ローマ帝国っぽい架空の古代都市が舞台の、剣闘士と貴族の甘々ストーリーです。

若くして領地を継いだ貴族の受けは、絶世の美形ながら学問バカで恋愛に興味のない朴念仁。そんな受けは、生来の強気な性格から街で揉め事に巻き込まれたところを、人気の剣闘士である攻めに助けられる。貴族である自分を敬わない攻めに、イライラするのに気になって仕方ない受けは、慣れたふりを装って攻めの身体を買うことにしたが…。


経験豊富なふりをして攻めを買う受け、というので恋愛的に思い切りすれ違う話かと思っていたのですが、結構あっさり気持ちは通じ、その後はお互いの気持ち以外の要因ですれ違ったり危険に陥ったりする展開でした。
それはそれでスリルやドキドキハラハラは味わえていいのですが、すれ違いを、切ないというよりイライラととらえてしまってストレスはありました。
あと、受けがかなりのツンデレで、何かと言えば攻めに逆らったり憎まれ口を叩いています。そのツンデレ度合いをかなり大人げなく感じてしまい、こんなに処世術に疎くて貴族として領地や家人を守っていけるのか心配になりました。

イラストは美貌の受けがちゃんと美貌で良かったです。イラストで評価一段階アップしています。

6

安定の切なさ!!

古代ローマ帝国をモデルにしたバルマン帝国に生きる貴族の美しい青年・ルキアノス(受け)と剣闘士・ドミナトス(攻め)のお話。

貴族の家に生まれ両親に早くに先立たれたルキアノスは、母親譲りの美貌の持ち主にも関わらず学問好きの堅物人間で、初恋の苦い経験もあり特に色恋事からは22歳の今まで遠ざかってきました。そんなルキアノスが最強の剣闘士・ドミナトスに偶然二度も助けられ、その類稀な力強さや、解放身分になったにも関わらず闘い続け、報酬は貧しい者に分け与えるという真摯な生き方に惹かれていきます。しかしながら、男は遊びでしか抱かないというドミナトスに、貴族の身分や恋愛下手な性格が邪魔をしてルキアノスは素直に気持ちを告げられず、結果的に金で抱かれるようになります。会うとつい邪険な態度をとってしまうことを悔い、ドミナトスを待ち続けるルキアノスが切なかったです。

後半は、暴君皇帝の贔屓の剣闘士にドミナトスが勝ったことで、ドミナトスが皇帝に追われ、二人で逃亡することになります。ここでも些細なことから気持ちがすれ違い、一筋縄では幸せになりきれない二人でしたが、互いのことを諦めきれない気持ちが二人の切れかけた糸をまた繋ぎ止めます。

古代ローマ帝国がモデルでドミナトスが最強の剣闘士という設定にしては、実際の戦闘シーンがほとんど皆無で、少し物足りない気もしました。あと、最後のクーデターがあまりにもあっさり終わり過ぎていた気も…。
それ以外は、設定もキャラもストーリーもイラストも、最高に萌える内容でした!こんな素敵な作品を世に出して頂いて、本当にありがとうございます!!(*´∀`)

4

筋肉隆々な剣士攻めにツンツン貴族受け

筋肉隆々で余裕綽々でどこか笑ってしまうような言い回しをする攻めがめっちゃツボでした!
対する受けは、こんな奴いたら腹立つわーと苦手なツンツン可愛くないタイプ。
感情的に幼い受けを包み込む攻めの男らしさが際立ちました。
攻めはよく頑なな受けの心を懐柔できたなーと感心!
前半はドキドキしながら楽しく読めたのですが、後半の逃亡劇はあっという間の急展開で、やや置いてきぼり感がありました。
シリアスも良いのですが、2人のギャグのような甘々なやり取りが面白かったです。

3

ツンデレ+健気=萌え(´∀`*)

以前『エロとじ』に掲載された作品に加筆・修正された作品と知り、英田先生で古代物でエロとじ…否が応でも期待値が上がり発売を心待ちにしておりました。

受けのルキアノスは美しい貴族、攻めのドミナトス屈強な剣闘士。
ルキアノスが襲われた時にドミナトスが助けたのが二人の出会い。
ドミナトスに恋をしたルキアノスは身体だけでも…とドミナトスを買う事から二人の仲が変わるのですが、ルキアノスが可愛くて可愛くて(*´Д`*)
美しい容姿なのに今まで恋をした事がなく、生真面目でツンデレなルキアノス。
「こんな事を言いたい訳じゃない」と思いながらも、口に出るのは素直じゃなく可愛くない言葉ばかり(笑)
貴族という高貴な身分だから口調も偉そうなんですが、それすら可愛く思えるキャラでした。

ドミナトスは人気がある強い剣闘士で、実はルキアノスを一目見た時から魅了されます。
そんな事をおくびにも出さないんだから、やはりルキアノスより恋の上級者かと( ´∀`)

『愛に跪く時』は二人が気持ちを通じあわせるまで。
『永遠を誓う時』は書き下ろしで、皇帝から謂れのない罪を被せられたドミナトスとルキアノスの逃避行。
ここでも、ルキアノスの小さな我儘・嫉妬が可愛かった…!

ルキアノスの可愛さばかり語りましたが、お話はギュギュギュ〜っと濃縮した感じでした。
欲を言えば、ドミナトスとルキアノスが想いを通じあわせるくだりをもっと読みたかったかな、と。
それと、『永遠を〜』のラストが駆け足気味だったように思えて残念でした。
とはいえルキアノスにかなり萌えてしまったので、評価は『萌2』で(*´ω`*)

5

ツンデレ受けが好きな人にオススメ!!!

ツンデレな受けが大好きな私には大満足な一冊でした!!
受けのルキアノスは真面目で男らしくプライドの高い性格な反面、貴族故に常識知らずな一面があり恋を知って思い悩む姿がとても魅力的でした。

プライドの高さ故に攻めのドミナトスに対して最初は素直になれずお金で彼を買ってしまい関係を拗らせてしまうのですが、だんだんドミナトスに対して素直な態度を出していく姿が愛らしくてたまりません!!

攻めのドミナトスも素晴らしいスパダリ感でとってもかっこいいです。
ストーリー展開も飽きがこず、最後までキュンキュンしながら読むことができました。

ツンデレ受け、スパダリ攻めが好きな方にオススメの一冊です。

8

昼メロ風BL

古代ローマ帝国風、剣闘士と貴族の身分差ラブです。
息をつかせぬ展開に、二人を襲い来る試練、そして試される愛ー。
と言った、昼メロを連想させる作品でした。

好きな作家さんではありますが、すごく萌える作品の時と、そうでも無い時と、くっきり分かれる印象です。今回は残念ながら後者でした。ちゃんと面白いし、とても腐女子心をくすぐるエピソードなんかもあるのですが・・・。


内容ですが、二章に分かれていて、前半が二人が出会って結ばれるまで、後半が謀反の疑いをかけられた二人の逃避行編です。

古代ローマ帝国風と言う、まず舞台設定から説明が必要な中、貴族と剣闘士と言う身分違いの恋愛が進みます。そこに謀反の疑い、二人での逃避行、更に暴虐な皇帝を追放するための内乱と、一冊の中にかなり詰め込まれてます。そのせいで展開が早い早い。そもそも、受けが攻めと出会って恋愛感情を自覚するまでがかなり早く、「私は彼が好きなのだ」と言われても不自然に感じます。また、二人とも外国人のせいか、感情表現が激しい。二人でかなり盛り上がってますが、こちらはなんかイマイチついて行けてない・・・。受けの感情の起伏が激しいのにも、若干ひいてしまいました。


しかし、ストーリー自体は面白いです。それとエッチが多めなのも嬉しいし、受けが美女に変装して逃げるくだりや、娼館で男娼と間違われて受けが襲われ、攻めが助け出すくだりなんかはとても萌えました。

ド素人が勝手な意見を言わせてもらいますが、これは最低でも3冊くらいかけて、じっくり書くお話じゃないでしょうか。やっぱちょっと1冊では詰め込み過ぎで、展開が早く感じます。せっかく素敵な設定なのに勿体ない・・・。
このあたりは、大人の事情があるのでしょうが(;^_^A

8

不器用な男前二人

別の本を買いに行ったらもう書棚に出てて、
歓喜のあまり変な声が出てしまいそうになりました。
英田先生×円陣先生なんて、私には超無敵なカップリング。今日は幸せだー。

2010年雑誌掲載分を加筆修正したもの120Pほど+書下ろし130Pほど。
地雷は、後半に女装があること ぐらいかな。
きわどいシーンもありますが、ぎりセーフだし。

皇帝アゼリウスが16年間治める巨大なバルマン帝国の首都ダイナ等が舞台。
(架空の国でローマ帝国を参考にされているそうです(先生あとがき))
従者と町に書物を買いに出かけたルキアノスは、
奴隷として売られそうになっていた少年を助けようとして、
逆に因縁をつけられる。そこでルキアノスを助けてくれたのが・・・
というところからお話は始まります。

登場人物は
ルキアノス:名門貴族の嫡子で現当主。母親似で超美人だが、本人意識なし。
ドミナトス:最高位剣闘士。元奴隷だが勝利を重ねて自由の身になっている。
ユリアナ:ルキアノスの三歳上の従姉。美しく気高く気性が激しく自由奔放。
あと忠実な従者や、ユリアナの父など親戚数名が出てきます。

*******以下 よりネタばれ

ルキアノスは探求心旺盛で書物を好み、人の感情の機微にはやや疎いです。
昔キスした時に、ユリアナに「へたくそっ」と突き飛ばされたせい(笑)か、
恋愛に興味があまり湧かずにいたのが、ドミナトスと知り合ってから
感情の振れ幅が大きく自分でも不思議に思っています。
ひょっとして男性が好きなのかも と思い至り、それを確認するべく(!)、
娼館にいって男娼を買い、いざイタさんとさっさと服を脱ぎ(笑)・・ と
行動派というか、男前。
貴族でやっぱりプライドあるもんだから、なかなか素直にならないし
まあ可愛く無い事ばっかり言って大変です。

片やドミナトスは剣闘士なんだが無駄な殺生はせず、
報奨金を貧しい人々に全て施すので、あっちこっちからお声がかかる
モテモテさん。出会った時からキレイな男とは思っていたものの
つんつん可愛くない、でもお声は何回もかかる、なんなんだこいつ・・・と
悩む恋愛能力低めな方でした。

器用じゃない二人なんで、まあ気持ちが通わない通わない。
こっちはイライライライライラ、いつホントにくっつくんだよ!
と思ってたら、雑誌掲載分は えーーーーーーーーーーーというところで
終わってしまって。
あー本になってから出会えてよかった、さ、後半のあまあま読むぞ!
と思ったら、後半もまーた気持ちがすれ違っちゃうわ、
悪党皇帝に追っかけられるわで、イライライライライラ。
そのイライラがあったせいか、雑誌掲載分も書下ろし分も、
二人の心がくっついた瞬間の安堵感はとても大きかったです。

不器用二人のぐるぐる話が好きな方にはオススメです(笑)
それから、円陣先生の挿絵は絶好調!筋肉美!と超クール美人 最高です。
表紙、額装したいー

15

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