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表題作恋人への進化論

佐伯武彦・生化学研究所所員
葵千里・同じく生化学研究所所員

その他の収録作品

  • 恋人たちの相対論
  • 変人らの恋愛論

あらすじ

生化学研究所勤務の佐伯と千里は、大学時代からの腐れ縁。美人だが口の悪い千里は、ハンサムで女好きの佐伯を「下半身で恋するサル」と罵っていた。しかし佐伯に結婚話が持ち上がったときから、千里はなぜか胸が苦しくて仕事も手につかなくなってしまう。動揺する千里に、先輩の千石堂が妖しい魅力で迫ってきて―。白衣の男たちが繰り広げる、危なく切なく、どこかおかしい恋愛劇。雑誌掲載の表題作に加え、大幅書き下ろしの続編では佐伯の変態っぷりに千里が辟易!?さらに番外編では「初物好き」を自認する千石堂の過去の情事が明かされる。

(出版社より)

作品情報

作品名
恋人への進化論
著者
浅香ゆき 
イラスト
西貴よも 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576030395
4

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

面白すぎる変態

生化学研究所の同期、佐伯と千里の焦れったくも面白い、もどかしいラブストーリーです。イヤ、面白いんで一度読んでみて下さい。だまされたと思って是非。ホントにだまされたらごめんなさい。
資源の無駄遣いな男前・ヘタレ佐伯と、そんじょそこらの女じゃ敵わない美形・ツンデレで毒舌の千里は、大学生の頃からお互いに惹かれあってる訳ですが、互いに臆病で必死に隠し続けているので、伝わらない。もどかしい。ああもどかしい。でもそれがじっくり書いてあって、面白い。共感できる(のは私だけだったらどうしよう)。
千里視点で描く、せつない片思いがいいのです。と言っても主役カップルは結構愉快なんで、そんなジメジメはしてません。佐伯がだいぶみっともないくらいで。
そして特筆すべきが、脇役にはおさまらない変態・千石堂。千里いわく『肩書きだけは見事な変態』千石堂。最強にふさわしいド変態。何が変態って、言うこと為すことすべて変態。最強の美形変態。窮地に陥った佐伯に、取引と称してナイスな一言をぶちかまします。この変態けっこう好評を博したらしく、彼が主役の番外編も読めます。フェチの私にはたまらない、眼鏡攻め二本立て。おもしろかったー。

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