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表題作邪道(4) 石の余韻

天界の最高責任者の守護主天・ティアランディア
南領元帥・アシュレイ

その他の収録作品

  • 石の余韻
  • 石の余韻・慚
  • 天界随筆禄・弐(4コマ)

あらすじ

コミックオリジナルストーリーで登場、異世界スーパーロマン第4巻!北領産の貴重な原石が、東領で密売されている真相をつき止めるため、北領に乗り込んだ柢王と桂花。密売は、国王周辺と関わりがあるらしいことがわかり──?

作品情報

作品名
邪道(4) 石の余韻
著者
沖麻実也 
媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスCL-DX
シリーズ
邪道―無限抱擁
発売日
ISBN
9784048536707
3.8

(5)

(1)

萌々

(2)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
19
評価数
5
平均
3.8 / 5
神率
20%

レビュー投稿数2

どれだけアナタが大切か。

今回はマンガ版のオリジナルストーリー。
ティアとアシュレイがメインのはずのシリーズですが、どちらかといえば彼らは今回脇役です。

『石の余韻』
「虜石」と呼ばれる石について調べるためにこっそり北領を訪れた柢王と桂花。
その石は曰くつきの石で、特定の自分への誓いや想いを封じこめることができるもので。
その石は北領の王・山凍を思う部下たちによってある理由で横流しされていたのだが…。
北の問題は北の者に任せようとその場を離れようとした柢王たち(ティアとアシュレイも北領に来てます)は桂花が虜石を握っていることを知り、なんとかしの手から離そうとするが…。

今回のメインは柢王と桂花なのかしらー?と思うぐらい実は彼らの物語でした。
石を握って意識を失っている桂花をどうにか呼び戻そうと必死な柢王がステキでした。
桂花が魔族だから切ってしまったらティアの力でも治せるかわからないと言われると、自分の方に石の力を向けて自分を切らせようとしたり(自分ならティアに治してもらえるから)
柢王の助けで意識を取り戻した桂花がその石を手にした理由を言っても他の者は納得するけど叱り飛ばしてみたり。
どれだけ桂花が柢王にとって特別な存在なのか、見せつけられた気がします。
そして、そんな柢王に対して、どうしても自分が魔族だからと感じずにはいられない桂花。
「あなたの役に立てると思ったら何度でもね」
同じことを繰り返してもいいと思ってしまう桂花が切ない。
自分の身よりも柢王の役に立てることを願う。
それでは決して柢王が満足するはずもないのに。
それぞれに強く思い合ってるのがひしひしと感じられます。

一方で、山凍は石の中に前守護主天ネフロニカとの思い出を持ってるわけなんだが。
こちらも少し切なく映ります。
そんなにしっかり描かれているわけではないですけどね。
ネフィーが色気があるというかなんか淫靡な感じです。

『石の余韻・慚』
その後の山凍と虜石。
部下たちの気持ちを追い詰めてしまった石の処分。
想いはその身の内に。
石になど頼らずに。

1

桂花の葛藤

1冊目2冊目のすれ違いが、どこに行ったんだというくらいティアとアシュレイが甘くなってる! あのクールに見えたティアの雰囲気はどこへ…。もちろん今の素直な2人の方が大好きですけどね。 けど今回はその2人がメインではなく、柢王と桂花がメインで、彼らの結びつきの強さをこの巻で読めたかな。 天界人と魔族、桂花が柢王の傍にいるためには?というか、いつまで自分を必要としてくれるのか柢王の気持ちを試す桂花が切ない。 そんなことしなくても柢王は…と思うのですが。 それよりも石を持った時に登場してた李々。前作で敵になりそうなキャラの傍らにいたけど、どうなるんだろう?

1

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