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表題作ロッカーナンバー69

田村洋介・英輝の叔父
津久見英輝・高校生

あらすじ

渋谷駅、ロッカーナンバー69。そこが高校生・津久見英輝の秘密の隠し場所だ。英輝は可愛い外見を武器に大人の男を若い自分の前に屈服させる事に興奮を感じていた。だが、義父に悪戯をしかけた翌日、突然現れた胡散臭い男・田村に捩じ伏せられ、一緒に暮らす事になり!?

作品情報

作品名
ロッカーナンバー69
著者
剛しいら 
イラスト
CJ Michalski 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
発売日
ISBN
9784813010197
2.7

(8)

(0)

萌々

(2)

(3)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
19
評価数
8
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

友人のミチルが印象的

萌×2にしたのはメインカップルではなく脇キャラのミチルに対しての評価です。
彼が出てなかったら普通に萌。
男にだらしない母親がやっと、冴えないけれどまともな男と結婚。
英輝〔受〕は見かけは一見普通の優等生ですが、実は結構なしたたか者で、悪友達と組んでセクハラをするオヤジをターゲットにして金を巻き上げたりしてます。
そんな英輝が、ふと気まぐれで身勝手な母親に好き放題されも文句も言わない義父にちょっと性的な悪戯をしかけてしまう。
そして英輝は有無を言わさず、義理父の弟、つまり叔父にあたる田村〔攻〕宅で暮らす事となってしまいます。
最初は反発していたものの、いざ同居を始めてみると田村との生活はそう悪いものではなく、英輝自身の考え方も少しずつ変わって行きます。

この作品で最も印象的なのは英輝の友人で普段は引きこもりだけれどプロデビューのスカウトが来る程の才能を持つラッパー、ミチル。
彼の描かれ方が実に深くそして魅力的で、正直、英輝とミチルとの2人の話でも良かった気がします。
ちなみにミチルの本名は充で、ミチルはチルチルミチルから取ったミチル、なのです。
ミチルはこの作品では亡くなってしまうのだけれど、彼の話、スピンオフも読みたかったと思わせる程に印象的でした。

1

プライド高くて意地っ張り

主人公は高校生の英輝と、訳あって英輝と暮らすことになった義理の叔父。
英輝は一見優等生なのですが、実はかなりのしたたか者で、反抗心の強いワルでもあります。
おやじ狩りやカラーギャング等、この作品が発行された当時社会問題になってよく耳にした出来事が頻繁に登場します。
少し殺伐としてシリアスな雰囲気のお話です。
暴力的なシーンも少しあるので、苦手な方は要注意かと思います。

ツンデレでやんちゃな、いかにも今どきの高校生という英輝と俺様だけど優しい大人な叔父の田村との年の差モノです。
プライドが高くて意地っ張りな英輝が徐々に年相応の子供っぽさを田村に見せていくのは可愛いと思いました。
個人的には田村が英輝になぜ惹かれたのかがもう少し分かればよかったかなと思います。
英輝の友人ミチルの事ももう少し詳しく知りたかったです(ページ数的に厳しかったのかもしれませんが…)。
萌まではもう少し、という感じでした。

0

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