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表題作俺の許可なく恋するな

片桐恒星
大学生→弁護士、22→29歳
保岡広夢
大学生→弁護士、22→29歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

「いじめっ子から守ってくれた貴方は、わたしのヒーローです!」同窓会で再会した幼馴染み・恒星に、熱く告白をされた大学生の広夢。ところが連絡先を教えた途端、恒星は近所に引っ越し、監視するかのように電話が鳴り始めた。「ストーカーみたいな真似やめろよ!!」その異常な執着に恐怖を覚え、広夢は一方的に関係を絶つ――けれど数年後、自分と同じ弁護士となった恒星と、法廷で再会し…!?

作品情報

作品名
俺の許可なく恋するな
著者
楠田雅紀 
イラスト
乃一ミクロ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199008979
3.6

(45)

(18)

萌々

(9)

(8)

中立

(4)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
10
得点
154
評価数
45
平均
3.6 / 5
神率
40%

レビュー投稿数10

敬語攻めの執着……いい…

いや〜、ねっとりした敬語攻めの執着っていいですね。。
なんだか新しい性癖を掘り起こされた感じがします。

もう犯罪級(というか犯罪)のことをしてしまってるんだけど、
敬語なのと、妙に素直なところがあるのとで、なーんか憎めないんですよね……恒星。

恐怖を感じて家を出る広夢に「来るなよ…いいか、動くなよ」と言われれば、
足は決して動かさずに上半身だけひねって広夢に手を伸ばす。健気っ…!

「お願いです、嫌わないで」と必死の顔で縋る恒星に、受けより先に絆されちゃってる自分がいました。犯罪級の行いさえなければ健気ワンコ。。
いやでも、その犯罪級の執着があるからゾクゾクするし萌えるんですよね…

一度読み終わった後も、何度も読み返してゾクゾクと萌えのおかわりをしてしまう一冊です。

1

ガーベラの君だけが

読みながら思ったのはタイトルがどうなんだろうと。
確かにキャッチーで興味を惹かれますが、許可なく恋するなって感じでもないような。

とっても読み応えがあるのです!なのに惜しいと思っちゃうところが何箇所かあって、神にできず。

超執着攻め好きなんですよ。
特に恒星は生まれも家庭環境も気の毒で、応援したくなるくらいで。

どうして両親からあんな目に合わされるのか少しでも理由がわかればなあ。

膜の向こう側の世界、ちょっと胸や喉元が痛くなるけど別に平気。なんならこの方が痛い思いもやりすごせるし…。な恒星の世界に鮮やかな広夢が現れて。

世界はまるで輝いて、楽しいことも嬉しいこともドキドキも悲しさ恥ずかしさ、今まで感じたことのなかった感情を知って。

そこからは広夢との再会を計画的に練り上げて。
一度は失敗したけど次こそはもっと周到に、自分を頼って好きになってもらえるように…。
健気で一途なんですけどね。やることがなあ。もっと違う方法で頼られるように出来なかったのかなぁ。

一緒にシュークリーム食べたり焼肉食べたりビール飲んだり、生まれてきて一番美味しい!ってのも泣けるんですよ。

広夢のそばにいたい、それだけなんですがね。
正攻法ではいかなくて、じわじわ囲い込んで追い詰めて。

もしかして…と思ったらやっぱり恒星が。
そう、つめが甘いというか。
依頼人への口止めも、何でも屋へのメルアドも。なぜ完璧にしなかった?

広夢を傷つけてでも手に入れたいのか、そばにいられるには仕方ないのか。

そして広夢、せっかく逃げ出したのにやっぱり戻っちゃって。
恒星をほっとけないのはわかる。だけどほだされるというか、俺も…とか。恒星に幸せになって欲しい、恒星の幸せは自分だけだってわかってるからか。
うーん。広夢に共感できないのが悔しいです。

広夢がチョロいというか。人が良いんですよね。何されても、あれ?これって俺が反応しすぎなの?別にこんなに怒ることじゃないのかな?とか、逃げて悪かったかな?とか謝ったり。そういう広夢だからこそ恒星は愛してしまったのでしょうが。

二人が幸せそうなのでなによりです。

楠田さんの読者にハラハラさせるの上手いですね。

0

---

合わなかった。
2017年発刊。同人誌で連載していたらしい作品。
以下、何故不快を感じたのか、理由を整理するためのメモ。


広夢が好きすぎる恒星
恒星は、小学生の1年間だけ同級の広夢への思慕が執着になり、妄執から画策を実行する。
想う相手、広夢から愛を得られず、失敗すると自殺未遂。
狂気に満ちた頭脳優秀な恒星は、幼少期に母から虐待を受け、現実感喪失症候群・・(解離性人格障害?)を持っていて、自分を外から眺めている感覚を生じてしまう。

続編の「ガーベラの花束を君に」でこの先が描かれていて、紹介文を読むと、広夢の努力が全部泡になる。https://puboo.jp/book/124549
>2:本編から6年後、ニコニコ法律事務所の所長として忙しく働く広夢だったが恒星の身体に異変が現れ>
>1:本編から10年後、広夢はニコニコ法律事務所の所長となる。広夢が好きすぎる恒星と同居を始めてから10年がたち…
---著者は、恒星を病にさせる展開で、執着愛から広夢を解放する構図なのかな?

愛を知らずに育った不幸な恒星が、愛した広夢まで辛い人生に巻き込む共依存。

1

執着攻め!?

執着執着!裏で糸引き囲い込んで手中に収める攻めは大好き!!
のはずなのに、ハマりませんでした…
受けが嫌がっても無理やり手籠めにするのも平気なんですが・・・

攻めの恒星が感情を感じない性質で
広夢といる時だけ、広夢に関することだけ世界をハッキリ感じるという広夢の特別感!!
広夢の行動に一喜一憂するのは可愛く、
想いが過剰すぎて異常行動しちゃうのもゾクゾク!!
でも、広夢が本気で嫌がってることに悲しい気持になるのに強行したり、
嫌がるの分かってやっておきながら、しゅんってなるとこにイラッときちゃいました。
鬼畜なら鬼畜で押し通さんかい!!という趣味なので…
こういうやりとりで人間らしさを取り戻していくのが良いのかもしれませんけどね。
広夢も変だなと思いながら、なぁなぁで過ごして
怖い目にあってから逃げて、逃げたのにまたハマって。学習せんな・・・
それだけ、恒星とウマが合うところ、惹かれるところ、見捨てれないところがあったんでしょうね。
なのに!ところどころでイラッと来てイマイチときめけませんでした・・・

そして、こんなとこに引っ掛かるなよ!って話ですが
「やっぱ中日は今年もダメだよな」って些細なセリフに
世間話するにしても、もっと無難な会話なかったの?
確かに事実だけど!!中日ファンなのでこんなとこでまで言われたくない・・・と悲しくなりいました。
全然、本編に関係ないとこですが、そういうとこでしゅーんと読む気持ちが萎んだりするんですよね。
他のチームもぼろくそネタにされること多々あるし、
そんなとこまで気にしてたら物語なんて生まれないので忖度する必要はないですが、
読むのしんどいなぁ、ヘビーだなぁ…ってとこに追い打ちかけられちゃいました。

2

私の理想そのものが書いてあって驚いた


BL歴が長くなるにつれて展開などの理想も高まる今日この頃。

色々な執着攻めを集めている私ですが、この本は読んでる途中で絶対にレビューを書こうと決めていた。

ネタバレを見なくても読んでいる段階で、展開などは分かってしまうがそれでも良い本だった。

途中はドキドキで、でも最初から理想を書いたような本。
それだけ期待が高い故に最後は違ったらどうしよう…と読み進めていきました。

ーーーー完璧でした。

作者さんの出している本を買おうと決意するくらい良かったです。

このカプは「依存×ほだされ」だと思います。
そして付き合うまでのお話です。

ぜひ、ぜひその後の展開など続きを読みたい一冊です。

5

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