セキュリティ・ブランケット(下)

security blanket

セキュリティ・ブランケット(下)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神30
  • 萌×212
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

21

レビュー数
7
得点
202
評価数
45
平均
4.5 / 5
神率
66.7%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥650(税抜)  ¥702(税込)
ISBN
9784199009037

あらすじ

生まれたばかりの恋心より、鼎ちゃんが大切だ──。一度は高砂への想いを封印した宮。けれど突然現れた実の父親、
鼎との関係を隠していた国生、高校時代から高砂を好きだったらしい鼎──大事な人達が抱える想いに翻弄される宮は、
ついに自分の心と向き合おうと決心する。ところが急遽、高砂が仕事の再開のため渡仏すると知り…!? 傷つきやすい青年達が見つけた四つの真実の愛、完結!!

表題作セキュリティ・ブランケット(下)

高砂沙耶花、鼎の友人でカフェのオーナー
宮龍之介、叔父の鼎と暮らす高校生

同時収録作品セキュリティ・ブランケット(下)

十階国生、鼎にべたぼれの宮の友人
小林鼎、甥を育てる高名な陶芸家

評価・レビューする

レビュー投稿数7

複雑な五角関係プラスαはさすが

高砂×鼎推しでした。
成長したジェシーが宮を攻め落とす!なんてことを
勝手に想像したりしてw
国生は苦手なタイプなので、万さんの娘さんのお尻に
引かれてしまえばいいのにと思いました。
言いたい放題ですいません(^^;

1

自分から踏み出せば

人生にある様々な分岐点で、どんな答えを選んだのか、そして、その結末は…、な下巻。
盛りだくさんだった登場人物たちの中で、主人公の宮と高砂の二人は、ようやく宮が一人で行動を起こしたことでめでたく結ばれて、これで宮の物語としては一応の決着となって、よかった、よかった。
その前に、高砂と鼎の関係にも決着。
人生には何度選択のチャンスがあっても、結局結ばれないめぐり合わせというものはどうしてもあり、行動を起こせなかった後悔も、それはそれとして前に進んでいくのだと。
鼎の物語としては、高砂との関係以外はまだどうなるかわからないけど、それはまた別のお話。

1

雀影

セルフツッコミ
こういう群像劇って、コミックだと、もっとぐちゃぐちゃのドロドロ(肉体関係も込みで)でも全然平気、むしろ好みだったりするのだけれど、本になった小説として読むと結構しんどかった。
絵と文章の差なのかな。

上下巻一気で!

上下巻一気に。
宮くん、ホント良い子で可愛い!
ジェシーとマリアーノもいい味出してる! 

一応絡まった糸は解れたかな~。
宮くんが成長して、愛を知ったのは良かった。
でも個人的には作者さんがあとがきに書かれていた鼎ちゃんと高砂がくっつくバージョンの方が好み。
鼎ちゃんの思い切ない。
タイミングって大事なんだな~と。
友情は一生だし、この2人の結びつきはそんじょそこらの恋愛関係では太刀打ちできないものだと思うけど。
宮くんには3人パパがいる感じでも良かったのにな~って。

宮くん、沢山の愛情受けてすくすく育って、いいオトコというか、まだ男の子感があるけど良かったね。

上巻についていたコミコミ特典SSのような、過去のちょっとした日常とかもっと読みたいです~。
W53cmでやったーな宮くん、可愛すぎ!
このあたりの時のエピソード、可愛くて大好き!

1

みんなそれぞれの世界を生きているからこそ

「みんなそれぞれ自分の気持ちがあって、同じ物事でも解釈が違う」
下巻前半に出てくる龍之介のモノローグです。

せつない恋のお話にこういう言葉を挟み込んでくるから、私は凪良さんを絶賛したくなってしまうのです。なんというか「正しく美しい人だなあ」。
両思いの龍之介と高砂がどうして上巻で結ばれないのかと言ったら、前述の境地に立たない想いはすぐに揺らいでしまうからなんだろうと思います。
自分だけの感情から、他者がいる社会に気づくこと。その上で自分の想いを遂げようと全力を尽くすこと。これこそが「君は一人じゃない」ってことですよねっ。その素晴らしさを描いて、満足の下巻でした。

結局、誰と誰が想いを遂げたのかは書かないでおきます(ご自分の目で確かめた方が面白いと思うので)。書いておきたいのは、龍之介と国生の『子ども組』が、このお話をくぐり抜けたことで『いい男になる階段を登った』ということ。
こういう『お話が終わった後でもその後に想いを馳せることの出来る話』は、読後感がサイコー、って思いました。

2

キャラ全員に振り回されました

上が終わった時、ちょっとまってーーーーーと半泣きになった当作。ようやく読み終わりました。
下から読むような方はいないだろうし、詳細はカットで以下感想のみ。

出てくるキャラ全員の気持ちに振り回されて、正直くったり。複数のキャラ全員の気持ちが紙面からこんなにあふれ出てくるようなお話は、あまり読んだことがない気がします。先生が10年以上温めていたお話とのこと、やはりそれだけの思いが表れてるんでしょうか。気合入れてお読みいただいた方がよいと思います。

登場人物はほぼ上巻で出そろってニューフェースは高砂の後輩、高砂の母親ぐらいだと思います(良かったこれ以上増えなくて)。でもその上巻でそろったキャラたちが、ほぼ同じ音量で、読んでるこっちに、自分の想いをそれぞれ垂れ流してくるもんだから、もう読むのが大変。どのキャラも好きだったし、どのキャラがどうなれば一番幸せなのか訳わかんないし、こっちの気持ちもぐちゃぐちゃ です。
イタイ事件もなければ悲劇もないし、普通の恋愛模様じゃん と思うのに、なぜか人をぶんっと振り回してくれるこのキャラ達。すごいなあ。

疲れたからか最後の糖分たっぷり部分にはかなり癒されました。できれば鼎もおんなじようにはちみつ風呂のような超甘やかし攻撃にあわせたかったんだけどな・・・。
先生はまだ国生と万ちゃんについては書いてくださるようなことを「あとがき」で仰っておられるので、とてもとても期待しています。書店で購入できる形であれば尚嬉しい。先生、鼎へのはちみつ攻撃、お待ち申し上げております。

人生、正解なんてあって無いようなもの。
個人的には万ちゃんが大好きなので、もうちょっと万ちゃん頑張れ! とエールを送って、先生の続きをお待ちすることにします。疲れた&楽しかった上下巻でした。

3

それぞれの決断

1ヶ月、発売を待ち望んでました!
四者四様(+α?)な恋愛模様、雨降って地固まるといった下巻です。

高砂は鼎が好き、鼎も高砂を好きだと知った(少々誤解有り)龍は高砂を諦めようとします。
同じく鼎を諦めようと頑張る国生と、鼎と高砂をくっつけようと画策したりするんですが、このあたりのもどかしさったら!!
高砂が不憫で…(;ω;)
でも、龍の気持ちも痛いほど分かるんですね。
不幸な幼少時代から一転、溢れんばかりの愛を貰い幸せにしてくれた鼎。
誰より何より鼎が大事だから、鼎に幸せになって貰うため、自分の気持ちを押し殺す龍の姿が痛々しかったです。

鼎の高砂への想い、龍への想いも何とも切ない。
そして鼎の選んだ道が、ホッとしたと同時に悲しくもあり…と、複雑な気持ちになりました。

誰の気持ちに寄り添うかで感想が変わるとは思いますが、客観的に見てハッピーエンドです。
私は最終的に高砂寄りになったので余計にそう思うのかもですが(笑)
何事もタイミングだよな…としみじみ。

完結しましたが、鼎とそのお相手(一応伏せておきます…)の関係は含みを持たせたまま。
数年後の彼らの様子をまた読みたいです。
上下巻通し、恋愛だけでなく家族愛が絡むため、愛が溢れた作品でした。

4

大団円

『セキュリティ・ブランケット』の下巻。上巻が良いところで終わっていて、下巻の発売を今か今かと心待ちにしていました。

すみません、ネタバレ含んでいます。






高砂と龍之介。
鼎と国生、そして万座。
上巻ではこの5人の男たちの恋模様が描かれていましたが、下巻では万座さんは抜け、残りの4人の男たちのお話に。

鼎が高砂のことが好き。
それだけでもまだ若い龍之介を混乱させるに十分な情報だったわけですが、さらにそこに龍之介の父親という男性が登場します。

母と自分を捨てた男。
そう思っていた龍之介(と鼎)なわけですが、実は…。

誰よりも大切な人である鼎のために高砂への想いを封印しようとする龍之介。
高砂への秘めた想いを抱え、そして万座をも失った鼎。
そして龍之介を捨てたはずの父親の登場。

展開としてはシリアスに分類されるかと思うのですが、凪良さんのテンポの良い描写で描かれていて重すぎず、けれど彼らの気持ちを軽んじた展開にもなっていない。

高砂、龍之介、鼎、そして国生。
彼らが選ぶ「未来」はー。

お互いがお互いを想う。
全員が優しく、自分のことよりも愛する人たちのためにと心を砕く。その想いに落涙しました。

タイプの異なる男性が出てくるので、読み手の好みを網羅している作品かと思います。個人的には鼎が一番ツボに入るキャラなので、とにかく鼎に幸せになってほしくてたまらなかった。

37歳と18歳の恋。
高砂さんと鼎は大人組ですが、しかも二人ともしっかりしている男性たちですが、それでも恋をすると途端に可愛くなってしまう。恋に翻弄されるのは、年齢は関係ないんだなあと微笑ましくなってしまいました。

それと、ミドリノエバさんの描かれた挿絵も美しかった。イメージにぴったりでした。
特に表紙…!
和服姿の鼎の美しさに、ため息が出ました。

7

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