死にたがりのヴァンパイア

shinitagari no vampire

死にたがりのヴァンパイア
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×21
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
47
評価数
13
平均
3.7 / 5
神率
38.5%
著者
 

作家さんの新作発表
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媒体
BL漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
マージナルコミックス
発売日
価格
¥679(税抜)  ¥734(税込)
ISBN
9784575380231

あらすじ

「君を殺してあげる。だから、君の絵を描かせて――」大学生の祐樹は、有名画家の父の代わりに絵を描くゴーストペインター。 息を潜めるように過ごしていたある日、美しい吸血鬼の青年、レオが現れる。血液の代用として「キス」を提供する祐樹だったが、行為は徐々にエスカレートし…。悲しい過去を背負い、自分を殺してほしいと願うレオ。彼に惹かれながらもただ絵を描くしかできない祐樹。自分の"色"を失った青年と生きることに絶望した不老不死の吸血鬼の切なくも鮮やかな日々――。

表題作死にたがりのヴァンパイア

レオ,泣き虫で死にたがりの吸血鬼
森岡祐樹,大学生,父親のゴーストペインター

その他の収録作品

  • 最後のその日まで(描き下ろし)
  • あとがき

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レビュー投稿数2

切なさと美しさ

ぎゅっとまとまった映画のようなストーリーでした。
とにかく絵が綺麗で、表紙のイラストの雰囲気のまま漫画も描かれています。
BLっぽくなく、エロはありますがいやらしくない。

話の雰囲気は薄暗くはありますが、2人にとってのハッピーエンドだなと思いました。(メリバではない)
グレーブルーからオレンジピンクに変わっていくような話の雰囲気です。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

人外と人間の恋愛でネックとなる”生きる時間に差がある”を中心に置いて話は進んでいきます。

100年の眠りから覚めた攻めが、受けを前にして飢えを抑えることができず吸血してしまうところが2人の出会いです。

攻めは長く生きるのが辛くなり、自分を殺してくれと受けに頼みます。
受けは攻めの綺麗さに魅入り、描かせてくれるなら殺してあげると交換条件を掲示。

描きあがるまでは、攻めを生かすためにキスで精気を提供することになります。
ヴァンパイアを生かすのは、人間の精気。
血を吸うのが一番ですが、性交やキスでも補うことができる
ヴァンパイアのキスは魔力が強いため、”恋と錯覚する”という部分も話のキーとなります。

父親のゴーストペインターとして描くうちに、自分の存在価値は否定され疲れていた受け。
攻めの存在は光となり、一緒にいれば自分が自分でいられると、逃げていきます。

2人の関係は、共依存に近い恋人だなと思いました。
攻め・受け共に、2人の背景がほとんど明かされてないし、解決されていない。
このスタイルが余計に共依存っぽくみせたのだと思います。

最終的には、2人で一緒に同じ時間を生きていくという気持ちを確かめ合います。

最後は、2人でゆっくりと生きているシーンが描かれています。
2人だけの世界で幸せに生活しているんだろうなと想像できて楽しめました。

ドラマチックではないですが、静かに緩急つけて進んでいく印象。

ーーーーーーー
ヴァンパイアものといえば、切なさと美しさ。
この2つがちゃんと表現されていてとても満足できました。

4

設定は暗いけど綺麗なストーリー

BL名義では2冊目のコミックスですが、
別名義で青年誌や少女誌でご活躍されている作家さんだそうです。

経歴に良くも悪くも納得。
良い点は、絵が綺麗、画面が華やか、ストーリー運び
悪い点は、BL的萌えが薄味……。

ガッツリエロシーンもあるんですが、なんだろうな…BL誌を読んでる実感がない。
青年誌でエロなしBLを書かれていたそうですが、それにエロを付け加えた印象でした。
「絵の綺麗さ・話の面白さ・エロ」と「萌え」は別物なんだなーと再確認した次第です…(;´Д`A

萌えだけで言えば中立。(しゅみじゃないと言い切るほど悪い点はない)
その他部分で少し+αで中立寄りの萌え評価かな…。


さて。
【吸血鬼×人間】の少しファンタジーが混ざったお話です。

『君を殺してあげる。だから君の絵を描かせてー。』(裏表紙より)
『こんなにも世界を愛する君が、そんなにも死にたがる理由を、僕は知らない』(帯より)

ネガティブな言葉が綺麗なセリフとなっている煽り通り、
「死にたい」「逃げたい」「殺して」「殺してあげる」が切なくも綺麗な印象。
薄暗い要素が多いけれど、吸血鬼のキャラせいか(?)思ってたほど暗くなかったです。


攻めは100年の眠りから覚めた吸血鬼。
大切に思ってた相手の血を吸いすぎて死なせてしまった過去があり、
死んでしまいたいと願いながら生き長らえる吸血鬼です。
素直で感情豊かで泣き虫でほっとけないような可愛さがありました。

受けは大学生。
父親は有名画家ですが才能が枯渇し、息子である受けがゴーストペインターをしています。
父親に抑圧され、描くもの・描き方を父親似るよう管理され、自由がない状態。
吸血鬼に出会い、自分の中に押さえつけてた感情が出るようになります。

最終的に父親の元を飛び出し、吸血鬼と2人で駆け落ちのような生活へ。

吸血鬼と一緒にいられてとても幸せを感じる反面、
吸血鬼を想うなら、望み通り殺してあげるのが正解なのかと悩みーー。


ただただ話運びが綺麗だなぁと思いながら読了。
相手を想う結論が"生か死か"という切なさもあるお話でした。
でもちゃんとハッピーエンドです(^^)♪

辛口になりますが、
萌えないエロシーンを入れるより、もう少しバックボーンを見せて欲しかったです。
取り残された父親の事、駆け落ちにしては立派な生活??(資金はどこ?)
吸血鬼が100年の眠りについた理由も起きた理由もあやふや…。
萌えが薄味で、疑問ばかりが引っかかってしまいました。(;´Д`A

4

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