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表題作華麗で無礼な情人

正体不明の貴公子・神山庸司(34)
一等書記官・ロイス・ランザード(33)

あらすじ

在日アグシエラ大使館で一等書記官を務める才色兼備のロイスは、雑務に追われ多忙を極める毎日。そんなとき、貴公子然としているけれど正体不明のハンサムな男・神山と出逢った。人付き合いが苦手なロイスだが、遊び人を自称する彼の誘いを気まぐれから受けたことで退屈な日常は一変! 強引な大人の男かと思えば、少年のような無邪気さをもつ神山。ロイスは次第に彼の傍らで感じる暖かさに惹かれていくが、神山には忘れられない人がいて―!? 不器用な男たちのアダルティックラブ!!

作品情報

作品名
華麗で無礼な情人
著者
かのえなぎさ 
イラスト
史堂櫂 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434047442
2

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

仕事を頑張る受け

仕事をしっかりと頑張っている受けが好きという方にお勧めの話です。
ただ、その分、周囲の理解度のなさにイライラさせられることは、間違いないです。

正体不明の貴公子・神山庸司(34)トラウマ持ち攻め×一等書記官・ロイス・ランザード(33)クールビューティー天然不器用受け
リンク作の『優雅で野蛮な熱情』を先に読んでいると、より理解が深まります。
尚路×ミヒールのカップルも出てくるのですが、尚路の身勝手振りが目立ちます。
アグシエラの国王の尚路が未だに日本に残っているので、ロイスへの負担は増すばかり。
本国からも国王の妃問題はどうなっているのかと矢のように催促される。
自分の恋愛問題だけではなく、友人の恋愛問題も抱えなくてはならなくて。

個人では友人であろうとも、ロイスは国の為に仕事をしているので、その立場から口に苦いことも言わなければいけない事もあります。
それをロイスが冷たいとか、人情がないとか、そういう問題じゃありません。
ロイスと同じ立場だというのに何もわからずに責めるし、ミヒールの姉の公私混同振りにはかなり腹が立ちます。
顔の表情があまり変わらないだけで、ちゃんと心を痛めていて板挟みになっている立場なだけに、一方的にロイスだけが責められるのが可哀想でした。

ミヒールさえ傷つかなければいいとかそういう問題でもないし、一般の職員であるロイスに当たってもしょうがないのに。
なら、なぜ初めに国王に即位することを同意したのかと問い詰めたいです。

ロイスがキレたんじゃなくて、怒った時に正当な怒りだと思いました。
これだけ必死に皆のことを考えているのに、皆は要求ばかりなので。
最後の尚路の選択も、もう少し違う方法を取れなかったのかと思ってしまいます。

非売品番外編小冊子『華麗な恋人たちの休日』
神山とロイスのラブラブな休日のエピソードで、本編の分を取り戻すようにラブラブなHです。

エロ:★2 無理矢理なしの普通の恋人達のHです。
総合:★4 仕事を頑張るロイスがなによりよかったので、最後の落ちが切ない気がします。

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