電子限定描き下ろし付き
正反対な二人が睦まじくなってゆく光景が微笑ましい。。。
両親を早くに亡くし、祖父と二人暮らしの善次。
祖父は大の野球好きで、甲子園球児だった父のようになって欲しいと
善次に期待をかけるものの、体質的に野球は向いていませんでした。
そのせいか、善次の中ではいつの間にか野球は劣等感の象徴となっていました。
そんなコンプレックスを抱えながらも祖父に愛されたいと願う善次でしたが、
ある夜、祖父の無神経さに堪忍袋の緒が切れ、家を飛び出してしまいます。
雨の中、大声で泣きわめく善次を救ってくれたのは
クラスメイトで球部の孤高のエースの花岡でした。
善次とは真逆で体格と野球選手としての才能に恵まれながらも、
野球を心から愛せない葛藤を抱えていた花岡。
その日を境にただのクラスメイトから秘密の共有者となり、
友情を育んでゆく二人でしたが、次第に特別な感情へと変化してゆき…。
花岡の第一印象は無愛想でストイックなスポーツ選手でしたが、
善次との距離が縮むにつれてムッツリデレ攻めと化してゆき、
善次に執着してゆく豹変っぷりにニヤけてしまいました。
一見ピュアで爽やかな二人ですが、
描き下ろしでは濃厚なエロもあってドキドキしてしまいました///
SNSで何度も見かけて気にはなってた。
で、読んでみました。ストーリーがしっかりした青春モノです。
両親と死別し祖父と2人暮らしの善次くん、父親が高校球児でおじいちゃんは息子と同じく孫にも野球をして欲しがってたけど、体格体力的にスポーツが向いておらずおじいちゃんの期待に添えないのがコンプレックス。
おじいちゃんの理想の高校球児、花岡にコンプレックスを抱きつつ恋に落ちていくんだけど、この野球出来ない劣等感が、なかなか深いからいつ解消されるんだろうか。
善次くんはスポーツ出来ないけど、顔見ただけで体調や身体の具合がわかるスキル持ち合わせてて、マッサージも上手ときた。
体のメンテナンスしてくれて何処をどうしたら良くなるかわかる人ってなんか占い師みたいでコロッといっちゃうよね。
整体師やマッサージ師さんって素晴らしい仕事だよ。ハンドパワーってあるのかもって思っちゃう。
花岡くんは、高校野球界のエースだから街中の人、新聞雑誌社の取材陣からも注目されてて調子がいい時は持ち上げるけど、調子が悪いと手のひら返しする様な態度にウンザリしてて、野球部メンバー以外は全員敵!位の態度で過ごしてたのが、善次くんとの交流で優しく素直で可愛い高校生になっていくのがよかったです。
神戸のお話みたいで関西弁。
高校野球好きな方からすると大体どこの学校をモデルにしてるとかわかるんかな?
最初花岡くんが、厄介で難しい奴に思えたけど、善次くんの劣等感が今後どうなるのかがきになります。
玉川しぇんな先生の作品を読むのは「猫と魔法はキスでほどける」以来となります。3巻が出るということで好奇心から購入したのですが、すっご〜く面白かったです。購入して良かった!
発売年的にはこちらの作品の方がちょっと早いんですね。もっと早く読んでいれば良かったと後悔しました。
DKがこんなに早く身体の関係を持って良いのかなと最初は思いましたが、花岡くんの善次くんへ対する気持ちの熱量を知ると納得出来ました。
2人が同じクラスの席が前後になってから、段々と心を通わせるまでが丁寧に描かれている点が凄く良かったです。
また、花岡くんの後輩が良い味を出しててお話を引き締めていました。
善次くんのコンプレックスと花岡くんのトラウマが程よく絡んでて、青春の眩しさを感じる作品になっていました。
評価高いけど可もなく不可もなく。
高校球児の朴訥とした感じと善次君のふわっとした雰囲気は好きです、野球部のモブが微妙に性格悪いのも良い味出してました。
善次君の読書家ゆえの治療スキルはもっと評価されて良いと思うけど、高校生辺りだと活動的で溌溂としてる子のが評価高いので仕方ない。
祖父の善次に対する期待は、家族としてまああるかなと思った。
とても面白かったです!
胸にジワっとくるストーリー…少しだけ泣いてしまいました。
家族愛にも絡んでくるこの作品。少し重たいなぁ…なんて感じるのです。
善次のオジィが、善次に野球選手になれなかったプレッシャーをビシバシと……ボディブローどころかメインパンチ喰らわせてくるったら。それに気付いてないオジィが、マジでもう!!黙れって感じなんですよ。
善次の亡くなった父親が、野球部のエース・花岡に似てるとかで、孫の善次差し置いて花岡贔屓。善次のオジィは言葉だけじゃなく、行動でも善次の心臓をえぐる。もうオジィ、どっか行って。退場してって何度思ったか!
そんな善次の心の叫びを偶然にも聞いていた花岡。花岡は過去の試合のインタビューに不信感を抱いていて、ずっとインタビューを引き受けてきませんでしたが、善次の所属する新聞部のインタビューには応じることにしました。しかも善次を名指しで。
2人の距離が段々近づいていきます。
取材でも、スポーツマッサージでも、勉強会でも、善次と花岡は距離が縮めていくにつれ、お互いが恋心を抱いていくように…。
善次のかわいい寝言から、善次が花岡を好きなことが分かって嬉しくなった花岡に襲われちゃうシーンが大好きーーー^ ^♪
そのときはエッチしなくてすれ違っちゃったけど、そのあとは花岡と身体を繋げられました。やっぱり善次は美人だった…そしてかわいい。
身体が細くて、花岡みたいになりたかったコンプレックスで心が押し潰されていた善次だけど、こんなにオジィ想いで優しくて美人な善次が私は好きだよーって言いたいです!
野球ではプレイヤーとしては不向きかも知れないけど、サポート役としては優秀な善次なので、どんな形であれ野球に関わっていけるのは素敵なことだと思います。しかも側には愛する花岡もいるし^ ^
野球の呪縛から少しだけ解き放たれた善次が、これからは花岡と自分らしく幸せになっていって欲しいなと思いました。
あ〜2巻も早く読みたい♪