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表題作愛で濡れる花

古柳郁・フラワーアレンジメント界の寵児・27歳
刀原基樹・企画会社社員

あらすじ

イベント企画会社のルーキー基樹は、フラワーアレンジメント界の寵児・古柳の担当に抜擢された。
古柳はモデルなみの容姿で女性ファンも多いが、手が早いことでも有名だ。
基樹も展示品を破損させたことを盾にとられ、古柳に身体を奪われてしまう。
翌日担当を降りるつもりで出社すると、そこには古柳からの巨大な花束が。
古柳のお気に入りとして評価された基樹は担当を続行するが、打ち合わせのたびのセクハラに、とうとう…。

作品情報

作品名
愛で濡れる花
著者
高峰あいす 
イラスト
竹中せい 
媒体
小説
出版社
茜新社
レーベル
オヴィスノベルズ
発売日
ISBN
9784871827263
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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
0
評価数
1
平均
1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

読むのしんどかったです。

 イベント企画会社の元バイト、今は正社員として働く基樹は、やる気だけは一人前。未だにバイト気分が抜けず、言葉遣いも適当。それでも失敗してもくじけない前向きさだけは、いっぱし……とあれば、上司の頭痛の種の一つだった。
 そんな基樹が、フラワーアレンジメント会の寵児・古柳の担当に大抜擢される。何でも、先方が履歴書を見て、基樹を「ぜひに」と希望してきたらしいのだ。
 さすがに、社会人としては半人前の基樹を直接の担当にする事を課長はためらったけれども、古柳のたっての希望、とあれば断る訳にもいかない。
 他の人間を担当者として連れていったけれども、結局、誰も「よし」と言ってもらえることもなく、最終的には基樹が担当する事になってしまう。
 基樹としては、辺り構わず手を出す、という噂の古柳に関わるなんてもってのほかだったけれど、そこは基樹とて「サラリーマン」仕方なく、古柳の元へ担当の挨拶に赴くも、そこで失敗をした基樹を古柳は「謝罪の気持ちを見せろ」と押し倒してくる。
 冗談じゃない! と翌日、怒りに狩られた基樹は課長へ担当を変えてほしい、と直談判するつもりで出勤するけれど、そこは先手必勝。
 基樹に宛てた巨大な花束が課長の元には届けられており、基樹は古柳の担当を外してもらいたいと言い出す機会を失ってしまう。
 それからも、企画会社の社員に関わらず、古柳のアシスタントと変わらぬ仕事をさせられ、失敗すれば古柳のお仕置きを受ける、という立場に基樹も限界。
 結局は、課長に対し、古柳の担当替えを申し出る。
 その意見は、やはり新人の基樹にとって古柳の担当は荷が重すぎたか……とあっさり受け入れられるも、次に割り振られた仕事はよりのよって、古柳のライバルとして週刊誌等々に書き立てられている同時期にデビューした佐伯というこちらもフラワーアレンジメント界の寵児。
 何かと古柳と比べられる佐伯は、古柳に対する嫉妬心バリバリ。
 決して以前古柳を担当していたと口にするな、と堅く念押しされていたけれど、なかなか古柳の元に現れない基樹を古柳が迎えに来て台無しに。

 そこから、古柳の元と佐伯の担当を掛け持ちする怒濤の日々が始まったけれど……

 という話でした。
 それにしても、相当読むのしんどかったです……。

 いやだって。
 履歴書見ていいな、と思いました。
 無理やり担当にさせられました。
 失敗したら「お仕置き」と称して無理やり犯られました。
 で、結局、最後に相手に惚れました……じゃ、頭がおかしいと思われてもしょうがないと思うんですけど……。

 おまけに、古柳がどうして基樹に惚れたのかもイマイチはっきりしない。履歴書見て一目惚れっていうのもまったくありえない訳じゃないとは思うけど、他にもっと理由があるだろう!! って思うんだけど……。
 なんか、全然、感情移入ができないわ、面白いと思えなくて、結構しんどかったです。
 とりあえず、二人が無理やりでもくっつけばいいのよ! っていう人は楽しいと思いますが、そうじゃないとちょっと厳しいと思います。

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