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「ソフレ部下」に収録されている「ファーストバイト」のその後のお話です。
個人的にファーストバイトは悲しくて泣けて読み返すのがキツく…。
救いの手が欲しかったので、今作は読み手としても救われました。
加美さんの幸せが見られてホント良かったです。
そういう点も含めて神評価となりました。
ファーストバイト未読でも大丈夫な内容ですが、
そちらを読まれると加美さんの後ろ暗い性格やマイナス思考などに理解が深まるかも。です。
さて。
料理上手の加美さんはゲイバレしてていつも1人ぼっち。
みんなにお裾分け出来るよう大きなお弁当におかずを詰めていくけれど、
話しかけることが出来ず、話しかけられることもなく、1人で黙々とご飯を食べています。
いつものように残ったお弁当を持って家に帰り温め直して食べようとしていたら、
突然TVカメラとリポーターが家に押し寄せてきてーーー。
それは人気アナが一般家庭のご飯をリポートするコーナーでした。
残り物をモリモリ平らげてキレイすっかり食べ尽くしたアナウンサーの和気。
その後も加美さんに懐いてご飯を食べさせてもらう時間が続いてーーーと始まります。
加美さんはとてもネガティブな人。
不幸オーラ漂ってて俯き加減でご飯食べてるの見てるほうがツライ(;ω;)
ゲイバレしてて周囲から敬遠されるのが当たり前みたいになってます。
攻めの和気は、そんな加美さんを上回る明るさと元気さ!
食べっぷりが見てて気持ちいいです♪
うんうん、加美さんにはこのぐらい元気なワンコがピッタリ(・ω・)b
そんな和気ですが、難点は味覚音痴。
「昔からうまいもまずいもわからなくて、ぶっちゃけ味はどうでもいい」
と、作った本人を前にして言う無神経さが…。
良くも悪くも裏表がなく感情がストレートに出るタイプです。
だからこそ加美さんのネガティブな心にするっと入り込めたのかな…?
和気との生活を楽しみつつも、加美さんのネガティブさは筋金入りで。
「ファーストバイト」で好きな人の結婚式にでた傷のせいもある気がする。
ホンットね、佐倉がしでかした罪の重さよ…ヽ(♯`皿´)ノ
そんなこんなで逃げるように去ろうとする加美さんと
どう動いていいかわからない和気。
だんだんと拗れていってーーー。
和気の愛の告白はもぅもぅ…!
ウルリとくるものがありました(;ω;)
その言葉は加美さんの心にまでちゃんと届きます。
加美さんから前向きな言葉が出てきてジーンときました。
和気と出会えてホント良かったよ~~~~(泣)
ちなみに佐倉も登場します。
どの面下げて子供だの嫁だの話してるんだ╭(#`皿´)و ̑̑ ウガー
まぁ、彼は彼なりに加美さんを慮っているようですが…。
それはさておき。
加美さんと和気の幸せが見られて良かったです!
余談ですが、加美さん…すごくエッチな人でした(*´艸`*)ポ
初読みの作家さんの作品でしたが、とても良かったです!
簡単に言うと『無神経天然わんこ×超臆病ヘタレゲイの餌付けBL』です。
和気君のグイグイわんこっぷりに、(キャー!もっと言ってあげてーーー!)となったり、加美さんの凄まじい臆病っぷりに、(なんでそう決めつけちゃうのおおお!ンググググ…><)となったり、読者を一瞬でも休ませない漫画でした。
エロは少なめでしたが、ラストの方の加美さんが超エロかった!これは確かに絶景です…もっとエッチな加美さんが見たいです。
他のレビューしてる方達が言ってる【ソフレ部下】早速買いに行かなくては…。
商業BLの中でもダントツでストーリーが面白いです。
実写できそう!演出家のどっかの偉い方、頼みます。
初めて好きな人とえっちできたってあなた・・・どんなだけ萌えさせる気ですか。攻めがとてもずうずうしくて元気で、読んでいてなんだかすがすがしかったです。今は相手にしてくれていても、ゲイである自分がいつか一人になるっていうのが怖い気持ち、すごく共感できました。相手ノンケですもんね。
そしておかず描写が美味しそうでした。飯テロBL。
ラストのエピローグのいちゃこら、まだ続きが見たいな~。二巻出て欲しい!
心が…、疲れた…。
何度も目頭が熱くなって、胸が潰れそうになって、感情の揺れがコミックス1冊分で得られる量じゃありませんでしたよ。
『ソフレ部下』の同時収録だった【ファーストバイト】の与士郎の話です。
実は知らずに、食べ物に釣られて購入して、あとがきが知りました。
思わず大急ぎで本棚を漁りに行きました。
前にも読んだのに、涙が止まりませんでしたよ。
ちなみに【ファーストバイト】を読んでいなくても分かる内容ではありますが、読んでいないと佐倉の立ち位置や、逆玉の輿の辺りに「工事現場勤めなのに、何で逆玉?」というそわっとした違和感を覚えるかもしれないので、読んでおくとより与士郎のしあわせを喜べる仕様です。
というわけでこの作品は佐倉が結婚退職したあと、また独りぼっちになって、大きなお弁当を食べる与士郎の姿から始まります。
誰も一緒に食べてくれないお弁当をひとりでは食べきれず、残りを家でレンチンして夜ごはんにする。
そんなルーティーンを掻き乱してきたのは、アナウンサーの和気。
『ワキあいあい飯』というテレビ番組のコーナーの収録でやって来た和気は、与士郎のごはんを食べ尽くし、作り置きまで食べ尽くし…。
誰かに食べさせたい男子と、味覚音痴の大食漢です。
偶然が重なって、一緒にお昼を食べるようになって、火事でマンションに住めなくなった和気をアパートに住ませることになって…という波乱の展開。
その中で味音痴で「腹に溜まりさえすればいい」と思っていた和気が、与士郎の作るごはんは特別だと感じるようになったり、おいしそうに食べてくれる和気に与士郎が心を許しつつあったり。
おいしそうなごはんに、ほのぼのした毎日。
そこにほっこりしていたら、危険です。
途中から胸が張り裂けそうな出来事がいくつも起こるので、張り裂けないように注意が必要です。
和気の何気ない言葉に一喜一憂する与士郎が切ない。
その度に与士郎が壁を作っていくのも切ない。
それに和気が気付かないのも切ない。
切ない尽くしなんですよ。
涙腺弱めの方は、絶対にやわらかいティッシュか、ガーゼのハンカチを用意してください。
紆余曲折あって気持ちが通じ合ったはずなのに、そのあとの与士郎の決断がさらにだめ押しで切ない。
どれだけ切なくなればいいんだ!?と思いながらも、先を急ぐと…。
母子家庭で、ずっと与士郎のしあわせを願って来たお母さまが良いことを言います。
与士郎にとっては小さい頃に男友達に告白してからというもの、「自分は異常」。
周囲のひとたちが「ふつう」に異性を好きになって、結婚して、子供を持つ。
そういう「ふつうのこと」が出来ない自分を、自分が一番責めてきた。
「ふつうでない自分」のせいで嫌な思いや悲しい思いをたくさんしてきたのに、「ふつうでない自分」を「そんなこと」と言った和気に傷付くのもすごく分かる。
その流れがあってからの、お母さんの「そんなこと」発言ですよ。
「結婚して子供を持つ」という、「ふつう」のひとが「ふつう」に望むことを、「そんなこと」と言い切る。
そのひとことで、与士郎のこころを苦しめてきた「ふつう」の呪縛が解けたのを感じました。
切ないです。
切なすぎます。
だからこそ得られるしあわせが嬉しくてあったかい。
このしあわせ、ぜひ味わってみてほしいです。
何回読み返しても泣けるBL
ソフレ部下に収録されている短編『ファーストバイト』
ファースト~は短いながらも号泣(マジ)させられて、あまりにも悲しくて切なくてあああ…とか思っていたらその続編が恋チン!です。
ゲイだけどそれを相手に伝えるコトもなく、ただただ諦めるしかなかった加美。
味オンチだけど食べる事大好きレポーター、和気。
番組撮影で出会った二人がそこから育んでいく、人間味あふれる恋。
ハッキリ言えば短編からの救済BL…でもよかった。
加美さんが幸せになってくれて本当に本当に良かった。
恋チンでも初めから幸せだけではないですが、ちゃんと幸せを掴もうと諦めないコトを覚えた加美さん…最高です。
そして諦めてばかりの加美さんに諦めないことを伝えた和気くんがもう…男前すぎて素晴らしいです。