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表題作愛に耽る鷹

サフィール・ザハド・ビン・クシハルカリム,27歳,ファルジャ王国第三王子
真斗・エドワード・マクシミリアン26歳,ワケありの自称米国州立図書館司書

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

これから毎日何度も抱いてやろう
アメリカ州立図書館司書の真斗はマフィアから匿ってもらうことと引き換えに、ファルジャ王国第三王子・サフィールの愛人となるが…。

米国州立図書館司書の真斗は、マフィアから匿ってもらう代わりにファルジャ王国第三王子・サフィールの愛人となることに。
ひと目で真斗を気に入ったサフィールは、催淫剤で蕩けた真斗の身体を思う様貪り、自国のハレムへ連れ帰る。
期限つきの愛人契約のはずが、民を想うサフィールに惹かれ始める真斗。だが、真斗がサフィールに近づいたのにはある目的が…。
傲慢アラブの王子×ミステリアスな美貌の図書館司書のエロティック・スリリングラブ!

作品情報

作品名
愛に耽る鷹
著者
ゆりの菜櫻 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
ISBN
9784576180564
4.1

(61)

(25)

萌々

(26)

(5)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
9
得点
247
評価数
61
平均
4.1 / 5
神率
41%

レビュー投稿数9

騙し、騙され…策士同士の密愛!

やー…!たまらなく面白かった〜!!
面白さもたまらんのですが、もう、もう…!言葉を失うえちえち度に、度肝を抜かれましたよ(*゚∀゚)=3

笠井あゆみ先生の挿絵が神イラストすぎて(表紙からして大変なことになってる)、上下ひっくり返して眺め回し、堪能させていただきました。合掌。
口絵もとんでもないことになっておりました…うーん、合掌。

序盤の50数ページの中で、既に2回も致してる2人。
と、中盤の宝石を受け様の大事な部分に入れて…のプレイ。
数々のえちと素晴らしいイラスト、ゆりの先生笠井先生本当にありがとうございます…!!✨

もう、アメリカのアクションもの・スパイもの・刑事ものなど(「24」とか、大好き!)大大大好きな自分にはたまらないお話で、合間合間にちょこちょこではありますが、一日で一気読み。

相手の真意を探り、騙し騙され…の緊張感ある会話のやりとりに、萌えとわくわくが止まりませんでした((o(´∀`)o))

イケメン第3王子サフィールの方が、恋の駆け引きも裏をかくことに関しても、一枚上手だったのかな。
……いや、あの意味深なエピローグを読むに、より上手だったのは本編に出てくる組織の方でしょうか…!?

国の組織を巻き込んでの、大掛かりなミッション。そして二人の熱烈な想いの行方は…!?その両方から、最後まで目が離せない壮大かつラブラブ❤︎なストーリーでした・:*+.

0

ハラハラドキドキ

所々にうまいこと言うな!とクスッとしました。それに真斗の心の叫び声も面白かったです。

騙し合いの駆け引きの腹の探り合いな愛人契約。といいつつも実はほとんど最初から…。

サフィールの莫迦王子から国の発展を願う姿までギャップが大きすぎて、恋に落ちちゃった真斗。でも何十億で盗品買って金庫に仕舞ってるんだよ!わかってる?

揺れる真斗と何を考えてるのかわからないサフィール。本当に愛してくれてるの?いやいや、今は彼の好みの仮面をかぶった仮の姿なんだ…。

サフィールの掌の上な真斗。もう筒抜けなんだから♡

エッチも凄かったですね。まさかそんなものを、そこに入れちゃうの!?な逸品を。
そして相変わらず巨根な攻め。

最近立て続けにゆりのさんの本を読んでるんですが、アラビアンに巨根にいつの間にかな媚薬に楽しくなってきました。

最後はどういう意味なんでしょうね?4年前の発行なのでそろそろ続編出たりして?

二人でスケールの大きな事件に立ち向かうの楽しみです。

2

騙し騙し合いの攻防戦

アラブの王子と、自称図書館司書の強気美人受け(だけどへっぽこ)による小気味良い会話の応酬が良かったです。
ゆりのさん作品の攻めと受けとの駆け引きめいたやり取りをいつも楽しみにしているので。

化かし化かし合い、何が真実で何が嘘か。
駆け引きをしつつ見えてくる素顔の攻め、そして変化していく受けの気持ち。

攻めが愛しているのは本当の自分ではない……と思い悩む受けの姿に萌えました。

最後の最後まで気の抜けない展開が面白かったです。
で、やっぱり攻めがすべてにおいて一枚上手というところも、好き。





ーーー
どうでもいいけど気になった点。

攻めの国は、貧富の差が激しいんですね。
頂点は、攻めを含む王族。
攻めはちょっとした美術コレクターで、闇オークションで60億円の宝石にポイっとお金を出せるほどの桁違いのお金持ち。
なのに貧困層は、食べていくため学校に行かずに小さい頃から働いているという発展途上国ぶり。

もちろん攻めはそこを憂いていて、改善しようとしているので賢い男だなぁとは思う。
だけどそこをもっと本気で考えるのなら、自ら清貧に生きてもいいんじゃないの?
大枚叩いて宝石コレクションをしたり、豪華なハーレムこしらえてる場合なんかじゃないでしょうよ…と思ってしまったのは、厳しすぎる意見かしら?

1

続編読みたい

タイトル通りに愛に耽ってました。スパダリ攻め好きには堪らない作品だと思いました。

ネタバレですが受けの真斗はCIAの工作員でとある理由からサフィールに近づくんです。ハニートラップを仕掛けてるつもりが、サフィールには殆どバレてます。

それでも真斗に夢中なので宮殿のハレムにまで入れて、宝物庫の中でも抱いちゃってます。何十億円もする宝石を使ったプレイはエロエロです。

サフィールを初めは馬鹿王子と思っていた真斗も、彼の国や国民に対する思いや活動を知るにつれ惹かれていくのです。だから彼に危険が迫っていると思いCIAの仲間を道連れにしてまで助けようとします。

すべてお見通しのサフィールなので危害を与えようとした相手には倍返し、さらにCIAまで手玉に取って真斗を手に入れます。

真斗はまだCIAの職員なのでサフィールと組んでの活躍とかも読みたいと思いました。

2

2人の駆け引きめいた会話がとっても面白かったです。

 スパダリダーリンに溺愛される受け様、というお話が大好きなので、とても楽しく最後まで一気読みでした。

 攻め様はアラブのファルジャ王国の第三王子様サフィール。
何やら含むところありで近づいてきた受け様である真斗を訳アリ承知の上で傍に置いてかわいがる事にした、豪胆で俺様なスパダリダーリン。
欲しいものの為なら、金も権力も駆け引きも、使えるものはなんでも使って手に入れるっていう辣腕ぶりもはなまるです。
そのくせ、将来的に国際社会の中で生きていくための国力を上げる為に国民の教育に力を注いでいきたいと言うサフィールの国民への想いに、酔狂なエロ王子だけじゃない姿に真斗同様胸を打たれました。

 受け様は何やら含みをもってサフィールの元に潜入した真斗。
けっこう早い内にその正体は分かって、真斗がサフィールにハニートラップをしかけてるのは分かるのですが、罠に嵌めるつもりが自分がからめ取られてしまっている事に気付いて、だましている事が苦しくなる真斗がいじらしくてかわいかったです。

 この2人のやり取り、駆け引きめいた会話の応酬がとても楽しくてもっとやれやれってなものでした。
もっとも、サフィールの方が一枚上手っぽかったかな。

また、真斗がハニートラップの時は大胆に攻めてきたくせに、プライベートになるとてんで初心なテレやさんになるのが、凶悪にかわいかったです。
なんだそれー。
サフィール、ノックアウトっすよ。


 仕事は続けるという真斗。
「自分に巻き込まれて死ぬのは許さない」という真人斗に対して、自分も同じだと言い「最後まで生きることを選択して、お互い一番の約束にしよう」と言うサフィールのかっこよさ。
受け様の為に焦燥する攻め様の姿が何よりの萌えなので、できることならそんな選択肢を迫られる真斗とそれを奪還する為に頑張るサフィールのお話を!!!
まだまだそんな続きを読みたいと思ったお話でした。


 最後になりましたが、笠井あゆみ先生の挿絵の美しさよ、でした。
えちシーンのアングルがすごすぎて、思いっきり前後左右人影を確認してページを捲りました。

11

思ったよりも甘々

笠井さんホイホイされてお買い上げ。内容はすでに書いてくださっているので感想を。




アラブ系って数多くあれど、この作品のアラブ攻め(って言うのかな?)・サフィールは規模が違う。好みの男性(受けの真斗)の気をひくために、っていう理由だけで何十億円もの宝石をポンと買えるんですから。

そんなスーパー攻めさまなので、頭も切れるし度胸もある。
受けさんは何やら秘密がありそうだけれど、しょっぱなから勝負あり、ってなもんです。

アラブものといえば、お金にものを言わせて薄幸な受けさんを買う攻め。
というイメージがありますが、この作品はちょっと違う。真斗が仕事柄たくましいのです。真斗がなぜスパイのようなことをしているのか気になって、ページをめくる手が止められませんでした。

さらに二人の駆け引きが面白く萌えました。二転三転する二人の駆け引きがカッコいいのです。

が、基本的に甘~い空気が漂っていて、ハラハラするような展開にはならない。真斗やサフィールがピンチに陥っても「大丈夫だろう」と思える雰囲気が漂ってます。

痛い話は苦手、という方でも安心して読める作品である一方、ハードボイルドなストーリーを期待して読むと若干肩透かしを食らう作品かもです。

が、笠井さんの挿絵が美しい…!
濡れ場はもちろんですが、アクションシーンがカッコいいのなんのって。

続編も読んでみたいな。
今作はどちらかといえばサフィールに軍配が上がりましたが、真斗を心配して右往左往するサフィールも見てみたいです。

8

落ちたらあかんやろ

萌黄色に宝石の青という色合いがとても素敵な表紙。カラー口絵は別の意味ですごく、公衆の前で開けてはいけません図でした。まあ笠井先生の挿絵なんで皆さん慣れっこですよね。お話はゆりの先生テイスト満点な掛け合い多めのお話本編230Pほど+あとがきです。ポイントは異物挿入系ぐらいでしょうか。攻めさんが入れてるので、これも愛じゃんー(愛か?)と受け入れられるならオッケーかと。受けさんがちょっとだけ物足りなかったので萌です。

出かけた闇オークションで「美人の気を引きたくて落札した」というサファイア。それを手にした夜中にふと違和感を感じて目覚めるとそこには、図書館司書ですーと名乗る昼間の美人が・・・とお話は始まります。

攻め受け以外の登場人物は
サフィールの側近、真斗の同僚、アメリカ人のエコノミストぐらいですかね。まあ添え物程度かな。もうちょっとサフィールの側近とのばっさり切り捨て会話があると個人的には嬉しかったんですけどw

************以下はネタバレ含む個人的感想

サフィールは想定通り、やりたい放題何でもできます傲慢です私、何か問題でも?的王子で、大好きなアラブ物を堪能できて嬉しかったのですが、真斗がちょっとへっぽこで。(先生もそうあとがきで述べてるw)もうちょっと鉄面皮でないとあかんやん!落ちるな!と盛大に突っ込んでしまいましたw
先生はスパイものにしちゃだめだーと匙加減をお考えになったそうなのですが、私はもうちょっと出来る方の方が嬉しかったです。あんなんじゃいつ小型爆弾で吹き飛ばされるかわからんでーとつい心配しちゃいました。
サフィールが五月蠅いから、ハニートラップはもう出来ないだろうしなあ。次はどんな任務するんだろう?二人の続きのすったもんだSSを読みたいなあと探したのですが編集部宛に感想送るしかなさそうでした。先生、次のJ庭を期待してます!

6

『アラブの溺愛もの』だけじゃない面白さ

イラストが笠井あゆみさんだと思わず買ってしまいます。

今回もとても楽しめました。

あらすじを見たところ、傲慢なアラブの王様に身を守ってもらう見返りに身体をいいようにされる不憫ちゃんなのかと思ったら、そう見せかけて何やら隠された計画があるらしい…とただのかわいそうで健気な男の子じゃないらしいところが面白そうだと思って読み始めました。

アラブ物らしく傲慢で自信家の攻めに翻弄される受けがとろけるくらいに溺愛されて…ていうところが好みど真ん中の作品でした。

贅沢を言えば真斗の本当の目的を果たしていくところや設定がもうちょっとしっかりしてほしいとは思いましたが、恋愛メインにお話を進めるとページ数の関係もありこんなものかなとは思います。

サフィールと真斗のやり取りや恋の駆け引きが生き生きとして面白いです。
真斗は可愛いだけじゃなくて大胆不敵なところが気に入りました。

アクションシーンはイラストも含めて映画の場面のようにかっこよかったです。

そして終盤の仕掛けにこちらが罠にかかった気分で最後まで楽しませていただけました。

5

思わずニヤリと♪(´ε` )

作家買いです。
インタビューからすごく艶っぽい、互いに一歩も譲らぬ「駆け引き」なんかを楽しむ作品を予想してましたが、実際に読んでみての印象はかなり甘々です。
失礼ながら、骨太のスパイものを想像すると肩透かしをくうんじゃないかと。
しかし、恋愛に重きを置いて甘々なアラブもの+なんちゃってスパイものとして楽しむ分にはとても面白いと思います。
最後のドンデン返しにもニヤリとさせていただきました!


内容です。
マフィアから匿ってもらう代わりに、ファルジャ王国第三王子・サフィールと愛人契約を結んだ真斗。
早速思うがままに身体を貪られ、自国のハレムへと連れ去られます。
期限付きの契約のハズが、サフィールの意外な素顔を知るにつれ、惹かれて行く真斗。
しかし米国州立図書館の司書を名乗っている彼には、実は隠している正体とある目的があって-・・・。

まずこちら、かなり甘々です。
傲慢で頭の切れるアラブの王子・サフィールと、強気な美人・真斗と言うカップリングなのですが、最初は艶っぽい駆け引きめいた取引から始まるんですね。
相手を誑し込もうとする、小気味よい会話の応酬に萌える萌える!
互いに正体を隠しての腹の探り合いみたいなのが面白いと申しましょうか・・・。

が、この真斗。
かなり根が素直と言うか、甘ちゃんなんですよね。
彼の正体のわりには、すごく詰めが甘いのです。
サフィールが一枚上手と言うのもあるのでしょうが、ちょこちょこ素の部分を出しちゃってるし、作者さんも書かれてるように、結構なヘッポコぶりです。頭の切れるサフィールじゃ無くとも、早々に正体を見破られちゃうんじゃね?て感じで。

そんなワケで、超絶色っぽい美人と傲慢な王子が互いに手玉にとろうとして・・・みたいなのを想像すると若干肩透かしを食うのでは無いかと!!(←ちゃんとそうゆう部分もございますが。)
が、しかし、ゆりの先生お得意の、受けを溺愛する傲慢な攻めと言う部分では大変萌えるのです。
何でしょうね・・・。自信満々で余裕綽々の口説き文句が甘~い!!みたいな。
自身の事を「お前じゃ無いと勃たない哀れな男だ」だの、「間近で笑うとキスでお前の顔を埋め尽くすぞ」みたいな!!
かなりキザなセリフながら、これをサフィールが言うと、すごくロマンチックに感じるのですよね。傲慢で偉そうで、そして受けにメロメロな攻めを書くのが、すごくお上手な作家さんだと(個人的に)思うのです。

そしてヘッポコながら、そのツンデレぶりが大変可愛らしい真斗。
サフィールへの気持ちと、任務の間で苦悩してるのは気の毒ですが、その甘ちゃんぶりも含めて好感を持ちました。何よりその、美人な見た目に反した男らしい性格も格好良いですしね。ヘッポコだけど。

他、海外ドラマを思わせる派手な展開やアクションシーンも面白かったです。
真斗がベレッタを構えたイラストや、真上にヘリが飛んでる状態でのキスシーンイラストは必見!! ついでに、とっても刺激的な口絵カラーもぜひご堪能下さい。

ラストまでドンデン返しがありまして、とある罠にはニヤリとさせていただきました。いや、こう来たか~!と。
最後まで気を抜かない方がよろしいものかと思われます。

想像とはちょい違いましたが、これはこれで大変面白かったです。
甘々アラブものがお好きな方、ぜひチェックしてみて下さい。
それと最後になっちゃいましたが、エロが超濃厚です!!

17

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