イラスト入り
Amazonが急におすすめしてきたので、
栗城先生だし…とあらすじも何も読まずに購入。
これが大正解でした〜
普段は地雷がないか、受け攻めはどっちかを確認してから読み始めるのですが、今作はまっさらな状態から。そのおかげで、誰が攻めで誰が受けなのかわからず、大変面白かったです。
わんこがでかいわんこに成長してるんですね…
最高のわんこ攻めだと思います。
あとav業界が舞台と言えば舞台なんですが、こちらも知らなかったことが沢山あり、それだけでも読んでて楽しかったです!
栗城先生の現代物、大好き!
「stand up, please!」「美味しいオカズをいただきます。」の関連と、あとがきに有ったので読んでみたい。
昔、食事を奢った元ネコ役アルバイト 叶夢・・と、数年後に舞台の仕事で再会。長身の美形の通訳になっていた。
間野は、佐藤の攻めを断り切れず、絆され落ちてしまう。
ノンケの筈が何故?、と自分の今に納得いかない間野の葛藤が面白かった。
悪党が登場しない、気持ちよく読めるラブコメ
間野永路:大学の演劇が切っ掛けで、制作や脚本、助演を手掛ける
副業のAV映画で、綺麗な撮影だと女性にも人気の監督
佐藤和志:叶夢(元ネコ役):素はタチ
美形通訳 男優引退後20cm伸びた背、育ちすぎたプードル
晴海蒼空:AV界売れっ子、女性ファンもいる人気アイドル
新崎:M気質。キモくて素敵。
かわいかった年下攻めが数年後再会してかっこよくなっているという設定かすごく好みでした。
AV現場ということで撮影のシーンも詳細に描写されるのかなと思いましたが、そこは本筋じゃないからかそこまで触れられず…というのがメインカップルのベッドシーンを引き立てていたような気がします。
受けが売り言葉に買い言葉で自分が撮影に参加して他の男と寝る!と言ってしまい、攻めが落ち込むシーンが印象的でした。
街子先生の描く少年期と青年期の顔は同じだけど成長している描写もさすがでした。
『stand up,please !』のスピンオフとのことで、遅まきながら読了。
軽いコメディで楽しく読めます。
しかし、こちらの受けさんであるAV監督の間野も勃起不全なのね。前作の『モザイク師』もそうでしたよね。2作とも丁寧に取材をしている様に感じるので「AV業界で働く人はみな性欲減退しているのかしら?」と、刷り込みされてしまいました。
しかも間野の場合『プライベートではダメだが仕事(AV出演)なら勃つ』って……どれだけ間野が『生活』より『作品制作』を重視した生き方をして来たのかと思うと、なんか虚空を見つめたくなっちゃいましたよ。
ただですね、間野っていわゆる熱血野郎とは違うんですよ。
ヒットを出すAV監督(それも割と『えげつなくない』感じの作風っぽい)だし、昔からやっている劇団はファンが付いていてメジャーとは言えないけれど『ハコは埋まる』様な匂いがします。
そう、割とスマートっぽいのです。
でも誘いをかけて来る相手に堂々と「勃たない」って言っちゃうんですよ。
枯れてるというよりは、恋愛が面倒くさいんだと思う。
いや、駄目でしょうこういう人……と思ったんですけれども。
過去、可愛がっていたネコ男優の佐藤に再開し、告白され、訳が分からないうちに気持ちの良いことをされてしまう風情が、なんか魅力的なんですよ。
『流され侍』って言っちゃえばそうなんですけれど。
でもね、脅迫されて佐藤や他の俳優にサービスをさせる様に要求されても「そんなら自分がそのサービスをします」と腹をくくっちゃう位は『責任感がある男』なのね、間野って。
このキャラクター造形が非常に不思議な感じでね。
こういうのが『草食男子系』なんでしょうか?
で、執着が薄そうなのに、愛撫でグズグズになっちゃうんだよねー。
私はそれほどでもありませんでしたが「間野みたいなのをすごく好きな方っているんじゃなかろうか」と、読んでいて何度も思いましたです。
前作を未読でも問題無いと思います。
社長が強面でもとても良い人なのは今作でもわかりますので☆
業界って色々大変そうだなぁとか
好きだからやり続けられる仕事でもなさそうで
ちゃんと食べて寝て欲しいというおかん目線になってしまいました。
ネコ役だった叶夢(佐藤)との再会、そんなに違ってちゃそりゃわからん!!ww
もうすぐ成人あたりからそんなに身長が伸びるタイプもいるんですね…??
声まで変わるものかなと思ってしまいましたがまぁいいでしょう(偉そう)
芸名の叶夢、本当に夢を叶えていたのは偉いですね。
海外へ行きたい理由が英語を話せるようになりたいとは
あまりにも漠然としていますが一番の近道ではありそうです。
しかも意外にもしっかり大人になっていて安心しました。
ただ、回想中の昔の叶夢と再会後と佐藤の性格が違う気が…。
色々あったから大人になったと言われればそれまでですが
昔の叶夢は売れっ子の蒼空に似てて遠慮ない感じだったなーと。
個人的にこういう感じのコが苦手なので変わってくれてむしろ良かったんですけどね。
敬語になったというのも大きいのかな。
男を食わず嫌い、というところの“にゅうめん”の例えは
そこで元カノ出さなくてもいいような……
気を逸らす為とはいえwhy??になってしまってすみません。
佐藤のテクで残った精○を吸い取られた時の「吸っちゃやだ…!」が
「吸うなよ…!」だと好ましかったです(知らんがな)
佐藤は「可愛い」って喜んでいましたが間野のキャラじゃない…。
ギャップ萌え出来きませんでした。
間野も疑問に思っていましたが、
なぜ仕事だったら間野が他の誰かとするのを了承出来るのか「??」。
ずっと好きだったよね、仕事なら仕方ないってわりきれるものなんだ??
いくらまだ付き合ってないにしても
「俺が好きかどうかって間野さんに関係あります?」なんて怒るの
ちょっと意味がわからない…。
更に、終盤の間野のピンチのオチにぽかーんとしてしまいました。
えー…これは引…………。
いえ、ここが面白かったとおっしゃる方もいらっしゃるでしょうけど
意外性を通り越してしまいました。
なぜこんなに腑に落ちないのか自分でもわかりませんが
いちいち引っかかってしまってごめんなさい。
前作は楽しかったのになぁ……。
絆される間野の情は結構好きでした。