• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作夜が終わるまで

(幻影の)影山 ,弁護士,または彼の弟
日浦 ,検事

その他の収録作品

  • その後
  • あとがき

あらすじ

堅物検事、失踪した弁護士、生き写しのその弟。
俺は夜毎、お前に抱かれる夢を見る。
なあお前は、死んだのかーーー?

検事の日浦は、男に抱かれる夢を繰り返し見ていた。
その男は、司法研修所の同期だった弁護士の影山。
影山は、堅物の日浦にも何かと声をかけてくる気さくで明るい男で、
それゆえ日浦にとっては数少ない友人の一人であった。
そしてそんな影山は、日浦の担当事件の被害者となったのだーー。

暴力事件に巻き込まれた後、消息を絶った影山。
遺体はあがらず、日浦は望みを捨てきれないまま、事件を追い続けていた。
そんなある日、目を疑うほどに瓜二つの影山の弟・直人が現れる。
抱かれる夢は夜毎に現実味を増し、
まるで幻影のような弟・直人との接触によって、
日浦はいよいよ混乱を来していくのだがーーー。

物語のその後を描いた、描き下ろし10P収録。

この夜が終わるとき、二人の想いに涙する。

作品情報

作品名
夜が終わるまで
著者
西田ヒガシ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
祥伝社
レーベル
on BLUE comics
発売日
ISBN
9784396784522
4.1

(68)

(31)

萌々

(23)

(7)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
11
得点
272
評価数
68
平均
4.1 / 5
神率
45.6%

レビュー投稿数11

ん~わからん

読んでいると頭の中が疑問だらけで、これが最後にはネタ晴らしされるに違いないと読み続けたらいつのまにか最終ページに。もう終わり?とびっくりしました。

疑問が最後まで解決されない、いわば伏線が回収されていない感じ。
けれど決してつまらないわけではない。気になって仕方なくて、読み進める手がとまりません。
ファンタジーちっくかつ、ミステリ要素もある。物語として純粋に面白かったです。

とはいえ、解決されていないところはシコリとして残ってしまうわけで...
攻めの弟の話とか、攻めが見つかるまで受けが見て感じていたものは何だったのかとか。
最終的によくわからないところはそのままに、行間を想像して脳内補完しました。

恋愛的な萌えを感じるところは少なかったので、萌1つです。

0

検事、弁護士、その弟。

レビュータイトルは帯より

一般の刑事物小説を読んだ後で、BLにもハードボイルドさを求めた故の西田ヒガシ先生。しっかり期待に応えてくださった。ストーリーテラーです。特に今作は西田ヒガシ先生お得意のおふざけが少なめ。そしてオカルト的なエッセンスが追加され。
いつものおふざけも勿論大好きですけれど!スーツは胸ポケットからラーメンを食べるんだね!

ちるちるの攻め表記「(幻影の)影山 ,弁護士,または彼の弟」が良いですね。結局本編では生身の影山とすることはない。けれど2人はこれからずっといい夜を過ごすわけで。余韻もまた良い素晴らしい1冊でした。

2

もっと知りたい

ハラハラドキドキなお話でした。
一応endとなってますが謎は残るし二人の関係や直人のことも色々気になります。

詳しくはあらすじに書いてあります。
弟の直人はなぜそんなにも詳しく影山のことを知っていたのか。影山が何でも話していたの?
いくつかの行動は影山に憑依されてたの?
突然髪型を変えて影山そっくりになって。日浦の前に現れたり、まるで影山のように振る舞ったり。

日浦が度々影山に抱かれる夢を見たのは?幻覚や幻聴を聞いたのはなぜ?影山の執念?生き霊?

まさかの顛末で無事に影山を助けられます。
この先二人はどうなるのか。
太陽みたいな影山でしたが二重瞼にしただけで弟そっくりになって、コンプレックスを持っていたのかな?
兄弟仲、影山と日浦、もっともっと知りたいことが尽きません。

0

ミステリー

西田ヒガシさんのミステリー。連載で気になっていた作品。

検事と、同期の弁護士のカップル。軽薄そうな影山と、主人公のお堅い検事、日浦。
しかし、影山がよっぱらいと喧嘩後失踪し。。
事件を追う日浦。

日浦は毎晩、影山に抱かれる夢を見る。そして、事件捜査の中で会う影山の弟が、どうしても影山にしか見えない。雰囲気がまったく違う、引きこもりだという弟の直人。しかし、じっとこちらを見据えてくる目は影山のようにも見えて。。

いったい、影山は生きているのか?直人と影山は別人なのか?
ミステリーなのでネタバレはしないようにしますが、最後まで謎めいた作品で読み応えがありました。

ちょこっと顔を出す西田先生のギャグコマも好きです。
生真面目そうな事務官との掛け合いが面白いです。

1

謎が気になるストーリー

西田さんの漫画の魅力は表紙を見ても、受けと攻めがどちらか全くわからないところ。2人共男っぽくてかっこいい。しばらく読んでから、あーそっちだったのねーって感じです。

でも受けも攻めも可愛いんです。両方男っぽい容姿なのに唇の端を少し上げた笑顔とか、2人がお互いに好意を持った瞬間の表情がとても良い。男性の何気ない可愛さを描くのが本当にお上手です。

ストーリーは終始謎めいていて続きがずっと気になりながら読み進めました。行方不明の攻めと弟の関係とかオカルトチックなところも好みです。ラストは読んでのお楽しみです。

学生時代の回想シーンでお互い惹かれ合ってるのに一歩を踏み出せないもどかしさが切なかったです。ゲイとか童貞とかそんな踏み込んだことまで打ち明け合っていた仲なのに。

ちょっと異色なストーリーでしたが上手くまとまっていてイラスト共々楽しめました。

1

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP