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表題作天使はお帰りください

田中水樹 自称天使
森元善之 命の危機がないとイケない高校生, 16歳

同時収録作品その笑みを向けるな

荒西悠二 大学生
小山石萌 ホスト

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下漫画

あらすじ

性癖をこじらせまくった高校生・森元は今日も生と死の狭間で恍惚としている。
死を目前にしないとイけない難儀な悪癖のせいで首に太縄を巻きつけたまま、こっそり自慰にふける毎日を送っていた。
そんな森元の部屋に、窓から男が飛び込んできた!
背に羽の生えた男は田中と名乗り、自分を「天使」だというのだが…

作品情報

作品名
天使はお帰りください
著者
墨矢ケイ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
笠倉出版社
レーベル
カルトコミックスequal collection
発売日
ISBN
9784773071863
2.8

(19)

(1)

萌々

(5)

(6)

中立

(4)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
6
得点
47
評価数
19
平均
2.8 / 5
神率
5.3%

レビュー投稿数6

かわいい

ツッコミどころはありつつも楽しく読めました。
絵柄や漫画全体の雰囲気が良かったです。
コミカルさと切なさのバランスがちょうど良かった。

死の瀬戸際に興奮する性癖の森元と、森元の性癖を矯正するように命じられた天使田中のお話。

めちゃくちゃオチの話をします。

森元を改心させて天使としての役目を果たした田中が、元いた場所(二年間意識不明で入院していた身体)に帰り、森元のクラスに復学してきた所で話が終わります。
田中に天使時の記憶はないので、初対面として再会する二人。
森元のモノローグが「今度こそちゃんと友達になろうぜ」なところが良いと思いました。
描き下ろし含めてクラスメイトとなった二人の恋愛的な描写はありませんが、そのまま友達で終わっても個人的にはめちゃくちゃ萌える。というかその方が萌えるので私は満足です。

しかし田中が二年間意識不明で眠り続けてたと言うのはちょっと……何故天使をやらされていたのか気になってしまう(笑)
善行を積んだ褒美としての蘇生なのか、何かの罪に対する罰としての労役なのか……。個人的には後者の方が萌えますが、天使だから前者ですかね。
田中と森元それぞれの掘り下げがもう少し欲しかったです。
とはいえ二人とも可愛いかった!

表題作の他に前後編の短編が収録されていました。
こちらはBLあるある道端で人を拾う話。かなり急展開ですがキャラクターが二人とも魅力的で可愛かったです。

0

斬新で面白い!

表題作は天使×タナトフィリアの男子高校生のお話でした。

タナトフィリアの子ってなかなか描かれないですよね。そういう意味ではとてもマニア受けする作品となっているのではないかなと思います。小説に書いてあったビニール袋を使用しての自殺シーンを再現しようとしたり、天井に縄をくくって首吊りしようとしたり...筋金入りです。でも死にたいわけではなくて、死と生の境目にある感覚に興奮するそう。ふっしぎー...わたしにはわからないなぁと思いつつも。森元くんが危険なオナニーをしようとするたびに「命を粗末にするな!!」と止めに来る天使の田中のキャラの濃さも半端なく。はじめての2人の出会いの場面もインパクト大でした。

それから天使の使命として森元くんを監視しながら、死ぬよりも気持ちいいことを教えようとする田中。最終的にセックスしてます。森元くんの感想としては自慰よりは気持ちよくないけど安心感があって良かっただそうですが、その感想がもう可愛らしい!

ただ、お互いの気持ちを伝え両思いでありながら2人の関係は友達から変わることがなく田中は森元くんの目の前からいなくなってしまいます。その後、田中が復学し森元くんの同級生となっても関係は変わらず。あの頃の記憶はなさそうなのでそれも当然かと思いますが...くっつくところまで見たかったと残念でした。

0

森元がなぜそうなったかが描かれないのが気になった

インパクトある表紙の絵が好みで、読んでみたんですが
中身は表紙絵の印象とは少し違う絵柄でした。残念。

それなりに面白かったですが、普通って感じでした。
特にキャラが好みというわけでも好きな話というわけでもなく・・。

西園寺と森元がほとんど同じ顔&髪だなぁと思いました。
西園寺は3人組で登場するので、どっちかわからなくなることはなかったですが、なんでこんなにそっくりなキャラにしたんだろう?と何となく思いました。

森元がなんで友達いなかったのかとか、死にそうになる事で興奮するのかっていうとこは全く出てこなくて、森元の部屋は出てくるのに家族が全然出てこないけど、そこら辺に触れられてないのが気になりました。

まあ、特に理由なく、人見知りで友達できなかったとかでもおかしくないけど、なんも触れられずに、田中くんが構ったおかげでいい方向になっても、片手落ちな気がします。

天使の田中と、現実世界の田中がだいぶキャラが違うけど、天使の方は素で、現実の方も慣れてきたらそうなるのかなぁ?

うーんなんかいまひとつ引き込まれるものがなかったです。

もう1つのホストと大学生の話は、ホストの見た目が好みじゃないので、あまり興味を惹かれず。

ホストが昔騙された男にある傷は何を指してるのかなぁってのが気になりましたが、ヒントがほどんどないので、勝手に想像するしかない。
逃げる時に金庫から取ってきたって事は暴力団関係かな?ってくらいで。

大学生がホストを好きになるのはなんでなんだろうって思って、うーん、そこでホストに行くのかぁ、見捨てられないのはわかるけど、それで恋愛として受け入れられるかなぁ?って思います。

ホストはかわいそうだなと思うけど、大学生がホストを好きになる要素を見いだせなかったです。

kindle unlimited

0

明るくテンション高い天使

中編22つ。
構想段階で、担当さんが放ったという、意味わかんないけど面白そう、がまさにそれ、な作品でした。

表題作は、死にそうな痛みで欲情する性癖の持ち主のところに派遣されて来た、明るい天使の話。
キルビルの俳優さんを思い出しました。
何回止めても懲りない森元くんに、呆れながらもめげない天使、たなかがいいコンビ。
コミカルテイストで面白かった。

もう1つは、実は純情なホスト受けの話。
恋人に裏切られ、借金を背負ってホストで稼ぐ、もえさん。酔っ払ったところを見ず知らずの大学生に助けられます。
人がよく真っ直ぐで、イケメンな荒西を好きになるけど、過去があるから臆病で。。

こちらは、攻めが受けを好きになった理由がちょっと弱かった。確かに、もえさんはだんだん可愛く見えてくるんですが。もうちょっと長かったらよかったかな?

1

ほどよいコミカルさ!

大変失礼ながら予備知識ゼロで読ませていただきましたが
思いのほか楽しかった!

冒頭から、自室で首にロープをかけるという激重さとは裏腹に
出てきた天使が明るくて笑ってしまいましたww
DKの森元が、死にそうになる一歩手前が一番性的に興奮するという困った主人公で
その都度天使が現れるようになるんですが
このやりとりがほどよくうるさくて(褒めてます)
天使にしては人間味があり過ぎますし
なんだかんだで森元が絆されていく様子が面白いのです。
一人になりたがる森元を、クラスメイトが輪に入れてくれたりと
天使も私も安心した矢先に別れが訪れ…。
でも大丈夫です、ハッピーエンドですので!

『その笑みを向けるな』前後編
ちょっとチンピラのような強面のホストが
酔って潰れたところを大学生・荒西に介抱されます。
その優しさと純朴さに惹かれながらも
好きな男に裏切られた過去を引きずり…。
困ったような笑顔が似てる、なんて切ないですね。
自棄になりそうな萌(と書いて“はじめ”と読む!)の
容姿と言動とは真逆のピュアさがいい!!
23歳に見えない感じも好き…。
荒西に出会うための苦労だったのかもしれないから
もうこれからは大丈夫ですね。

墨矢さんの作風にツボったので今後作家買いしちゃいそうです♪
萌×2寄りの萌で。

1

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