ペーパー&電子限定描き下ろしマンガ2P付
次作はコレを超えてくるだろう…‼️と思ったので
あえて1巻のレビューは書きませんでしたが…
それは正解だったと思える2巻でした(*´▽`*)
あらすじ等はとりあえず省きます!
表紙買いであろうと、作家買いであろうと裏切られる事はないと思うので。
(新×宗純(椎名)の過去話が現在へと続く2巻。
前作で初めて自分より下の宗純(椎名)が天才的なギターセンスを持っている事に驚き興奮するが その感情はやがて拭えない劣等感と嫉妬心を新に植え付けていく。
普通の人間が必死になってやる10の事を、事もなげに(こうした方が楽しいから!)と20の事をサラリとやってしまう。それがどんなに苦悩や苦痛を生む事なのか…やっても出来ないこともあるのだと気付くこともなく…。
勿論 宗純に悪気など一切ない。
寧ろ早く色々マスターして大好きな新と一緒のバンドでプレイしたい!…ただそれだけの想いが彼の眠っていた才能を覚醒させただけなのだ。
そんなとてつもない才能を自らの手で覚醒させてしまった故の苦悩も新にはあったと思う。
現に父親(寺の僧侶)は昔ギターをやって家にもギターがあり、触れ合うチャンスは生まれた時からあったのだから。
だが父親の弾くギターを耳にしても興味を示さなかった宗純が新の弾くギターには惹き付けられた。
新に特別な感情を抱いていたとしても そこまで宗純の気を引いた新のギターにも勿論それなりの魅力があった事が分かる。
思春期真っ只中の二年差は大きい。
(今は田舎の狭い世界でいるから俺だけしか見えないんだ!)と思う新は、会う度に自分の想いをどストレートに伝えてくる宗純を大切に…大事にしたいと思う気持ちと、自らの欲望と嫉妬や劣等感なんかのドロドロとした思いが葛藤している事に気付き、その狂気が純粋な宗純に向かないように、夜道で別れを告げる。
「俺のこと嫌いになった?」と言う宗純にただ傷つけるだけの安っぽい台詞を並べ立てる新。
宗純の奏でる音の前で自分のミュージシャンとしての未来を早々に突き付けられた新だったが、宗純には…宗純だけにはギターをやめて欲しくはない!それでは困るという気持ちで別れの最後に
「ギター、続けろよな」と釘を刺す。
自分が言えば…そう言い放てば宗純が絶対に止めないことを知って…宗純に呪縛を与えたのかもしれない。
新の中の最後の宗純の姿は夜道で子供のように泣きじゃくる姿……
東京の大学を受験・合格し、一人電車内で宗純が初めて作ったという曲のカセットテープを聴き、改めて自分の思いが正しかったと実感する新。
それと同時に宗純をどうしようもなく好きだという想いと宗純が奏でるギターも、夜の田舎道に置いてきた宗純の涙も…自分が忘れる日など決して来ない事を確信させられた。
東京へ来て3年目の春、生活基盤を完全に東京へ移した新の前に突然現れた宗純。
宗純はあの夜の新が放った呪縛にかかったままギターを続け、新の元へ来る為だけに2年を過ごした。
(その間に新に彼女が出来ているかもしれない!)等一度も考えず。
勿論、未だ宗純を想い続けている新がそういう行動をする訳もないのだが…。
ここでの宗純には本当に萌えさせてもらった(笑)
この後の台詞も絵もコマ割りも…
さすが‼️ウノハナ先生‼️
ってか、確実に腕を上げておられる様に感じずにはいられませんでした。
もうその後はずっと甘々で…
再開した夜、宗純がずっとせがんでいた《続き》をしてw 宗純はそのまま新のアパートに転がり込んで…
見ているコッチが赤面してんじゃね?と思うくらい。そりゃもう何のしがらみもない訳だからあとは欲望の赴くまま…
そしてギターも!
新のバイト先のライブハウスで助っ人に入ったりしている内に…初めて宗純のギターを聴いた新がそうであったように…人はそのギターに引き寄せられ…2巻の最後でPegの顔触れが揃うーーー。
まだPeg復活してないから続きありますよね?
今から待ち遠しいです‼️
気まぐれなジャガー(2)を読んでは、(1)を読み返し、またまた(2)を読み...というループがとまりません!ちょうどいいバランスで過去と現在のストーリーが織り込まれているので、確認作業をしたくなるのです。こんなにループする本は初めてで、ウノハナ先生のストーリーテラーぶりに脱帽。
とにかく、思春期の宗純のまっすぐさにやられました~!
アラタに問答無用で突き放されたのに、それでも苦手な勉強を頑張って大学生になり、星の数ほどあるライブハウスを1つ1つ回って、アラタを探して会いに来たなんて、、、ほんとにもう健気すぎる。
普段、何事にも冷めてる宗純がギターとアラタのことになると必死なのが可愛い。
あんな甘いイチャイチャをしておきながら、いきなり田んぼでバイバイはそりゃひどい。
そこで立ち止まらなかったのはやっぱりギターが、音楽が、大好きなアラタとバンドするという夢が、宗純にはあったからまっすぐ前を向いていられたのかな、と思いました。
そりゃもう、アラタは陥落しちゃいますよねぇ。。。
最初はひどい男だ!と思ったのですが、プライドの高いアラタが宗純を支える立場を選ぶまでの葛藤は、読んでいて苦しかったし、心から宗純を好きだという気持ちを伝えることが出来たアラタも頑張ったんだなぁと最後はすんなり受け入れることが出来ました。
は~、ようやく結ばれた2人のイチャイチャがもっとみたいです!
次はいよいよPeg編で一波乱ありそうですが、とても楽しみにしています。
電子の分冊版を読んでいて最高に好きなターンだったので、まとめて読めるコミックの発売を首をながーくして待ちわびてました!悩みすぎる男vs悩みを知らない男という、最高のカップリングの大好きなシリーズです。
幼馴染から恋人に、進むようで進まない二人の関係がもどかしい前半、大学生になって東京での新生活がはじまる後半の構成で、バンドへの道は次巻から本格的に展開しそうです。1巻も面白かったのですが、キュン回数が半端ない2巻のほうが好きです。
新の宗純に対する感情がなんともいえないです。状況は違ったとしても、わりと普遍的な葛藤だろうな、、ちょっとシンクロして切なくなってしまいました。愛しさと嫉妬と後ろめたさで悶々とし、そんな思いから逃げようとする新に置き去りにされ、田舎のあぜ道で大泣きする宗純は、信じられないくらい可愛いです…。(置いていけません…)
大学へ入学するために上京する電車のなかで、宗純を思って涙する新のモノローグに切なさ爆発でした。後に、二人が再会するところの新の台詞もシンプルで絶妙、一言一言が挿さりました。青春の美しさを堪能できます。
描きおろしは、エロくないのにとってもエロい”たばこ”のエピソード。ウノハナ先生は「雰囲気」を演出するのがすごく上手だと思いました。
オトナの包容力あるアラタが、気まぐれな天才ギタリスト・椎名に振り回される、大きな問題は怒らなくても、魅力あるキャラがイチャイチャしているのが嬉し楽しくて、電子単話1話の時から大好きな作品です♪
でも振り回しているのは椎名(宗純)じゃなかった!
二人の関係を左右していたのは、アラタの気持ちと覚悟でした。
アラタのことが大好きな宗純がそれに傷つき、振り回され、もう切なくて愛おしくて、2巻では何度も泣かされました!
※恋人の現代編ではアラタは「椎名(苗字)」と呼んでいますが、幼馴染の過去編では「宗純(下の名前)」と呼んでいます。
逆ならわかるけど、下の名前から苗字に呼び名を変えたのはなぜだろう?
謎は2巻ではまだ明かされません。お話はまだ続きます。
1巻で大好きな幼馴染のアラタに想いが届いて、浮かれている宗純は、学年イチかわいい女子から告られても気にも止めず、アラタのことしか見ていない。
宗純は、視線で、言葉で、カラダで、アラタを大好きだと言っている。
そんな宗純にアラタも応えて、キスや触りっこはするのだけど、宗純がお願いしてもアラタは最後まで抱こうとはしない…
アラタは、宗純の天才的なギターの才能に劣等感と嫉妬があり、それを自分だけが知っている優越感もあって、気持ちは複雑そう。
そして、受験生のアラタには、宗純との未来を想像できなくて、自分の中の複雑な気持ちを向き合うこともできず、宗純の気持ちを受けとめる覚悟もなくて、宗純を切り捨てることを選んでしまう…
宗純には ”アラタ” がすべてなのに…
突然別れを切り出されて、大粒の涙をこぼす宗純が、切なくて愛おしくて、未来の二人を知らなかったら、アラタにブチ切れていたと思います。
この泣き方は切なすぎて一緒に泣いちゃいます!
それからアラタは、宗純への想いも、宗純のギターを好きな気持ちを捨てられず、未練だらけで、誰とも本気で向き合わず、音楽にも中途半端にしか接してこなかった。
自分から捨てたくせに、それが一番大事な物だったから、抜け殻のように生きるアラタ。
でも宗純はアラタを追いかけてくるんです!
あの時振られてしまった理由を考えて、ちゃんと大学に入って、アラタを追いかける努力をして、アラタの所にやってくる。
宗純の一途なまっすぐさには泣かされます!
ずっと忘れられなかった未練が、自分を追いかけてきてくれた。
もーう盛り上がらないわけながい!
宗純の最後まで抱いてもらう悲願がやっと叶います!!!!!
(宗純は痛がって、この盛り上がりムードをぶち壊しちゃうけど、それでもやめずに受け入れようとするのがかわいくて愛おしい♪)
それから二人はちゃんと恋人になって、同棲して、”かわいい子猫ちゃん” だった宗純は年上のアラタに甘やかされて、”気まぐれなジャガー” に育ちつつあります^^
慣れてエロく誘う宗純もかわいいけど、どこを触っても真っ赤になって恥ずかしがる初々しい宗純をもっと見ていたかった…そこだけが心残り。
そしてアラタは、宗純と一緒にバンドをやるのではなく、宗純とずっと一緒にいるための選択をする。
アラタがギターを諦めたのは、宗純の才能を目の当たりにしたから。
宗純もそれに気付いていて、アラタを問い詰めるけど、理由を知ったら宗純がギターをやめてしまうのをわかっているから、アラタはただずっと一緒にいる道を選んだとだけ告げて、理由は明かさない。
過去編のアラタは10代の未熟さゆえに、宗純を傷つけてしまうけど、宗純を失くした時間を過ごしたことで、今度はとことん宗純を大事にしていくんだなっていうのがわかります。
2巻は、アラタが成長して、宗純と一緒に生きていく覚悟を決めるところが描かれています。
そして椎名(宗純)がどんなギタリストになっていくのか?椎名に惚れこんじゃってる愉快な仲間たちとのストーリーを読むのも楽しみです。
宗純には覚悟を決めたアラタがずっと寄り添っているはずだから。
1巻のイチャラブぶりをただ楽しむのも良かったけど、2巻の苦しすぎる切なさから一緒にいるって決めるまでのラブストーリー度の高さは読み応えがありました。
やっぱりこのシリーズ大好きです♪
鮮烈な赤い表紙がすごく印象的だった1巻にも負けず劣らず、2巻もビビットな黄色がとても目を引くステキな表紙で読む前から期待大!『気まぐれなジャガー』は本当に表紙が格好いいなぁ~、1度見たら忘れないような鮮やかで惹き付けられるこの表紙本当に大好きです!
とはいうものの、私の苦手なタイプの1つが天然という可愛さを武器にまわりを振り回す受け。宗純も多少天然の入ったキャラなので、この先地雷にならないといいなぁ~と願いつつ1巻を読んだのですが、そんな心配全然必要ありませんでした。むしろ、純真で一途なところが危なっかしくて、一直線だからこそ苦しむ姿にきゅ~んとしてしまいました。
一方の新の方も何か抱えているとは思いましたが、ページ数をかなり使ってしっかり二人の過去を描いていただいたおかげで、天才の側にいることで味わう色々なぐちゃぐちゃとした感情がすごくよくわかってますます魅力的に感じました。乗り越えてきたものや、いまだに苦しめる後悔、才能に惚れ込みながらも側にいることでひしひしと感じる劣等感、そしてそれと同じかそれ以上の優越感などが、あの淡々とした表情の下に隠されているかと思うとゾクゾクします。
天才ゆえに、貪るように身体を繋げても、愛していると想いを重ねても、愛する人に自分の側にいることが辛いと思わせてしまう。さらには二人でギターを引くという願いさえも拒否されてしまった悲しさが宗純の今後のバンド人生にどう繋がっていくのか3巻が楽しみです。