電子限定描き下ろし付き
つきづきよし先生のお話を今回のコミックスで初めて読ませていただいたんですけど、ほんとにダメ男じゃなくて、雑なだけで水戸くんを頼りすぎてるだけなんです先輩が!!!!恋とかそういうのどうでもいいから人に優しくしてる(本人無意識)な先輩に必要とされてる感覚が嬉しくなって好きになって告白したところからお話が始まるんですが、このお話始まるに連れての形勢逆転感が違和感なくされてくところが最高に好みでした!どちらも無意識にいい人で、こりゃ好きになるよー!!とわたしが1人もだもだとても楽しませていただきました。お互いお互いのために好きな人に甘えてもらいたいのがいいなぁって思いました。相手のことを知らないって思うところとか、ただの先輩後輩がちゃんと恋人になるまでのお話で、読んでいて恋に恋を久しぶりにさせてくれた作品です!ありがとうございました!
作家さん買いするようになったつきづきよしさんを知るきっかけになった作品です。
SNSで見かけて絵柄が好みだったので購入。
告白されて、気になり始める王道展開です。
枯れてるアラサー男子枯木×自分に自信ないけど割と欲望に素直なゲイ男子水戸くん。
水戸くんからの告白でお話は始まりますが、終始攻め目線で展開します。
水戸くんが見た目可愛いのですが、告白の後攻めにフェラしてきたり、そうかと思えば日中の職場では普通に振る舞い、枯木を翻弄します。
これは気になるよね。ナチュラル魔性なんだよな〜、水戸くん。
過去にはセフレもいたようで、男と歩いてる所を枯木が目撃しちゃったり。それで余計に気になっちゃうんですけどね。
付き合ってみようかってなってからの二人の距離の縮め方がなんか良いんですよね。
劇的じゃないんだけども、だからリアル。
枯木が水戸くんをちゃんと好きって意識してから、空港での手を取っての告白にはキュンとしました。
枯れてた枯木なのに、水戸くんと付き合って良い変化が訪れたんですよね。
お互いに何かしてあげたい、喜ばせたいみたいな感情、恋って素敵♡
ほぅ。ほう。ほう。ほう。
本編を読了してから、ちるちるさんのインタビュー記事を読みました。(そうめんが食べたくなりました。)仔細な日常の中のラブを描きたいと作者が言っているように。日常のほんのひとコマ、何でもないようなことを丁寧に描かれていて。それだけに二人の気持ち、心情の変化が読み取れて、とてもホワッとするいいお話でした。
タイトルがもぅ、ネタバレなんですけど。「おれのこと、そういう風に見てもらうことって、できますか…?」っていう告白も、自然な気がするし。だって、そうでしょう。男同士なんだから。新しい気もしたけど、これほど自然な告白も無いよね?って。まず、冒頭でギュッと胸を掴まれる。もちろんビックリする唐木。可愛らしくて、おそらく「癒し系」に属するであろう水戸くんと。机周りも汚くて、ぼさぼさ頭で点々と無精髭のある、唐木。
「俺でいいの、水戸くん。」と、このときは言わない。でも、きっと唐木も、全読者もきっとそう思う。水戸くん、おっさん好きなんだぁー⁈って。「これでいいの、水戸くん⁈」。
…水戸くんはおそらく、その性癖のせいで。自分を惨めなほど過小評価している。沢山のBLで描かれるように、自分はフツーじゃないから、愛される価値が無い、とでも思っているのだ。だから、唐木に想って貰おうなんて、最初は考えて無くて。ご奉仕させて貰えればな、くらいに思ってみたり、していたんだと思う。唐木は、ぼさぼさだし、ダラシないのは身なりだけで、人としてはダラシないわけではないので、「俺でいいの、水戸くん。」と、思うようになるのだ。
おずおずと、臆病な動物たちのように。少しずつ、少しずつ、近づいていく二人。それを日常の些事を絡めながら描かれているのがとてもいいです。
会社の同僚の女性たちも温かで。こういう他の人の描写の中にも、水戸くんの健気っぷりが見て取れます。
水戸くんには幸せであって欲しいな、と何だか思えてくるのです。そうであって欲しい。そして。「俺でいいの、水戸くん。」とか言ってんじゃねぇえええーっ‼︎ と、唐木の胸ぐら掴んで揺さぶってやりたくなるかと思います。水戸くんを幸せにするのはテメェなんだよっ‼︎って。おっと、つい乱暴な物言いになってしまいました。唐木は、どうするのか?何を思うのか?唐木の心からの言葉、ぜひ確かめて下さい。
同時収録の「右耳と束縛」は一見ビッチなセフレが本当は…。というショートストーリー。本気で人を想うなら、その選択肢も想像つくのよ、多分。愛していればね。作者は地味な田舎での派手な恋、みたいに言ってたかと思います。表題作と対になっていて、そういう意味では面白いですが、やっぱり表題作の、胸の温かさには及ばないよ。
「俺でいいの、水戸くん」のあまあま後日談もあって、とってもホワホワです。あ!でもでも、本編って、冬らしくて。二人がめっちゃ着込んでるのが…。暑い、暑いです!気温的な意味で‼︎
1回読み終わった時は、正直「萌」でした。
でも少し時間をおいて読み返すと、じわじわ好きになってきました。
まず私が勝手に想像してたのは↓
水戸くんが初心で唐木さんに一途な想いを注いでる、一方通行の恋。
なんでこの人?というくらい唐木さんはダメ人間。
違いました!!
他の方も触れてますが、水戸くんには何人もセフレがいました(今はしていないとのこと)。
素敵な恋愛をしてこなかったので、好き好き!というよりかなり控えめ。
そして唐木さん!仕事では水戸くんを頼るけど、かなり良い人です。
水戸くんのことを考え、幸せな恋愛をしてほしいと心から思っている優しい人です。
俺なんかのどこがいいの…とは言いますが、やめとけとは言わず、色々考えて頑張ってくれます。
描き下ろし、職場そうなったのか…と個人的にはテンションは上がりませんでした。唐木さんは可愛い!
お互いがすごくステキに見える、これからもっと幸せになっていって欲しい二人でした。
少しモヤモヤしたのが、競馬に関して。
本編では動物が好きで小さい頃よく来てたと言ってますが、カバー下には元カレの影響とあります。
いや、いいんですけど。できれば知りたくなかったです。
読切作品「右耳と束縛」
良かったです!!体の関係、でもあくまで恋人ではない二人。
お互いに開け合ったピアスの穴がキーワードです。
もっと長く読みたいです!その後のお話とかいつか描いて頂きたいです。
両作品とも叶うなら少しでもいいので、受目線が読みたいです。
周りも分かるほどの好意を向けられているのに気が付かない、恋愛や自身にすら興味がない唐木さん(攻)。ノンケばかり好きになり、セフレ多めだけど、物腰が柔らかくて謙虚な水戸くん(受)。そんな会社の同僚だっただけの2人が、水戸くんの告白でお付き合いを始め、"水戸くんの片思い"から"両思い"へ変化していく様子を描いた作品です。
何でこんな自分が好きなんだろう…男性からの好意よりも、自分への興味の理由に疑問を持つ唐木さんは、本当に普通の人の良いお兄ちゃんって感じでした。頼られると嬉しくて、自然に唐木さんを好きになっていった水戸くん…自分を必要としてくれて、嬉しかったんですよね(^^)穏やかで温厚そうな水戸くんですが、実際は少し闇を抱え、セフレもたくさんいたみたいだし、ビックリ笑!闇というか、"好きになってごめんなさい"系な気がしました。多分"ノンケ"や"ゲイ"であることを人一倍意識してるのかな。ある意味誰よりも偏見を持ってるのかなーとか。普通のデートとかもあまりしたことなさそうですし。まぁデートについては、恋愛に興味がなかった唐木さんも同じくデートを知らない人でしたが笑。やる事やってるのに笑、不器用に"恋愛"をする2人がすっごく可愛いです(^^)
ある日水戸くんの母親が倒れて、急に会社を休むことに。そこで唐木さんは気がつきます…いかに自分は水戸くんに頼っていたか、水戸くんがいるのが当たり前だと思っていたか、水戸くんに救われていたか、水戸くんが必要がか、を。自然に支えて助けていてくれた水戸くんへ、唐木さんは伝えます…水戸くんが好きだと。水戸くんがいないとつまらないと。"俺(水戸くん)が好きだから付き合ってくれている"と思っていた水戸くん、その遠慮がちな感情はもう感じないくらいに優しい笑顔でした!!
"愛されるべき人"と水戸くんを表現していた唐木さん。強制的な感じがして、"べき"が心に引っかかってしまいました。でも最後、いかに自分が水戸くんを好きかって気持ちを水戸くんに必死に伝える唐木さんを見て、その引っかかりが私の中でスーッとなくなっていきました(^^)他人から"愛されるべき人"は、俺の"愛する人"に変わってる様子が、凄く素敵ですよ。
表題作以外に、"右耳と束縛"が読めます。両片思いの、カラダだけの関係の2人が、結ばれるお話です(^^)高校でお互いに開けあった右耳のピアスが、互いへの一途さを表していてよかったです!