インサイドフルブルーム

inside full bloom

インサイドフルブルーム
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神16
  • 萌×28
  • 萌8
  • 中立7
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
7
得点
143
評価数
43
平均
3.6 / 5
神率
37.2%
著者
久喜わかめ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
BL漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
価格
¥660(税抜)  ¥713(税込)
ISBN
9784801964105

あらすじ

過去のトラウマから、
自分がマイノリティだということを隠して生きてきたカナ。
誰にも打ち明けず、ひとり抱え込んでいたが、
友人に連れられ参加した大学の合コンで
女の子サイドに混ざってやってきたのは、
自身がゲイだと平然と打ち明けるケーゴ。

印象は最悪、相容れないふたり。
出会い、交わり、対峙してはじめて気づく感情。
不器用で臆病なふたりの、止まっていた時が動き始める。

もどかしくて切ない、
傷を抱えた恋人未満な男子たちの等身大の恋物語。

心と身体が交わり、孤独を解く――
扇情的な言葉で紡ぐ、
久喜わかめデビューコミックス


「でも、隣にいてくれるんでしょ?」

どうしようもない自分を過去に隠して、逃げて、諦めた。
そう簡単には、変われない――。

表題作インサイドフルブルーム

三浦景吾 大学生,オープンにしているゲイ
斎藤果也 大学生,ゲイであることを隠している

その他の収録作品

  • spring has sprung(描き下ろし)
  • あとがき

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レビュー投稿数7

今後に期待です

思っていた話と違ったけど、それなりによかったです。
あらすじを読むと、マイノリティを隠してきたカナと、ゲイである事を隠さないケーゴの対照的な2人の話なのかな?と思いました。
訳ありゲイ×前向きゲイのCPだと思いきや、むしろケーゴの方が後ろ向きでした。

カナは、学生時代に好きだった人に裏切られ、ゲイばれしてしまった過去をもっています。
ケーゴは、好きな人が男もいける人だったのに、自分は振り向いてもらえずその人たちの不幸を願っていました。
そんな2人が傷を舐め合って、次第に惹かれていく物語です。
ただ、最後キチンと好きを伝えておらず、好きなんだろうなーという感じで終わってしまったので、少し物足りなく感じました。

物語になぞらえて出てくる白いチューリップの花言葉は、「失われた愛」。
そしてもう1つ、「新しい愛」。
失われたからこそ、新しい愛が生まれる。
まさに、インサイドフルブルーム。
2人の心が、新しい愛で満開になるところがもっと見たかったです。

0

攻めが自称サバサバ女みたいだった。

辛口ですのでご容赦ください。

オープンリーゲイの攻めと、クローゼットの受け。

コンパでゲイを公言してる攻めに、受けもゲイであることを見抜かれてしまい……ってやつなんだけど、必死で隠している受けを見て「なにをそんなに怖がってるんだか」「ああいう無駄なあがきするやつ嫌いだ」などと馬鹿にした様子を見せたところで躓きそうになった……。

自分はオープンにしてるけど、そう出来ない人もいるよね、わかる……というスタンスになれないんだろ?と。
人は人、自分は自分でいいと思うの。

で、ゲイを公言して自由を気取ってる攻めだけど、自称サバサバ女みたいで隠れた拗らせ方が凄かった。

家族バレして居場所がなかった自分を唯一受け入れてくれた年上の友人(ゲイ)に恋をしていたけれど、彼は自分を選んでくれなかった……という腹いせを持て余し、そいつらの不幸を一生願うような自分が嫌いで、いつまでたっても赦せない自分が嫌いでやめたいのにやめられない→だからそんなどうしようもない自分なら何もかもまとめて諦めてしまえばいいんだ→諦めれば何も考えなくていいから……
という論理なんだけど、何度も読んでも私には理解できなかった……。

選んでくれなかった……シュン…(涙)となるなら分かるんだけど、腹が立つとか、憎くなって恨むとか、赦せない(許せないではなく、赦せないという漢字を使われていたので更に怖かった)という自分本意な攻撃性が何なんだろうというか、夜中に神社で五寸釘とか打ってそうな執念深さを感じました。

私から見れば、ゲイばれして家庭に居場所がなくなった彼の唯一の居場所が好きな人だったという点は同情するけど、好きな相手が自分を選んでくれないなんてこと、いくらでもあるよ……と声を大にして言いたい。
いろんな背景はあるかもしれないけど、あなたのそれは「普通の失恋」ですよと。同性愛も異性愛も関係ないように思いました。

攻めがただただ幼稚としか思えなくて、どうにも攻めに感情移入できなかったのと、モノローグ多めでそのモノローグが頭でっかちぎみで好みではなかったため、評価低めですみません……。

2

歯並び悪そう萌?

不器用な二人の恋のお話。
ゲイであることにトラウマのある大学生の男の子が二人。
自分を隠して生きていくことに必死になっている果也。
ゲイであることは公表しているが、何かをあきらめて生きている景吾。
そんな二人が出会って、酔った弾みでセックスをして、そして、それから、、、。

お互いに、お互いの中に、自分で自分を見つめたくない自分自身の「何か」を感じて、反発しあいながらも、惹かれ合うのを止められなくて葛藤するお話。
何度もセックスしながらグルグルして、簡単にラブラブになっちゃったりしないところがいい。
主人公たちのお顔もかわいくなければ、体だって貧相なところがいい。
こういうグダグダした話に、この絵の雰囲気はよく似合ってていい。

0

ツンツンな2人の赤面に萌える

久喜わかめ先生 初のコミックスです。
ゲイであることを公表しているケーゴ × ゲイであることを隠しているカナ のお話です。

2人のことを"白いチューリップ"に例えた詩的モノローグが要所要所にあり、これがとても胸に響きましたしお話に深みが出てすごく良かったです!
正反対ではありますが、どこか自分を見ていると感じるのか互いに相手のことを気にかけてしまって、なんだかんだで少しずつ距離を縮めていきます。


決して重いお話ではなく、脇キャラにもふふっと笑わせられたり、ケーゴやカナがとにかく萌えさせてくれます。

ケーゴは一見クールといいますか落ち着いている印象を受けますが、嬉しい!とは口にはしないもののカナの隣にいることを許されて静かに赤面していたり...
カナもケーゴと同じくクールで落ち着いていますが、ケーゴの言葉で顔を真っ赤にして動揺したり...
このギャップにすごく萌えましたし可愛いカプだなあとニヤけること間違いなしの可愛さでした(^^)


これから恋を始めていく2人、というところでお話は結末を迎えます。
付き合ってイチャイチャしての結末でないと!という方には向かないかもしれませんが、可愛い2人のこれからを沢山妄想させてくれる終わり方で私的にはとても良かったです。

詩的モノローグで始まり、これで終わるので苦手かもと思われる方は試し読みなどで冒頭だけでもちらっと覗いてみることをおすすめします。

3

詩的で美しい作品。

「白いチューリップ」を元にした言葉の選び方が、とても詩的で、寂しく、美しく……震えてしまうほどでした。
「本当に、デビューコミックスなの……」という、言葉の表現力が大変素晴らしかったです。

カナもケーゴも、過去の恋愛で負った心の傷。
それは他者から見れば「なんてことはない」ことなのかもしれない。
けれど、当人たちは辛くて苦しくて……
2人の気持ちは等身大で感情移入し易く、読者の心の中にすとんと落ちてくる感じがします。

しかし、コマとコマの間の感覚と言いますか……ストーリーの滑らかさ(?)が足りないような気もします。
本当に綺麗な作品ですので、勿体無いなぁ……と思ってしまいました。

2

もう少しっ!!!!!!!!

【マイノリティ】
自分自身今年一番よく耳にしたWordの一つかもしれない。

この作品はソレを《白いチューリップ》に例えて
進行して行く。

作者(久喜わかめ)さんにとっては初コミックス。

導入部分で一旦躓く方が多いかもしれない。
正直自分もその一人だった。
しかし初コミックスなのだから…と、頑張ってw
読み進めた。

同族嫌悪がテーマ?のように感じたのは、過去のトラウマからゲイである事をひた隠しにしてきたカナと、それとは真逆な(ように装っていた)公言しているケーゴ。
一見 まるで真逆な立ち位置で生きてきたかの様な二人だが
読み進めるうちにケーゴの過去やそれに付随していた感情が
顕になる……しかし、
自分にはまるきり同じ(同族)にしか映らなかった。
何故なら多方のゲイ(同性愛者)がそうであるように
要は(隠す)か (隠さない)かの違いのみ!
確かにケーゴの拗らせ方は少し異常にも映る。
それ程 彼にとってはトラウマが大きかったのだろう。しかしソレを言うならカナだって思春期ど真ん中でクラス中にゲイだと知れ渡るなど…考えただけでも下手すりゃ自殺!?位の衝撃だった筈。
カナはソレを『マイノリティだ』と一人抱え込んで生きてきた。ある意味とても潔い。
反して公言して生きてきたケーゴは少なくとも彼を取り巻く環境内では『マイノリティ』を感じず自由に生きてきた筈…なのに、カナの『マイノリティ』を嘲るように暴き半ば弄んでいた感が拭えないケーゴの心を開く役目を果たすのがカナだという…
この設定だけ見れば(ほう…中々なストーリーじゃないか)と思うのだが、如何せんその肝心要のケーゴのパンドラの箱の中身が解りづらく 薄かった気がする。
もう少しダークさが欲しかった。

絵柄も構図もしっかりとしていて好感の持てる作品。
ただ(絵に語らせる作品)が好きなので 文字を追っても分かりにくい描写が多かったのと、仕草等がいちいち少女漫画っぽいのが気になって仕方がないのはとても残念だ。

両想いになってからの尻切れトンボ感が拭えないラストも残念!


3

詩的な読後感

読んでびっくり、花に例えられた詩のようなモノローグが多かったです。これは好き嫌いが分かれる部類なのでは...と思います。

似ていないようで似ている2人が、嫌い合ってぶつかってお互いを求めていくようになる物語です。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

オープンゲイなケーゴとゲイを隠しているカナ。合コンで出会った2人は酔った勢いでヤッてしまいます。
その後、カナはケーゴのことをつきはなしたいようですが、彼はカナの冷たい態度をモノともせずに関わりを持とうとしていきます。

お互いに嫌いだと思っているのに、なにかと気にして関わろうとしているのは相手に自分を見ているからなのでしょうか。
2人とも過去の自分の経験から、相手に対して思うことがあるようです。
ここが結構切なかったです。一度辛い思いをしてしまうと、カナが臆病になるのもわかるし、ケーゴが諦めてしまうのも理解できます。

心に傷を負った青年たちが、傷を舐めあうような関係からお互いを求めるようになるまでの過程が描かれています。
自分が思うものを知っていてくれる理解してくれる相手ができるだけでこれから先がこんなにも明るくなるんだな~と、2人が出会えて良かったと思えるお話でした。

これから2人は新しく恋していくんだなと思える結末です。

最後の最後まで詩的モノローグはあるので、こういうの苦手な方は注意が必要だと思います。

4

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