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もっと奥 ぐちゃぐちゃにして――
この本は読んできた冊数が対してないのもありますが私の中ではかなり上位になります
受けの鈴木君がいわゆるジト目で口も悪く愛想もない子です。そんな子がぐちゃぐちゃになってるのがとにかく可愛くて良かったです。最中に減らず口叩くのも大変良かったです!
他の皆さんも書かれているように確かに望月君との話も気になりますがほんとにあっさりとしてるのでこの本を楽しむ上ではあまり気になりませんでした。上下巻あったらもっと良いものになったのではと思います。
しかし私はこの1冊だけでもかなり満足です!今後作者買いしてしまいそうな位です!
お気に入りの優秀なΩの部下の望月をΩ専用の惚れ薬を
使って自分のものにしようと計画するαの内海。
αなのにやる事が内海自身も自覚はしてますが
ちょっとお粗末で(汗)
結局、薬はβと思っていた同じく部下の地味な鈴木が
飲んでしまい計画は失敗に終わるのですが、
実は鈴木は以前αの恋人に浮気されたうえ
Ω蔑視の心無い言葉で傷つけられたため
Ωということを隠していて…
そのため薬によりヒートを起こした所を内海が見つけ、
匂いに抗えない内海はそれはもうがっつり鈴木を
抱いてしまいます。
その後、鈴木に対する罪悪感と、Ωを弄ぼうとしていた
自分への嫌悪感を抱え反省し改めた内海。
鈴木との身体の相性がとにかく抜群だったのと
鈴木の真面目でいじらしい内面を知って、
望月への思いを超えるほど惹かれていき
番にならないかと提案した矢先に
鈴木が惚れ薬の存在を知ってしまって…。
それをきっかけに身体の相性の良さが薬のせいなのか
確かめるためにえっちをするのですが、
鈴木の素の部分がどんどん出てきて、それに内海が
振り回されるかんじが良かった〜。
強気で無愛想なのに、えっちの時はとろとろの
可愛い鈴木♡
普段の地味な印象とのギャップに萌えました!
書き下ろし「夢から醒めても」
一緒にお風呂に入って、向い合わせでぎゅっとしてる
の好き…。
それからお互いしなくていいプチ嫉妬モード入った
ちょっと強引なえっちからの内海のプロポーズ!
鈴木の事を想って番ではなく結婚という選択肢を
示した内海、素敵でした〜。
ダウナーな気分になるとついオメガバース作品を読みたくなってしまいます。
オメガバースは大きく2つに分けるとαやΩがカースト制度の呪いのように描かれているものと、それを逆手に取ったスパダリ系になると思うのですが、こちらの作品は後者でした。
秘密裏に開発されたΩ専用の惚れ薬を手に入れたαと、それを手違いで飲んでしまったΩの話。
なのですが。
ストーリー展開的には良いのです。
過去の経験から、Ωであることを隠してβとして仕事をする鈴木。
表向きはΩに理解がある態度で、本当は自分もΩを見下しているのではと感じている内海。
惚れ薬がきっかけで、ふたりの関係と気持ちが変化して…というのは良いのですが。
問題は内海が高価な違法薬を手に入れてまで欲しいと思っていた望月の存在なのです。
引っかかるー。
最初、αの内海はβだと思っていた鈴木に対していい感情を持っていなかったんですよね。
それが惚れ薬によるヒートの鈴木と関係を持って、からだの相性と罪悪感が相まってめろめろに。
さらに実は鈴木の大学時代からの友人で、鈴木の過去の事情を知っている望月から鈴木が抱える問題を聞いて罪悪感に加速がかかって、よりめろめろに。
鈴木からのメールに一喜一憂する内海も良かったけれど、もう少し望月への気持ちとのせめぎ合いが欲しかったです。
そして何より、惚れ薬の存在を知った鈴木は、内海が飲ませようとしていたのは望月だと気付いたはずなのに、その辺がすごくあっさりしてらっしゃる。
本当にあっさりしてらっしゃる。
問題が「薬のせいでからだの相性が良く感じたのか」という1点だけになっていらっしゃる。
おかしい。
本当は望月が好きだったのか!というおいしい葛藤がゼロ。
そこが読みたかったんです、わたし。
自分じゃなかった。運命の相手でもなかった。単に薬のせいだったんだって、もだもだうつうつする鈴木が見たかった。
そこに「最初は君には全く興味がなかった。でも知っていくうちに君が愛おしくなって!(抱擁)」という内海の告白が読みたかった。
しかし、そんな場面は、なかった…。
しかも鈴木のキャラが最後の最後に激変という展開もあって、全体的に良かったんだけど、何かソウジャナイ感が残るというか、足りない感が漂う作品でした。
サラッと読めて、ストーリーもあって、Hで、いいお話だと思います。
内海課長のクソ男の印象からの好感度の上がり方がエグかったです(笑)
夏芽にピンクポーションを盛ったことについてずっと後悔しているところが良いと思いました。
ピンクポーションが最後まで尾をひきますが、過去の自分の行為に責任と罪悪感を感じる姿勢が良いです。番という形でない関係の結び方が素敵だと思いました。
夏芽の相手があなたでよかったと言った友里弘の笑顔(内海課長視点)に、配属初日からの片想いの清算を感じました。なんとなくこのシーンが印象に残りました。
オメガバース、大好きですヽ(^◇^*)/
オメガバースと見ればついつい買い漁ってしまう日々‥(泣)
表紙の頬を染めた艶めかしい男の子が、Ωなのにβと偽っていた受けの鈴木くんです。
けど‥お話の中ではボサボサっとした黒髪メガネ、オタク風の男の子で何事にも無関心ぽくて表紙詐欺だぁって感じですが、発情の際の鈴木くんと普段のボーっとした鈴木くんのギャップにやられてしまうかもです〰。
ストーリーはなんて言うか二次創作にありそうな内容なんですが、そういうのってなんか発想が自由で私は嫌いじゃないです。
αで攻めの内海さんは、やってる事と言ってる事の辻褄が合わなくてどうにも残念なヒトで‥。
元々正義感溢れるヒトのようなのですが、「どの口が言う!!」って後ろからツッコミいれてしまいそうです。
でも、基本真面目なヒトだし絵柄も可愛らしくて好みなので、最後まで憎めないというか‥なんだか嫌いになれなくって!。
とにかく、どう評価したらいいもんか悩む作品でした(゜゜)
何にしても、こちらの作家さん初読みの方でした。
結構、前から沢山描かれているんですね!
オメガバースを描いて下さらなかったら知らずにいたと思いますので、沢山の作家さんにどんどんオメガバース描いて欲しいです(o゚▽゚)❣