…ほんとにタチか? 縛られて感じてるし こっちも期待してるだろ

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表題作若旦那の拾いネコ

峰松 志信(旅館の若旦那)
貴田 和人(会社辞めて振られた男)

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下 おまけ漫画

あらすじ

貴田(きだ)は、"バリタチ"のゲイ。
希望の職に就き、かわいい彼氏もいる。
そんな、多忙だが満ちたりた生活を送っていた…つい、最近までは。

ある決意を抱えて訪れた旅館で出会ったのは、
柔和な笑顔の似合う若旦那。
しかし、和服美人なだけでは
無いようで…?

豹変若旦那に、あの手この手で染められる――…
大人のはじめて開発ラブ。

描き下ろし後日譚収録

作品情報

作品名
若旦那の拾いネコ
著者
 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
デイジーコミックス
発売日
ISBN
9784815550127
3.1

(27)

(3)

萌々

(5)

(14)

中立

(4)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
81
評価数
27
平均
3.1 / 5
神率
11.1%

レビュー投稿数3

人と人とので出会いで、過ちに気づき、傷も癒されていく…

慧先生の描く ”受けっぽくない受け” が好きです♪
『エリートの理性も限界だ!』のノンケ受けも男っぽくて素敵だったけど、今作の受けは元タチ!
タチバトル(と言っても攻めが圧倒的に強くてまったく勝負にならないけど)も好きだし、タチが抱かれる側にされちゃうシチュエーション大好物です^^


和人は後輩のミスの責任を取って会社を辞めさせられ、さらに3年間も付き合っていると思っていた恋人に「セフレやめる」と振られてしまう。

好きだったもの全てに必要ないと言われた和人は、自殺の名所を訪れ、旅館で最後の豪遊をし、崖から飛び降りようとすると、旅館の若旦那・志信に投げ飛ばされ、自殺を止められる。

志信の表の顔は優しげな若旦那なのに、本性は強気なドSで、「俺はタチだ!」と嫌がる和人を無理矢理…
和人は受け入れるのは初めてだから、屈辱と快感で涙しちゃうんだけど、泣くと意外とスッキリして…


志信たち観光関係者は自殺志願者を止めるプロジェクトをしていて、和人はそれを手伝わされる。
そうして和人は、志信は東京で高給取りなリーマンをしていたけれど、母(女将)の失踪でメチャクチャになった実家の旅館を手伝うために仕事を辞めて戻ってきたことを知る。
志信が一人で抱え込んでいること、志信のストレス発散の自分勝手さが、かつての自分に重なり、志信を理解し助けたいと思うようになり…


志信がストレスMAXの時に外で和人を抱くシーンは、和人も受け入れる気ゼロでは無いものの、あまりに力づくすぎて、最初の無理矢理シーンよりも痛々しく感じて辛かった…
でも仕事が忙しかった和人も恋人(セフレ)に同じことをしていたと気づくための重要なシーン。

精神的に追いつめられて誰かにそれをぶつけても、後から冷静になった時に、自分がさらに傷つくことになるんですよね。
まぁ、自業自得なんだけど、和人は志信を客観的に見ることで過去の自分の過ちに気付き、志信も和人から差し伸べられた手に救われて変わっていく。

人と人との出会いによって、いろんなことが動き出して、変わっていくっていうことが描かれているシリアスめな深いストーリーでした。
人に傷つけられたことも人を傷つけたこともある大人には、いろいろ刺さるものがある気がします。


でも私的にこの二人ならコミカルな感じのほうが好きかも…
ギャーギャー騒ぎながら抱かれて感じちゃう和人をもっと見ていたかった。

4

さらっと読み終えました

元々タチだったのがネコになっちゃう作品はいくつか読んだことがあるのですが、この作品に関しては違和感が半端なかったです

絵は綺麗で、ストーリーも展開も悪くないのですが、なぜかキャラクターに好感を持てない
攻めも受けもどちらも、魅力が感じられない

いろいろ読み漁っているので、私自身が拗らせてるからでしょうが、一読で終わりかな

攻めのお父さんと板長さんのカップルの方が気になりました
この先生の描かれる壮年の男性も魅力的ですね

0

拾われたネコ

仕事もうまくいかず、恋人にもフラれた貴田はすべてを捨てて人生を終わらせるため温泉宿へ。
現地を調べて誰にも邪魔されない時間に崖へ向かい飛び降りようとするも、宿の若旦那・峰松に助けられてしまった。

‥まあ、この後抵抗むなしく自称バリタチの貴田はあっさりと峰松に抱かれてしまうわけです。あんな状況なのに整理現象で勃っちゃうなんてすごい才能。
そのままトントン拍子に(?)恋仲へ‥‥☆
って、どこからツッコミを入れたらいいのか。どんな出会いだったにしろ、結局ふたりが幸せそうなんで、何も言いませんが…。
死を選ぼうとしていたのは個人的にはちょっと嫌だったなあと思います。


0

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