色がないのは私だけだ

白き翅を黒に彩るは

shiroki hane wo kuro ni irodoru ha

白き翅を黒に彩るは
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×26
  • 萌5
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
4
得点
39
評価数
13
平均
3.2 / 5
神率
0%
著者
 

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媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
マージナルコミックス
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784575380422

あらすじ

民俗学を専攻する大学院生・葛宗人は、関係を持ってしまった教授から逃げるようにクロード島の町レトへ調査に訪れた。
宗人の調査対象は、その土地を護る土地神について。レトを護るのは、ハグロトンボの化身であるトリーテという美しき神だった。
トリーテが交わっているところを目にしてしまった宗人は、ひょんなことからトリーテの家に住み、世話役を務めることとなった。
銀髪と透けるような白い翅を持つトリーテだが、それには訳があり――。

表題作白き翅を黒に彩るは

トリーテ、ハグロトンボの化身の土地神
葛宗人、土地神の研究をしている大学院生、

その他の収録作品

  • after story
  • /カバー下漫画(クローバー観察日記、トリーテ観察日記)

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レビュー投稿数4

設定が独創的で面白い

ちるちるさんの作家インタビューを拝見して、面白そうだなと思って購入。初読みの作家さまです。





土地を守る「土地神」がおり、人々は土地神を崇拝している、という世界観のお話です。

主人公は「土地神」について研究している大学院生の宗人。レトという町の土地神の研究のためにレトにやってきた彼は、早々にレトの土地神であるハグロトンボの化身・トリーテと出会う。

真っ白な肌と翅、そして髪を持つ彼に「取材される代わりに」と請われ、彼の家にいるたくさんの子どもたちの世話をすることになるがー。

というお話。

トリーテという神さまが、とにかくイケメンです。

何もかもが真っ白。
ハグロトンボの化身、なので、本来は褐色の肌に黒い髪を持つはずの彼。

色素がないゆえにより神々しく感じるのですが、何故彼が「白い」のか、が、このストーリーのキモになる重要なポイントでした。

そして、彼が子どもたちを育てている理由も。

子たちが、とにかく、メッチャ可愛いです。
宗人に懐く様に萌えが滾ります。

可愛いビジュアルなのに、肉食(何せ彼らはヤゴですから)なのも良い。キバがしっかり生えてて、宗人をアグアグするシーンにはうっかり萌えました。

この作品はトリーテ×宗人、のお話ですが、トリーテの後を継ぐクローバーと宗人が名付けたトリーテの子どもの一人も絡んできます(羽化して、大人のビジュアルになってからなので、ショタ苦手な方も大丈夫かと思います)。

3Pものではないですが、クローバーが絡んでくるストーリーで、読んでいてちょっとドキドキしました。

土地神、トンボの化身の神さま、と、バックボーンが特殊で非常に面白かったです。

ただ、風呂敷を広げすぎた感も。

トリーテが色を無くした理由。
宗人の不毛な過去の恋。
土地神を巡る人々の想い。
そして、トリーテの跡を継いだクローバーの存在。

どれも面白いバックボーンですが設定を盛り込み過ぎたために「広く浅く」になってしまった気がしました。特にトリーテの過去の恋の話しはもう少し突っ込んで描いて欲しかったな。また、トリーテと宗人が、お互いに恋愛感情をもつに至る過程も若干甘かったかと。

が、絵柄はすごく綺麗ですし、設定が独創的で面白かった。

慧さんの、他の作品も読んでみたくなりました。

10

白は感情を捨てた色、黒は愛情の色。

慧先生の正統派ファンタジー♪

薄い本で連載してる『パラサイト・ノア』が、アングラ系ファンタジーで、設定が凝っていておもしろいんです!

絵がキレイな慧先生だから、正統派ファンタジーも読んでみたいなーと思っていたところに、羽根あり長髪美形の神様なんて!
待ちに待った~って感じです♪


それぞれの土地には、その土地とそこに住まう生き物を守る土地神がいる。
土地神は伝説的なものではなく、確固たる存在として人々に受け入れられている。
巨大な獣姿で人間とは一線を引いている土地神もいれば、人間の姿で町に現れる土地神もいる。

宗人は、土地神の調査(取材)のためにレトにやってきて、長髪美形の男に声をかけられた。
振り向くと消えていた不思議な男、彼こそがレトを守っている土地神のトリーテ、ハグロトンボの化身です。

トリーテはプール付の豪邸に住み、人間っぽいことに宗人は驚く。
そしてトリーテから取材の報酬に ”世話係” になることを求められた。
トリーテが雄トンボを抱いている所を邪魔したから、その代わりに性的なお世話をするのかと思いきや、、、
トリーテの子ども達(ヤゴ)の世話!
宗人はヤゴ達に懐かれ、なかでもクローバーと名付けた子には特に好かれる。
このクローバーが宗人大好きーって感じでかわいいの♪


宗人は見た目は男っぽいのに、妻子持ちの教授と不倫して逃げてきた。
未練たっぷりで意外と女々しい。

ゲイの宗人がトリーテの全裸に欲情すると、トリーテも釣られて宗人を荒々しく抱く。
そしてクローバーの宗人への愛情にリンクして、愛おしむように優しく抱くことも…
宗人は神との交わりに感じさせられ、愛を感じる触れられ方に感情が動くけれど、熱が治まったトリーテは感情が無く冷たい。


トリーテはかつて愛した人を亡くし、あまりの辛さに感情を捨て、感情とともに、黒い髪・肌・羽根はすべて色が抜けてしまった。
トリーテにとって【黒】はかつて愛した人の髪と瞳の色、自分の【愛】という感情そのもの。
そして黒い瞳と黒い髪を持った宗人が現れ、トリーテは感情を捨てていなかったら、宗人を愛したと思うのだけれど…
宗人の未練を愛だとバカにしないところに、トリーテの愛情の深さの片りんを感じます。


神様として崇められることは縛られることに似ている。
愛する人を失くし、感情を捨て、トリーテが望むことは神格を子どもに託して解放されること…
トリーテがその選択をしたことを責めることはできない。
感情を捨てたことも、この選択をしたことも、実は愛情深いトリーテだからそうするしかなかったんだと痛いくらい理解できます。

ただ、それがもたらした結果は悲しすぎた…
トリーテは身勝手に感じます…


トリーテにも、宗人にも、感情移入してるから、この悲しい結果をひっくり返す展開はホッとしました。
でも、宗人のために大人になったのに、トリーテの背負っていたものを引き受け、宗人を手放すクローバー…

二人には幸せになってもらいたい!
そう思う反面、二人の幸せはクローバーの犠牲の上に成り立つんだよなぁ…
その点だけはモヤモヤ感が残ります。


感情を捨てたはずのトリーテの愛情の深さを感じさせるところ、
美しいトリーテ、男っぽい宗人のキャラデザ、
ファンタジーの雰囲気を崩さない慧先生の画力、
荒々しいセックスシーンも、愛おしむセックスシーンも好みです。

神様は清浄な白のイメージがありますが、本作では白(透明)を感情を捨てた抜け殻の色として、【黒】を愛の象徴の色としているパラドックス感がおもしろいと思います。
ただ、黒トリーテもワイルドで素敵だけど、白トリーテの方が美しくて私は好みだなぁ。

4

翅がとても綺麗

今までいろいろと人外は見てきたつもりですが
まさかトンボBLにお会いできるとは…

とはいえ、トンボ全開!な描写があるわけではなく
ハグロトンボの化身のトリーテはほぼ人型で、
特に美しい白い翅が印象的でした。

トリーテは土地を見守っている『土地神』、
永く神として存在していて、
姿は他のハグロトンボが黒髪・褐色肌なのに
対して銀髪で透き通るような白い肌。
その姿になったのは理由があって…。
そして各地の土地神を研究している大学院生の
宗人はそのトリーテに取材(なんか違和感感じちゃい
ました(笑))をするためにレトという街を訪れて。
宗人もやや訳あり。

宗人はトリーテの後継者の子供たちの世話役と
してトリーテ達と関わり合っていきます。

トリーテが神として存在するために切り捨てた
感情は辛いこともあるけどそれだけじゃなくて
大切なものなんだ、としみじみ考えさせられ。

トリーテの後継のクローバーがとにかく健気で
かわいいし不憫ではあるんですがクローバーの
素晴らしい立ち回りには拍手しかないです。
宗人と関係を持った自分の立場しか考えていない
自分勝手な教授はもはや空気…

感情を取り戻したトリーテの表情が素敵でした。
さんざんいたしておいて、キスが精一杯って!
白トリーテもよいですが、黒トリーテも好き。

ハグロトンボは『神様トンボ』ともいわれる神聖で
綺麗なトンボだそうで、まさにトリーテだなあと
思いました。

4

「感情」を持ったトリーテの可愛さに///

土地神様について研究している宗人が訪れたレトの土地神様でハグロトンボの化身トリーテとのお話。

取材をさせてもらう代わりにトリーテの家に住んで沢山いる子供たちの面倒を見る事になるけど、チビちゃんたちが可愛いこと可愛いこと!
中でも宗人に名前を付けてもらったクローバーは宗人にべったりできゃわわわ♡

トリーテは人間が島に住みつく以前から土地神様をしていて
長い年月を過ごしその中でひとりの人間と愛し合ったけど
寿命の違う人を愛したことで悲しみ、
自分だけが一人土地に在り続ける為にはこの感情は不要だとして”愛する感情”を捨ててしまい体や羽が白くなる。

トリーテが今までもたくさんの子供たちの中から”後継者”を探そうとしているのが、土地が見である限り外の世界も見ずこの土地の為だけに孤独に生きていく寂しさがすごく表れててとても切なかったです。

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