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ここは“人成らざる者”の巣窟だ
レムナントでファンになった羽純ハナ先生。
ツノはえてるし羊さんかな~もふもふかな~と
読み始めたら違ったwww
鬼!!鬼も好き!!と思って読んでたら更に違ったwww
結城の転任先はまさかの人ならざる者たちが集う学校。
そこでは生徒間でマーキング合戦なるものが繰り広げられていて。
赤月くんがめちゃくちゃかっこイイ♡
黒髪サラサラ刈り上げがどストライク♡
そしてまさかのチェリーくん!!
最初に出てきた柴犬姿もかわいすぎる♡
作家買い。
レーベルが「マージナルコミックス」という事で、はい、羽純さんの新刊は人外モノです。
ネタバレ含んでいます。ご注意を。
主人公は高校教師の結城。
彼は赴任していた高校で刃傷事件に巻き込まれ、居づらくなり私立「鴉台学園」に赴任することに。傷害事件に関わったことで教師という職を失うかも、と心配していた彼ですが、自分を受け入れてくれる学校があることに安堵していた。
が、赴任早々、そこにいる生徒たちが「普通」ではないことに気づき…。
というお話。
鴉台学園は、「人ならざる者」、つまり物の怪の子どもたちが学ぶ学校なのです。多種多様な物の怪がいる学内で、生徒たちは新しく赴任してきた教師を自分のものにすべく縄張り争いを繰り広げている。その縄張り争いに巻き込まれる形で、赤月という生徒にマーキングされてしまう結城先生だけれど―。
「マーキング」と言ってもキスどまり。セックスまではありません。
が、マーキングされると、その相手の模様が身体に浮かび上がる。それがクッソエロいのなんのって。作中、この「マーキング」が大きな意味を持っています。
誰に「マーキング」されたのか。
「マーキング」されることの意味は。
初めは赤月くんの気まぐれでつけられた「マーキング」ですが、それをきっかけに少しずつ近づいていく赤月くんと結城先生の恋のお話です。
初めから結城先生は赤月くんを受け入れていますし、赤月くんのほうも結城先生に対して執着心を見せている。という事で、二人の恋愛という観点ではさほど葛藤もなく、試練もありません。
この作品が描いているのは、赤月くんが「自分を受け入れられるようになる過程」だったように思います。
彼の本性を、彼自身受け入れていない。認めることが出来ていないんです。
それを、結城先生という存在を得ることで、自身を肯定できるようになっていく。赤月くんの心の成長を描いた、そんなお話でした。
という事で、二人の恋愛成就というBL的な萌えはあまり無かったような気がします。完全に好みの問題ですが、もう少しこの二人の間に葛藤とか試練があったらより萌えた気がしました。
そして作中、もう1CP出てきます。
結城先生に初めにちょっかいを出した狐の白妙と数学教師の高林先生。
痛いCPかなと思いきや、かなり甘々です。デロ甘です。
個人的に赤月くんのビジュアルがツボにドンピシャで萌えて仕方ありませんでした。
人の姿の時も、鬼の姿の時も。
で、もちろん、しょっぱなに登場するわんこの姿の時も。
彼が結城先生に欲情し過ぎてヒト型が取れなくなるのもめっちゃよかった。
「物の怪」が主人公という、ちょっとオカルト要素もある作品ではありますが、そして序盤はドシリアスな雰囲気でスタートしますが、全体を通しては甘く優しいお話でした。
chikakumacoさま
こんにちは。コメントありがとうございます。
chikakumacoさまももう読まれましたか?甘かったですね☆
痛いお話も良いですが、やっぱり甘いお話のほうが癒される気がします~。
こんにちは☆
ホントだ!怖い話かと思って、迷ってたんですが、テーマもシンプルであまあま♡でしたね!ホッとしました。
生徒も理事長も『人成らざる者』の特殊過ぎる学校、
鴉台学園に赴任してきた結城先生。
そこで出会った生徒の鬼の赤月に成り行きで
ファーストキスを奪われマーキングされて…
と設定は人外モノならではでしたが
2人の内面がリンクしているところが秀逸でした。
赤月は牛鬼である自分をコントロール出来ず、
醜悪な本性を隠し、認められずに誰とも関わらず
孤独に過ごしていましたが、初めてマーキングをした
結城先生に興味を持ち少しづつ心を開いて…
結城先生も、もう何年も他人に裸を見せた事がなく、
ゲイである自分を隠して生きてきた事に後悔をして
いましたが、赤月には本心を見せられるようになって…
そんな2人が自分と向き合って、全てを曝け出して
そしてそれを認めてくれる唯一無二の特別な存在だった、
と言う事。
これはもう運命ですね…!
絵もとても美麗で、世界にすんなり入り込めました。
赤月の半鬼モードの舌の絡ませ方がえろくて…
牛鬼モードでのえっちは私のキャパを超えましたが、
受け入れた結城先生は素晴らしいです!
デレる赤月の可愛さはとんでもないです!
白妙×高林先生のこれからも気になります。
マーキングの場所がえろい!
あんなのが入ってるって…どんなの(笑)!!
タイトル全てに『心』がついていたのが印象的で
赤月と結城先生の心の繋がりが感じられて素敵でした♡
読了してから 思い付いて、アリアナ・グランデとジョン・レジェンドの唄う、“Beauty and the Beast” をとりあえず2回聴く。そう、本作は“Beauty and the Beast” 学園バージョンなのだと思う。歌詞もピッタリだ。ーBoth the little scared, neither one prepared,ー
美しい結城先生は、着任早々赤月くんにマーキングされる。他の妖の影響を受けない様にと付けられたそれは、タトゥーというよりステンシルの様なモダンな柄で鎖骨に向かってかかる。
この妖ばかりを集めた学園で、赤月くんは『鬼』なのだという。もちろん魔法にかけられたわけではない。天狗や鴉、妖狐や狗。ありとあらゆる『物の怪』のご子息が集う場所。権力者の多くが物の怪の血族だと言うのだ。学園では社会性を身につけて、社会へと紛れ込んでいく。そんなおどろおどろしい設定と。意外にも高校生らしい葛藤と。
赤月くんの人に擬態している時と、ちょっと鬼が出ているときの般若顔。そして、本人が最も人に見られたくないと苦しむ、『牛鬼』という恐ろしい素顔。
カッコいい服部先生が、当て馬を自覚してるところがまた、カッコ良くて。彼もまた、『鬼』で。自分たち『物の怪』が、ありのままの自分、本性を受け入れて、乗り越えなくてはいけない通過儀礼の様なものだと結城先生に話す。結城先生は、自身がゲイであることの生き辛さやそれを認められなかった過去の自分とを重ね合わせる。
「俺と似てる臆病な君も。俺と違う、ちょっと怖い君も。嫌いになんてなれない。」
そう。どんな君でも受け入れる。愛せてしまう。恋とはそういうもの。
とっても甘くてロマンティックなストーリーなのです。
クライマックスには頭の中でも “Beauty and the Beast” が鳴り響く♬
ところで、テーマはシリアスモードですが、実は割とコミカルに物語は展開していて。物の怪と人間の性交の前に、教師と生徒ってどうなの⁈ は、割と自由な校風の様で、生徒同士でも至るところでズコバコやってるし。白妙は自分の『妖気』のことをテンプテーション(誘惑なんだ⁈)と言っているのも可笑しくて。同僚の愛くるしい高林先生は、結合部も露わに白妙に犯されているところを見せつけて来る始末。そう免疫のない結城先生は、真っ赤になって戸惑うばかりの毎日です。
服部先生も「醜い牛鬼に犯される美しい教師…。」などとウットリしてますし、かなりの曲者。彼のスピンオフは是非読みたいところ。
羽純先生もあとがきにて「描きたりなーい。」と、書かれているので期待します!物の怪の種類も沢山ありますし、それぞれの特異性で、世界観はどこまでも広がりそうです。
ありそうであまりない学園人外BL……!
生徒×教師ですが、授業中の様子とか学内のイベントとかそういった描写はないので、そこが少し物足りないというかもっと見たいなと思いました。個人的にどんな授業があるのか、どんな生徒たちがいるのか気になります……
ただ、物足りない部分はあれど、もともと人外好きなのもあり、絵も綺麗で個人的にはとても好きな1作です!
以下ネタバレになりますが、
出会ってすぐに助けてあげる意味合いでマーキングしただけの結城先生が他の人にマーキングされてるのを見て怒ってるところとか、初めから赤月君を求めちゃってること自覚しつつ素直に本人に言っちゃってる(赤月がなにか術的なものを使ったとやや疑っている)結城先生とか最高です!
他の方のレビューにもあるとは思いますが、人外×人間なのもあり、攻めがやってるときに人相が鬼の顔になってたり、完全に体が妖怪(赤月君は牛鬼で、本作では蜘蛛の足と狼の頭みたいな見た目)になったりするので、苦手な人は苦手かもしれません。人間の顔のままキスしたりもするし、行為の時以外はほとんど人間なのであまり気にならず、むしろ「醜い牛鬼に犯される美人教師」
最高でした!!!読んで欲しい!