表題作prologue「Shall we fly?」オリジナル番外編

ジョン(ルームメイト)
タクマ(ダンサー)

あらすじ

商業単行本「幼馴染みとのアレについて」同時収録短編「Shall we fly?」のスピンオフです。拓真のベルギーダンス編。再生と苦悩のお話です。

作品情報

作品名
prologue「Shall we fly?」オリジナル番外編
著者
佐藤アキヒト 
媒体
漫画(コミック)
サークル
佐藤<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
4.5

(2)

(1)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
9
評価数
2
平均
4.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

シリアスな話が読みたいと思っていたところに再販!

「Shall we fly?」(『幼馴染みとのアレについて』収録)の前日譚を描いた同人誌。

アキヒト先生の作品は、デビュー作『彼等をめぐるすべて』も、2冊目『幼馴染みとのアレについて』も、受けがホワーンとしたかわいさがあって、ほどよいコミカルさと合わせて、癒されるストーリーです。

でも『彼等をめぐるすべて』に紡がれている言葉は深みがあって、アキヒト先生のシリアスなストーリーも読んでみたいなと思っていた時に、本作の再販を知って購入しました。


コミックスの拓真は、才能ある世界的有名なダンサーなのに、怪我をしてダンスができなくなったから、日本にシレッと帰ってきて、昔のお気に入り・亮一に付きまとう、何考えてるかわかんない掴みどころのない男でした。

でも、そこまで実力が認められるには、拓真だって努力もしただろうし、踊ることが大事じゃないわけがない。

事故で踊れなくなった時、自分を好きなルームメイトの気持ちを利用して、一時の快楽をむさぼる。
(流血してるし、ただ辛さを倍増させるだけのシーンですが…)
拓真は泣き叫んだりはしませんが、静かな中に、深い喪失感があるように見えました。

そんな時、友人(亮一の先輩)から電話がかかってきて、拓真は亮一のことを思い出し、亮一に会うために、自分のできることを見つけて…

本編のつきまといの裏にあった拓真の決心が描かれています。
掴みどころのなかった男の本心を見れて良かったです。

思った通り、アキヒト先生はシリアス調の話もうまい!
次回作もとっても楽しみです。

5

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