Renta!&電子限定かきおろし漫画付
表紙から勝手にしっとり系かなと思ってましたが、なかなかHは激しかったです。デート初日でHするから、計くん大丈夫?大学生に弄ばれてない?って心配になりましたが、大野くんは計くんを大事にしてくれる良い彼氏でした。大量のゲイビやその手の雑誌を部屋に隠し持ってるあたりは、年相応の男子大学生というところでしょうか?BLに夢見がちな自分からしたら、実際の若い子のカップルの付き合う速度なんかは、等身大の姿なのかもと思いました。計くんが皆に愛されるキャラで、恋人が出来てからが色っぽく女子にもモテまくってました。また、友達が良い子たちで計くんの幸せを願ってます。まあ、なんども邪魔してますが、彼氏も交えて集まるのか良いです。お父さんもお母さん亡くした損失感から立ち直って良かったです。迷ってる人が居たら是非読んで欲しいです。
ドン底な状況なのに、そう感じさせない雰囲気を持つ不幸体質の計が、海で出会ったのは大学生の司。
その出会いで彩りを得た計は司に惹かれ、また司も同じように計に惹かれていた。
不幸体質だけれど、計の人柄の良さで集まる友人もみな計を大切にしていて、その環境だけでも心が温まります。
司とは、あまりにトントン拍子で、計が騙されているのではないかと疑ってしまうくらいでしたが、そうではなくて司は心から計が好きで可愛くて仕方がない。そんな司の心情が分かると、一緒になって計を愛でる気持ちになりました。
それは、計の友だちも同じで、計が親友として好きだから一緒にいたい。
恋人になった司は、友だちとの付き合いも大切にして欲しいと、計の気持ちも大切にしてくれる人。大人ですよ。本当にかっこいい。エロいけど。そのエロさが計を色っぽくさせている!
浴衣での縛りH!書き下ろしでの、積極的な計、エロさ溢れ出してます。
ほっこりもエロさも詰まった作品です。
久しぶりのコミック。
表紙イラストとあらすじで気になっての衝動買い。
初読み作家さんでしたが、違う作品も読んでみたくなるほど
綺麗な言葉や雰囲気に惹かれました。
受けさんの計くん。
てっきり虐待に遭ってるのかと思ってたけど、
本人曰く違うとのこと(でも多分あれは虐待に入るような…)。
そんなことも含め不幸体質の計くんに降って湧いた幸せが攻めさんの司。
好きという感情を知り、幸せになるまでの計くんサクセスストーリー。
展開は割と早め。
本当に不幸というか可哀想なシーンは初めの方だけなので
痛いのが辛い方にも読みやすいかと。
計くんは天然ピュアっ子なのか、友達にも愛され好きな人ともうまくいき
ただただ幸せオーラを振り撒く後半になるので
甘々癒されものが読みたい時には是非。
アニメイト特典のリーフレットはカラーで読めるうえに
計くんのドヤ顔も見れるので
機会がありましたらそちらもオススメします(●´ω`●)
久しぶりのコミックがこの本でよかった~(*˘︶˘*).。.:*♡
ちるちるさんの作品紹介で、タイトルと美しい表紙に興味を惹かれて読んでみました。
酒浸りの父親と二人で暮らす高校生・藤原計くんが、海辺で倒れていた時助けてくれたゲイの大学生・大野司と、穏やかで優しい恋をするお話。大野の優しい笑顔と朝日にキラキラ光る髪に一目ぼれしてしまった計くん。名前しか知らない彼にまた会えたらいいな…なんて、近所の大学まで来てみたら、偶然大野に再会します。大野も計くんを可愛いと思っていて、二人は自然な流れですぐに恋人同士になります。
帯に書いてあった通り、「優しい恋」の話でした。事件も起きないし、当て馬も登場しません。計くんの幼馴染三人も、大野と計くんの関係を温かく見守っています。二人の絡みも、初めてのとき、旅行先でのちょっと激しめエッチ、大野の新しいアパートでの計くんからの積極的なエッチ、の三回ありますが、どれも生々しさを感じません。優しい作画のおかげかな。
大野が計くんを完全に一人占めせずに、計くんの幼馴染三人との関係も込みで付き合うところがいいなあと思いました。大野は、最初はもっと二人きりになりたがっていたのですが、計くんとの関係が深まるにつれ、「君の世界をどうか大切にしてほしい」と願うようになるのです。本当に愛しいと思ったら、相手の世界を丸ごと大切にしたいと思う。そんな大野の愛が、素敵です。
計くんも、恋人の大野だけでなく、これまで寄り添ってくれた幼馴染たちも全部ひっくるめて、自分の世界を愛しく思っているし、幼馴染たちも、計くんが大好きで一緒に居たいけど、計くんの幸せをなにより願っていて。
大野、計くん、幼馴染たちの優しい思いの重なりが、タイトルの「彼等をめぐるすべて」に込められている気がします。
計くんのお父さんの暴力は、酔って酒ビンを投げ上げる描写がちらりと出てくるくらいでした。父親が働かず息子のバイト代で酒浸りになるなんて、本当は深刻な状況なのでしょうけど、計くんが悲惨な感じがしないのは、彼が自分を可哀そうがらず、優しい友達がいてくれることに幸せを感じているからなのですね。そんな優しい計くんだからこそ、幼馴染たちも計くんを好きだし、大野も好きになったのだと思います。
若い彼らがまぶしくて、いい歳の自分には共感しきれない部分も正直ありましたが、読後は優しい気持ちに満たされ、自分がいる世界がなんだか愛しく思えてきて。時々読み返してみたくなる、静かな魅力ある作品だと思いました。
【佐藤アキヒト】さん。
こちらも新人漫画家さんですね。
帯に(期待の新人)と評されているように とても漫画を描き慣れてらっしゃる感じがして、コミックス化に当たって担当様も付いてより洗練されてのデビュー!…という感じがします。
絵柄も優しくキレイで最近多いデジタル感がないのも逆に新鮮でした。自分としてはやはり紙媒体の漫画はアナログ感が人間味を著しているようでスルッと話に入っていけます。
デジタルが悪いとは言いませんがどうしても余程の個性がないと[誰が描いても同じ]という事になってしまいますから。
この(彼等をめぐるすべて)という作品を読んでいて思ったのが 夏目イサク先生の(ハートの隠れ家)を思い出しました。(ハートの…)もBLという同性愛を 異性愛者同士の恋愛のように何の抵抗もなく周囲の人間が受け入れている…。
こういった作品を[現実味がない]と嫌厭される方がいるのは承知しているが…それこそそこはBL漫画だ!ファンタジーだ!と、嫌がらず 幸せな世界としてフィクションを楽しんで頂きたい。
帯に(爽やかエロメン)と書かれているが 自分等は攻め(大野 司)を取り立ててエロいとは思わない。
寧ろ大学生のゲイなのだからゲイビやゲイエロ本等溜め込んでいても逆にリアル感が増すのでイイではないかと思うし、受け(藤原 計)のキャラ設定はやたらと不幸に見舞われ、酒乱の父親との二人暮らしとネグレクト?と感じさせる描写があるにはあるが それにもちゃんとした理由があり、何より計本人が自分を不幸だと思ってはいない訳だし、父親は今 モノクロの世界で生きているのだと彼に、亡き母親が言っていたように(色づいた世界)が来る日を待っているのだ。作中、常に計は(幸せ)を感じている。
そんな受けを彼を取り巻く…(すべて)を受け止める大野はとても心の広い男だと思う。
最初こそ(二人きりになりたい!)と紛争するが最終的には計に幸せと思わせている幼馴染三人も含めた世界をすべて受け入れるのだから…。
会えばヤリたい!
そんな事はこの二人の年齢を考えれば当たり前だし、実際現実でも同性愛であろうが異性愛であろうが男側からすれば…あちこちにデートして…等という考えこそ女性目線全開で違和感がある。
だから自分はこの作品はホンワカだかリアル感もちゃんとあると思う。
この佐藤アキヒトさんの次回作が楽しみだ。
期待を込めて(萌2)で。
次作は是非(神)を付けたいものだ。