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全貌が見えはじめました

2巻を読んで良かった!!

私は頭を使うのが苦手なので1巻はちんぷんかんぷんでしたが、2巻で事件の全貌が見えはじめてとても面白くなってきました!
本の逆開きにも慣れて1巻よりもスムーズに読めるようになったのも大きいです。

BLなのか? と疑問を呈するレビューもありましたが、私は昨今の「急にキスする」「とりあえずセックス」といった描写が苦手なので、BL的な要素だけではなく事件を通して2人の関係性や気持ちが変わっていく様子が描かれていてとても楽しめています。
(ちなみにいつもBL色の薄い作品ばかり読む私からすればめちゃくちゃBLだと思います)

そして、前述した「2人の関係性」というのが2巻でははっきりと現れはじめ、彼らが幸せになるのが簡単ではないことが分かってきました。

さまざまな問題を乗り越えてハッピーエンドになるのか? もしくはバッドエンドになってしまうのか?
それすらも今はまだ分かりませんが、とても今後が楽しみです。

1巻で折れないでほしい!

2巻が発売され、それを読んだあとのレビューです。
1巻のレビューは「中立」としていますが、2巻は「神」です。是非続きを読んでほしいという気持ちで書きます。

まず、2巻は「神」だと言いましたが、合わない人は確実にいます。そのための注意点が2つあります。
・本の見開き/コマの読み進め方が真逆
 慣れるまではページ捲ってすぐ右上見てしまってセルフネタバレしてました。ストーリー楽しむ前に別のところに神経使ってしまうのでもったいないです。

・ちょっとグロい
 サスペンスと書いてありますが、悪魔や悪魔信仰とかの凄惨な事件現場の描写が出てきます。一応ぼかしてありますが、残酷な描写であることは確かなので苦手な人は読まない方がいいです。(ちなみに私も得意ではないです)

これらがクリアできそうであれば是非読んでほしいです。
1巻は正直難しくて、エクソシストの仕事内容と悪魔信仰のなんたるかを理解するのが精一杯です。ただ、訳が分からないけれども読み進めるうちにハッとする経験があったので、懲りずに2巻まで読んで良かったです。

絵柄は濃厚ですが、とても美しくて私は好きです。
彼らが全力でいかがわしいことをする日を待ち続けます。

夏朗さんが好きだ…

オーバー・スコールのネタバレはありませんが、スピンオフ元の「ワンダー・ボーダー」のネタバレはあるので気になる方は読まないでください。

上田アキさんの作品が好きで、ワンダー・ボーダー/オーバー・スコールがあると調べて購入しました。
ワンダー・ボーダーは浮気モノということもあり、好きになりきれませんでした。
2作同時に購入しておいて良かったです。

こちらの作品は、前作で振られてしまった夏朗さんが梅雨彦くんと新しく恋を始めるお話です。
タイトルや梅雨彦くんのお名前にも表れているのですが、雨のシーンがとても多いです。(濡れた二人がとてもえっち…)
そして、何より夏朗さんが本当にいい男。
個人的な好みとしては、正直ビジュアルは全然好みじゃない。だけど、これぞ包容力だと思わせるような包容力の塊……読み終わる頃には大好きになってました。

あと一歩「神」評価にしなかった理由としては、ちょっと理屈っぽい。彼らの間に立ち塞がる壁を乗り越えるには必要なことだと分かっていても、いまいちピンと来ない。
私の感性の問題かもしれないですが、述べられた理屈がちょっと上手くハマりませんでした。

ただ、それを抜きにしてBL的な萌にフォーカスを当てるなら文句なく神評価です!
上田先生の描く人間は皆優しいですね。これだから上田先生好きだなぁとしみじみ感じました。
機会があれば是非手に取ってみてください。

リアルで耽美な吸血鬼の世界

絵柄、世界観、ストーリー、登場人物たちのビジュアル。
どれをとってもドストライクでした。

吸血鬼という散々使われてきたであろう題材ですが、ファンタジーという枠に収めず、現代的で現実的な部分がとても入り込みやすかったです。
もちろん、吸血鬼という耽美で魅惑的な部分は多分に残しつつ、うまく融合しています。

さまざまな生き方をする吸血鬼たちが描かれています。「永い時を生きる吸血鬼」たちの苦悩を、吸血鬼になりたての主人公を通して見ていくことで、とても自然に彼らに感情移入することができました。

ストーリーで魅せて、BLとしてもしっかり萌えさせてくれて、一冊でもある程度まとまりそうなところを、最後に気になる伏線が張られています。
1巻の評価と、今後への期待も込めて「神」です。

金・銀・心 コミック

吹山りこ 

可愛いだけじゃない

誕生石、という単語が出てきた時、月ごとに定められたアレかと思ったのですが、「生まれた時に石を持って生まれてくる」ということのようです。
石に関するお話以外は、すごくファンタジーというわけではありませんでした。

吹山りこ先生の作品はいくつか読んだことがあって、どれも優しくて柔らかい雰囲気のお話で、絵柄もそれを現したような優しい絵でとても好きだったので、今回も楽しみにしていました。

…が、今回は少し毛色が違う?
深山先生の持ち味(だと私が勝手に思っている)の「可愛い恋のお話」はいつも通りですが、今回は可愛いだけではなかったです。
予想外でしたが、個人的にはただ可愛いだけよりも好きでした。

読後感はいいけれども、ちょっと後に引くような、心地いい作品でした。

兎にも角にも絵が綺麗!

絵が美しすぎて、ページを捲るたび…いえ、コマを追うたびに「絵が美しいな…」と思うほど美しかったです。
私の好みど真ん中だったというのはあるでしょうが、他にも絵が綺麗というレビューを見かけたので私の感性が異常ではなかったようで安心しました。

たまたま、ただなんとなく手に取った作品だったのですが、出会えて良かったです。
大満足の絵柄は横に置いておいても、良かったなと思うポイントが3点。

①登場人物の年齢が20代後半のサラリーマン
これは私の好みですが、BLを読み続けて早◯年…。歳の離れた学生モノを純粋に楽しめなくなってしまったのもあって、とっつきやすい年代でした。

②受けも攻めもどちらも男らしい
受けに対して「華奢」「か弱い」といった描写を美点として取り上げられるのが好きじゃないのですが、この作品は、ぱっと見どちらも攻めっぽくて(しっかりと男らしくて)良かったです。

③同性同士の恋愛に悩んでいる
私はこれが読みたくてBLを読んでいると言っても過言ではありません。いろいろな悩み方を見てきましたが、この作品でも同性同士の恋愛についてしっかり向き合ってくれます。いろいろ読んできましたが、個人的には新しい観点での悩み方だったので特に良かったです。
(悩むシーンは長すぎず、くどくなかったです)

これは私の判断ポイントなので、読むか悩んでいる方には参考にしてもらえたら嬉しいです。
もしちょっとでも気になっている方がいたら読んでみていただきたいです。

胸を締め付けられるような

完全版を読みました。
どうやら完全版の掲載は無いようなので、こちらにレビューします。
(完全版には電子限定番外編の「傍らの遠吠え」と「grooming time」も入っています)

ひとつ言いたいのは、表題作を読んだら「傍らの遠吠え」は絶対に読んでほしい、ということです。個人的には、この番外編まで通して一つの物語が完結すると思っています。

ゲイだと自覚する主人公が、紆余曲折あって、幸せになるお話です。
この「紆余曲折」が醍醐味なので、ここではこれ以上語りません。
同性恋愛なのだから、一筋縄ではいかずたくさん苦労してほしい!…と、思いながらいつもさまざまなBL作品を手に取るのですが、これを読んだ時、私はまさにこれを求めてた!と思いました。
BL作品に慣れてくると、男同士ってそんなにハードル高くないのではないか、という錯覚に陥りますが、この作品は初心を思い出させてくれます。

読み終わってすぐにもう一度読み返してしまいました。

あたたかくて、苦しくて、でもちゃんと萌える、そんな作品です。

何度も読み返したくなる

表紙の色遣いが素敵で惹かれました。
作家さんのお名前は見たことあったのですが、初めて読みました。

お洒落な表紙も、ファッション業界のお話だということで、納得。
作中にもお洒落な服がたくさん出てきます。

山あり谷あり、壮絶なストーリー!…というわけではありません。すごくのんびりと物語が紡がれています。
何かがすごく面白い!というわけではないのですが、ふと、何度も手が伸びて何度も読み返してしまいます。
雰囲気と、無理のないストーリー展開と、違和感のない登場人物の心情の変化が読みやすいのだと思います。
個人的にはとても好きです。

レビュー現在、まだ二巻は購入していないのですが、一巻を思う存分楽しんでから購入したいと思います。
(今すぐに続きが読みたい!というような終わり方ではなかったです)
あと、最後の書き下ろしがすごく萌えました。

木々は春 コミック

中陸なか 

この作品だけでも楽しめます!

読み終わって、素敵な作品だった〜と思いながらカバー下の後書きを読んで、初めてスピンオフ作品だと知りました。
たまたま本屋で手に取って衝動買いをしたので前知識は全くありませんでしたが、スピンオフ元を知らなくても充分に楽しめます。(私は読み終わっても気づかなかったので…)

登場人物それぞれにいろいろな悩みがあります。
一面的な悩みではなくて、多面的な悩みです。
人間は何か一つの問題や悩みを抱えていたとしても、それが一つの原因からによるものだとは限りませんよね。いろいろなものが積み重なってその人を作り上げていると思います。
そんな悩みや問題がひとつひとつ丁寧に描かれており、乗り越えたり躓いたり、二人の距離が縮まったり遠のいたり…
一冊だけど、とても読み応えがありました。

「ハラハラドキドキ!」とか「キュンキュン可愛い萌え!」という感じにはなりませんが、じわじわと、心が温かくなるような、何度でも反芻したくなるような作品です。

番外編が良かった!

受けが元彼を吹っ切るシーンはとても良かったです。
あのシーンを見て、上巻で受けがちぐはぐな言動をしていたのは「DV男に洗脳されて依存していた」からだったのだと気付きました。(遅いですが)
上巻では攻めと一緒にもどかしい気持ちになっていましたが、下巻でスッキリできて良かったです。
しかし「BL的な萌えを感じられたか?」と言われると微妙なところです。
悪くはないのですが、単純に私の趣味嗜好とは異なるため「萌え」という感情とは遠かったです。

ただ、番外編は最高でした!
当て馬(攻め)が掘られてよがる姿は最高ですね!
リバがイケる方は楽しめると思います。散々最低なことをしてきた不倫男がその報いを受けるのを見ることができて良かったです。
こちらが別の作品として発売されることがあれば是非とも購入したいです。

本編よりも番外編効果で「萌×2」です。