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爽快感ある面白さ!!

とにかく笑いました~(*´▽`*)

攻めが喘ぐと、こんなにお話の様子が変わるものなんだ!と、
ビックリ&大爆笑でした。

主人公のヤクル(受け)は娼館で働く下男ですが、
ひょんなきっかけから、男娼として客を取るようになります。
そしてお話は、徐々にヤクル総受の様相へ…。
男たちは次々にヤクルの虜になり、
なぜか全員、行為中に激しく喘いでしまうのが本当に笑えます。

いやこれ、攻めさんたちは喘ぎたくて喘いでいるわけではないんです。
なぜ?と本人たちも首を傾げていると思うのですが、
ヤクルの名器の前にはなすすべもなく、
身分ある国王も、屈強な騎士も、
誰も彼もアンアン喘いでしまうのですよ。
その喘ぎっぷりが派手で、笑いがこみあげてたまりません。

特に笑ってしまったのが、
ヤクルが、ある攻めの身請けを断った場面。
ヤクルからの辞退の便りを受け取った攻めは、娼館に駆け付け、
断られたことへの怒りや焦燥の感情に任せてヤクルを抱くのですが、
「あん、あんっ、あああんっ」と喘いでいるのは当の攻めなのです。
こんなことってあるの?と爆笑しました。

他にも、ヤクルに嫉妬した他店の男娼や、
息子がヤクルに夢中なことを心配した父親(国王)など、
なぜアナタが!?という意外な人物が
次から次へと攻めになっていく様には笑いが止まりませんでした。
攻め同士で牽制し合って、おバカなやりとりしちゃうのも可笑しいんです。

ヤクルが、心優しく明るい性格なのと、
攻めひとりひとりが、真剣にヤクルを愛しているので、
終始爽やかな印象で、読後感も良かったです。
娼館の店主や従業員もみな暖かく、情に厚く、
己の身を売るという特殊な世界のお話でも
安心して読むことが出来ました。

攻めたちもそれぞれに個性があり魅力的で、
チッチーさんの絵柄もぴったりマッチ!
マッチョなタイプが多く、眼福でした~。
そして、巻頭のキャラ絵と説明がとっても便利です。
何度も戻って確認出来ますよ。

ラストで、ヤクルのちょっと悪い顔が見え隠れするのも痛快でした。
読み終わって本を閉じ、サブタイトルを見てまた笑い、
最後まで、本当に楽しい1冊でした。

イチャイチャシーンは神!

アイドルグループのリーダー頼と、マネージャー三倉さんとの秘められた恋。
タイトルは、「恋には向かない職業」ですが、メンバーや社長など周囲が全員いい人なので安心して読めます。

頼は、オフではゆるゆるおっとりで料理も出来ない天然君なのですが、お仕事になるとグループのリーダーで、他のメンバーに気合も入れられるしっかり者。
恋になると積極的で忍耐強く、ひとたびくっつくと純情ですぐ赤面しちゃう子猫ちゃん。
ちょっとキャラを盛りすぎじゃないかと思うほど、色々な面を持っている受けさんです。

三倉さんは大人の男性。
切れ長の目が素敵なクールキャラです。
頼のことは、親がわりのように目をかけていて、頼のためならその恋心を突っぱねることも出来ちゃいます。

自分的に、このお話は、くっついてからが本番だと思っています(2つの意味で)←

Hシーンや、2人でイチャイチャしている場面の描写が、本当~に素敵です!!
この作者さんの、恋人同士の時間の描き方は、自分的に神中の神で、性癖ど真ん中なのです!
もっともっと長く見ていたかったなぁ。

幸せいっぱいの笑顔は可愛くて穢れがなくて、見ているこちらまで心が浄化されるようですし、ベッドで体をくっつけてクスクス笑う2人を色々なアングルから描いているのも、一生見ていたいくらい、心が幸福感でいっぱいになりました。
あ~…、幸せです…(*´ω`)
絵柄の影の付け方、背景などにも心が配られているせいか、一コマ一コマが緻密な絵画のようで、本当に素晴らしかったです。

メインのキャラ設定が掴みにくかったところがあり、
(後任マネの方がキャラが立っていたような…)
作品の評価は萌ですが、後半の恋人になってからの展開は神でした。
次回作にも期待したいと思います♪

男子高生の会話のリアル感たっぷり!

ジャケ絵も可愛い、キャストもよくってBGMもうるさくない、特典も充実していて、かなり手堅い1枚ではないでしょうか。

攻めの古川さんは明るいリア充。
古川さんの演技のテンションが高すぎるのかテンポが良すぎるのか、本当にチャラチャラして聞こえるのがスゴイ(;^ω^)
ちょっと上滑りして聞こえるなぁ…と思っていたのですが、その演技が中盤以降、ギャップとして生きて来ます。
この攻めさん、チャラチャラ明るいだけの子じゃありません。
告白の場面での低音や、Hシーンでの囁きなどの変化が素晴らしく、トラブル時には受けさんを支える男気もあります。
また、殴られた時の「ヴッ!!」という呻きや、すっとぼけた「なになに~?」など、クルクル表情が変わるキャラクターを、とても細やかに演じられていて、一緒に笑っちゃう場面がたくさんありましたよ。
古川さんの演技に引っ張られた作品という感じがしました。
序盤ちょっと風邪声っぽかったのが残念かな。

受けの佐藤さんはしっかり者の委員長。
普段は真面目なキャラなのに、失敗して赤面したり、好意を向けられてうろたえたり、トラブルに余裕をなくしたり、ひとつひとつの演技が丁寧ですごく可愛かったです(´ω`*)
真面目なあまりに、攻めさんと噛み合わない部分がたくさんあるのですが、男同士のHの知識が全然なく、攻めさんが「デスヨネ~」と苦笑する場面などもお気の毒で笑ってしまいました。

二人の軽快なやりとり、コメディちっくな返しや台詞、会話のオチなどは聴いていて絶対笑ってしまいます。
メインの二人の息がバッチリ合っているのは当然で、さらに台詞(台本)が良いのかなぁ。とにかくすごくリアル感があって楽しかったです。

受けさんの幼い兄妹のお声にも和みました。
声だけで、ちゃんと男の子と女の子って分かる!
可愛い~(*ノωノ)

そして、教師役が新垣樽助さんなのですが、この配役がブックレットにもHPも掲載されていないのです。
サプライズ??なんでしょうか?
大変驚きました!

攻めの名前があすまで、受けの名前があすかです。
何か理由があるのかと思って聴いていましたが、最後まで特に何もなかったです…、出席番号順の席順ということなのかな。
あと、勝手に男子校だと思っていたので、急に女子の台詞があった時は何が起きたのかと思いましたw

CDの最後に、出演のお二人が地の声で、役柄と名前を静かに言い合って終わるのが、余韻があって素敵でした。
聴いた後、とっても幸せな気持ちになれるので、鬼リピ決定です。

このシリーズが人気作品になって、続編やアフターストーリー、新垣さんのスピンオフなど、色々と展開されたら楽しいなと思いました。
贅沢を言えば、3部作購入特典は、アニメイトもリレートークCDにして欲しかったなぁ~(^^ゞ(アニメイトはイラストカードなんです)

タイトルも挿絵もピッタリ

作家買いしている海野幸さん、
今回のお話もとっても楽しかったです。

レビューも拝見し、同感!と膝を叩きました。
一読し、タイトルの意味を理解したら、
もう一度読みたくなる作品なんですよね。

水沢(受け)は、とても惚れっぽい性格で、
簡単に、次々に人を好きになってしまいます。
が、きちんと告白することは出来ず、
ストーカーまがいの行動に出たり、
こじらせた想いを、手編みのセーターや
手料理にぶつけるという、一風変わったキャラクター。

この受けさん、不思議なのですよ。
普段の言動からは、次々に人を好きなったりあっという間に冷めたり…という軽々しい人物には全然見えないのです。
むしろ、ピュアで真面目な好人物。
なのに、なぜか恋となると、途端にヘンな方向に振り切れてしまうのです。

そして、終盤から明かされる過去。
謎解きのような流れにびっくり&一気に心が奪われました。
毛糸のからまりをゆるめるように、ゆっくりと優しくほどかれてゆくトラウマ。
湯ヶ原(攻め)の包容力と愛情は、穏やかで慈しみにあふれ、目頭が熱くなる場面でした。

Hシーンも、これまでにないような斬新さと楽しさにあふれ、エンタテイメント炸裂!です。
こんなH、絶対楽しいだろうなぁ。
ズレた言動を繰り返す水沢が愛しくて可愛くて、湯ヶ原が何度も噴き出しそうになっている場面では、こちらも一緒に微笑んでしまいました。
また、橋本あおいさんの挿絵が素晴らしい!
特にイく時の、水沢の頬を染めた表情が可愛くて、攻めだったら絶対こういう体勢(至近距離から顔を覗き込んでいる)になるよねwとニヤニヤしてしまいました。

そして湯ヶ原という名前に、温泉に浸かっているようにおだやかだと、湯ヶ原本人の性格を、頭の中でなぞらえて考えている水沢が天然で可愛かったです。

余談ですが、特典ペーパーのタイトルは
「きつく縛って」。こちらは攻め視点。
もっと束縛してくれたらいいのになという可愛い内容と、対になったタイトルセンスの良さ、そしてドンピシャともいうべき橋本あおいさんの挿絵を含めて神寄りの萌え×2です。

フリトを全プレにするのはヤメテ☆

小野さん×佐藤さん、あて馬が新垣さんということで、
発売が決まった時からワックワク♪だったんですが、
一番のハマり役は、ダントツ新垣さんだったと思います。

控えめで優しくて、洋春(受け)のことがとても好き、
でもいい人すぎてちょっと物足りない?
…という夏朗のキャラクター像が、
新垣さんにハマりハマりにハマっていました!!
夏朗っていうか、新垣さんそのものじゃない?
…いや逆か??と、頭が混乱するくらいに
人物像がピターっと合致していましたよ。

声から笑顔が見えるような人の良さや、
「ね。」の響きだけで好きな気持ちが伝わっちゃう演技が
本当に、まんま夏朗でした。

自分の中で、このCDのベストシーンは、洋春と夏朗の別れの場面です。
この場面だけで、神×2くらいのインパクトがありました。
新垣さんの演技が素晴らしすぎです。

夜の公園、夏朗は最後の逢瀬だと分かっているのに
「僕からは言わないよ」と、優しく微笑むのです。
そして、抑えられない悲しみと涙、嗚咽。
最後の、「また何かあったら戻っておいで。…なんてね」の言い方なんて…、
…もう神すぎました( ;∀;)
その強がりと洋春への愛情に、一緒に泣くしかなかった。
悲しくて心に痛くて、あまり何度も聴けないシーンです。

この時点で夏朗は、洋春の想い人の存在を知っていますが
洋春自身は、和秋(攻め)と付き合うことなどは微塵も考えていません。
「1人になった」と、静かに自分を見つめているのも
洋春らしいな、誠実でいいなと思った場面です。

新垣さんのことばかり書いてしまいましたが、
メインのお二人もとても良かったです。

小野さんは、気だるげな低音で、ささやき声などとってもセクシー。
回想の「好きだよ~」「別れよっか」の軽さからの
トラック5頭の、モノローグの真摯な響きにビックリしました。

佐藤さんは、地の声に近い自然な喋りで良かったです。
「え??」などの、あせった自問自答の場面や
テンパってどもりながら言葉を重ねる場面など、
コミカルな演技も可笑しくて、洋春が佐藤さんで良かったと思いました。

新たな企画も進行中という嬉しいサプライズもあり、
夏朗の今後に、期待したいと思います。

最後にちょっとだけ。
このCDはフリトが別料金の申込制になっています。
代金と手数料と切手代を負担し、全プレのように申し込む形なのですが…☆
個人的に、フリトは特典として付いているからこそ
お得感があり、好感度の高いアイテムだと思っているので
今後、このような方法が定着したらちょっと困るなぁと思っています。
メーカーさん、なにとぞご一考頂ければと思います。

挿絵もピッタリ!

物悲しく切ない逃避行モノです。
田舎町の情景の美しさや、凪いだ海の中佇む二人など、
ノスタルジックな世界観にどっぷりはまることが出来、
脳内で小旅行をしたような気分になりました。

行先も決めず、お互いの愛情以外は何も持たず、
未来の見えないままでの逃避行ストーリー。
序盤から不安要素がテンコ盛りで、
どうなっちゃうの?とハラハラ引き込まれました。

ポジティブな洸生(攻め)とネガティブな省也(受け)という、
役割分担が出来あがっているので、とても読みやすいです。

洸生が、有望な未来を全て捨てていること、
省也が、そのことに責任と迷いを感じ続けていることが、
次第に、二人の間に影を落とすのが興味深かったです。

また、肌を合わせてもどこか哀しい。
二人でいるのに手放しで幸せとは言えない、
物悲しいメロディが流れ続けているような
刹那的なセックスにも胸が痛みました。

1章の終わりで、ハッピーなラストの結末が
サラっと書かれているのはビックリ!
これは自分的にはとても嬉しい仕掛けで、
このラストに、どうやって繋がるの?とワクワクしました。

私が一番好きな場面は、
1週間の滞在を経て、東京に帰る洸生を省也が見送るシーン。
笑顔でお別れをして、洸生の乗るバスを見送った後、
楽しかった時間を思い出しながら、
微笑みながら、一人で家路につく省也。
だけど、突然歩みを進められてなくなってしまう。
同じように、同じ気持ちで、バスを降りて省也を追いかけてしまった洸生。
駆け寄って抱きしめ合って、その胸で省也は初めて号泣することが出来ました。

同じ作家さんの挿絵ということもあり、
言ノ葉シリーズの二人の感性にも近いものを感じました。

相手を想うあまりに誤った選択をしてしまうことや、
本当の気持ちを伝えることが出来ないこと、
愛し合っているのに、傷つけ合ってしまうこと、
不器用だけどまっすぐに生きる二人がとても愛おしかったです。

興津さんが低かった…


CDの内容を書く前に…☆

ブックレットについて。

4コマがたっぷり6編収録されているのですが、
二人の暖かい雰囲気が伝わるお話で、どれもとても素敵でした!

一編だけ内容を書くと…。

バレンタイン当日。
徳永さんに会社でチョコを貰えなかった高梨。
帰宅後、家で無事に貰うことが出来るのですが、

高梨「会社でチョコもらえなかった俺がなんて言われたか知ってます?」
徳永「知らねーよ」
高梨「チョコ梨」
徳永さん、お腹を抱えて大爆笑。

チョコ梨が巧すぎだし、
家で渡したいって思う徳永さんが健気で可愛い~!
会社の皆さんも、
高梨が徳永さんにチョコをもらえるかハラハラして、
きっと一日中、見守っていたんだろうなぁ♪

この4コマ集、いずれどこかに収録されたらいいな。
多くの方に読んで頂きたいと思うのです。

本編について。

小野さんは、高梨がそのままそこにいるようなお声でした。
台詞と心の声が真逆だったりする面白シーンの数々を、
小野さんの声で聴けるこの幸せ!
こんな声で優しくされたら、誰もが心を開いてしまいそう。

興津さんは、徳永さんのイメージとは少し違いました。
自分の中では徳永さんは、しっかりした中の天然っぽさや、
可愛らしさが魅力でしたが、CDでは、ハキハキした低めの男前声です。
居酒屋のシーンなどはかなり漢っぽい演技だし、
朝起きたての場面、酔っ払った場面、うめき声などは、
低すぎてちょっとオッサ…、大分年上に感じます☆
この声なら、興津さんと小野さんが逆キャスティングでもアリだったんじゃ??

ただ、ギャグパートでの言葉の応酬や、
情熱をぶつけ合う言い合いのシーンや、
濡れ場での掛け合いは、お見事のひとこと!
お二人とも息がピッタリで、とても感情移入しやすいです。

私が好きなシーンは、
会社の人達に付き合っていることがバレて、
徳永さんが「死にたい…」「おれが高梨のこと好きって全員知ってるってことだろー」などと嘆くコミカルな場面です。
はからずも、愛の告白をしているのに気づかないこのアホ可愛さですが、興津さん、口をとがらせてポロっと喋っちゃってる徳永さんの表情が、目に見えるようなお声で演じてくれていて、感激でした~。

その後の、高梨の
「この人のこういうところがすげえ好き…」の言い方もすごく良かった!
そして「その顔ずるい…」の囁きの破壊力と、
徳永さんのすすり泣き喘ぎ、高梨の息遣い…!!

Hシーンはサラリとしていますが、
体を繋げる部分だけを安易にメインとしないで、
会話や情景のひとつひとつを丁寧に描いているのが、
とても良いなぁと思いました。

それから、古谷さんの若い頃のエピソード。
この部分をここまで丁寧に、
時間を割り当てて作ってくれるなんて感動しました。
こっちをメインにしても、2枚組でCDが作れそうな完成度の高さです。

また、古谷さん役の二又さんを始め、
脇役の皆さんの演技もとても良かったです。
職場の暖かい雰囲気や、一人一人の優しさが、
ガヤの中にもあふれていました。
さらにはBGMまでピッタリ!

こんなに暖かい気持ちになれたCDは久しぶりだと思います。
興津さんが低すぎたのが少しだけ残念ですが、
収録時間のボリュームと素敵4コマを加味して、この評価とします。

東條さんの壊れっぷりがスゴイ☆

全体レビューは他の方がして下さっているので、
私は心の赴くまま(?)、
大好きな東條さん中心でレビューしたいと思います。

「もふもふ or dieだ!!」(東條)
「はいい~???」(歩)

もう、爆笑しました(≧▽≦)

東條役の新垣さんが凄すぎた!
新垣さんって、こんな変態みたいな演技が出来て、
こんなに面白い声が出せちゃうの?と
思わずドン引…、感動しました!(◎_◎;)!

「ピポー!」みたいな声までバッチリ再現されているのには
えええ?と固まってしまうほど驚愕☆

歩役の寺島さんは、軽めの元気っ子っぽくて、自分の中の歩のイメージとは違いましたが、
東條さんへの相槌のような「ふふ」という笑いが可愛くて
思いがけずキュンとしちゃいました。

特に私が好きなのは、東條さんの朗らかな笑い声。
歩がイジイジ悩んでも、一瞬で笑い飛ばす明るさの威力!
これは、自分的に原作の東條さんのイメージドンずばで、
本当~に、嬉しかったです(*´ω`*)!

それから、歩と二人のシーン。
ベッドの中で「もう怒ってないです」と言う歩に、
東條さんが
「ほんと?」
「ほんとに?」
と言い募る場面です。

甘えるような言い方ではなく、とても静かで、
その台詞に、東條さんの不安と優しさが隠れています。
原作では何ということもないシーンですが、音声になったことで、
歩がどんなに愛されているかを改めて思い知りました。

そしてやはり一番注目していたのが、
俺も子供が産めないよ、と気持ちを伝え合う名シーン。

この場面は、原作が素晴らしかったので、
それ以上のものはないのでは?と不安でしたが
雰囲気や空気感まで、しっかり再現されていました。
新垣さんの言葉の伝え方には優しさと慈しみがあり、
本当に素晴らしかったです!

そして、普段の東條さんの、
仕事が出来るオトナの男性の声と、
二人きりになった時の壊れっぷりのギャップが凄い!

終盤は、二人の場面がメインとなり、
東條さんがぐんぐんヒートアップして行きます。
原作そのままの奇声を発したり、
半分歌ってるような台詞まわしだったり、
テンション高い上に声も大きい(笑)
とっても楽しそうです☆
聴く側がしっかり付いて行かないと、
途中で振り落とされてしまいそう(;^ω^)
新垣さんの新たな魅力を見たような気分になりました。

「囀る鳥は羽ばたかない」以来、
役に恵まれなかった(と言ったら失礼かな…)新垣さんが、
ここへ来て、本領発揮!という勢いのある演技はお見事でした。

さらに巻末トークでは、
やりすぎでNGを食らったことを笑いながら白状しています。
そこまで頑張って役作りをしてくれた新垣さんに
心からのグッジョブを送りたいです。
ちょっぴりオマケの「神」評価です。

どうしても聴きたかった台詞♪

ネタバレかも知れないので、
少し改行します(;´∀`)



*********



このCDの中で一番聴きたかった台詞が、
かんちゃんの「ざんねん、うそ」でした。

「ほどける怪物」で、
飲み会で酔いつぶれたかんちゃんが、
自力で歩けず、秀那に自宅まで送ってもらい、
ベッドに横たわる場面です。

局部ピアスがあるとにおわせて、
自身のペニスを露出させてのこの台詞!

もう、コミックで見た時点で鼻血ブー(表現が古い)だったのですが
音で聴くとどんな?と、とても楽しみにしていました。

小野さんの声で聴くと、予想外に可愛らしかった!
もっと色っぽいお声を予想していたのですが、
笑いを含んだ声がいたずらっ子のようで、
清純なイメージもあって、想像よりずっと素敵でした!
スゴク良かった~(≧▽≦)

それから、もうひとつ注目していたのが、
タイトル作品の、ヒロが夏生と喧嘩別れするシーン。
復讐だったと白状し、夏生を傷つける目的も果たせたのに
笑えない…何故…、の場面での、「笑え!!」の台詞です。

自分のイメージでは、慟哭するような大声でしたが
CDでは、ヒロが、自分自身に
イラ立ちをぶつけるような、やるせなさが漂っていて
胸にグっと響きました!こちらもとても良かったです!

声優さんってさすがだなぁ~。
と、改めて実感しました(*´▽`*)!!
素晴らしかった~!

全体的にも、BGMのかぶせ方などもとても自然でしたし、
夏生の料理が出て来る時の、デデーン☆という音も
原作に忠実すぎて、毎回笑ってしまうほどで、
心をこめてきちんと作られたCDという印象でした。

お話の流れは、駆け足な印象で余韻がなかったこと、
カットされた場面が多かったことが残念です☆

希望としては、最初から2枚組にするか、
「恋愛ルビ」と「ほどける怪物」は1枚ずつ発売して
それぞれにフリト特典があれば最高だったなぁ。
このメンバーのフリトはぜひ聴いてみたかったです。

最後にお一人ずつの感想を…。

夏生の増田さん。
「学校来いよー☆」とか「むしろイイ感じ~」など、
頭が悪いけど憎めない♪という雰囲気がよく出ていました。
ちょっとテンポが悪いところもありましたが、
アホ可愛いキャラ、ハマリ役だと思います(*^^)v
そして、泣き場面の演技力が予想以上で震えました!

ヒロの新垣さん。
お声自体は、同級生というより
父兄か上司かというレベルでしたが(絶対童貞じゃないw)
「ほ??」「おい…しいよ…」など、
コミカルな演技もなかなか巧かったです!
モノローグもなどもお上手で、うっとり聴き入りました。
次回はもっと合った配役で、色っぽいお声を堪能したいです。

秀那の佐藤さん。
普段のイケボと違って、かなり高めのチャラ男全開な声です。
佐藤さんってこんな演技も出来るんだ!という驚き☆
秀那というキャラが息づいて、イキイキ動いているのが見えるようです。
しかし、ひとたびHになると途端に低い声になって、
ぐっと色っぽくなるギャップが良かったです。

かんちゃんの小野さん。
あまり乱暴な感じがしない、
原作よりやや優しい雰囲気のかんちゃんでした。
待ちに待った小野さん受けで、楽しみにしていましたが
期待通りのエロ可愛さで、もっと聴いていたかった~!
これからもどんどん受けて欲しいなぁ。

それから、かんちゃんが勤めていたブラック企業の
上司役の声が、怖くて怖くてガクブルでした(;・∀・)
こういうところにちゃんと上手な人を配置しているおかげで
ストーリーに説得力が生まれてるのだと思います。

ということで、全体的には神寄りの萌×2です。
付属の小冊子もサービス満点で、大満足でした!
次回作や付録CDなども楽しみにしたいと思います♪

ひとつだけ気になったこと

タイトル通りのやさしい恋。
腐友さんに「きっと気に入るよ♪」とお墨付きをもらって読み始めましたが、本当に素敵なお話で大満足でした。

あらすじは皆さん書いて下さっているので省いちゃいますが、
とにかく、幼少期に切ない経験をしたツトム(受け)が
しーちゃん(攻め)のような運命の人に出会えて本当に良かった!!
これに尽きます( ;∀;)

しーちゃんはツトムにはメロメロに優しいですが
誰にでもそういう態度じゃないところが面白かったです☆

例えば同僚などには、クールだったり素気なかったりするのに、
ツトムにだけは、周囲が呆れる程の特別扱い(;´∀`)
ツトムがしーちゃんの勤め先の病院に来た時の、
しーちゃんのドヤ顔と、同僚達の引き気味の心の声には笑いました。

ツトム側の感情は、染めた頬や、キラキラした瞳から読み取ることになり
それがとても心地よく優しくて、癒されましたね~。
本当に可愛かったです!

私が好きな場面は、しーちゃんにもらったパンダのパン吉を
大事に大事にしている幼いツトムの様子が、1頁丸々描かれているところです。

お風呂も歯磨きも肌身離さず、出掛ける時は手のひらにギュっと握って、
眠る時は小さなお布団をかけているんですよ!
なんて可愛いんでしょう(≧▽≦)!!

それから、もうひとつは成長後のツトムの場面。
しーちゃんの家にお泊りするツトム。
イチャイチャ出来るのかな♪って期待にソワソワしてるツトムと、
考えるところがあり、何もしかけて来ないしーちゃん。。。
布団を並べて寝た時に思わずツトムは、モンモンとHな想像を…?

…ではなくて、頭の中のイメージは、
向かい合って手を握り合っているだけの二人のシルエットで、
キスすらしていないのですw
そして背景にはハートが飛び散っているという、
なんとも穢れなく可愛らしい妄想が最高にツボでした!!

そして幼少期のエピソードは全て大好きです。
おもらしをしてしまってぷるぷる震えるツトムに
優しい言葉をかけてあげるしーちゃん。
心に傷を負い、声を出すことが出来ないツトムに、
服を2回引っ張るのが二人のヒミツの合図と決めたこと。
夜の森に迷い込んだツトムを、責めないしーちゃん。
そしてその胸で思い切り泣かせてあげた夜。
こうやって書き出しているだけでも
涙腺がゆるんで、心が満たされるような暖かさを感じます。

スピンオフの、ツトムの天然お父さんの恋も楽しかった!
カバー裏で、お父さんの年下恋人(未満)のテッドと
しーちゃんの反りが何故か合わないのがすごく面白かったので、
その後の展開をぜひ読みたいと思います。

ひとつだけ気になってしまったのが
しーちゃんの問いかけにツトムが「コクコク」と2回うなづくシーンがとても多いことです。
ツトムなら「コクン」と一度だけゆっくりとうなづくんじゃないかなぁ。
少しせわしなく、せっかちなイメージに見えてしまってその点だけ残念でした。

全体的にほんわか暖かなお話ですが、
噴き出してしまうような面白展開も多くて楽しく読めます。
また、絵もとても丁寧で、
家の外観や塀、森や空などもしっかり描きこまれていたのが好印象でした。
序盤は体の線が安定しない部分があり、バランスもイマイチでしたが
終盤になると、裸体や絡みの絵もとても綺麗になっていました。

早く次の作品が読みたいです(*^^)v
ツトムとしーちゃんの続き、お父さんのスピンオフ、両方期待したいです!