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女性紬羽葉さん

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この街に住みたい!

今作も溺愛・あまあまに揺らぎがなく、じっくり堪能させていただきました!

攻めの雄豪は先生曰く「野獣系」とのことですが(タイトルも野獣さんですしね)、再会したその日にキスして触ったり、それを怒ってるんじゃないかと次の日に朋の好きなものを差し入れしたりなど、やってることは小学生が好きな子に構うのと似たようなもので、小学生系野獣?見た目も言動もカッコいいのに、そんなところが妙に可愛くてツボでした。

受けの朋は身も心も小動物系です。小学生の頃に雄豪からもらったキーホルダーを大事にお守りとして持ち歩いていたり、再会してからも雄豪に好き勝手されてるのに嫌じゃないのはそういうことなのに、まるで自覚がない朋に、こちらはもう焦れ焦れしました。

小学生の頃からの初恋同士、ようやくくっついたよ~と思ったら、またもや小動物の朋は最後まですることは不安で、「付き合うけど最後までしない」ことに雄豪も尊重しちゃうのです。
ある出来事がきっかけでようやく二人は結ばれることになるんですが、カレンダーに「合体予定日」の印をつけて楽しみにしちゃう豪くん、もはや野獣ではなく忠犬です。いつのまにやら朋がしっかりリードを握っています(笑)

私的にお気に入りキャラは朋が勤める「atelier 麦」の店長とお孫さんのダブル米原。良い味出してました。

このお話には「お兄ちゃんのお嫁入り」の八束家が登場します。「嘘つき溺愛ダーリン」の雪穂が名前だけ、ちらっと。未読でも問題ないですが、読んだほうがストーリーが広がるかもしれません。

読み終えて思いました。この街に移住したい!!麦のパンを食べて、あちらこちらで萌えを補給し、公園で八束家のちみっこと遊びたい!

息が少々荒くなってしまいましたが…、間之先生と花小蒔朔衣先生は最強タッグですね。間之先生の世界と花小蒔先生の可愛いイラストが見事にマッチしていると思います。

17歳の恋

さとみちるさん、最近まで全く知らずにいたのですが、ちるちるトピで紹介されていた前2作を読んで、すっかりファンになってしまいました。そんな中、発売されたこの作品、イラストが緒川千世さんというのもあってとっても楽しみにしていました。

双子の兄弟、2つのカップルのお話です。

「スイートスイートユー」
兄虎太郎のお話。攻め(蒲生)視点です。
弟の虎次郎に悪口を言われたり嫌がらせをされている蒲生は、ある日虎次郎と仲間に囲まれているところを、他校に通う兄の虎太郎に助けられます。髪の色が違うだけのそっくりな虎太郎に初めは警戒していましたが、弟のことで気遣ってくれる虎太郎に次第に心を開いていきます。
早い段階で二人は両想いになるので、恋愛的にはあっさり?と思いきや、蒲生は家庭内のストレスから味覚障害があるのです。
蒲生は虎太郎という自分を受け入れてくれる人に出会ったことで、その障害から逃げるのではなく、立ち向かおうとしていく二人の心の繋がりを描く物語でした。

表題作「放課後の魔法使い」
弟虎次郎のお話。受け(虎次郎)視点です。
大好きな兄虎太郎の彼氏が蒲生ということが認められずショックを受ける虎次郎。
氷上という不良で名の通る男に、蒲生をやっつけてもらう依頼をした友達の話を断るため、一人氷上がいるという空き教室へ向かいます。そこで氷上に「大好きな兄ちゃんにしてやる」とキスをされてしまいます。 「兄ちゃんにしてやる」という魔法の言葉に操られるように、次の日もそこへ行き、体をつなげてしまいます。
そうして二人の時間を過ごすうち、氷上の本当の姿を知っていきます。虎次郎は最後のほうまで恋していることに気付かないので、切ない展開となるのですが、そこで自分を見つめ直していきます。
こちらはエッチの回数が多いです。学校のいつもの空き教室が定番であとはトイレとか。「スイート」がほのぼの可愛いエッチなら、こちらはちょっと過激な印象。高校生の性衝動って感じでこれまた良かった。

一冊に2つのお話だと短すぎて薄味になりそうなところですが、どちらのお話もしっかりと恋愛の楽しさ、切なさ、そして友情、家族愛、人としての成長が描かれていて、読み応えがありました。
表紙の緒川さんのイラストが素敵!

究極の不憫受け

電子書籍で購入、挿絵はありませんでした。
痛くて重過ぎる話はあまり好んで読まないのですが、半額につられつい購入してしまいました。でも読めて良かったです。

受けの桃彦は義父のエドモンドからこれでもかというほど次々と辛い目にあいます。最初から陵辱シーンがあり、ほとんどラストまで何かしら酷いことがおこるので、苦手な方はご注意を。

桃彦はハーフのため時代ゆえの差別により、生まれたときから屋敷の中だけで過ごしてきました。それでも優しい母と一緒だったので幸せでしたが、その母が亡くなったあと、祖父母に売られ、イギリス人の義父に引き取られてからは不幸のオンパレード。部屋に閉じ込められ、陵辱や折檻を受ける日々。

しかしそんな境遇の中でも、桃彦は優しい心や思いやりを忘れず、まっさらな綺麗な心の持ち主で、いつか王子様が助けに来てくれると待っています。

情け容赦ない仕打ちに、読んでいるこちらもつらくなってしまいましたが、攻めの有儿を始め、攻めの周りの人たちが優しく温かい人ばかりなので、それに助けられました。

義父から引き離すことがことができたラストはスカッとしましたが、もっと酷い目にあわせてやれば良かったのに~!とも思いました。

有儿や優しい人たちに囲まれて、これから本当に幸せになっていくんだろうなぁというほんわかした気持ちになれた読後感でした。
これこそハッピーエンド、めでたしめでたし。

あー、キュンキュンする♡

秋平先生の新刊、楽しみにしていました。期待を裏切らない、ほんとに素敵なお話でした。

海老原(受け)は大学在学中に後輩である貝森(攻め)に告白されましたが、ゲイであることを隠すためとっさに嘘をつき、同性は無理と断ってしまいます。それから何年も貝森は好きな気持ちを隠さずに、海老原に接し続けてきました。いつのまにか貝森のことを好きになっていた海老原は悩むのですが…。

読んでいるこちら側はふたりが想いあってるのが判るから、やきもきしちゃうんだけど、それがいい!
お互いを想う気持ち、届かない思い、すれ違う切なさ、日常のほっとするような場面。一コマ一コマ伝わってきて、きゅーんってなります。

貝森はとにかくいい男です。
想いが通じ合っても、エッチが怖い海老原のために一年たっても挿入はしません。
しばらくは兜合わせだけの触れ合いなのですが、貝森は海老原が可愛いから一生これでもいいかとか思っちゃう。海老原のこと好き過ぎです。笑
こんな感じなので、初挿入のおねだりはまさかの海老原からでした。あんなに怖がっていたのに、いれてってなっちゃう。うん、可愛い。
指を入れる時は海老原に「変顔みてて」と話しかけ、笑った隙に入れて「おめでとう」と声をかけます。すごくエロい場面ではないのにドキドキしました。

溺愛わんこ貝森とツンデレ可愛い海老原をぜひ堪能してほしいです。

キャラって大事。

前作「ちいさな神様、恋をした」のスピンオフということで、まとめて購入し、前作を読んだ上で、続けて今作を読みました。

攻めの櫨禅と幼なじみの千世が前作とぶれているように感じられ、何ともしっくりこなかったです。
そして、櫨禅、受けの志摩、両方共ヘタレ過ぎるのか、同感できないことも多く、間延び感がありました。結局周りをさんざんかき回してからくっつくって!
どちらかがもう少し違った性格だったなら、もっとストーリーが生かせた気がします。残念です。

葛が前作に引き続き可愛い!可愛すぎて、主人公である志摩が霞んでしまったのは否めない…。前作その後の新市とのラブラブぶりも垣間見れてとても良かったです。まだふたりがエッチできてないとお話にちらっと出てくるのですが、新市に同情しました。葛の体のこともありますから、我慢するしかないんでしょうけどね。

葛を始め、都杷、伊吹、万智、という周りのキャラクターに随分助けられていたお話でした。この魅力的なキャラたちと、「津和の里」の世界に「萌」をつけさせてもらいました。

あとがきで「いずれ機会があれば」と書かれていましたが、ぜひ、葛の初エッチが盛り込まれた次作が読んでみたい!と思いました。今作ではちょっと可哀想だった千世がもっといい男と出会える話もいいな。

可愛い猫ちゃんにデレデレ

黒猫の珠は大切なご主人のために猫又になろうと、猫又がいるという動物園へ。そこで銀狐の白銀に出会います。白銀と猫又のレイに猫又になるための修行を受けることに…。

珠が健気で一生懸命で、本当に可愛い!
猫又に変化した時、まだ言葉がしっかり喋れなくて、「しぉがねさま」とかなっちゃうんですが、可愛いすぎる!と悶えました。
そんな珠を前にしたら、白銀がベロちゅーしちゃいますよね、当然!

白銀はクールな印象もどこへやら、猫姿の珠を抱き上げ、しっぽや体を撫でまくり、最初から変態チックです(笑)
珠は無垢で何も知らないので、自分と白銀の生殖器が全然違うと照れもなく言って、白銀を困らせたりします。無知って強い!白銀、翻弄させられてます。

可愛い珠と溺愛白銀も読みどころですが、ご主人様との絆がとても感動的でした(涙)。

猫又のレイや動物園の園長(人間)、顧問弁護士の草壁(人間)など、脇役も魅力的でした。
動物園の設定も面白かったです。

あまあま、溺愛ものがお好きで、猫好きさんにオススメです。

王道ストーリー、だけど聖獣がポイント高し!

桂生青依さん、最近よく読んでます。(といっても、まだ5冊くらいですが…) 結構たくさん本を出している作家さまで、いろんなタイプのお話があるようです。今作はファンタジー色の強いお話でした。

妹に縁談が持ち上がり、その相手というのが、今までの正妃がいずれも謎の死を遂げている「闇公爵」と恐れられているヴィストル公爵。その婚姻を阻止するため、リーンはヴィストルの花嫁になります。
その日のうちに陵辱され、嫌なのに淫らに感じさせられます。

城に監禁状態の中でも、自分を鼓舞して、前を向こうとするリーン。
孤独で愛を知らないヴィストル。
登場人物が魅力的に描かれており、物語に入り込みました。
リーンはヴィストルの不器用な優しさに触れ、ヴィストルはリーンの強さ、美しさに触れ、惹かれ合い、愛し合うようになる、というストーリー。

王道な展開のなかで、良いアクセントになっているのがコムと呼ばれる存在。コムは強い精神感応力を持ち、人間とコミュニケーションを取れる聖獣で、子どもの頃から一緒に育ち、信頼関係で結ばれています。また、主人同士、コム同士の関係がそれぞれに影響しあうという設定も面白かったです。

表紙の栗鼠はリーンのコムのムー。黒の獅子はヴィストルのコムのアーベント。そして、ムーがとても可愛い。リーンを励まそうと歌を歌ったり、とにかく一生懸命で癒されます。最初はアーベントが怖くて、「くろいのこわい」とぶるぶる震えていたのに、アーベントが怖くないと判ると、「らいおんさん!」とうきうきで一緒におでかけします。(SSのムーとアーベントのお話がとても可愛いです)

また、前半が辛いお話だった分、ふたりの想いが通じ合った後のあまあまがとっても良かったです。何しろ、冷酷と言われたヴィストルが同じ屋根の下にいるにも関わらず、ラブレターを日に何通も届けさせるラブラブっぷりなのですから!

今作は電子書籍版を購入しました。単行本未収録SSの「おくりもの」「ずっといっしょに」が収録されていて、イラストもあり、期間限定価格でお安く購入できたので、とても満足しました!

VOID R18 コミック

座裏屋蘭丸 

座裏屋先生は偉大でした!

座裏屋先生、初読みです。
先生のことはもちろん知っていましたし、興味もあったのですが、なかなか勇気がなくて、手を出せないでいました。18禁完全受注生産で話題となり、人気作の今作が電子化されたのを機に購入してみました。

購入していながら何ですが、実はあまりヒューマノイド系は好きではありません(^^;)。近未来の人間が作り出すものに対して、かなりの説明がなければ、疑問点や附に落ちない点などが発生してしまいます。難しい題材だと思います。そういう本格的なものはBLに求めていないので(BLを軽んじてる訳ではなくて、LOVEに重きを置いて欲しい)、その点を気にしなければ、読み応えのあるストーリーで、ぐいぐい引き込まれました。

そして絵の素晴らしさはダントツですね。体のライン、筋肉の付き方、ため息ものです。先生の絵を額縁に入れて飾っておきたいくらいです。

電子は白抜きでしたが、それでもかなりエロいほうではないかと思いました(#^_^#)。紙のほうの修正がどの程度か判りませんが、そちらも読んでみたかったと今さらちょっと後悔しています。

苦手な設定だと思っていた私でも楽しめたのですから、座裏屋先生はすごい!!過去作品もチェックしようと思います。

乳首本!

2003年発売「キャンディ」の加筆修正+書き下ろし版です。
「キャンディ」「Sweet Pain」「MILK」「彼の犬、彼の仔猫」書き下ろしの「キャンディミルク」が収録されています。上杉弟×匠、上杉兄×あつむの2カップルのお話です。

SMはあまり好んで読まないのですが、このお話は甘い空気が漂っていました。
上杉弟は冒頭で鬼畜な調教(私的にですが)をするので、最初はこれ大丈夫か?と思ったのですが、調教が終わると匠をぎゅっと抱きしめ甘やかすので、SM初心者の方でも手に取れるのではないかと思います。

物語はSMや調教がメインだからなのか、挿入はどちらのカップルも一度だけです。でも想いが通じ合ったあとのエッチはラブラブですごく良かったです。
切ないシーンや、人を愛することで生まれる嫉妬やすれ違いのシーンなど、恋愛要素もしっかりあります。

先生があとがきで書かれていましたが、まさに乳首本。乳首責め色々ありました~!プレゼントがプラチナのニップルクリップって!
そして、花小蒔朔衣先生の表紙、乳首に赤い糸を巻きつけられて、とろけた表情がたまりません。挿絵イラストもストーリーに合っていて素敵でした。

Hの時限定 むっつり絶倫攻×淫乱誘い受

作家買いしています。今作も楽しみにしていました!
攻め視点の本編と受け視点の続編との2編です。

国民的スターである旬の、ファンクラブクルーズの添乗をすることになった葛生は、間近に見た彼の美しさに見とれてしまいます。
旬のことは知っていたものの、船上でのファンへの接し方、仕事の取り組み方に、葛生はファンになってしまいます。
目的地に到着する前の晩、葛生は旬の危機を救います。

旬は見た目王子様で、生まれながらのスターという感じなのですが、本当は超がつくネガティブで、時々プチうつの波がやってきては、膝を抱えてしまうのです。(結構うっとうしい(笑)
危機を救った晩も膝を抱えてしまった旬に、葛生が話を聞いて慰めて、頭をポンポンしてあげます。

旬は友達になってほしいと葛生に頼み、それが社交辞令だと思っていた葛生の予想に反して、2人は友達付き合いを始めるのです。

もっぱら旬の家を訪問して、話をしたり、映画を見たりしていたのですが、ある日、葛生は旬が持っていたゲイポルノのDVDを見てしまいます。「ゲイかもしれない」「好きなひとがいる」と泣いて動揺する旬に偏見はないと伝えようと一緒にそのビデオを見るのです。
このシーンですが笑えました。DVDのタイトル「アナルと雪の女王」ですよ?!
そしてだんだん高まっていく空気にドキドキします。

葛生はイケメンで優しくて穏やかで、ここぞというときは戦える男。かっこいい。旬は自分に自信がなくてネガティブだけど、一生懸命仕事をして、とってもいい子。
葛生が旬に癒されて、旬が葛生に受け入れられて、とてもいいカップルでした。
そしてレビュータイトルにあるように、Hの時はむっつり絶倫攻めと淫乱誘い受けになるのです。たまりません!

そして、今作も典雅節冴えております。随所に笑いがあります。
キュンときて、胸が痛くて、笑えて、甘くて、あっという間に読み終えました。楽しかったです!

佐倉ハイジさんの可愛いイラストも本作にとても合っていたように思います。
余談ですが、コミックでよくあるアレに白線って小説の挿絵で初めて見ました。