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作家買いしています。今作も楽しみにしていました!
攻め視点の本編と受け視点の続編との2編です。
国民的スターである旬の、ファンクラブクルーズの添乗をすることになった葛生は、間近に見た彼の美しさに見とれてしまいます。
旬のことは知っていたものの、船上でのファンへの接し方、仕事の取り組み方に、葛生はファンになってしまいます。
目的地に到着する前の晩、葛生は旬の危機を救います。
旬は見た目王子様で、生まれながらのスターという感じなのですが、本当は超がつくネガティブで、時々プチうつの波がやってきては、膝を抱えてしまうのです。(結構うっとうしい(笑)
危機を救った晩も膝を抱えてしまった旬に、葛生が話を聞いて慰めて、頭をポンポンしてあげます。
旬は友達になってほしいと葛生に頼み、それが社交辞令だと思っていた葛生の予想に反して、2人は友達付き合いを始めるのです。
もっぱら旬の家を訪問して、話をしたり、映画を見たりしていたのですが、ある日、葛生は旬が持っていたゲイポルノのDVDを見てしまいます。「ゲイかもしれない」「好きなひとがいる」と泣いて動揺する旬に偏見はないと伝えようと一緒にそのビデオを見るのです。
このシーンですが笑えました。DVDのタイトル「アナルと雪の女王」ですよ?!
そしてだんだん高まっていく空気にドキドキします。
葛生はイケメンで優しくて穏やかで、ここぞというときは戦える男。かっこいい。旬は自分に自信がなくてネガティブだけど、一生懸命仕事をして、とってもいい子。
葛生が旬に癒されて、旬が葛生に受け入れられて、とてもいいカップルでした。
そしてレビュータイトルにあるように、Hの時はむっつり絶倫攻めと淫乱誘い受けになるのです。たまりません!
そして、今作も典雅節冴えております。随所に笑いがあります。
キュンときて、胸が痛くて、笑えて、甘くて、あっという間に読み終えました。楽しかったです!
佐倉ハイジさんの可愛いイラストも本作にとても合っていたように思います。
余談ですが、コミックでよくあるアレに白線って小説の挿絵で初めて見ました。
作家買いです。典雅さんの、「むっつり年上攻め×ネガティブ受け」って大好きなので、非常においしく読ませていただきました。内容はすでに書いてくださっているので感想を。
個人的に「キラッキラのオーラを身にまとった芸能人もの」ってあまり好きではないのです。なので「国民的スター」っていうのが、もしかしたらツボに入らないかもしれないななんて思いつつ読み始めたのですが、何ともまあ可愛らしい受けさんでした。
人気絶頂のアイドルなのに、自分に自信がなくネガティブな思考の旬くん。彼の、ネガティブで、グルグルした思考がもしかしたら苦手な方はいらっしゃるのかなとは思うのですが、個人的にはとてもツボ。何とも可愛らしいのです。
対して攻めの葛生さん。
彼もとても好き。大人の包容力と誠実さが行動の端々に現れていてとてもカッコよかった。
それなのに『むっつり』で『絶倫』なんです。もう最高☆
ところどころで出てくる典雅さんらしいギャグも健在。
旬くんの切ない恋心と葛生さんの大人な対応に萌え、ギャグで爆笑。典雅さんらしい1冊だったと思います。
が、ごめんなさい、まったくもって好みの問題なのですがハイジさんの絵柄がちょっと苦手でした…。いや、別に嫌いじゃないんですよ、ハイジさん。でも、挿絵の背景が白すぎたり、あと、絵柄が可愛いので旬くんがちょっと女の子っぽく見えちゃったからかな、とか思ったりしました。
サクッと読めて楽しめる、非常に楽しい一冊でした。
さて、次は何を読もうかと思った時、以前ランキング上位にあっため電書で購入し、けれども未読だった本書を選びました。長いけど楽しそうなタイトルに惹かれて。にしてもタイトルだけで中身が想像できてしまいますね。上手いな(゚∀゚)
愉快でした♪しかも爆笑というのではなく、読んでる最中思わずクスッとくる面白さ。セリフ回しが特徴的で楽しかったです。一つのセリフの中に、「~だし」「~たり」「~けど」など何度も、いやこれでもかと続き最初は驚きました。でも終わるころにはそれが癖になり、思わず「うまいなぁ!病みつきになりそう!」とまで思うようになっていました。
学生時代、書く際の基本として「簡潔に句点をつけるように」と習いました。あまり長く書くとだらだらしたイメージになり読みにくい為です。けれどもそれは書くことに不慣れな一般の人向けのアドバイス。文章を生業とした方が書くと、こんなにもコメディタッチに、ユニークに、面白おかしく表現できるんだなと感心しました。
2章あり、1章目は攻め視点、2章目は受け視点で語られます。攻めはノンケで、受けはゲイです。そのため攻めが如何にして、女性ではなく、男性を好きになっていくのか、攻め視点のお陰で実にすんなりとその心の変化をうかがい知ることが出来ました。そして2章目以降は、自分的には嬉しい受け視点。ホントは受け視点の方が好きなので♪とくにネガティブ受けは私のツボです^m^
終始ニコニコ、クスクスしながら読んでおりましたが、受けが同僚の俳優に嫌がらせを受けるシーンは悲しくてほんのり涙ぐみました。どこの世界にもいるものですよね、ソリの合わない相手って。しかもこんなに頑張っている受けに、ネチネチとした低俗な嫌がらせを仕掛けてくる。人気のある受けに嫉妬しているのです。でもついに攻めが良い場面で登場し、その現場を押さえ、嫌な同僚を暴力ではなく言葉で打ち負かしてくれて、ホントスッキリしました。
あと、読んでいる最中「福山の義弟役」とか、(「家族になろうよ」ではなく→)「家族になったよ」など福山雅治さんを思わせるフレーズや、「サユリスト」などの名前が出て来て笑いを誘うシーンがあり受けました。最後になりますが、幸せ気分になれるこの作品を落ち込んだり元気のない方々に読んでほしいと思いました( ´∀`)bグッジョブ!
とっても面白かったです!
国民的スター(真中旬)と、
海外ライブツアーに同行した添乗員(葛生惇史)が出会って、恋に落ちるお話です。
この二人を見ていると、相性が良いってこういうことかぁ…としみじみ思います。
仕事もプライベートもまるで異なる二人ですが、はじめから自然と距離が近くて、無意識のうちに相手を自分のパーソナルスペースに招き入れてホッとしている感じ。
スターとしての「真中旬」を頑張って演じている旬君が、葛生さんの前でだけ素の自分に戻って、膝抱えポーズで盛大にヘタれ、かと思えば「頭ぽんぽんしてください」なんて甘えているところが可愛いです。
葛生さん視点で
「いじけて隠れていた子猫が寄ってきて撫でろと甘えてきたみたい」とありますが、まさにそれ(笑)!
弱いところもさらけ出して、心を開いて懐いている姿がとても可愛いです。
ただ甘えるだけじゃなく、葛生さんと親しくなる為にちゃんと自分の方から積極的にもなるし、彼とのお付き合いを反対されれば、ビビリ返上で戦う芯の強さも持っています。
あとスターだけど素朴!
旬君が葛生さんの部屋に遊びに行く時、相手の好きな袋麺をコンビニで大人買いして行くシーンすごく好きでした(笑)
対する葛生さんは、包容力かあって愛情の豊かな人。
いじけ虫の旬君にも、おおらかに励ましと愛の言葉を注いで、安らぎと同時に活力も与えられる出来た恋人です。
葛生さんも旬君の頑張る姿に力をもらってるし、本当に出会うべくして出会った二人…
レビューを拝見していると、長い台詞について様々なご意見があり、「なるほど」とも思いながら、私はこの長台詞、好きでした(^^)
旬君のネガティブスパイラルな発言も、溜め込んで何も言わずにいるよりは、ダメな部分も素直に吐き出している方が個人的に性に合ってるのかも(笑)
葛生さんの告白も同じで、
相手に気持ちを伝えるために、言葉を尽くす姿を見ていると一生懸命さに共感しちゃいます。
小林典雅先生の書かれる会話を拝読していると、言葉は相手と繋がるためにあるんだなぁって感じます。
すれ違いもありますが、相性ぴったりの二人は、お互いのことがとっても好きで、付き合ってからは想いを一切隠さない素直さが快いです♫
楽しく温かい気持ちになれるので、何度も読み返してしまう…
続編の『国民的スターと熱愛中です』では、恋人と一緒にいられることの喜びが、さらにクローズアップされていて、心が常春モードになりますよ(笑)!!
本編と合わせて、ひたすら幸せな続編もオススメです♫
人気絶頂の俳優真中旬のファンイベントを受け持つことになった旅行会社勤務の葛生。
芸能人には疎い葛生は、旬と初めてあった時に見つめてしまうくらいに惹き込まれ、気付けば目で追うように。
クルーズ船で、旬がファンに襲われそうになったのを助けた事から、2人が友人として付き合うようになるが。。。
キラキラ光る真中旬が、小心者ですぐに落ち込むタイプと言うのが最初は信じられなく、実は演じてるのでは?!と思って読んでいましたが、あれ?これ本当だわ!!そう思うと、ネガティブさも可愛さに見えてきます。
葛生は頼りがいがあり、Hの時も旬を一番に考えながら盛る攻め様!!
旬が性的なことに積極的なところがかなりツボです。普段が真面目なのにってたまらないですね!
典雅先生は、言葉のチョイスが好きでスカッとする清々しさがあります。ホント大好きな作品です。