友達じゃいやなんだ

tomodachi ja iya nanda

友達じゃいやなんだ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×212
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

155

レビュー数
6
得点
79
評価数
19
平均
4.2 / 5
神率
26.3%
著者
小林典雅 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784403525681

あらすじ

顔よしスタイルよし性格よし。完璧すぎるモテ男の元同級生・堂上がストーカー被害に遭っていると知り、非モテ指南&偽装恋人役をすることになった佳人だが……!? 同窓会で再会ラブ♡

表題作友達じゃいやなんだ

堂上哲也,27歳,会社員
汐入佳人,27歳,フリーライター

その他の収録作品

  • 「友達が好きなんだ」書き下ろし

レビュー投稿数6

再会がもたらす未来の変化

今回は元同級生の会社員とフリーライターのお話です。

受視点でクラス会での再会から恋人同士になるまでと
攻視点で本編の裏事情を含めた後日談を収録。

受様はフリーランスのライターをしています。

去年までは大手出版社の下請け会社に勤務してましたが
常に複数の納期に追われて三箇日しかまともに休めず
フリーになったのですが

依頼によりジャンルを問わず引き受け
締切が混んでも依頼が有れば断れずに受けてしまい、
結局はいつも気ぜわしく日々を送っています。

ある日、高校の元級友の区役所職員から
板前になった元同級生が来月自分の店を出すので
開店祝いを兼ねてクラス会開催をすると連絡を受けます。

多方面に特出した才を見せていたキラキラな級友達とは
卒業以来ほぼ接点がなかった受様ですが
彼らのその後に興味を掻き立てられ参加することします。

当日のクラス会で一番最後に入店した受様は
刀剣類の研究員となった武将の末裔、
親が資産家でセレブぷりの半端ない高等遊民、
有名企業に勤務する元バスケ部の攻様と相席となります。

自分のことなど記憶にないかと思っていた受様ですが
攻様達は高校時代の受様のエピソードを語りはじめて
びっくりしつつも楽しい時間を過ごします。

受様は二次会不参加の攻様と帰宅の途につくのですが
なんと同じ路線で2駅違いの場所でした。

驚きつつも連絡先を交換して近況を語り始める中で
攻様がストーカー被害に遭っていると知り

攻様が無差別モテテロリストだからだと結論付けた受様は
ストーカー撃退のために攻様の好感度を下げるとともに
自分が偽恋人を演じると宣言するのです!!

はてさて受様の奇策でストーカーが撃退できるのか!?

雑誌掲載のタイトル作に続編を書き下ろしての文庫化で
フリーライターの受様が元同級生とクラス会での再会から
始まるドタバタラブコメディになります♪

タイトル作は雑誌で既読でしたが
ビシバシに典雅ブシが効いた受様の言動と
ちらちら見える攻様の恋心にワクワク&ドキドキさせられ、
とても面白く読ませて頂きました。

受様の自己評価が低くてちょっと視野狭窄(笑)なために
攻様がすごーく過大評価されているのと
本人的には普通と思っている攻様が
受様の非モテ講座にアワアワしているのが
とても楽しかったです。

描き下ろしの続編が
タイトル作を踏まえての逆視点になっていて
本編裏事情も見えた事でさらに萌度がアップしました。

素敵な恋バナをありがとうございました ヾ(≧▽≦)ノ

本作には既刊「国民的スターに恋してしまいました」の
受様が本作の主人公達の級友として客演しています。

国民的スターな彼は国民誰もが知っているので
いろいろなパターンで他作にも絡んでいるのですが
あとがきによると読者リクエストでもあるとの事、
既刊読破な方にはより楽しいかと思います。

0

あの人がw

雑誌未読でしたので新鮮な気持ちで楽しめました。もちろん作者買いです。

今回は雑誌掲載作の表題作である佳人視点のお話がもろ典雅節って感じで、あまりにも佳人の心の声が煩くてちょっとウザいと感じてしまいました。


なのでどちらかと言うと書き下ろしの堂上視点の「友達が好きなんだ」の方が断然好みでした。

佳人と出会う前の堂上の周りを取り巻く環境とか、佳人と出会って惹かれて何とか接点を持とうと努力しながらも取り付く島なく失恋を味わった切なさとかが、佳人とつき合ってからの出来事と交互に語られることによって、どれだけ堂上が佳人のことが好きなのかが分かるのです。
表題作の裏側を堂上視点で読めるだけじゃないのが秀逸でした。典雅先生上手いと感心したんです。

それから何といっても彼らは真中旬のクラスメイトなので、中学生から高校生までの彼の様子が知れて大満足でした。
とんでもなく有名な私立学校で同窓会のメンバーが個性的なのが面白かったです。

これだけでも楽しめますがスピン元を読むとなお一層楽しめること間違い無しです。

0

the典雅先生

典雅先生だしみずかね先生だしマストバイ。「ああ典雅先生だわ!」と楽しかったんだけど後半の書き下ろし部分がちょっと戸惑ったので萌2寄りの萌にしました。雑誌掲載分100Pほど+書き下ろし90Pほど+あとがき。

フリーランスのライターをしている佳人。ある日高校時代のクラス会に参加、当時キラキラメンバーの一人だった堂上と再会、家がご近所と分かり・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
攻めの上司、攻めのストーカー、西丸(受け友)ぐらい。旬くん♡はちょっと出、九石薫(たぶん次の本の受け)もちょっと出。九石楽しみだわあ。

++

攻めさんは超モテモテ男、高校時代、男子校だったのだけど校門で出待ちの女子高生多数という方。旬くんと二人、モテモテ二大巨塔だった方。今もキラキラなため、盗撮の上、SNS投稿されてちょっとお困り中です。イケメンなんだけどちょっと不器用さんな印象。高校時代から受けのことは気になっていたんだけど、なかなか仲良くなれなかった過去ありで、再会もだきゅん♡という印象でした。

受けさんは男前!高校時代は眼鏡っ子でキラキラチームとは一線を画しておこうと考えていたらしいのですが、社会人、しかもフリーランスになった今は、そんなことも言っておれず、「結婚ネタ」を求めて同窓会でキラキラチームとコミュニケーション!と頑張ってます。部屋は汚部屋というか本のタワーで床ほとんど見えない部屋。後半は山、ハイキングのシーンがあり、そこでは体力あり細身マッチョなのではと感じられて、良かったなあ。男前。

攻め受けともキャラは好きだし、なんといっても典雅先生、あちこちにぷっと吹き出すところを書いてくださっていて大好きです。後半の攻め視点部分で、時系列的に???と少し戸惑ったところが個人的には残念でしたが、やっぱり典雅先生好きだわーと思った一冊でした。

最後に1点だけ挿絵話。モノクロ部分の中表紙の絵(二人向き合いハンバーガー食べてる)がめちゃんこ可愛くて好き・・ハンバーガー屋にこんな二人いたら、口に入れたポテト落とすわ・・最高です、みずかね先生。有難うございます。

0

こんな同窓会なら行きたい!

「友達じゃいやなんだ」というストレートかつ力強いタイトル。イラストがみずかねりょうさん!しかも佳人視点と堂上視点もある!

前半は佳人視点です。
フリーライター汐入佳人27歳、まだ誰のものでもありません!な佳人が高校の同窓会の連絡を受け…。
高校時代はダサ眼鏡チビ地味雑魚キャラと、そこまで?なくらい自分を卑下したり、堂上をモテメン連呼がしつこくて。

カーストとかこだわってばかりで、読むのが辛くなってきた頃にワクワク展開が!

堂上を盗撮ストーカーから守ることになり、二人の面白楽しい偽装恋人ごっこが始まります。
堂上をなんとかモテないようにクソ野郎教育するところや、堂上の心もイケメンなところもとっても良かったです。

後半は堂上視点
お付き合いが始まり2ヶ月ほど。清い交際が続いています。
こちらでは前半のエピソードの堂上視点やいかに佳人がヒーローで可愛くて素晴らしいかをこれでもか!と語られており。

そして意外とヘタレな堂上。堂上の窮地を救う佳人のカッコよさ!涙を滲ませてます。

こういうヘタレなのに、なぜか自分の希望を必然かのようにスルッと通して叶えてしまう攻め、好きなんですよね!
ええ!今?なところ!熊に襲われても悔いが残らないように!

お互いの15歳の時に教えてあげたいですね。
汐入の塩対応の理由やキラキラモテメン堂上の本音など。

そして旬くんっ!

3

クソ野郎育成講座の行方

作者さんのコミカルで楽しいストーリーとリズミカルな会話、テンポ良しな物語展開がギンギンに冴えている一冊。「ひとめぼれに効くクスリ」が面白かったので、楽しみにしてました♪
…と思ったら、ひとめぼれ…の神永怜悧が名前だけちょこっと登場してたし、真中旬も登場してました。あー…これってスピンオフ?関連作品だったんですね。


この作品は再会ものです。
同窓会で再会した元・陰キャの佳人と、元ヒエラルキー上位のイケメンモテ男・堂上が、堂上のストーカー問題キッカケで距離が近付き、恋に発進していく、楽しい面白い内容になっています。

前半は佳人視点、後半は堂上視点の構成です。
佳人ターンは、高校時代にちょっとしか話をしたことなかった堂上と同窓会で再会後、堂上のストーカー問題をきっかけに親しくなっていく内容です。ストーカー対策・クソ野郎育成講座作戦を実行していくうちに、堂上のことを友人から好きな人へと気持ちが変化していく佳人の姿を追っています。
しかし、そんな佳人の好きの気持ち以上に、ずーっと昔から佳人を好きな人物がいました。

そう、それが堂上だったのです!!

佳人の恋心を楽しむ作品かと思いきや、ノンノン!これは堂上の佳人に対する熱い想いが綴られた作品なんです。
イケメンのモテモテ男子が、地味で目立たない陰キャに密かに恋してる堂上視点の描きが最高でした。こんなに佳人のことが好き(今も昔も)のかよーって、キュンとしてしまいました。

高校時代、佳人に関わる大きな情報も小さな情報を、耳ダンボにして聞いて一喜一憂してる姿が微笑ましい。もちろん恋人同士になった後も、好きのレベルは増すばかりです。
後半の堂上ターンは、佳人がいかに可愛くて素敵なのかをプレゼンしてるようでした。
佳人視点でも堂上の好きの重みを読み取ることができましたが、堂上視点は愛情が暴れ回ってましたね。めっちゃ面白いです。

だからか…なのかは分からないですが、佳人の堂上ラブが霞むというか地味だったかなという印象でした。堂上への好きを自覚したのもアッサリ目に感じましたし、堂上と同等と言わなくても、佳人が堂上を好きっ!って感じる熱をもっと感じさせて欲しかったです。
堂上の方が年季入ってるから仕方ないのかな。佳人の愛を感じる描写も存在感強めだったら良かったと思いました。


最初にちょっと触れましたが、作者さんの過去作登場人物が登場します。
私は作者さんの過去作をまだ読んでいないのも多数あって、それらを読んでいなくても十分内容は理解できるのですが、作中に「真中旬」という名前が高頻度で登場してきます。

私が真中旬メイン作品を読んでいないから仕方ないんですけど、こうも彼の名前がたくさん登場すると気後れしてしまうというか…知ってて当たり前みたいな空気感もあって、知らなかったので少しションボリ。
彼がどんな人物なのか気になり過ぎて、真中旬に意識半分もってかれました…困ったもんです。

読了済みのみなさんにとっては嬉しい楽しい作品なのは間違いないと思います。私もその立場ならそう思いますし^^
真中旬作品を読む修行に出てくることにします!

5

非モテ講座が面白い!!

とても面白かったです!!
同窓会で再会して、そこから恋が芽生える…というお話は読んだことがありますが、このお話は予想外の連続でした!

攻めは、モテるあまり盗撮被害に悩まされる堂上さん。美形で穏やかで優しく、おまけにエリート、でもそれらが自然体で全く嫌みのないすごいお方です。

対する佳人さんは、本に囲まれて暮らすフリーライター。
自分を飾らずモテとは無縁な人生ですが、実はとても友情に篤い人。歯に衣着せぬちゃきちゃきした物言いが面白いやら可愛いやらで、かなり好きなタイプでした!

他にも好きなところがいっぱいあったので、3つに絞って書かせていただきます。

一つ目は「非モテ講座」です!!

高校時代はカーストが違うと思い込み、堂上さんと距離を置いていた佳人さん。
でも同窓会で再会し、堂上さんが周囲からのアプローチに本気で悩んでいると知るや、ゲイの恋人役を買ってでて、おまけに非モテ講座をしてくれることに…!この発想が新鮮で、非モテ講座が最高に面白かった!

佳人さん:「『堂上くんは恋人に手料理を作ってもらうならなにがいい?』って聞かれたら、どう答える?」

堂上さん:「俺別に好き嫌いないからなんでも…」

佳人さん:「違ーう!『やっぱり肉じゃがかな。うちの母と寸分たがわぬ味付けじゃないと食べないけど』が模範解答だ」

って感じで、堂上さんの性格の良さがにじむモテ発言をビシバシダメ出ししてくれるんです!次々飛び出す熱血指導と模範解答が面白すぎて、何度噴き出したことか…!良い香りがする堂上さんの車を、非モテ車に改造しようとするアイディアも忘れられないです!!

作者さまのご作品は、面白さを盛り込みつつ、ギャグに走りすぎないバランスの良さが素晴らしいと感じました。
佳人さんは高校時代からずっと、自分のことをなんの取り柄もないつまらない奴って思っていて、自身の才能や魅力に気づいてないんですよね。
そんな彼に、堂上さんは高校時代の思い出を振り返りながら、佳人さんのまっすぐな正義感や文才、人に寄り添える強さにどんなに憧れていたかを伝えてくれるんです。
テンションの高い非モテ講座と、真心のこもったやり取りが違和感なく共存していて、「自然な雰囲気の流れ」を生み出せる作者様のすごさを実感しました。

二つ目の推しポイントは「両視点」です!
前半が佳人さん、後半が堂上さん視点で、二人が再会した同窓会シーンは、ぜひ両視点でご一読いただきたいです…!!同じ場面が、視点によってこうも変わるのか!!と感動しました。
佳人さんとお近づきになるために堂上さんが影で涙ぐましい努力を重ねていたことが明かされ、前半では完璧なモテメンに見えた彼が、なんとも健気で可愛く見えちゃうマジックでした!!
特筆すべきは、この堂上さん視点が特殊な構造になっていることです。
恋人になるまでの回想シーンと、無事お付き合いできてからのハイキングデートシーンが、交互に展開されていくんです。
普通なら、時間軸が変わると違和感がありそうですが、「実はこの時こう思っていた」という回想シーンの面白さと、現在の幸せいっぱいのデートシーン、どちらも気になりすぎてぐいぐい読み進めていました。
その上、別物に思えていた過去と今が、ピンチという同じ境遇によってピタリと重なるページがあって、回想シーンが現在の堂上さんの中に見事に収まっていくんです。
えっ、すご…とページを強く握ってしまいました。

最後の推しポイントは「ミッドナイトハイク」です。
デート先としてかなり予想外ですよね…!作者様の他作品でも、無人島やジャングルなどなど、未体験の舞台がたくさんでてくるのですが、いつもリアリティに驚かされます。今回のミッドナイトハイクも、本当に自分が体験してるかのような描写と、分かりやすい知識がちりばめられていて新鮮な読書体験を味わえました!
ネタバレを含みますが、登山中に堂上さんがトラブルに見舞われ、佳人さんがてきぱきと明るくフォローしてくれるんです。
自分の中にあった攻め様と受け様の立場が気持ち良く一新されて、こういう関係ってすごく良いな…と感じました。攻め様だってかっこいいばかりじゃなく、相手に助けられたり素直に頼ったりして、そこで新たに生まれる関係もあるのだと気づきました。普段は堂上さんの包容力のなかで佳人さんがリラックスしている印象だったので、ピンチでは互いに助け合える相性の良さに二人だけの絆を感じました。
そしてラストの堂上さんのモノローグが、最高の余韻を残してくれます…!

長文で失礼いたしました。
再会ラブストーリーに作者さまのオリジナリティがたっぷりつまって、何度も読みたくなるおすすめの一冊です!

5

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