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うるっとくる人間ドラマ

新人さんのデビュー本。
最初は王道のような、でもちょっと謎があるような雰囲気で話が進んでいくんですが、途中からビックリな展開になってました。二重人格の攻め。ひょっとしてサスペンス小説なのかなと思い、いったいどうなるんだろうと、最後のほうまでハラハラして読みました。でもなんと最後はハピエンというより感動ものでした。鬼気迫る表現も素晴らしかったです。

受けの光音くんは健気で最初弱気だけど、前向きな子です。眼鏡受けかわいい。
攻めのケリーは王子様だけど、もう一人のウィルが黒いキャラで、ギャップが面白かったです。

シリアスな話で切なかったですが、後日談がハッピー感満載でホッとなりました。
ストーリーメインのお話ですがエロは凄くエッチでした。潮吹き…。

受けキャラのギャップがすてき

にやま先生初読みでした。ヤクザっていう設定なのに受けの五代さんがすごくかわいくて、金蔵くんも爽やかで真っすぐでかっこよかったです!思わず過去の作品も全部買ってしまいました。エロも凄く濃くて大満足です。

かんちゃん大好き!

ず~っと続きが読みたいと思っていました。おげれつたなか先生の漫画は話もキャラもどれも大好きだけど、かんちゃんが中でも一番すきです。もっと痛い話を想像してて、読むのがちょっと怖かったんですけど、かんちゃんが予想以上に秀那くんとの恋に前向きであんしんしました。下巻がはやく出てほしいです。

アホエロ……だけど切ない人外モノ

作者様いわくアホエロとのことですが、確かに吸精鬼ってギャグみたいな設定だし笑)、笑えるような会話が多くて、特に最初の方はニヤニヤ笑って読んでいました。

けど、途中からとても切ないすれ違いのお話になっていきます……!

丞司への想いに悩む穂純の葛藤も切ないけれど。
自分の恋心をどう表していいのかわからずに、穂純を追いかける丞司がとても愛しくて、マンションの前で健気に待ち伏せする姿に涙が出そうになりました。

コミカルな作品なのに、ドキドキさせてくれる。
最後はハッピーエンドなので、読んだ後はすごく幸せな気持ちになれましたっ。

ちなみにエロは、吸精鬼だからフェラチオなど前戯が多め。けど、勃起とか射精の描写が細かくて、なんか凄かったです笑)

新規開拓

レビュー一番乗りだ、なんかドキドキする笑)レビューとか初心者なのであまり上手く書けてなかったらすみません…っ。

エロとじは今までも何回か買っていて、いつも有名な作家さんがずらりと並んでいるんですが、今回は新人さんとか見たことのないお名前の方が多かったです。新規開拓になるかなと思って購入!
あまり具体的じゃないんですけど、掲載順に1つずつ感想を書こうと思います。【タイトル・作家さん/イラストレーターさん】で敬称略でいきます。

【偽りの婚礼・御堂なな子/Ciel】
本を開けた瞬間、Cielさんの美しい絵が出てきてキャーッて感じです笑)
キャリアの長い作家さんとだけあり、Hシーンの描写はさすが素晴らしかったです。中華風のファンタジーで、明らかに続きがあるぞっていう終わり方。でもやっぱりこれはこれで短編だから、もうちょっとエロに集中させて、キリの良い終わり方をしてほしかったかも。単行本で続きが出るってことなのかな?

【音姦・かわい恋/高峰顕】
ネットでバーチャルセックスっていう情報を聞いていて、どんなのかなって気になってました。新感覚でした!ひとことでいえば、音声ソフトでモブ姦疑似体験。モブ系は敬遠する人も多いかもしれませんが、あくまでバーチャルだし、ちょっとハラハラしながらも安心して読める感じ笑)Hで可愛いお話でした。他のバージョンも読みたくなります!

【愛縄の檻・彩寧一叶/月輝】
戦国で藩主×小姓という、ありそうでなかった主従関係の荒縄監禁もの。嫉妬から家来を監禁していたぶるっていう、ありがちな王道パターンですけど、時代好き、執着好きには気になる作品で、壊れていく殿様がこわい笑)出だしが雰囲気あって、メリバ調のラストにもゾクッときました。この後どうなるの?って終わり方でもっと読みたいです。というかこの作家さん、新人さんぽいけど誰なんだろう?

【お召し上がりください・玉木ゆら/キツヲ】
凄く綺麗な扉絵!義兄弟による3Pものです。エプロンコスチュームやスイーツHが好きなので、そっちがメインかと思いきや、どうも兄弟間の背徳感がメインだったようです。受けの弟くんが二人に愛されてドキドキですが、あまり背徳感は感じなかったかな。でも面白かったです!

【淫撫の森と、貴人の接吻・深月ゆかり/yoshi】
吸血鬼ものです。夢の中に出てくる運命の人が吸血鬼だった、という最終的には甘々のお話。触手も登場します。運命の人を待ち続けていた吸血鬼の台詞にキュンときましたが、もうちょっとダークな雰囲気で読みたかったかも。お城とか出てくる話が好きなので、嬉しかったです。

【恋愛フラグから抜け出せない・仁賀奈/林マキ】
扉絵が可愛い~!そして4Pとだけあって、すっごくエロかったです!主人公がなぜかBLゲームの主役に転生しちゃうというブッ飛んだ話ですけど、世界観が分かりやすくて読みやすく、楽しめました。キャラクター達の台詞もBLゲームらしくてオモシロイ笑)でもラスト…納得のネタバレなんですけど、ちょっと悲しい気持ちになってしまいました。ぶっちゃけ死ネタですが、メリバなのかな、これ涙)

【switch・宇喜田紅/ニユ】
ミステリアスな扉絵。特殊能力を生かしたサイコメトリングのお話です。荒っぽいHから入ってドキドキしましたが、頭の悪い私は特殊能力がよく理解できなくて、話に入りこめませんでした…すみません!汗)短編だからかもしれない。もっと長いお話で読んだら、背景説明も入ってわかりやすいのかなと思いました。ミステリーっぽいのが好きな方にオススメですっ。

【ないしょの催淫セラピー・青野ちなつ/中森】
お医者様もの☆攻めさんが大好きな受けが、頑張ってお色気アピールをしたところ、逆に美味しく頂かれちゃったという可愛いお話でした。わかりやすくて、Hシーンに集中できました。場所が病院内なので、誰か来るかもしれないっていうドキドキ感も凄く良かったです!

【タイトロープ・ラヴァーズ・栗城偲/朱月とまと】
女装男子攻めです。私は女装さんは受けであってほしい派なので、好みではなかったんですけど、話はコミカルで面白かったです!縛られたい願望のある受の部屋が、なんかシュールで面白い笑)

【蛇神の姦淫・櫛野ゆい/古藤嗣己】
実は人外攻めが今まで苦手だったんですが、これはすごく楽しめました。むしろ新境地開いて頂いた感じです。蛇の舌がエロい~!両性具有の主人公ってとこも、私は結構好きでした。でも何が良かったかって、蛇さんの一途な恋心にキュンときたところです。ロングバージョンで読んでみたい!

【夏の果~私が殺した男~・英田サキ/髙嶋上総】
最後のトリは、やはり大御所さんか!というプレッシャーに相応しい、めちゃくちゃ面白いお話でした。敬語調で語られているところにグッときます。ちゃんとエロいけど、上品さを感じさせる作品。オジさん受というところも、なかなか読めないので良かったです。攻めの瀬田くんカッコいい!最後の種明かしも面白かったし、さすがだなと思いました。


以上
こんな感じでした。エロとじは後に単行本になる作品も結構あるので、また楽しみに待ちたいと思いますっ。



思いのほか優しかった

ダークな雰囲気を思わせる笠井さんの素晴らしい表紙と、帯の文句に誘われて購入☆
戦国の世に生まれた執着愛!?…と思ってたんですが、そこまで執着系じゃなかった。情報では鬼畜ものって書いてあった気がするんだけど、どっちかというと甘々でした。私の勘違いだったのかな?

受けも攻めも藩主という責任ある立場で、もちろん妻も子もいる。そういう立場の難しさから描かれる切ないストーリーかと思いきや、あまりそっちの方は描かれてなかった。

キツいBLが苦手っていう方にはお勧めですが、私はちょっと合わなかった。
戦国ものは好きなので、雰囲気は楽しめました。

VOID R18 コミック

座裏屋蘭丸 

何度も読み返した

18禁ってだけあって、さすが凄まじくエロスの籠った作品でしたが、それ以上に内容が~!

あまりにも一途な受けちゃんも、過去の傷から素直になれない攻めさんも、どっちも愛しくてたまんなかったです。最後のHシーンは甘々で切なくて、すっごく幸せな読後感でした。何回も読み返してしまいました!

刷り込みを解除するシーンは読んでてドキドキしていて、「VOID」と唱えた瞬間、なんか泣いちゃった。座裏屋さんの書かれる受けって、いつも本当に好きです。

ニコが愛しい

受けのニコは、優しくて一途ですごく好感の持てる攻め。幸せになってくれることを願いながら、ページをめくる手が止まらなかった。

話はすごく面白いんだけど…ただ私は、攻めの榮があんまり好きじゃないです。
ニコのことを庇ってあげたりするやさしさにはグッとくるんだけど、読んでてどんどんイライラしてきた。長年想い続けたエンドと付き合いながらも、ニコ似の男優が出てるAVを持ってるとか、どうなの…。

でもニコは愛しい、ほんと!
どうか幸せになってね、って思った。ラストシーンはすごくジーンときます☆

リアル

BLって枠にとらわれず、ひとつの作品として本当に面白かったです!文庫化して普通の文学コーナーに並ぶのもわかる。ボリュームあって読み応えあって、なんせ刑務所内の様子がしっかり書かれていてリアルでした!

受けの堂野さんも真面目な人だし、攻めの喜多川さんなんてあまりにも切ない純粋なキャラで、すっごく好感が持てました。二人がくっついてくれて良かった。喜多川さん、幸せになって良かったって、ラストは泣けてきました。

ただ、BLでサイドキャラを気にしすぎるのは無粋なのかもしれないけど、死んじゃった堂野さんの娘ちゃんが、なんかあまりにも可哀想で…汗)それがやけに気になって、若干モヤモヤが残ってしまった。


あと途中で挟まれている「脆弱な詐欺師」、このクズ探偵かなり面白いですね笑)話の本筋とそんなに関係ないはずなのに、かなり引きこまれて読んじゃいました。木原さんの書くクズって、なんでこうも面白いんだろうか。

恋って難しいな

読ませる作品ですよね。ページをめくる手が本当に止まらなくて一気に読みました。

作品としてはほんっとうに面白いんですけど、攻めの寛末が…。
最初は一途なワンコ攻めって感じで、いつまでも女だって偽ってる松岡(受)においおいって思ってたんですけど、後半は逆転。寛末に対してかなりイライラしてきて、松岡さん可哀想でした。読みながら「嘘つき!」って叫びたくなった。

でも、相手の悪い部分が見えてもなかなか消えないのが恋の不思議さですよね。それを見事に表現してくれてて、切ないし本当に面白いです。でもやっぱイライラが残る。松岡さん、もっといい人見つけなよって何度も思った笑)

他の方のレビューを見たところ、続編などを読んだらちょっと変わるって書いてあったので、ぜひ読んでみたいと思いました!