はだける怪物 (上) 小冊子付特装版

hadakeru kaibutsu

はだける怪物 (上) 小冊子付特装版
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神313
  • 萌×239
  • 萌17
  • 中立4
  • しゅみじゃない8

242

レビュー数
41
得点
1776
評価数
381
平均
4.7 / 5
神率
82.2%
著者
おげれつたなか 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
恋愛ルビの正しいふりかた
発売日
価格
¥979(税抜)  
ISBN
9784403666087

あらすじ

初めてだ。
こんなみっともない恋

おげれつたなかが剥き出しにする「好き」のその後の物語。
林田が秀那と出会う前、「かんちゃん」時代の恋が腐食していく日々を描いた「はだける怪物」前日譚小冊子「薊(あざみ)」をセットした特装版!
(「薊」にはリバ表現があります)

セフレから始まって、恋人同士になった秀那(しゅうな)と林田。
林田には、前の恋人を殴っていたという過去がある。
それを含めて林田を抱きとめた秀那だったが、彼の部屋の壁から、今は見せない眩しい笑顔の昔の林田の写真が消えることはなかった。
そんなある日、秀那に大阪支社へ転勤の辞令が出て……。

ピアス跡だらけの『怪物』林田と、器用な恋しか知らない秀那。
おげれつたなかが剥き出しにする、「好き」のその後の物語。

表題作はだける怪物 (上) 小冊子付特装版

秀那歩(会社の後輩)
林田(リーマン)

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数41

上下まとめての感想です

ど純愛ラブストォ〜リィ〜(どエロ付き)でしたね。
おげれつ節炸裂というか増し増しというかおげれつワールドがすごかったキラキラしてた。
二人の純粋な気持ち…向き合いお互いを大切に心通い合わせる過程に感動。
秀那も林田さんもがんばった〜

林田さんの基本命令口調、短めにしか話さない口調が好き。
でも自分の気持ちを説明したりしないから秀那は気になるし不安になるよね。
ましてや自分が首をつっこむ領域ではないとわかっているし。
そこを自分の中で何とか解決しようとがんばるけど難しくて…林田さんは林田さんで逃げずに自分と向き合い自分がしたことを受け止めている姿が…たまらなかった。

秀那のモヤモヤが続いたけど不穏な展開にはならず、じわじわ二人で歩みよっていったのがよかった。

正直上巻を読んだ時点で、林田さんと弓がその後再会すると思っていた。
でも物を介してだけどやりとりして秀那と林田さんで乗り越えた。感動。

0

小冊子「薊(あざみ)」は必読。

このレビューは、
「同人誌版薊」のページに書くべきか迷ったのですが、
私は電子書籍の小冊子付特装版で読んだので、
敢えてこちらに書かせていただくことにしました。


前の方も書いていらっしゃいますが、
タイトルの「怪物」は紛れもなく林田のこと。
そして、あんなに明るく、笑顔が眩しかったかんちゃんが、
なぜ怪物になってしまったのか描かれるのが、
この小冊子「薊」。

アザミ、とは。
トゲを持った、見た目も決して柔らかくはない花。
花言葉の一つは「触れないで」。
それと「人間嫌い」。
このストーリーを読むと、本当に心が黒く、痛くなる。
けれどもこのシリーズを読むならば、
読んでおくべき一冊です。

かんちゃんの心の悲鳴がみえる。

この本としての評価は、上下合わせて下巻で。
なので、付属小冊子としての評価、
怖かったけどやはり「神」。

1

ぴんか

ありがとうございます。
とても痛いですが、そうなるしかなかったかんちゃんがわかります……

碧雲

小冊子「薊」
探して読んでみます。

かんちゃんはよく頑張った

DVの、自分を制御できない底なしの恐怖が描かれていた作品。

『恋愛ルビの正しいふりかた』→『錆びた夜でも恋は囁く』→『はだける怪物上下』と気になるので続けて読みました。
『錆びた夜でも恋は囁く』で、ゆみさんがかんちゃんにDVを受けるシーンに衝撃を受けました。痛ましすぎる。「錆び」とは、ユミさんが傷つけられて流す血の喩えなんですね。血が飛ぶ描写などは温度を感じました、上手です、怖いです。神評価。

優しかったかんちゃんが何故壊れたのか。そしてかんちゃんが怪物から人に戻ろうともがく様子が取り巻く人も含めて描かれています。
受けた暴力で精神が崩れて、今度は他人へ暴行を与えるようになって、DVの衝動を抑えられない。かんちゃんは、理性で止められない狂気に満ちた怪物になってしまった。
作中のかんちゃんはまだマシで、救われている点は、かんちゃんが暴力を正当化しないで、止めなければいけないと自覚している描写になっています。
地獄から出る切っ掛けを得て、夫々が希望を持てない底なし沼から這い出して、光が挿す方へ向かって別々に歩み出す展開を読んで、ホッとしました。

カンちゃんが笑えるようになったと聞いて、ユミさんが「自分は待つしかできなかった」と涙するシーンに、胸が痛くなりました。 ユミさんが取った判断は、かんちゃんの希望を受けたもので、その時の精一杯の正解、かんちゃんを捨てて逃げた訳では無いのに、自分がしたくてもできなかったことを成し得た人がいたと知ったとき、色々な気持ちが湧いています。ココ読んで切なくなりました。
そして、かんちゃんに渡してと、ゆみさんが託したのは、アルバム。壁に貼った写真を整理してというメッセージでした。
写真を整理しながら、かんちゃんは暴力の呪縛を自分で解いていけたのか、笑顔です。

・・と、ファンタジーだから楽しんで読めばいいのに、感情移入して真剣に想いふけってしまいました。
鈴木傾城さんが書くアジアの貧民窟を連想してしまう作品でした。
ファンタジーは心へ鋭く刺さらないので、漫画は善いです。

2

暴力は連鎖する

 このシリーズを順を追って読むごとに林田の人間臭さのようなものが見えてきて、初めて彼を知った頃よりも随分愛着の湧くキャラになってくれたなぁと思います。あんなに学生時代明るかった人間が、どうして弓みたいな献身的な相手に暴力を振るうようになったんだろうと不思議でしたが、社会人になってからの彼の経験を知れば納得。もちろん、だからと言って他人への暴力が許容されるわけではないけれども、あの時彼の唯一の逃げ場が弓だったんだなぁと。実際まだこういったブラックな会社は少なからず存在しているでしょうし、同情の余地は大いにありました。

 暴力を振るいたくて振るったわけじゃない。壊れそうな心が悲鳴を上げながら、彼は拳を振り上げてしまう。同じ会社で働いている分、秀那はかつての弓よりは近い存在に感じているはずだけれど、彼は弓のことも本当に好きだったし、DVをしていたことを後悔し、いつまたそれに頼ってしまうか自分に恐怖も感じていて。いろんな感情を抱え込んだまま秀那と付き合っている彼が、柵から解放されて心から楽しそうに笑う顔が見たい、そう祈らずにはいられない上巻でした。

0

特装版がオススメ

・錆びた夜でも恋は囁く
・ほどける怪物 (恋愛ルビの正しいふりかた収録)
読んで臨んでます!下巻を購入したので読み直し。
特装版は、同人誌が初出の薊が収録されてます。感想は長くなるので薊に。このシリーズを真に理解するには必読だと思うので、最初から特装版にしないで売っていただきたかった。特装版買ってるからいいんですけどね。

◾︎林田(かんちゃん…)×秀那(しゅうな 年下) 会社の先輩後輩
中のカラー扉の林田がイケメてて好き。

2人とも、居心地いいけど後ろ向きな自分から脱却するために変化を作ってるから、無理がでて歪みが出てきてるんですよね…成長痛みたいな。不安を開示してくしかないけど開示する事もまた不安だし堂々巡りよ。
林田の方が自分から「さびしい」「たのしい」って言ったり、頑張ってる気がするけどなんとも。

秀那の「帰りフットサルでもしに行くかな〜」ってセリフとか、そうだこの人コミュ力強者の根明マンだと気付かされる。林田の前でヘタレてしまうだけで。

話が起承転結の転っぽいところで終わります。下巻準備済みですのでいざ!

0

好きな人の一番になりたい。

うーん。同時収録の「薊」が苦しくて無理。
「錆びた夜でも恋は囁く」で、暴力彼氏かんちゃんが「怪物」になるまでがつぶさに描かれていて。苦しいやら恐ろしいやらで、胸が締め付けられてしまう。かんちゃんはただ仕事のストレスを弓にぶつけていたわけでは無い。父が出て行った家で母を助け、妹を希望の大学へ行かせる為にブラック企業で我慢をする。自分だけが我慢さえすれば。そんな一生懸命さがかんちゃんを追い詰めてしまう。綺麗で大好きだった弓も、本当には分かっていない。かんちゃんは孤独だったのだ。とても。黒く塗りつぶされた中に掌だけが描かれるコマ。かんちゃんに浴びせられる沢山の台詞。時に血走った瞳。そのどれもが差し迫る様で、ゾッと背筋を凍らせる。下巻が出たので、久々に読み返してみたんだけど。中々読み返せない理由が、今やっと分かった。こんなにクドく描かれなくても。もうずっと苦しいのだ。息が詰まる。

表題作の方は、主に秀那のひとり語りで進行して行く。これまで自分を好きだという女の子たちと言われるがままに付き合って来た秀那はこんなにも人を好きになった事が無い。自分でも必死過ぎる、と思っている。壁の写真、恋人との過去。どこか上の空に感じる時。
「そうか、俺は林田さんの一番になりたいんだ。」あの人の全部が欲しい。
秀那の執着が開花した甘めの上巻です。ですがー、本作では林田さんのエロエロさに陥落というか、林田さんとのエチに夢中って感じもしていて。んまぁ、身体から始まるもアリっちゃあアリなんですけども。
一方で、林田さんは秀那を好きになる事を恐れている。壊れてしまった恋の様に、もぅ秀那を失いたく無い。それを思うと切なくて涙。

辛過ぎる上巻は、下巻までの一気読みをお勧めしたい。これから読む人は特に。
もっと言うなら 
「錆びた夜でも恋は囁く」
「恋愛ルビの正しいふりかた」
「はだける怪物」上下巻
の順に正しく読んで頂きたい。
本作だけの評価は厳しくなってしまうけれど、通して読んでこそな作品だとも思います。

2

相変わらず神

錆びた夜でも恋は囁くから恋愛ルビから全て見てますが、恋愛ルビで2人がつながりキュン死からのイチャイチャや付き合ってからも過去に捕われるかんちゃんなど、本当に面白い作品です!
ほんとにどこまでも推せます。一番好きな作品です!

1

リーマンの恐る恐るの恋

さすが人気作家さん、読み応えありますね。
元々は巻末に収録の同人誌が最初なのでしょうか?だとするとよくここまでお話を作りこまれたなっていう気がします。

神ちゃんが受けていた会社でのイジメが酷過ぎて気持ちが悪いですね。
そんな中、最愛の弓に暴力を振るうようになってしまうかんちゃん。
しかし、本編はその過去を踏まえた上で、現在の秀那と林田(かんちゃん)の関係から始まります。笑わず、感情表現も乏しい林田と、イケメンで明るい秀那。林田が忘れられないらしい、写真の男、弓が気になる秀那。なかなか体の関係から先に進まないけど、秀那の大阪転勤を気に、だんだんお互いの気持ちを表現できるようになり、いい感じの二人。

でも、上巻最後で、秀那は現在の弓らしき人に会う。何か不穏な感じが。。

0

暴力について

「錆びた夜〜」「恋愛ルビ〜」「薊」全て読んだ上で…
本作「はだける怪物」を読んで思い出すことがあります。
それは、私の親戚のおばさん・Kさんのこと。
私の父のはとこかまたいとこか、そんな間柄の人で、存命ですが私自身は大学生の時以来会ってません。
そのKさんは私が子供の頃にはすでに離婚していたのですが、その理由が夫の暴力。
当時まだ「DV」なんて言葉も無かったけど、殴る蹴る、物を投げつける、棒?で叩くなどされて、親戚で話し合ってやっと離婚したとか。
その暴力夫がその後別の女性と再婚したらしいのですが、その再婚相手には暴力のボの字も無いという話で。親戚たちはあの男は何なんだ?あの暴力は何だったんだ?と不思議がっている。
私はそんな話を小学高学年あたりで聞いて、なんだか怖いな〜と思ったものだった…
そんな記憶を思い出したんです。
その暴力夫が何を考えていたのか。
暴力を反省して、次の奥様には暴力を振るわないように頑張ったのか。
前の奥さん(Kさんのこと)には何か我慢ならないことがあって暴力を振るったのか。
再婚の時、前の離婚の原因を話したのか。黙って再婚したのか。
今の無暴力の生活の中で、前の暴力をどう感じてるのか。

本作の林田がまだ「かんちゃん」だった頃、ブラック企業で精神的にボロボロになって…っていう背景を見せられると、林田の過去の弓に対する暴力はなんだか正当化されるような気にもなってくる。
でもやっぱりそんな訳ないよ。
林田はずっと罪悪感に苦しんで、かわいそうだから秀那と幸せになって、という多くのご意見も確かに分かるけど…
これはおげれつ先生がどっちの視点で描いてるかで、読者の感じ方も一定の方向にリードされる気がする。
本作はまだ上巻で、ラストで秀那が弓と偶然(!)出会い、さてどうなる?という展開なのでまだなんとも言えないけれど、今弓が真山と穏やかに幸せなら過去はチャラになるのか、という部分が私は気になってるので、そこをえぐる下巻での展開を期待してます。

8

幸せであれ!!

前作の林田さんがとても嫌な奴で、何で好きな人を傷つけてしまうのかよく分からなかったのですが、今回は林田さんが主人公(秀那もですね。)!!
最初の数ページ見てたら、アレ?林田さんが受けになってる?!!とびっくりでした。

今でも林田さんは弓(元恋人)の写真を部屋に飾ってあり、それを見ている秀那もちょっとモヤモヤしていました、そしてまさかの秀那が転勤となり2人の関係はあまり良い感じではなかったです。やっぱり一悶着あって、傷つけたくないのに傷つけてしまうというシーンがあって秀那も昔の林田さんとちょっとリンクしてる所があるなと思いました。お互い本音を言えて無事円満に収まり、良かったなと親心w

所々林田さんの回想シーンがあり、会社の人間関係の重圧で弓に暴力してしまった事。だけど本当は弓に笑って欲しかったと思ってたのに、暴力を奮ってしまうという。林田さんにも悩み事があってだけどそれを解決出来なかったから、別れてしまった。
それから少ししたあと、新人の秀那くんが入ってきてそれでまた気付かされる。
二人とも本当に幸せになって欲しいなと思う作品です。下も楽しみですね!

0

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