はだける怪物(下)

hadakeru kaibutsu

はだける怪物(下)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神156
  • 萌×221
  • 萌10
  • 中立6
  • しゅみじゃない4

16

レビュー数
25
得点
900
評価数
197
平均
4.6 / 5
神率
79.2%
著者
おげれつたなか 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
シリーズ
恋愛ルビの正しいふりかた
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784403667107

あらすじ

大阪に赴任した秀那は、偶然、林田の元恋人・弓と出会う。
林田の振るった暴力の痕を見て秀那は……。
秀那×林田の最後の本気の恋物語、完結!

表題作はだける怪物(下)

秀那 歩(リーマン・後輩)
林田(リーマン)

その他の収録作品

  • ほどける怪物番外編
  • きゅうじつの怪物
  • 描き下ろし

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レビュー投稿数25

かんちゃんの物語の終結

この一連の作品をかんちゃんの物語として読んだ場合、こんな美しい終わり方があるのかと思った。
かんちゃん…林田さんは、過去を抱えながらも秀那と幸せになる道を選んでくれた。

私にはどうしてもかんちゃんが加害者一辺倒とは見えなくて
それ以前に家族から経済的DVを受けていたし、ブラック企業で激しい暴力を受けていた。
二重に被害者である…というか、その被害がなければ果たして林田さんは弓に暴行を働いたのだろうか?

ウィキペディア先生を読むと、DVは「男はこうあるべきだ」という偏見が強い人ほどDVに寛容であるという傾向が東京都やWHOの調査でも指摘されているそうだ。加害者は何らかの精神疾患にあるとして、治療やカウンセリングの対象として捉えるアプローチも試みられているそうだ。

林田さん自身も何らかの治療を受けるべき人だったと思う。
しかし、林田さん自身も周りも、そんなことには気づかない。
弓はサンドバックになって林田さんを受け入れ続けていたが。

弓と別れた後、身体だけの関係と言いながら秀那を求めたのは、林田さんの自傷行動でもあり
自ら救済を求めていた結果なのかと思いました。

秀那とぶつかりながら強い信頼と愛情関係を結んでいき
秀那によって弓との関係まで救いをもたらされるなんて、
秀那、よくやった!ありがとう・・・と思いました。

かんちゃんと弓が再び会わず、写真によって幸せな頃を思い出したのが本当に良かった。
一生再び会うことはないだろうけど、かんちゃんにも弓にも幸せになって欲しい。
過去に大きな過ちを犯したとしても、心から反省し、そして自らに恐怖を抱えながら生きる林田さんの傍らにずっと秀那がいて支えて支えられて生きていって欲しいと思いました。

7

林田さん。ありがとう!

評価は下巻のみのものです。

私が沼落ちしたきっかけとなった3作品のうちのひとつがこの「はだける怪物+ほどける怪物」でした。
本当に思い入れのある作品で、上巻と「ほどける〜」はそれこそ何十回読んだことだろう。
林田さんは長いこと一番好きな受けでした。

ようやく下巻が発売されて、めちゃくちゃ嬉しかった!
連載では読んでいたけど、やはり描き下ろし含めてまとまってから読むのは一味違うものですから。
ただ、待ち望みすぎていたからかな、随分とあっさりした感が。
私の場合、BLにハマるきっかけとなった頃に読んだこの作品の、激しいエロとその対極にある繊細さがすご〜く新鮮で心のあらゆる場所に響いたんだと思います。
その後様々なBLを読み漁って、少し自分の中のBL観が変わってきていた今のタイミング。
作品から受ける印象も以前とは違いました。
あの頃感じたインパクトは今回は感じられず、心的描写に終始したわりに、何となく主人公たちにも共感出来ないまま終わってしまった下巻でした。

辛口ですみません。

私を沼に落としてくれた大切な作品であることに変わりはありません。
個人的な作品との出会いのタイミングの問題でもあると思います。
本来なら手放しで絶賛して神評価をつけたかった。

シリーズ全体としては、数年分の想いと感謝の気持ちを込めて「神」とさせていただきます。

16

期待しすぎに注意

上巻の発売がかなり前ですが、下巻ずっと待ってました。
長く待っていた分期待も高く、こんなもんかと言う印象が強いです。もっと早く発売されていたらまた違ったのかも。

絵は相変わらず抜群にきれい。漫画の構成が映画っぽくてたなかさんは映画が好きなんだろうなぁと作品を読む度に思います。

好き嫌いは受けである林田さんを好きになれるかどうかだと思います。

下巻から読む方はいないと思うのでストーリーについては割合しますが、期待しすぎに注意。話はきれいにまとまっています。

11

大変良い作品でした

結構自由にレビュー書いたので苦手な方はご注意ください。

秀那が弓の背中を見たあたりの展開がとっても好きでした。構成がうまい。そうだ秀那は林田がここまでえぐい状態だったということを知らないんですよね…それを背中の煙草跡ひとつで語らせる…先生すごすぎる。
絶対に同じテツは踏まないながらも、林田は自分より体格の良い秀那と一緒にいること、安心感あるんじゃないかなぁ

アルバムを閉じた後の、林田の笑顔がよかった。こっちまで救われます。最後に収録されている「きゅうじつの怪物」の抜け感含めて好きでした。

秀那がバーで、林田の部屋に貼ってあった写真のことを伝えたからこそ弓はアルバムを渡したのだと思いました。弓との写真を含めて同じアルバムに一緒に閉じてくれる秀那はいい男です。林田がそれを殊更に秀那と一緒にやろうとした事で、遂に秀那は念願の、林田の過去も今も未来も受け止めることが出来たんだな、という気持ち。

弓自身が語っていたように、弓は思い出の中でもあくまでもかんちゃんに手を引かれていて。それが一概に悪いとは言えないけど、あのときのかんちゃんにに必要だったのはそれじゃなかったんですね。私は林田と弓が再会しない展開で正直安心しました。公園からの帰り道、手を繋いで並んで歩く秀那と林田が対比のようです。

押しに弱い林田さん、イイネ!
ところで先生絵柄変わった?!終盤特に気になったのだけど。

6

はだけて行く魂の救済と。やがては開ける夜。

夜は終わって朝になり、やがてあたりは明るくなって行く。そう、明けない夜は無いのだ。
これは閉じられ燻っていたかんちゃんの心の救済の物語。

一読した際は、「ええーっ。(長らく)待ってたのに。これだけ⁈ これで終わり⁈」という肩すかし感があったものの。何度か読み返してみるとやはり涙。頬を伝う涙に驚かされてしまうのだ。
林田さんの、恋人に暴力を振るっていたという過去は消えない。それは懺悔したところで、恋人だった弓が許したとしても。決して。当の林田さん自身がそれを許せないのだ。その事自体が胸を締め付ける。悔恨の苦しみの中で林田さんは孤独だ。また、恋人を傷つけてしまうかもしれない自分にずっと怯えて過ごさなくてはならない。(かもしれない。)その気持ちを本当の意味で悟った秀那。恋人の苦しみをただ見守るしか無いという苦しみ。
遠恋中の秀那は偶然行ったバーで、林田さんの元恋人・弓と出逢う。そしてこれまた偶然、美しい弓の背中に押し当てられたと見られる煙草の火傷痕を見てしまう。
弓は言う「俺のは見えるだけだから。」その傷は跳ね返って林田さんにも付いている、筈の傷。痛み。苦しみ。目の当たりにした事で、この傷がどんなにか深く林田さんを傷付けているのかを知る秀那。どうしようもない、どうも出来ないんだよ?という事に、こんなにも胸が苦しくなるのかと、涙しました。
決定的なドラマがあるわけでは無いんです。
「好きだから、支えたい。」という秀那の気持ち。
「好きだから、その手を離したくない。」という林田さんの気持ち。
それが互いに信じられるものだと分かり合えたから。
林田さんはまた。前を向いていこうと思える様になる。

ひっそりと思い出の中で。弓がかんちゃんの笑顔が好きだった事を思い出すシーンが美しくて好きです。別れた頃のかんちゃんは怒っていて怖い顔ばかりしていたけれど。高校生の時、確かにかんちゃんは笑っていたし。そんなかんちゃんの事を自分は本当に好きだったのだと。(涙ーーー‼︎)辛くて悲しいお別れに終わった恋かもしれないけれど、弓にとっても後悔しただけの恋では無かったのです。と、いうことが分かって嬉しい。嬉しいよ‼ ︎私は‼︎
いつも弓にした酷いことを決して忘れない様にと、弓との写真を壁に貼っていた林田さんが、弓から貰ったアルバムにそれを仕舞う。林田さんは一生その事を忘れる事は無いけれど、これからの為に一区切りするのだ。そしてこれからは。いつも、では無くて時々それを見返す事になるんだろう。というラストにはホッとさせられます。

秀那がいつ何時も、そんな林田さんを愛し抜く。と決意した瞬間もいい。めっちゃ喋ります‼︎ けど、言葉にしてこそ、ですもんね。
最後に甘あま後日談。指輪を贈るってのも。いかにも秀那がしそうな感じで良いですね。ところで秀那の転勤はいつ頃終わるんだろう? これってまだまだ続くのかな。
どこかでちょこっとショートストーリーになってお目見えしそうな予感ですね。

エッチはさすがのエッロエロ。林田さん初めての潮吹き、アレはお漏らしなんじゃなかろうか?疑惑がありますよねぇ。
描き下ろしのエロ下着編も、秀那ってノンケの筈だったんですけど、もはやフツーに変態さんの域。彼のエッチにかける情熱には驚かされますが、怒りながらも満更では無さそうな林田さんが可笑しみ。

14

待ちに待った下巻

うろ覚えですが連載時からの加筆シーンがいくつかあったのでメモ的に。

・第9話冒頭、弓目線での回想シーンはなかったような……このシーンが入ることで弓の考えていることや、アルバムを渡した後の表情の意味が伝わりやすくなったように思います。(間違ってたらすみません)

・ラストシーン、連載時は
アルバムに写真を閉じる(まだ合鍵・指輪は渡さず)→秀那を駅に送る→駅のホームで電車に乗り込むギリギリで秀那がかんちゃんに鍵と指輪を渡す→電車に乗り込んだ秀那の腕を引っ張り「ちゃんと渡せ」みたいなことをかんちゃんが言う→駅のホームで指輪をはめてend

だったように思います。
朝の人のいないホームで指輪をはめるシーンはとても美しく、大好きな終わり方だったのですが
その代わり、アルバムに写真を閉じるシーンが割とアッサリと描かれていて少し拍子抜けした印象だったため
今回、弓との思い出を振り返りながらも秀那に救われたようなかんちゃんの笑顔を見ることが出来て本当によかったです。

10

お互いに良い結末なのでは

待ちに待っていました。不穏な空気だったので秀那と林田が上手くいかなかったらどうしようと読み進めました。
「錆びた夜でも恋は囁く」で弓にDVしてた彼氏とは思えないほど変わった林田ですが、ずっと苦しんでいました。でも林田を許すのは弓でも秀那でも無く林田自身なんですが、彼は自分を許しません。
弓の背中のDV跡を偶然見ることによって、秀那は自分が本当の意味で理解していなかった事に気がつきます。秀那の態度がおかしくなり、2人がギクシャクするのが読んでてハラハラしました。

林田が前を向いて生きていく為に秀那は絶対に必要な存在だし、何事にもそつなく生きて来た秀那が初めて執着したのが林田です。
強面なのに秀那の前だと林田が可愛く見えるのが、不思議でしょうがなかったです。

今回は弓の登場がとても切なかったですが、お互い別の相手と前を向いて幸せになって欲しいと思いました。

さすがのおげれつたなか先生だと思いました。

12

前向きに終われて良かった

上下巻の作品はほとんどが同日発売なのですがこの作品は下巻が出るまでに2年もかかりました。待っていた…この日を……待ち疲れた………

「ずっと弓が笑っていればいい。俺がそうできればいい」と思っていた林田さん(上巻参照)と「どんなに寂しくてもかんちゃんが笑ってると楽しくなった」と過去を思い返す弓。林田さんは弓が付き合っている人と一緒にいると知り安堵の笑みを浮かべ、弓は林田さんがまた笑えている事を知り嬉し涙を流し…結果的に2人は上手くいかず離れてしまいましたが、林田さんは弓にしてしまった事も、友達であり恋人だった楽しい時間も忘れず前に進む。きっと誰よりもお互いの幸せを願っているはず…

過去に恋人に暴力を振るっていた人間が新しい人と恋に落ち幸せになる…なっていいのか……私も上巻まではそこがかなり引っかかっていて、DVしていた人間に幸せになる権利なんて無いと正直なところ思っていました。なかなか難しい題材ですが、おげれつ先生らしく前向きで未来あるように締めくくれるのが流石おげれつ先生の手腕だなと感激しました。

秀那からアルバムを渡された時の「アイツらしいな」と弓を想う表情も、写真を楽しそうに貼る秀那を見つめる表情も、大切な人を見つめる林田さんの笑顔はとても穏やかで素敵ですね!今まで辛い思いをしてきた分、これからは秀那とたくさん笑って時には泣いて…幸せな日々を送ってほしいです。

10

モヤモヤしつつ神評価

とても複雑な心境。
林田と秀那の関係なのに弓まで巻き添えでなんだかモヤモヤ。
弓がとても優しい人だからなんだろうけど、真山と今幸せなんだから過去を悔やんで寂しそうになってたのがなんだか真山が可哀想に思えて。弓がかんちゃんを笑わせたかったのにみたいなジェラってる風にも思えてしまって。
その上林田に思い出にしろというメッセージだろうと思われたアルバムを渡したあとの表情がまた寂しそうなのがなんだかな。

でも神作評価なのは林田が弓を傷つけて失った事をその事実を許さないから会って話す事は無いだろうし。二人が今いる相手を一番大切にに思ってるであろうという感じは理解できた。

というわけで弓に全部気持ち持ってかれました。

待ちに待った本ですしね。


3

再生の物語

上巻が出てから下巻が出るまで長かった。
連載が終わってコミックスになるのをこんなに待ち望んでいた作品はないかもしれません。

連載でお話は全部読んでましたが、今回は加筆修正が結構あるみたいで、連載を読んでいてもまた新たにこちらのコミックス楽しめました。
コミックスでは、かんちゃんと昔の弓と過ごした思い出みたいな場面が追加されてました。
最後も連載とコミックスではほんのちょっとだけ場面が変わっていて、コミックスの方が、かんちゃんが新たに秀那とやっていこうっていう決意みたいなのがより感じられるようになってました。

ストーリー自体はもちろん変わっていないけど、弓の場面を入れたことで、秀那との現在をより大事なものとするために、ずっと過去の呪縛に縛られていた自分を解放することができたのかな。自分で自分を許すというか、秀那から現在の弓の近況を聴いて幸せそうにしてることを知って、安心できただろうし、重荷というか十字架から放たれた。

秀那はどんな林田さんでも受け入れてくれるし、沈んでたら上へ上げてくれるところがあるから、最初は本当にセフレみたいな身体だけの関係から、お互いいなくてはならない存在にまでなれて、本当良い出会いがあって良かった。秀那に出会ってなかったら今でも林田さんはもしかしたら自分で自分にセーブかけちゃって新しい恋なんてって思っていただろうから。

この話は林田さんの救済の物語だったんだなと。
弓も苦しかったけど、かんちゃんの元を離れて行かなかったのは、救ってあげたかったから。
でも弓じゃダメで秀那のあの明るさといい意味の軽さが良かった。
ドラマCDにもなるみたいなので、楽しみです。

7

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