一気読みでした。
ファンタジー学園もの?生徒たちの価値観が海外っぽいのかな?
エルマーとジーンが偽装恋人としてお付き合いを始め、友情が芽生え二人で初めて学園生活を楽しく過ごす様子がとても良かったです。
勉強や魔法の練習に頑張るのも、誰も来ない図書室や丘の上や木の下で過ごすのも、本当に良かったです。
やっと自由に息ができて肩を並べたい存在ができて。二人とも言いたいことを言い合えて。
そしてエルマーの悪魔的な変貌について。
成長として自分に自信をつけるのは良いことだと思います。今までのガリ勉優等生の平民扱いから女王様へ。小悪魔エルマーに変貌しちゃいました。
閉鎖的な学園の思春期の男子だらけだからなのかな?容姿についてのこだわりの描写が多くて。大事だろうけど、そんなに美しくないとダメなの?とちょっと腰が引けました。
二人が最後の試験で見事やりとげて、アビゲイルのことなんてもうどうでもいいと思うところが勝利の瞬間ですね!
ジーンの将来とエルマーの意地と後輩への餞と。
でも巻末の後日談でアビゲイルのイジメの動機やジーンの出会いなど色々明かされたり、その後が読めたり良い後日談でした。
ジーンの家族のお話や身を引くほど思いつめた背景をもっと詳しく書いてあるとなお良かったです。
可愛い可愛い可愛い可愛い❤
すごく良かった〜!!!!
二人とも良い子なところも、千明が色々初めてなところも、何もかも良かったーーーーー!
アイくんに憧れてる千明も江永と打ち解けて距離感!なところな千明も可愛いよ〜(泣)
本当に良いところがいっぱいでレビュー書くのがおこがましいくらい。なんて書いて良いのかわからないくらい。
すれ違いや誤解は苦手だったのに、萌えた〜。だって良い子なんだもん!こうするしかなかったのちゃんとわかってるもん。
特にキスシーンが初めてこんな美しいというか目を惹かれるというか。電子書籍で読んじゃったけど2ページ使ってますよね?あー紙にすればよかった。構図もここまでの道のりも初キスに至るまでのセリフも良かった!
その後の甘々も良かった。江永との自然体な千明はあんまり出てこなかった?もう恋人だから?お互い可愛い可愛いと思うところも、初エッチに至るまでのやりとりも良かった!
二人とも本当に良かったね!千明もここまで頑張ってえらい!!
人気作なのは知ってましたがあらすじやレビューも読まずに、まっさらな状態で読みました。
陰キャ陰キャ言っててこっちまで苦しくなりました。だって共感しかなくて自分みたいで。
陽キャに敵対意識はないですが、緊張してしゃべれなくなるのやイベントが苦手なのは同じです。
あがいてる受け君がハラハラして見てられなくて。でもそれでも頑張ってるのが偉いなと。
そんなところに現れた攻めことユウくん。
天然陽キャはこうなんだよ!とはっとさせられました。
でもユウくんはそんなことこだわってなくて、まるごと受け君を受け止めてくれてすっごく良い子で良かった〜(泣)
こんなナイトが現れるのは漫画だから…わかってるけど、それでも受け君に最強の彼氏で味方ができて良かったです。
とーーーーっても読み応えがありました。もう抜け殻です。
中原作品はお久しぶりでした。
タイトルとあらすじでビビビっと来まして楽しみにしてました。
きっと中原さんのひりつく社会派なお話ではと期待してましたら…。
辛い。親は選べない、人生終わった、生きてるのが不思議なほどの生き地獄な毎日。
流星とアキ、お互いが生きる希望の光だった…。
ほぼ胸が苦しくなる中で二人の触れ合いが幸せで。でも常に破滅の予感に読んでる方も襲われ続け…。いつまでこの幸せが続くのか、破滅へのカウントダウンかとハラハラしてましたら。
もっと余裕があれば、もっと時間と知恵と勇気があれば(泣)あんな家庭に生まれなければ…。でも二人が出会えたことは宝物だし(泣)
これで良かったのか?本当に最良だったのか?でも二人にとっては良かったかな。
余韻が残るお話でした。
読みながら、中原さんの過去作にも似た設定のお話があったなあと考えてしまいました。
今は煮付けBLというカテゴライズなんですね。
二人の純愛に泣けるのですが、お互いを守ろうとするところも。自分のためか相手のためか。ただ幸せになってほしい。考えさせられます。
こちらはスピンオフで本編の南条のお話です。
じっくりじっくり描かれてあって、こちらもとーーーっても良かったです!
出会いから別れ、再会から3年後の現在まで。本編と時間軸が重なっています。
はぁ〜、良い子と良い子が孤独を癒やし合い。だけど南条、切ないよ(泣)
受け止めきれない別れの後遺症が…。
そしてそれを知る伊織は決して自分の気持ちを明かすまいと…。
もう高校時代からセフレ時代から現在まで。
南条は優しくて甘いし複雑なキャラで。
本編で登場したときは、引っ掻き回すための性癖なのかと思ってたから、こんな背景があったなんてーーー。
伊織が怖がるのもわかるし、でも早く素直になって!と祈りながら読みました。