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女性ナニガシさん

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妖精系上司

「しゅみじゃない」という評価がここまでしっくりくるとわ!
高評価連発の中申し訳ない気もしますが、自分には合わない作品でした。

やっぱ主人公の野末かなぁ。
実社会の中で、ぽあぽあな人は本当にいます。その場を存在だけで収めてくれるような人。でもひと角の肩書きを持つぽあぽあ人って(要はある程度出世してるような人)、どっちかっていうと「人たらし」な部分があるんですよね。
野末は、他のレビュワーさんも描かれていたけど、たらしではなく「あざとい」のですよ。これが女性上司だったら、物語を含め全部しっくりくるんだけど、読みたいのはBLなわけで、ここが最大のネックだったなぁ。あと、二人ともノンケでしたっけ?BLによくある「性別じゃなく、貴方だから好きになったんだ!」はパワーワードの一つで、勿論否定はしませんが、これを全肯定出来るほど、人類は次の高みに昇って無い。そういう意味では、もっと二人には悩み抜いて欲しかった。

エロが少ない分、主役二人の心情を丁寧に描いているとは思います。でもそれも私自身には何一つ刺さらないことばかりで、っつーか、漢の花は四十路からですよ。アブラが乗って、いい男になるのは。体力もギリあるし。つまんねー事をうじうじ考える人もいるけどね(私的統計では、男の人って年齢より、身長の方がコンプみたい)。まあ他人に本当の悩みを明かさないのも「大人」のひとつかもしれませんね。

やっぱ設定が身近すぎて、ファンタジーに乗り切れなかったにかなぁ。
と、考えたら、某漫画でタ○ラヅカ系のTOPの事を「あれは本物の男性じゃなく、妖精みたいなもの」と教えてもらった事を思い出しました。野末は、私的にはそれに近い存在。異世界モノよりも極道モノよりもファンタジーでした。

勿論、独身で綺麗で清潔な四十路男性は現実にもいらっしゃいます。っつーか数十年後にはそれがデフォになるかもね。今の10〜20代って美意識高いみたいなので、その世代が四十路を歩く頃には、、、いいじゃねぇか!!!

作家買いデス

やっぱり丹下先生

バスタブが無駄に長い!!

「第一のコ〜スッ」って思わず言っちゃいそうです。
洋式(?)なので、日本風温泉横並びではなく、カップルは対面となり、そのまま座位を狙っているのでしょうか。丹下先生のお風呂チェックするの楽しいです^ - ^
でも庶民なので、猫足タイプとかだと「掃除大変だな」とも思ってしまうのが悲しい。

安定の幼児期の可愛さ。青年期はみなクールなので、反動で5倍可愛く見えます。表情も豊かなんですよね。

そして攻めのガタイがまあ良いことよ!竹笠もそりゃ良いんですが、基本丹下先生みたいな線の細い絵柄顔立ちで、サラッとマッチョを描けるって才能ですよ。ってさっき刃牙観てたから余計思っちゃいました。

さてお話は、他のレビュワーさんとどうしても似てしまう。この分野においては神「斑目バース」があり、、、そりゃ人外系はピンキリで作品沢山あるけれども、それでも丹下先道だからこそと読者側がハードル上げてしまうんですよね。相変わらずエロも笑いも、丹下節は健在なので楽しんで読めました。
続きがあるみたいなので楽しみに待ちます。

ハンニバル・サーガ ~ドラマ・映画・小説~どのレクターがお好きですか?

「羊たちの沈黙」で映画界に「ハンニバル・レクター」というダークヒーロー(ダーク過ぎるしヒーローでもないけど)が新たに誕生しました。生みの親である原作のトマス・ハリスと監督のジョナサン・デミの高度な手腕はもちろん、高名な精神科医にして連続猟奇殺人犯(そして囚われの囚人)レクターを演じたアンソニー・ホプキンスの強烈なキャラクターが話題となり、その後の「ハンニバル」(監督:リドリー・スコット)「レッド・ドラゴン」(監督:ブレット・ラトナー)にレクターとして出演。ホプキンス以外にレクターを出来る俳優はもういないだろうなぁ、と思っていましたが、十数年を経て、これほどに「レクター」な俳優が出現するとは・・・北欧の至宝・マッツ・ミケルセンでございます。でもね、レクターを演じる前のマッツの作品を観れば、さもありんというか、なんとなくレクターを演じるのは当然というか必然というか。イギリス人のホプキンスの知的さをも受け継ぎ、妖しくも残忍な「ハンニバル・レクター」がドラマ界に殴り込みをかけてきました。そしてまさかちるちるにレビューできるほどグラハム(ヒュー・ダンシー)との関係性が重厚になるとは…
やはりあの、特定の人やモノを探求する執着心が「愛」と感じられるのでしょうか?「羊沈」「ハンニバル
」でクラリスに向けた感情とはまた別だとは思います。クラリスは惹かれながらも「連れて行かれ」ましたが、グラハムは、彼を壊すほどに、心の奥まで掘り下げられた。精神科医として様々なサイコパス・ソシオパスをカウンセリングし、時には戯れに殺してきたレクターが、正しくその名に相応しいハンニバル・カニバルとして、「食いつくしたい」「壊したい」と思うほどグラハムに向けた思いとは…なんて書くとBL寄り寄りの邪推ですが、またグラハム役のダンシーが少年顔で可愛いから邪眼で観ちゃう気持ちはあります。実際それ系の案はあったと、何かのNET記事で読みました。マッツのインタビューだっけな?現場で色々話し合い、クライマックスには濃厚なシーンを足そうとしたようですが(結構役者陣の方がノリノリだったみたい)最終系はあのカタチになったとか。私見としてはそれで良かったと思ってます。引き算も必要。足さずとも、しっかり二人の世界を作り上げたことには成功してます。だからこそ、この作品を特別に思う人も多く、未だに本作の続きを待ち望んでいる声もあるようです。

製作総指揮はブライアン・フラー。不思議ちゃんドラマが得意で、日本でも話題になった「HEROS~ヒーローズ」の脚本、「プッシング・デイジー」のチェリーパイな世界観、最近では「スタートレック:ディスカバリー」などを手掛けています。映像美と演出が独特で(凝り性なんでしょうね)、デビット・リンチの不条理さとデビット・E・ケリー(アリーマイラブとか最近ではビッグ・リトル・ライズとか)のユーモアセンスに似通ってますが、このドラマ「HANNIBAL/ハンニバル」ではもう凝りに凝ってて、死体のグロテスク美学や、グラハムの自閉症スペクトラムの描き方に至っては焦燥感が半端なく、ついていく人(視聴者)を選ぶだろうなぁ、と思っていたらシーズン3で完結(キャンセル)となりました。でも上にも書いたよう、次回作の要望が高く、ワンチャンはありそうです。マッツさんが乗り気そうなので。
これほどのヴィランもそうそういねえし。

映画は「羊たちの沈黙」で犯罪心理学~プロファイリング~が一気にメジャーに躍り出て、この手のサイコサスペンスが雨後の筍のごとく作られました。もうプロファイラーだらけ。囚人のシリアルキラーに何人もの捜査官が現在の捜査の仕方を聞きに行ってましたよ。
実は「羊沈」の前に「刑事グラハム~凍りついた欲望(1986)」っていうレッド・ドラゴンベースの映画があって、グラハム役はなんと「CSI:科学捜査班」のグリッソム主任!主任若くてカッコいいです!レクター役はイギリス人俳優のブライアン・コックス(この方もドラマや映画の名脇役として現在もご活躍中です)当時から知的犯罪者はイギリス人俳優がデフォルトだったのかしらん?
「ハンニバル・ライジング」では、ちるちるさんでも良く紹介されてた「サンローラン」のギャスパー・ウリエルが若きレクターを演じてました。これは原作者であるトマス・ハリス」が脚本に関わってます。なんやかんやで、レクター博士は4人も演じてるですよねぇ。ホプキンズは当たり役だけど、やっぱりマッツのレクターは出色だなぁ。

そして小説。私の出発点はここからで、一番大事な部分です。
映画と同じく、猟奇殺人のサイコスリラー小説がいっぱい出版され、犯罪心理学の先駆者である、ジェームス・ブラッセル教授の超有名なプロファイリング「おそらく犯人はスラブ系で~略~犯人はダブルのスーツを着ているだろう~略~そしてボタンを留めているだろう~」からの実際の犯人がそうだった~の話は、少なくとも数冊の小説で引用されてました。
小説の発表は①「レッド・ドラゴン」(この時はもう捕まって檻の中)→②「羊たちの沈黙」→③「ハンニバル」(羊沈から逃亡後)→④「ハンニバル・ライジング」(ヤング・レクター譚)。こうやってまとめると、自分が好きなのは①②なのだとはっきりしてきました。③④の舞台が主にヨーロッパで、この時には原作者のトマス・ハリスがレクターに憑りつかれていたと私的には思います。BLでもスピンオフがしばしば蛇足になるような感じかな。そして私は、①②のような、アメリカの片田舎の、曇天の下に繰り広げられる猟奇殺人が好物なんですよ。

あー、ちるちる的ではなくなってしまいましたが、グロが大丈夫な方、どうぞ海外ドラマ「HANNIBAL/ハンニバル」で、妖艶な殺人鬼・ハンニバル・レクター=マッツ・ミケルセンを堪能して下さいませ。

10DANCE(6) コミック

井上佐藤 

マルダー一族

特装版を電子で購入。
スタンディングオベーションで神です。

んでもって、ここでマルダー一族のマクシミリアンさんが出てくるとは!
「オオカミの血族」収録の「gloria」、本当大好きなんです。そこで当てとして<マックス・マルダー>が登場するのですが、ご本人登場でよろしいのかな?マルダー家はご兄弟も多そう(今巻では三男)。「gloria」の塚本さんから釣り目フェチになっていたとしたら、杉木に惹かれるのも当然で。塚本さんも人の話聞かない人だったからなぁ。塚本さんにしたかったこと、いっぱい杉木がされちゃうのかしらん。(チョットカワイソウ棒)

5巻では不穏なままto be continued…となりましたが、今6巻は、こちらが顔を赤らめるほど、大の男二人が絆を確かめ合っちゃってます。物理的な距離が出来上がってしまった分(でもそれは鈴木が世界へ飛び出すための必須なんですよ)、どうなることかと思いました。けど、この巻のクライマックスというべき#33「he is beautiful」鈴木・杉木の、お互いに感じ合い、紡いでは伸びる繊細な想いの糸とダンスの躍動感がマッチした時、どんな濡れ場のシーンより極上のエロティシズムを実感しました。二人のワルツは街をダンスホールにも、純白のシーツの海にもくるくると変化させます。官能=ポルノではない。悲しいかな、挿入が人間対人間の恋慕の最終確認でも実はありません。。。しなる指先、唇、視線で堪能できる愛の形はあり、それを「画」という静止の空間で、ダンスというこの上なく表現力があるが、それ以上に作家の技量を以てして完成させる「漫画」の力が漲った渾身の愛の数ページは、私にとってはどんなSEXシーンをも凌駕するものでした。

そして、「第三の男」が登場するわけですが、これがチョー楽しみです。
くはー、これはちょっとしたお稽古事でも「踊り」をされたことのある方はあるあるだと思うんだけど、一子相伝スタイルでもない限り、同じお師匠さんについて個人の成長なんてあり得ないんです。。。寝食を惜しむほどのダンス馬鹿や、プロを目指す方は、皆、優秀な指導者たちのコピペで満足するなんてことはなく、きら星の何か一つでも盗んで自分の表現やテクニカルの糧にしたい、と日々貪欲に鏡に向かってる。杉木と鈴木のLOVEさ加減にどっぷりと浸って忘れてましたが、杉木という強烈な型を、ノーマンがどのように破ってラテン男を成長させてくれるのか!もう楽しみで仕方ありません。

特装版特典?での競技プロ先生方のコメント集!エイトロールはマジむずい!とくに昭和ニスト達は「♪チェッチェッコリ」の毒牙を浴びているので、腰(というか使うのは体全体なのだけど)を全方向∞の形で動かすこと自体に理解力が追い付かない(ごめん昭和ニスト達)。私も未だに習得できてません。ラテンとつく踊りにはこれ必須、舞台に上る第一歩から違いが出てくるので、もっとヤニ下がらねば!と、精進いたす次第です。

あと、杉木の眼力ビームは健在。安産型の佐市さんがカワイソウですが、ここに愛の重さがあってもう顔面赤らむ。好きじゃん。大好きじゃん。

鈴木よ!とにかく全てをしゃぶりつくせ!!!!

ドチャクソ泣きました

もうね、ただのポエマーになりそうなので感想書けないです。

1回目はハスに構えて見てたンデスよね、でも2度3度ってリピートするたび、涙の量も増えるのよ。

良いよね〜曲。都会の夜のすえた匂いを体現させてくれる音楽です。原作に惚れ込んで映像化しただけあって、作り手側が全力でヨネダコウの世界観を構築してる手応えを感じる。ムラっ気が無い。ここ凄く大事。

脚本は瀬古浩司、今ときめくMAPPA関係で「banana fish」「いぬやしき」他もろもろありますが、担当されてますね。(いぬやしきチョー好き。ぶっちゃけサウナシーンはどのBLよりもエロかった)
はじめは、BLなんで当たり前ながらエロシーン、原作に忠実なのであるにはあって、短い尺では特化され過ぎて、もうネフリぐらいで2クールでじっくり作った方がいいじゃないか、と思ってたんですが、映画ね、巧くまとまっています。コンパクトって意味ではなく、丁寧。やっぱこの物語の根幹である八代の「孤独」を掬い上げているところが。

さて、映像化は三部作くらいになるんですかね?まだ情報仕入れてないんですが、願わくば最低でも三以上で!しがないファンの望みです。

I'm in Love コミック

阿部あかね 

なんだかんだ言ってもさ、「軽薄な男」が好きなんだわ私

本当は「噴上 ○也が」ってお題にしたかったんだけど、さすがメジャーアニメのハイウェイスターなんで、意味伝わらなすぎだと思い。。。

今回は攻めのAV俳優おかざき尊が私のドストライクでした。見た目。鍛えたカラダ。主人公相手じゃないけど立ちフェラスタイル。そしてちょっと軽薄なところ。それだけで神です。すみません。
「AV男優」はBLでも数多く描かれていてます。私はあまり数は読んでないんだけど、名作もあれば凡作もあり、切り口数多の物語があります。

ですが、そこは阿部あかね先生。面白い!
受けのメイちゃん(少女漫画家)が正直尊よりエロい。かわエロい。尊の大ファンで、自宅クローゼットは尊グッズの祭壇なんです。羨ましいっす。
男の子だもんね、処女童貞でも性欲が無いわけじゃない。ブラウン管の中の(やべ古!、液晶の中?画面の中?)憧れの人と知り合って抱き合ってなんて、そりゃふんふん鼻息も荒くなりますよ。
で、尊も流石に性産業の人なので、初のゲイビ出演の為と、練習台にメイちゃんを誘っちゃうんです。その誘い方もね、誘導が巧くて、これがセックスでご飯食べてる人というか、、メイちゃんあっさり堕とされちゃう。もう恋の扉は開いてるのに。

あー、それにしてもあかね先生の描く男は個人的に好きです。
いかにもな理想の人ではなく、色んな波に揉まれて、型崩れしてちょっとゆるんでる感じ。まあ言っちゃ軽薄。女でも男でも懐深くなけりゃ、まず現実では、近づき難い男。その危なっかさが魅力なんです。

でもこれってある意味必須のキャラ男ですよ。
って事で最初のハイウェイスターに戻るんですが。
噴上さんはJO×2の4に出てくる敵キャラで、男前のチンピラヤンキー。もう軽薄が学ラン着てる。取り巻き女子が三人いて、でも憎めないナルシスト。
そこで、あ!そう言えばキ○ツの天元さんも、軽薄と言うよりはハデハデお祭り男で嫁三人いる。(作品内では一番好き)
あ!そう言えば今最高峰で賑わってる5joセンもいっつも軽口叩いてるけど(台詞回しが天才的なんだよね)、超絶強い。しかも策士なとこもある。

そして良い男は何故か高い所が良く似合う。屋根とかタワー最上とか。

あ、脱線しましたすみません。私全然ジャ○プ派ではないんですけどね。ケーハク男探してたら出てきちゃった。ただの軽薄じゃないところ(だってみんな超人)に一定数どころじゃないの需要があるんですよ。

今作の尊さんはスタンドも呼吸も術も持ってない、地べたで神に問いかけるような人です。別に正義感でもなく、意中以外のセックスだって職業柄抵抗はない。メイちゃんにはファン対応で優しくするが、ホントのところは現状の仕事にやさぐれている。そんな尊が、エロ可愛いメイちゃんの一途さに惹かれて、ほだされ、、、

もうメイちゃんのマンションの避雷針くらいに立ってよ、尊さん!
私オートロックの前でウチワ振って応援するわ。まあその部屋ではアマアマ中何だけどね〜。

司祭 非BL DVD

ジミー・マクガヴァーン

「トレインスポッティング」でキレッキレのベグビー役ロバート・カーライルにどっぷり惚れ込み、出演作を見漁った時に出会った作品です。主人公ライナス・ローチはそれはそれは美しい青年司祭で、カーライルは、なんだろ?決して美貌の持ち主ではない、カッサカサのやさぐれが似合う俳優なのに、何故かお耽美系の匂いもする稀有な役者なんですよね。BL的に言えば「総受け」。
同性愛に悩む司祭(グレッグ)、その司祭を愛する男(グレアム)、と書けば結構なラブロマンスかと思いきや(ベッドシーンもある。カーライルの尻に2度惚れしました)、これ、身を削られるくらい社会派というか、宗教とタブー、1990年代のイギリスを克明に写した映画で、「考えさせらる」というよりは、うっかりすれば「打ちのめされる、揺さぶられる」ほど心に痕を残す作品です。同性愛という宗教的な罪を背負う青年司祭に降りかかる、懺悔室の悲惨な「告白」~父からの性的虐待~明らかな被害を救うことの出来ない絶望感。発覚するグレアムとの関係に、向けられる世間の嫌悪。それでも尚、問いかけずにはいられない宗教(神)との葛藤は、壮絶ですらあります。
なんといっても、脚本が「心理探偵フィッツ」のジミー・マクガヴァンなのですから。

N〇Kでも放送された「心理探偵フィッツ」は、博打・女好きの性格破綻者フィッツジェラルドが(ロビー・コルトレーンの代表作でもあります。ハリポタのハグリッドさんです)活躍する探偵ドラマ。心理学者でもあるフィッツが警察に協力して捜査するお話なんですけど、幼児性愛、冤罪、人種差別と、センセーショナルな犯罪を扱うだけでなく、その犯罪の禍々しい風に当てられて破綻していく周りの、主人公やその家族、警察官までもを痛々しくねちねちと描ききっていて、観ているこちら側にも「焦燥感」を味合わせられる、書いているだけで気が滅入る傑作中の傑作ドラマです。これぞ、ジミー・マクガヴァンの真骨頂。
この時代は「第一容疑者」(ヘレン・ミレンの刑事役がこれまた良い!)も発表された時期で、社会の膿をあぶり出すことに躊躇しない(まあそれは、スキャンダラスを好むという悪手も含まれますが)英国の精神というものに、ドラマ好きの未熟な私は感銘を受けたものでした。

1990年代は、もちろんLGBTなんて言葉もなく(あったのかな?浸透してなかっただけで)、当時は教会から上映中止の抗議を受けるなど、キリスト教圏では反発があった映画です。映画の後半になるほど、現実社会の体裁と宗教的概念の問いが浮き彫りになっていくのですが、私自身キリスト教徒でもなく、ただ欧米の映画や数冊の本にて与えられた知識しか持ってないので、壮大な宗教観を語ることは出来ませんし、その教養もありません。
ただ、ラストは涙しました。「癒し」や「救済」をクライマックスとして求めがちな自分自身、その前に「赦し」があるということを教えてくれた、大切な映画です。(あらやだ、どっかの浮気旦那を持つ奥さんみたいなこと書いちゃった。まあ「赦し」すらままならない私はまだバリバリの俗人なんですけどね)

マクガヴァンはその他、マイケル・ウィンターボトム監督の元、カーライル主演で「GO NOW」も撮ってます。カーライルは「心理探偵フィッツ」にも出てて、重なってカーライルを起用したことに、なんかのドキュメンタリーで語っていたのだけど内容忘れちゃった。90年代って、日本にも単館ブームが起きてマイナーな映画が輸入されて、「美しい英国映画」ってよりは労働者階級の社会派映画がどっと入ってきた時期でもあって、その時代にロバート・カーライルは愛されていた役者だったのですよ。巨匠ケン・ローチの「カルラの歌」とか。個性が強い割には、いろんな役もこなします。ヒトラーもやってたな。今も色んな映画やTVドラマで活躍されてます。
美青年ライナス・ローチは「鳩の翼」が有名ですが、なんといってもアメリカの長寿ドラマ「LAW&ORDER」での検事役カッターさんでしょう。もう美中年!美中年!すっごい美中年!あとメジャー作品ならノーラン版「バッドマン」の、ブルース・ウェインのお父さん役でちょい出てますね。この方もTVドラマ等で活躍中です。最近では「ヴァイキング」かな。ほんと美中年なんだわ。

なんやかんや難いこと書いても、ローチとカーライルが良いのです。ちょっとうるんだ目でグレッグへ愛を捧げるグレアムが思いのほか健気でね、、、ああ、もう一回観たいわ。でもこの映画DVDとか一時は入手困難?何気に1万円くらいして、おススメしたくてもあんまり日の目をみない作品なんです。TVやケーブルでも。サブスクにあるのかしらん??

あと、英国の名脇役・トム・ウィルキンソンがグレック(ローチ)を導こうとするちょっと偽善的な司祭として出てきます。善き哉!

ハートブルー 非BL DVD

キャスリン・ビグロー

個人的には男と男の関係が印象的な、「ブロマンス」味を一番感じた映画なので、思い出がてらレビューします。(うーん、でもWikiなどの「ブロマンス」の定義とはまた違うのかな?とも思ったりする)

もうウン十年前に観た映画なので、内容はかなりうろ覚えなんですが、胸に残る作品です。何といっても監督のキャスリン・ビグローの手腕が光る。女流監督の感性ならでは、なんて書くとジェンダーギャップフィルターかもしれませんが、「漢の色気」を描かせたら私的にぶっ刺さる人物を引き出してくれる唯一無二の監督さんなんです。よく形容されるのは、「骨太」とか「剛腕」。女性の監督には珍しくアクション・戦争を題材にした作品が多いことが一因かもしれません。カメラアクションも豪快な方で、この作品ではサーフィンやスカイダイビングのシーンは圧巻。でも、演出では一転、俳優の演技の機微を拾うことにも長けており、アカデミーを受賞した「ハートロッカー」では、戦地でささくれ立った男の境地を、ちょっと孤独な不良っぽさを残すジェレミー・レナーが好演してました。この「ハートブルー」も、あらすじを追うとよくある90年代のアメリカアクション映画なんですが、ビグローの演出で、FBI捜査官のキアヌと、自由を謳歌する犯罪者・パトリック・スウェイジの、一味も二味も違う魅力を堪能できます。

いわゆる正義の象徴でもあるFBI若手捜査官(キアヌ)が、強盗団に潜入捜査することから、そのリーダーである男(スウェイジ)にある種羨望ともいえるものを覚え、、、キアヌの端正な顔立ちが秩序的に見えるほど、スウェイジの野性味溢れる自由が(無秩序が)際立ち、そのコントラストが実に小気味良いです。危険の中でしか味わえないアドレナイン中毒のカリスマ男をスウェイジが演じて、ピカレスクロマンを体現し、そのどうしようもない漢の色気を、ビグロー監督は描きたかったのかな、と思います。それを同性であるジョニー(キアヌ)に拾わせることで、限りなくロマンスに近い(でも性愛ではない)関係性が発生したのかな。と。
カリスマ性を狂気で終わらせることなく、ラストシーンに繋げたのは、白鯨に向かう船長と重ねるアメリカン・ダンディズム?でしょうか。

パトリック・スウェイジ、よくよく考えると良い映画いっぱい出てますよねぇ。「ゴースト」もしかり、「ダーティ・ダンシング」しかり。マイナー系では「三人のエンジェル」や「ドニー・ダーコ」など。もっと観たかったな。年を取ってもよい役者さんになりそうだったのに。。。
ビグロー作品では「ブルースチール」「ゼロ・ダーク・シティ」ほか、ドラマでは「ホミサイド/殺人捜査課」もメガホンを取ってます。うーん、骨が太い!って感じ。個人的には「ストレンジ・デイズ」が好きなんですが、賛否あるエンタメ映画なんだよなぁ。

近年リメイクで「X-ミッション」も作られました。

ロンリーア○ルズに幸あれ

触手が自分より賢い!( ゚д゚)

そうだよね、なんだか触手って無機物で知能やら人格が?ないと(でも性欲はある)勝手に思ってましたが、これぞ思い込み。気づかせていただきました、はらだ先生ありがとう。

でも短めタクミ君たちをカップラに入れて突っ込める葛谷くん勇者、、、真似出来ないです。タクミ一族、可愛いっす。

前回に衰えぬバカっぷりに、これこれ!待ってましたという感じです。
そしてコピー!!これ考えてんの編集さん?すごい秀悦過ぎて今回もぐぬぬっとなりました。

レビュー見て買いました!肩幅万歳!

BL読みたいけど今は作家さんも作品も特に目当てが無くって〜、って場合、私はちるちるレビューを参考にさせていただくのですが、「アタリ!」だったなぁ。

いろいろひどい!(褒め言葉っス)
攻め様のお名前、途中から属性じゃなくなってもうtintinなんですよ!

BLあるあるジャンルとしては「絶対BLになる世界VS〜」とか「攻め様検定管理局」「腐男子召喚〜」などありますが、作画チョイスって、あっー!というか、そこ漫画にする?感があって、古きBL歴を持つ者としては笑いが止まりませんでした。たまに答姐にも上がりますもんね。コマにハマりきらない肩幅、あったあった。もうキャプ翼並みの頭身、あったあった(ある意味キャプの大罪?)、顎が凶器の鋭さ、あったあった。

あの時代(80後半〜90年後半くらい?)の流行りの絵というものもあったと思います。特に攻め様は「雄とこっぽさ」を追求して、ガタイの良さ=肩幅に寄っていったのかなぁ。少年・青年誌より女性誌の方が傾向過多だったような。今のガチムチ筋肉フェチの黎明期の記念碑的作画だったかも(笑)、それかまだあの時代にあった乙女の恥じらい的な、、、殿方の身体の詳細直視よりも、まずは肩幅から、、、って肩幅って奥が深いわぁ。

もうね、一周回って肩幅広め漫画また流行ってくんねーかな?って思っちゃいました。BLって月間・季刊誌・(中には休載)が多くて、長期連載の巨匠センセたちがたくさんいらっしゃるだけに、1巻と最新刊の振り幅が凄いこともあるあるなんですが、意外と昔の滑走路みたいな肩幅作画も好きなんですよねー。

って肩幅語りになってしまいましたが、あるある系BLを読みたい方は是非!