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ドチャクソ泣きました

もうね、ただのポエマーになりそうなので感想書けないです。

1回目はハスに構えて見てたンデスよね、でも2度3度ってリピートするたび、涙の量も増えるのよ。

良いよね〜曲。都会の夜のすえた匂いを体現させてくれる音楽です。原作に惚れ込んで映像化しただけあって、作り手側が全力でヨネダコウの世界観を構築してる手応えを感じる。ムラっ気が無い。ここ凄く大事。

脚本は瀬古浩司、今ときめくMAPPA関係で「banana fish」「いぬやしき」他もろもろありますが、担当されてますね。(いぬやしきチョー好き。ぶっちゃけサウナシーンはどのBLよりもエロかった)
はじめは、BLなんで当たり前ながらエロシーン、原作に忠実なのであるにはあって、短い尺では特化され過ぎて、もうネフリぐらいで2クールでじっくり作った方がいいじゃないか、と思ってたんですが、映画ね、巧くまとまっています。コンパクトって意味ではなく、丁寧。やっぱこの物語の根幹である八代の「孤独」を掬い上げているところが。

さて、映像化は三部作くらいになるんですかね?まだ情報仕入れてないんですが、願わくば最低でも三以上で!しがないファンの望みです。

I'm in Love コミック

阿部あかね 

なんだかんだ言ってもさ、「軽薄な男」が好きなんだわ私

本当は「噴上 ○也が」ってお題にしたかったんだけど、さすがメジャーアニメのハイウェイスターなんで、意味伝わらなすぎだと思い。。。

今回は攻めのAV俳優おかざき尊が私のドストライクでした。見た目。鍛えたカラダ。主人公相手じゃないけど立ちフェラスタイル。そしてちょっと軽薄なところ。それだけで神です。すみません。
「AV男優」はBLでも数多く描かれていてます。私はあまり数は読んでないんだけど、名作もあれば凡作もあり、切り口数多の物語があります。

ですが、そこは阿部あかね先生。面白い!
受けのメイちゃん(少女漫画家)が正直尊よりエロい。かわエロい。尊の大ファンで、自宅クローゼットは尊グッズの祭壇なんです。羨ましいっす。
男の子だもんね、処女童貞でも性欲が無いわけじゃない。ブラウン管の中の(やべ古!、液晶の中?画面の中?)憧れの人と知り合って抱き合ってなんて、そりゃふんふん鼻息も荒くなりますよ。
で、尊も流石に性産業の人なので、初のゲイビ出演の為と、練習台にメイちゃんを誘っちゃうんです。その誘い方もね、誘導が巧くて、これがセックスでご飯食べてる人というか、、メイちゃんあっさり堕とされちゃう。もう恋の扉は開いてるのに。

あー、それにしてもあかね先生の描く男は個人的に好きです。
いかにもな理想の人ではなく、色んな波に揉まれて、型崩れしてちょっとゆるんでる感じ。まあ言っちゃ軽薄。女でも男でも懐深くなけりゃ、まず現実では、近づき難い男。その危なっかさが魅力なんです。

でもこれってある意味必須のキャラ男ですよ。
って事で最初のハイウェイスターに戻るんですが。
噴上さんはJO×2の4に出てくる敵キャラで、男前のチンピラヤンキー。もう軽薄が学ラン着てる。取り巻き女子が三人いて、でも憎めないナルシスト。
そこで、あ!そう言えばキ○ツの天元さんも、軽薄と言うよりはハデハデお祭り男で嫁三人いる。(作品内では一番好き)
あ!そう言えば今最高峰で賑わってる5joセンもいっつも軽口叩いてるけど(台詞回しが天才的なんだよね)、超絶強い。しかも策士なとこもある。

そして良い男は何故か高い所が良く似合う。屋根とかタワー最上とか。

あ、脱線しましたすみません。私全然ジャ○プ派ではないんですけどね。ケーハク男探してたら出てきちゃった。ただの軽薄じゃないところ(だってみんな超人)に一定数どころじゃないの需要があるんですよ。

今作の尊さんはスタンドも呼吸も術も持ってない、地べたで神に問いかけるような人です。別に正義感でもなく、意中以外のセックスだって職業柄抵抗はない。メイちゃんにはファン対応で優しくするが、ホントのところは現状の仕事にやさぐれている。そんな尊が、エロ可愛いメイちゃんの一途さに惹かれて、ほだされ、、、

もうメイちゃんのマンションの避雷針くらいに立ってよ、尊さん!
私オートロックの前でウチワ振って応援するわ。まあその部屋ではアマアマ中何だけどね〜。

司祭 非BL DVD

ジミー・マクガヴァーン

「トレインスポッティング」でキレッキレのベグビー役ロバート・カーライルにどっぷり惚れ込み、出演作を見漁った時に出会った作品です。主人公ライナス・ローチはそれはそれは美しい青年司祭で、カーライルは、なんだろ?決して美貌の持ち主ではない、カッサカサのやさぐれが似合う俳優なのに、何故かお耽美系の匂いもする稀有な役者なんですよね。BL的に言えば「総受け」。
同性愛に悩む司祭(グレッグ)、その司祭を愛する男(グレアム)、と書けば結構なラブロマンスかと思いきや(ベッドシーンもある。カーライルの尻に2度惚れしました)、これ、身を削られるくらい社会派というか、宗教とタブー、1990年代のイギリスを克明に写した映画で、「考えさせらる」というよりは、うっかりすれば「打ちのめされる、揺さぶられる」ほど心に痕を残す作品です。同性愛という宗教的な罪を背負う青年司祭に降りかかる、懺悔室の悲惨な「告白」~父からの性的虐待~明らかな被害を救うことの出来ない絶望感。発覚するグレアムとの関係に、向けられる世間の嫌悪。それでも尚、問いかけずにはいられない宗教(神)との葛藤は、壮絶ですらあります。
なんといっても、脚本が「心理探偵フィッツ」のジミー・マクガヴァンなのですから。

N〇Kでも放送された「心理探偵フィッツ」は、博打・女好きの性格破綻者フィッツジェラルドが(ロビー・コルトレーンの代表作でもあります。ハリポタのハグリッドさんです)活躍する探偵ドラマ。心理学者でもあるフィッツが警察に協力して捜査するお話なんですけど、幼児性愛、冤罪、人種差別と、センセーショナルな犯罪を扱うだけでなく、その犯罪の禍々しい風に当てられて破綻していく周りの、主人公やその家族、警察官までもを痛々しくねちねちと描ききっていて、観ているこちら側にも「焦燥感」を味合わせられる、書いているだけで気が滅入る傑作中の傑作ドラマです。これぞ、ジミー・マクガヴァンの真骨頂。
この時代は「第一容疑者」(ヘレン・ミレンの刑事役がこれまた良い!)も発表された時期で、社会の膿をあぶり出すことに躊躇しない(まあそれは、スキャンダラスを好むという悪手も含まれますが)英国の精神というものに、ドラマ好きの未熟な私は感銘を受けたものでした。

1990年代は、もちろんLGBTなんて言葉もなく(あったのかな?浸透してなかっただけで)、当時は教会から上映中止の抗議を受けるなど、キリスト教圏では反発があった映画です。映画の後半になるほど、現実社会の体裁と宗教的概念の問いが浮き彫りになっていくのですが、私自身キリスト教徒でもなく、ただ欧米の映画や数冊の本にて与えられた知識しか持ってないので、壮大な宗教観を語ることは出来ませんし、その教養もありません。
ただ、ラストは涙しました。「癒し」や「救済」をクライマックスとして求めがちな自分自身、その前に「赦し」があるということを教えてくれた、大切な映画です。(あらやだ、どっかの浮気旦那を持つ奥さんみたいなこと書いちゃった。まあ「赦し」すらままならない私はまだバリバリの俗人なんですけどね)

マクガヴァンはその他、マイケル・ウィンターボトム監督の元、カーライル主演で「GO NOW」も撮ってます。カーライルは「心理探偵フィッツ」にも出てて、重なってカーライルを起用したことに、なんかのドキュメンタリーで語っていたのだけど内容忘れちゃった。90年代って、日本にも単館ブームが起きてマイナーな映画が輸入されて、「美しい英国映画」ってよりは労働者階級の社会派映画がどっと入ってきた時期でもあって、その時代にロバート・カーライルは愛されていた役者だったのですよ。巨匠ケン・ローチの「カルラの歌」とか。個性が強い割には、いろんな役もこなします。ヒトラーもやってたな。今も色んな映画やTVドラマで活躍されてます。
美青年ライナス・ローチは「鳩の翼」が有名ですが、なんといってもアメリカの長寿ドラマ「LAW&ORDER」での検事役カッターさんでしょう。もう美中年!美中年!すっごい美中年!あとメジャー作品ならノーラン版「バッドマン」の、ブルース・ウェインのお父さん役でちょい出てますね。この方もTVドラマ等で活躍中です。最近では「ヴァイキング」かな。ほんと美中年なんだわ。

なんやかんや難いこと書いても、ローチとカーライルが良いのです。ちょっとうるんだ目でグレッグへ愛を捧げるグレアムが思いのほか健気でね、、、ああ、もう一回観たいわ。でもこの映画DVDとか一時は入手困難?何気に1万円くらいして、おススメしたくてもあんまり日の目をみない作品なんです。TVやケーブルでも。サブスクにあるのかしらん??

あと、英国の名脇役・トム・ウィルキンソンがグレック(ローチ)を導こうとするちょっと偽善的な司祭として出てきます。善き哉!

ハートブルー 非BL DVD

キャスリン・ビグロー

個人的には男と男の関係が印象的な、「ブロマンス」味を一番感じた映画なので、思い出がてらレビューします。(うーん、でもWikiなどの「ブロマンス」の定義とはまた違うのかな?とも思ったりする)

もうウン十年前に観た映画なので、内容はかなりうろ覚えなんですが、胸に残る作品です。何といっても監督のキャスリン・ビグローの手腕が光る。女流監督の感性ならでは、なんて書くとジェンダーギャップフィルターかもしれませんが、「漢の色気」を描かせたら私的にぶっ刺さる人物を引き出してくれる唯一無二の監督さんなんです。よく形容されるのは、「骨太」とか「剛腕」。女性の監督には珍しくアクション・戦争を題材にした作品が多いことが一因かもしれません。カメラアクションも豪快な方で、この作品ではサーフィンやスカイダイビングのシーンは圧巻。でも、演出では一転、俳優の演技の機微を拾うことにも長けており、アカデミーを受賞した「ハートロッカー」では、戦地でささくれ立った男の境地を、ちょっと孤独な不良っぽさを残すジェレミー・レナーが好演してました。この「ハートブルー」も、あらすじを追うとよくある90年代のアメリカアクション映画なんですが、ビグローの演出で、FBI捜査官のキアヌと、自由を謳歌する犯罪者・パトリック・スウェイジの、一味も二味も違う魅力を堪能できます。

いわゆる正義の象徴でもあるFBI若手捜査官(キアヌ)が、強盗団に潜入捜査することから、そのリーダーである男(スウェイジ)にある種羨望ともいえるものを覚え、、、キアヌの端正な顔立ちが秩序的に見えるほど、スウェイジの野性味溢れる自由が(無秩序が)際立ち、そのコントラストが実に小気味良いです。危険の中でしか味わえないアドレナイン中毒のカリスマ男をスウェイジが演じて、ピカレスクロマンを体現し、そのどうしようもない漢の色気を、ビグロー監督は描きたかったのかな、と思います。それを同性であるジョニー(キアヌ)に拾わせることで、限りなくロマンスに近い(でも性愛ではない)関係性が発生したのかな。と。
カリスマ性を狂気で終わらせることなく、ラストシーンに繋げたのは、白鯨に向かう船長と重ねるアメリカン・ダンディズム?でしょうか。

パトリック・スウェイジ、よくよく考えると良い映画いっぱい出てますよねぇ。「ゴースト」もしかり、「ダーティ・ダンシング」しかり。マイナー系では「三人のエンジェル」や「ドニー・ダーコ」など。もっと観たかったな。年を取ってもよい役者さんになりそうだったのに。。。
ビグロー作品では「ブルースチール」「ゼロ・ダーク・シティ」ほか、ドラマでは「ホミサイド/殺人捜査課」もメガホンを取ってます。うーん、骨が太い!って感じ。個人的には「ストレンジ・デイズ」が好きなんですが、賛否あるエンタメ映画なんだよなぁ。

近年リメイクで「X-ミッション」も作られました。

ロンリーア○ルズに幸あれ

触手が自分より賢い!( ゚д゚)

そうだよね、なんだか触手って無機物で知能やら人格が?ないと(でも性欲はある)勝手に思ってましたが、これぞ思い込み。気づかせていただきました、はらだ先生ありがとう。

でも短めタクミ君たちをカップラに入れて突っ込める葛谷くん勇者、、、真似出来ないです。タクミ一族、可愛いっす。

前回に衰えぬバカっぷりに、これこれ!待ってましたという感じです。
そしてコピー!!これ考えてんの編集さん?すごい秀悦過ぎて今回もぐぬぬっとなりました。

レビュー見て買いました!肩幅万歳!

BL読みたいけど今は作家さんも作品も特に目当てが無くって〜、って場合、私はちるちるレビューを参考にさせていただくのですが、「アタリ!」だったなぁ。

いろいろひどい!(褒め言葉っス)
攻め様のお名前、途中から属性じゃなくなってもうtintinなんですよ!

BLあるあるジャンルとしては「絶対BLになる世界VS〜」とか「攻め様検定管理局」「腐男子召喚〜」などありますが、作画チョイスって、あっー!というか、そこ漫画にする?感があって、古きBL歴を持つ者としては笑いが止まりませんでした。たまに答姐にも上がりますもんね。コマにハマりきらない肩幅、あったあった。もうキャプ翼並みの頭身、あったあった(ある意味キャプの大罪?)、顎が凶器の鋭さ、あったあった。

あの時代(80後半〜90年後半くらい?)の流行りの絵というものもあったと思います。特に攻め様は「雄とこっぽさ」を追求して、ガタイの良さ=肩幅に寄っていったのかなぁ。少年・青年誌より女性誌の方が傾向過多だったような。今のガチムチ筋肉フェチの黎明期の記念碑的作画だったかも(笑)、それかまだあの時代にあった乙女の恥じらい的な、、、殿方の身体の詳細直視よりも、まずは肩幅から、、、って肩幅って奥が深いわぁ。

もうね、一周回って肩幅広め漫画また流行ってくんねーかな?って思っちゃいました。BLって月間・季刊誌・(中には休載)が多くて、長期連載の巨匠センセたちがたくさんいらっしゃるだけに、1巻と最新刊の振り幅が凄いこともあるあるなんですが、意外と昔の滑走路みたいな肩幅作画も好きなんですよねー。

って肩幅語りになってしまいましたが、あるある系BLを読みたい方は是非!

キュン体験とはこのことか

ああ、齢ウン十歳にして、初めて「ウザ可愛い」を体験してしまった。。
はじめ君、可愛すぎるわ。無計画でマスバーガー往復するの、、甘酸っぱ過ぎるわ。

テンポのいいギャグセンス、
そして、その流れからの

「大丈夫 笑うことには ちょっとだけ 自信があるんだ」

うん、私もちょっとだけ得意です、と泣き笑いしてしまいましたわ。

神よりよりの萌×8

電子書籍のお得パックで購入。
ちょうど自分がBL復帰あたりに完結してくれた&ちるちる評価が高かったので、ずーっと読みたかった作品でした。
実は作者様の別作品ではそれほど刺さるものがなかったので、迷ったところもあったのですが(だって最近の書籍ってお高いですもんね~)えいや~っとポチリ。結果、大正解!!

一気読みした感想は、BLというより、主人公の一人、久世暁人という男の成長物語として、まことに秀でた作品だな、と。これは、数少ない私の読書量を思い返してみても、あんまり思ったことなかったんですよね。大体漫画とかは、主人公が平凡ながらも特出した事件や挫折または成功で、豁然大悟したようにぐうぅんと成長する。まあそれが物語ゆえの醍醐味なのですが、この暁人は、時間をかけたワインのようにゆっくりと、でも「育まれた」というよりは自己を持った綿のように吸収しながら、「成長」していくのですよ。

正直、途中までの当主の譲り合い攻防戦は、愛のためとはいえ「どうぞどうぞ」の〇チョウ倶〇部のギャグかな?と思ってたんですが、第三の後継者である直継が登場した当たりから、暁人の「華族とは、家督とは、そして未来とは」の問いと挑戦が始まります。時は明治、大名から華族へ、旧藩を治める立場から経営する者へ、と変化を余儀なくされた時、青年は一つの愛に囚われることなく、かといって諦めることもなく、確実な一歩を歩み始めるのです。

明治期の華族の生活のみならず、その苦悩も不遇も丁寧に描かれており、それだけで十分な読み応えがあります。もう一人の主人公である桂木も、ありがちなオムファタールではないところがいい。登場人物の一人一人が、その時代を生きる「人」として命を吹き込まれています。こういう描き方、ほんと個人的に好きですし、作者の視野の広さを感じさせます。最近の漫画って、ピンポイントか登場人物総主人公化で、極端なんですよね。ちょうどよい塩梅が絶妙なんですよ、この作品。

良き物語でございました。未読の方は是非!

デートリッヒ

まさかBLでマレーネ・デートリッヒに出会うとは。

座裏屋先生の世界観は独特で、いつもス○ッツの「♪昔あった国の映画で〜」の詩を思い出してしまうのですが、なるほどあのメランコリックな空気は、古き良きハリウッド(アメリカ)が描くヨーロッパ(異国)の醸し出す香りなのだな(ハリウッド初期は、欧州から沢山の監督俳優を招いていた)と妙に納得し、それを現代に変換出来る座裏屋先生の力量にまずは感服致しました。
中でもこの「コヨーテ」は冒頭から出色で、異国情緒溢れる演出の中、マレーネ(ヨシュ)とリリー(コヨーテ)の、恋の鞘当てから始まります。そこからのサスペンスフルな展開、二人の甘くも苦い愛のシチュエーション、、、とまあ物語の賛辞は他レビュアーさんが書き尽くして、他に言葉が見つからないので、変化球として私が愛した(多分座裏屋先生も?)マレーネ・デートリッヒの話でも。

デートリッヒはドイツ生まれの女優で、ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督「嘆きの天使」での演技(と脚線美)で注目され、監督と共に30年代のハリウッドに招かれました。「モロッコ」(市川崑監督の「悪魔の手毬唄」のも出てきましたねぇ。日本初のトーキー映画)がヒットし、数々の主演作「上海特急」(上海リリー!)「間諜27」「恋のページェント」経て、大女優となります。当時は、これも後世に名を残す大女優グレタ・ガルボと人気を二分していました。時代が変化し、引退してもなおその人気は衰えることはなく、90年代にはマドンナの「Vogue」でもオマージュされており、マレーネの伝記映画が企画された時は(途中で立ち消えになったけど)マドンナが熱烈にマレーネ役に立候補したそうです。
数々のポートレートでも妖艶な眼差しでレンズの奥を見据えていますが、あの時代のお目々クリクリなハリウッド美人というよりは、まさに「麗人」(笑)。代表的な「モロッコ」のシルクハット姿が有名で、細い眉と、陰影を駆使したポートレートは、男・女の性を超越した退廃的な美を焼き付けております。数々の浮名を流し、バイセクシャルの噂もありましたが、あの麗人ぶりはさも有りん、確かに女も惚れてしまうほどの美しさ。大戦中は母国ドイツ(ヒトラーのお気に入りだった)の独裁主義に反対し、有名な楽曲「リリー・マルレーン」を引っさげてアメリカ軍の慰問に回りました(特徴的なしゃがれ声がまた渋い)。…と長々書きましたが、「コヨーテ」でマレーネを冒頭にあげた座裏屋先生も、きっと彼女の力強い美に魅入られたのかと、、、なーんて勝手に妄想してしまったり。
ちなみに、私のお気に入りはスタンバーグ監督「間諜27」の男前っぷりと、ビリー・ワイルダー監督「情婦」。特に「情婦」はアガサ・クリスティの戯曲、ワイルダーの手腕、マレーネの演技力が合わさった秀逸!な作品です。

来年(2020年)2月には待望の第3巻が出ますね。座裏屋先生の物語作りには雑念がないので、期待を裏切らない作品であることは確信しております、、、早くヨシュとコヨーテに会いたい!

クッソ面白い!

勢いのある画力と、全力で快感を貪るWネコ主人公の疾走感に、あっぱれ!です。愛すべきクズとカス、ここに爆誕。
「ワンルームエンジェル」でBL臨界点と帯にありましたが、私的にはこちらの作品の方がその謳い文句に値するなぁ、と。読み終わった後に、これBLだっけ?と思い返すくらい面白いんですよ。スンゴいエロいのに!リバとか攻×受とか萌えとか、そんなのもう関係ない(笑)ノンケのアナニストの何が悪い!くらいの清々しさがある。
脇もクセが強いんです。強面のレオくんとエロ可愛い牡丹ちゃん、今言う⁉︎ってヤジマ父さん(笑)カッスーの黒歴史もネタにする上司の田上さんのおおらかさ(?)笑い飛ばす、そしてカッ飛ばされて明後日の方向に行くカッスー、、、と、何気に愛らしいクズ谷の、どんなドン底でもエロを探求する2人のその姿勢に脱帽です。
そうなんですよね、BL特有の「2人の世界」でなく、まったり(いやいや過激だわ)田舎の人々が居なけりゃこの面白さは醸し出せないかも。はらだ先生巧いわぁ。

モチロンBがLするのが本懐なんでしょうが、このアホエロ路線は失速せずに続いてほしいなぁ。この町のハッピークソライフを一緒に楽しみたいです。
神よりの萌2。神よりの萌2。。。2回言った!!