あさだ2枚さんのマイページ

萌作品

エキスパートレビューアー2023 ソムリエ合格

女性あさだ2枚さん

レビュー数11

ポイント数100

今年度33位

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最新作との比較

『あのとき君とシておけば。』が大変良かった上田にく先生の過去作。個人的な話ですが、好きな作家さんは既刊8割がた好き、デビュー作から推せるってのが多かったところ、正直に上田先生の初期作品は全然ハマらない。マイナス点っぽいですけど、むしろ自分にとって僥倖で、過去作が合わなかった作家さんも最新作がツボをついてくる場合があるんだな〜と気づいたわけです。

今作の表題は、こういう話ですよ〜って見えてくるのが遅いのが勿体ない。特に最近の漫画はBLに限らず、1話で作品全体の方向性がしっかり見えるものが多い気がする。『あのとき君とシておけば。』なんかはまさに1話目で作品の自己紹介がしっかり済んでますね。この点に限らず、本人が意図的になのか編集者の助言なのか、ブラッシュアップして最新作に至っているならなんと素晴らしいことだろうと感慨深く思います。

ショタおに 1 コミック

中山幸 

ほのぼの

ショタっ子作品は倫理観が邪魔して受け入れられないことが多いけれど、この作品の評判の良さから、おそらくクセは強くないんだろうな〜と読んでみました。予想通りの倫理観への配慮というか、どちらかというとほのぼの系で一安心。とはいえ自分は元々ショタ作品があまり好みではないのでこのレベルでも強くハマれなかったのですが、BL漫画好きに限らず読みやすい作品だろうなと思います。むしろ非BLにしても良いぐらいな。少なくとも1巻ではそんな感想を持ちましたが、この後どう展開するのかな?成長しすぎるとショタじゃなくなっちゃうけど、成長しないとBLにできない…

眼鏡

1巻は綺麗に完結してましたが、こちらは3巻に続きます。区切れが悪いわけではないけど、良いわけでもない引きのある終わり方。

コーチとマスターのギャップ萌えに2巻で今更気づく。メガネが…!メガネ効果か!マスターモードの落ち着いた口調がえっち。急な「うれしいですよ」…ですよですってよ。

ボクシングシーンが全然ないのはちょっと残念。初防衛戦終わってないのに禁欲生活が終わってる?!(@実家)と思ったら、冒頭に初防衛戦は勝利したセリフがありました。描かないのかそこ…!

犬と欠け月 コミック

ウノハナ 

俺の両目

完結にかなり時間がかかったんですね。2015年と2020年じゃ、BLの流行もだいぶ変わってます。特に1巻目はやっぱどことなく古さを感じる。メビウスはマイセンでこそないけれど。
岳が早々に「なんで簡単に諦められたんすか…」って言ったところでちょっと心配になってしまった。え〜憧れてる相手に、絶対に簡単に諦めてるわけないのにそんなこと言うかねぇ。
一方で一弥も「昨夜みたいなのはこれっきりな」とか言い出す。男は出したらこれですか。完全に自分から誘っといてというか襲っといてさぁ。
とまぁマイナスからのスタートではありましたが、欠け月のタイトル回収は、話の泥臭さに似合わずお洒落で好きです。あと「両目が見えなくなっても一緒にいる」って宣言も。お前の両目が、なら分かるんですよ。俺の両目が見えなくなってもってのはずしんとくるプロポーズだわ。相手から自分への愛に対する信頼感がすごい。

キミドリ コミック

仁嶋中道 

デビュー作

正直な感想で、BL漫画と思って見なければ面白い単行本として読めた気がする。ボーイズのラブに到達するのがどうしても唐突に思えてしまった。最初から登場人物がゲイですよとお膳立てされていれば、すんなり納得したかも。恋愛に偏りすぎないストーリー作りが上手であるがゆえに感じたことかもしれない。そして商業BLデビュー作だからこその旨味かもしれない。商業BL慣れしすぎたのか、いかにも商業BLっぽい展開や設定を描きがちになる作家さんも思い当たるし。

完結巻

2巻、いや3巻あたりまでは、掛け値無しに商業BL界に名を残す名作になるであろうと信じて疑っていなかったんです。完結巻に萌評価をつけたくはなかった…あとがきで4巻で完結しますと書いてらしたことがあった気がしますが、4巻で完結していればどれほどよかったか。
悩んでいる描写でひっぱり続け、結局2人でしっかりした対話がないままに、第三者の言葉に影響されての唐突なラスト。それならもっとテンポ良く濃密に話は進めれたのではないか。この作品が、登場人物が大好きだっただけに、なんとも拍子抜けの気持ちが拭い去れない。

最終巻既読

最終巻を読んだ上でのレビューです。最終巻のネタバレは無いように気をつけていますが、万一があるので気になる方はご注意ください。

さて、4巻まですんなりと神評価をつけていたこの作品。あれ…?っとなってしまってレビューをすぐに書けませんでした。これで5巻が助走で最終巻が文句なしの神評価だったら、こちらも必要な流れだな〜ってことで納得できたのだけれど…
とにかく主役2人がずっと同じところにいる。話が全然前に進んでいかない。現実ではこんなことザラにあるでしょうが、これは漫画なので、登場人物が数年悩んでるとしてもその数年を全部描くわけにはいかないはずなんです。これは編集部の責任な気がするなぁ。

執事攻め&教官攻め

◾️表題 エイム(執事→劇作家)×ニコラ
いわゆる主従ものです。御多分に洩れず年上の執事は腹黒く用意周到で、可愛い坊ちゃんをこれでもかと甘やかしています。差別化があるとすれば執事が早々に執事をやめるところ。1冊の半分ほどで上手にまとまっています。

◾️騎士の罪に真夜中の教育を
こちらは騎士の学校(多分)の教官攻め。
5,6年ぶり…?にこの単行本を読みましたが、表題を読みながら、確かこの作品が収録されていたはず…と思い出せる程度に印象深かったようです。でもあっという間に終わってしまうから悲しい。

プレイ

◾️表題 戸倉(お客様相談室オペレーター)×彗太(清掃員)
商業作品で滅多に見られないプレイが読める作品です。本人方はそこまでプレイと思ってない…かも。割と真剣…?
彗太(受け)が片思いしている(していた?)ノンケの家に、手を縛ってローターを突っ込んだ彗太を放り込み、片思い相手にローターを抜かせるというえげつないプレイ。完全に巻き込まれ事故です。恋をするだけなら悪いことしてない、みたいな文脈が一昔前のBL作品にはよく出てきてましたが、これは完全に恋するだけから外れてるんで、片思い相手のノンケに多少傷つけられたとて免罪にならない程に大迷惑。トラウマになるぞ。まぁ読者からしてみればなかなか見ない力入った展開で嬉しいんですけどね。

◾️ぴったりはまる
こちらも攻めがお尻にローターをいれたまま受けに突っ込むというレアプレイが見られます。お好きな方は是非。

萌〜萌2

おまえ

恋敵に「おまえ」ってルビふってあります。ちるちるは「こいがたき」で登録されてるみたいですね。フリガナの修正は出せないからここに書いてみる…

コマ割り細かめで絵の密度も高くて、ページ数も多いのに、あれ?ここで終わりなの?ってのがちょっと物足りない1冊でした。特典小冊子には初夜シーンが収録されているので、小冊子付きの方がスッキリできるかと。田舎から出てきた東から始まるお話が、友人らの無関心具合に拍子抜けするオチは綺麗で好きです。多分コメディも売りなんだろうけど、自分とは笑いのツボが違ったようで合わなかった。

美人は度なしメガネかける程度じゃその美しさを覆い隠せない気がする。