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表題作犬と欠け月

昌子一弥,ボクシングトレーナー,元ボクサー
黒後 岳,20歳,若手ボクサー

その他の収録作品

  • after care(描き下ろし)
  • カバー下:あとがき漫画(描き下ろし)

あらすじ

心が溶けて体中から溢れて、あんたに伝わればいい――。
無垢で従順なイヌの目が、燃えさしの雄の本能に火を点ける。

目の怪我で引退を余儀なくされた元ボクサー・一弥と、一弥を慕い、彼のためにリングに立つ従順で無口なイヌ・岳。
ある試合前、翌日の計量のため体毛を剃るとうそぶき、悪戯半分に岳の下半身に手を伸ばした一弥は、やがて自分を見る岳の色を宿した目に欲望を抑えられなくなり――。

トレーナーと新人ボクサーの甘くヒリつく恋に溺れる。
実力派作家ウノハナの新たな代表作、完成。

作品情報

作品名
犬と欠け月
著者
ウノハナ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
シリーズ
犬と欠け月
発売日
ISBN
9784864421973
4.2

(426)

(230)

萌々

(115)

(44)

中立

(20)

趣味じゃない

(17)

レビュー数
45
得点
1762
評価数
426
平均
4.2 / 5
神率
54%

レビュー投稿数45

重なる欠け月

ウノハナさんの今までの作品の中で
一番シリアスなのではないかと思われる本作品。
切ない話ですが、その分感動も大きく
既刊の中で最も好きな作品です。


攻めの一弥(表紙左)は
元ボクサーで現ボクシングトレーナー。
網膜剥離のためタイトル戦直前で
引退を余儀なくされた一弥は、岳に自身の夢を託し
岳と一緒に世界を目指しています。
しかし病気の再発により左目は悪化する一方。
このまま側にいても彼の足を引っ張るだけと悟った
彼の決断は、岳にとっても彼自身にとっても
大変辛いものです。

受けの岳は、現役時代の一弥に憧れ
ボクシングを始め、今も一弥を誰より尊敬している。
寡黙でウブで、いつもは一弥の言うことを
何でも聞く岳ですが、いざというときは
一弥を驚かすほどの芯の強さを見せる。
とても健気で、一弥と世界を目指すという夢のため
ストイックに頑張る姿が胸を打ちます。


本作品の面白さは、トレーナー×ボクサーという
いわば師弟関係を描いた作品でありながら
師匠の一弥も決して完璧な大人ではなく
岳と関わる中で自身の生き方に悩み
成長していく点にあると思います。

タイトルにもなっている「欠け月」は
月が欠けて見える一弥の左目の状態を意味している。
そしてそれだけでなく、岳の右目をも
指しているように思います。
幼少から義父に殴られ続けたせいで
右目が腫れ上がり一重になり、その顔に
コンプレックスを抱いていた岳ですが
初対面の一弥に「カッコいい」「ボクサーの面構え」
と言われたことで救われる。
お互いの欠けた(自信のない/不安な)部分を
お互いの存在により補い合い、
二人三脚で歩いていく二人がとても愛しく
この先の幸せを願わずにはいられません。


シリアスなだけでなく、萌の部分でも
キュンとさせてくれる要素が多い本作品。
減量のため~と嘯いての剃毛プレイや
一弥のメガネへの顔謝、
禁欲明けの焦らしエッチ(描き下ろし)などなど
ほぼ各話にエロシーンがあり
イチャつく二人がとてもとても素敵。
チョイ悪な大人が、ウブな青年を可愛がる図が
最高に可愛くて甘くて萌えます。
一弥のメガネ姿がまた色気たっぷりで素晴らしいです。

ウノハナさんがカバー下のあとがきで
この二人を大好きと書かれていたことが
とても嬉しかったです。
ヤってるだけの話も描いてみたいとのこと。
ファンとしても、この先の幸せな二人を是非とも
見てみたいものです。

22

ひどく、愛おしい。

すごくすごく楽しみにしていました。
切なさと色気満載の絵を雑誌で見かける度に、
早くコミック化を!!と念じていました~~嗚呼、やっとこの手に!!


目の怪我でボクシングを断念したトレーナー × 現ボクサー
この設定でのお話としては、これはまさに超王道展開!という内容です。
意外性を求める人には物足りないかもしれません。

でも、
DVが当たり前という受けの辛い家庭環境、
そんな受けが、攻めの試合を目の当たりにして得た感動と憧れの気持ち、
初めて挨拶をした時に言ってもらった、言葉のあたたかさと嬉しさ、
目の怪我でボクシングを断念するしかなくなった攻めの絶望感、
ジムに通うようになった受けの、黙々とひた向きに頑張る姿、
受けは褒められたくて、攻めは力になってやりたくて、
トレーナーとボクサーとして一緒に肩を並べて歩んできた日々…
それらが、
お話の流れにうまく差し込まれて、描かれていって、
どんどんふたりが立体的になり、愛おしくて堪らなくなっていくのです。

お互いがお互いの存在によって救われていたんだということが、
その表情の変化を見るだけでもよく分かる…
その丁寧な描き方こそが、
この作品を単なる王道で終わらせない素晴らしい点だと感じました。

そして、
傷ついた大人も、無口で無垢な犬も、
お互いを深く想っているのがよく分かるその姿と、
だからこその出てくる別れという選択が、とても切なくていいのです。
やはり、ウノハナさんは、切ない系がよく似合う!

傷ついた目で見ると視界がぼやけ、月も欠けて見えるという攻め。
でも、その目でも、
無数のライトが吊るされたリングの下は星が砕けたように光輝いて、
キラキラと眩しく感じると言います…
きっと、これからふたりは何度も、
その眩しい光の下で喜びの抱擁を交わすんでしょう。
でも時が経って、
それが叶わなくなる時がくるとしても、
ふたりは互いの存在の眩しさで、十分満たされるんじゃないかな…
そう思わせてくれるほどの、
お互いへの他には代えがたい強い特別な想いと、刹那的ではない愛情、
そして見守る周りの人達の温かさが、わたしの胸を熱くしました。

とてもじゃ足りないくらい、ひどく、愛おしいふたりでした。

ぜひ多くの方に読んでいただきたい、1冊です。

18

男臭いのがイイ!

トキメキと切なさと感動で心臓わしづかみされウルウル(;ω;)
ウノハナさんの本は4冊目の購入ですが、これが1番グッときました。
少年漫画のような男臭い内容が作風に見事マッチしてるのがイイ!
あくまでボクシングの師弟関係がベースでお話が進み、そこにチラチラとBL的愛情が絡んで絡んで絡んで・・・・胸キュンで萌え禿げました(>∀<)

少年漫画がお好きな人にはハマる作品だと思います!
なんだか少年誌で堂々としたBLを見た気分にもなりました(//∀//)=3
(言い方変えれば少年誌の2次創作にありそうな感じでもある・・・)

トレーナー・一弥×ボクサー・岳は師弟関係で世界を目指してます。
一弥にも岳にもツライ過去があっての今があります。
抱えてる物が違う2人は世界を目指す理由も違い、気持ちは通じ合ってるのに微妙にハマらないのがじれったくて非常に切ないのですよー!(;ω;)

帯の「トレーナーとボクサーの甘くヒリつく恋に溺れる」のままですね。
甘いハズなのに憂いも帯びていて、一層心臓がギュッとなりました。

あと序盤かなり萌えたのが、減量の為の剃毛プレイ!
か-ら-の-手コキ!(減量中のボクサーは汗1滴まで!ですもんね)
か-ら-の-甘いキス!!(まだ付き合ってないのに!!!←重要萌ポイント)
他にも色々プレイしてますよ\(^o^)/
無垢な岳にエロを仕込む一弥は悪い大人です\(^o^)/

新刊の表紙も素敵ですねー!口絵カラーも良くて、首輪した岳が一弥を舐めていて笑う一弥という構図の絵の中から2人の会話が聞こえそうでキュンとしました♡あとround;3の表紙が2人の初エッチ後で、甘いような切ないような空気が漂うかんじがツボでした。

10

すんごい好きなカップリング!

こちらの作品は雑誌でちょこっと読んだ時に、
このカップリングはすっごく自分の好きなタイプのカップリングだー!!
と感じたので、一冊のコミックになるのを待って読みました。
この、ちょい悪スケベおやじな年上×健気純粋ワンコな年下
って、どツボカップリングなんですよ~。
しかもボクシングっていう男臭い題材もすっごい好きです。

ぶっちゃけボクシング漫画として見たらふんわりボクシングですけどね。
岳の体、ボクサーにしては気持ち細いし。
でも背丈の感じはもうちょっと上の階級っぽいし;
決め技は何だろう。

一弥なんてトレーナ失格だよ。
試合前に選手の精神をかき乱すようなことを自らするし。
普通に考えてクビてか選手にぶっ飛ばされててもおかしくない。

試合の描写もチャンピオンの存在感ないし誰と戦っとんねん!?っていうね。
さすが女子向け、試合が始まったと思ったら次のページで終わってますからねw
少年誌だったら1試合を描くのにコミック2冊分くらい費やすところですが。

でも、E~んです!!
そんなの雰囲気でいいんです!!
カップリング萌えがガッツリ頂けたので、
んな細けぇこたぁどーでもよろしいのっ☆

ダメトレーナー一弥…たまらんじゃないの…!!
ちょっと手を出すつもりが、受けが可愛い過ぎてもう自分の気持ちを認めざるを得なくなってしまったーっていうこの展開、激萌え!
そんなちょい悪トレーナーを、「一弥さん一弥さん」って一途に追いかける岳がすっごく可愛い!!一途健気ワンコたまらん…!!あーもうこの子は本当に…下の毛を剃られても抵抗しないなんて…。

ボクシングの部分はアレとしても、
岳がボクシングを始めたきっかけや、
一弥がトレーナーになった理由や、
二人がどこに惹かれているのかなど、
心理描写はしっかり描かれていると思います。

何と言ってもカップリング萌えががっつりドストライク!
ストレートど真ん中にキャッチしました。

中のカラーイラスト(Cab vol.34の表紙絵と同じ絵です) 、
構図や色合いがとっても好きです!!
雰囲気あるなぁ~。

もしドラマCD化したら買っちゃうかも…!
(キャストにもよるが←)

10

受けが可愛いすぎる!

もともとウノハナ先生の作品がすきで、表紙みたときからハズレではなさそうだなーととりあえず購入。
表紙、帯からすでにステキです。

読み終わった後、本を閉じながらついうっかり当たりだったー…と口にしてしまいそうになりました(笑)
本当に当たりでした。

重たい設定を盛り込んでいるのに、それをカバーする受けの可愛いさ、受けの攻めへの愛と、エロシーンのよさがあります!!
序盤の毛を剃るときの2人が特に大好きです。
キャー攻めへんたーい(>_<)みたいな(笑)
でも、いいぞー攻めもっとやれーみたいな(笑)

先ほど受けを褒めちぎりましたが、攻めもわたしはかなりお気に入りになりました。
受けは攻め一筋だから、女の人に走ることはあまりなかったようですが、攻めは普通にかっこいいので女の人にもモテます。なのに、結局受けのことをすきになってしまう…。おいしいです。こういう攻め大好物です。余裕のある感じの攻め大好き!!

この作品はウノハナ先生の新しい代表作になれてると思います!

9

この作品が収納されている本棚

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