完結巻です。購入時はしっかり見れてませんでしたが、表紙これ口なんですね。
キーラン生きてたー!!そっか、「体は永遠に消滅します」と言っていたから頭は残るのね。
フィヨルドに「もう君だけ」って言ったということは、DとS は破滅…
Wについてずっと破滅ではなく消滅って書いてあったから、あれ?Jに恋して破滅したんじゃないのか。ということは……と思っていたら案の定でした。終盤のMの喋り方がどんどんJみたくなっていったのがなぁ。 WとJの関係をJとMが踏襲することに意味があるお話しでしたが、Mには同じことを繰り返して欲しくないなと思う。Jにはそれが救いになっただろうが、同じことを繰り返すこと程に不毛なことはない。
悪魔になれば人間的な悩みなんてないのかと思ったら、むしろより複雑な悩みが生じる世界観。面白いです。
人気シリーズだと思ってましたが、割にちるちるでは点数伸びてないんですね。特殊な層向けで、BL好きと完全に重なる訳ではないからか。特に先生のXは英語圏の方に人気があるのかな?とファンアートなどみて思ってました。いま先生のアカウント無くなっちゃったの…?セルフパロがあったと記憶してて見返したかったんだけど…
追記:MADK学園はpixivから見られました。個人サイトもあります。
キーランが可愛い。コロッとキーランに絆されちゃったので、こりゃ自分は悪魔の世界で生きていけないなと思いました。情で動けちゃう、まさにキーランみたいなタイプは成り上がれないよなぁ。成り上がらなくても別にそこそこで生きていければ…このそこそことか言ってるのがまたこの世界に不向き笑
MADK…意味ありげなオシャレタイトルですが、その実はモツ悪魔と男子高校生。このあとがきのノリがふた昔前ぐらいの漫画を彷彿とさせてちょっと痒い。BLジャンルにいますけど、なんかちょっと違う気がしてならない。自分はもちろんこの作品嫌いじゃないです。
『責任をもって悪魔として育て愛することをここに誓おう」に、こんなこと言っちゃうのか〜って思いましたが、この作品は言葉が軽いようですね。悪魔モチーフの作品で口約束でも悪魔は守らなきゃいけない、みたいな設定になるイメージがあったので。むしろ口八丁で相手を出し抜くことが重要なよう。大事なことは契約書とはDも言及してるし、マコトも1話で紙に血判おしてるし。
シーモアとrentaの比較で、結論から言うとシーモアの方が圧倒的に修正薄いです。まったく違います。
rentaは、モノは輪郭こそ分かりますが白抜きで、後ろも白修正が入っています。ご丁寧に矢野の後ろにまで。所謂断面図も中は白抜き。一方シーモアはモノの凹凸部分こそ白い線が入っているものの、モノの色(トーン)や筋はそのままです。後ろに至っては修正無し!志筑くん縦割れ…
単行本が出るたびにこの2人の濡れ場はないのかとレビューに書き続けてきてついに…いやぁこれが読めただけで大変嬉しいのですが、ここまで描いてくださるなら、付き合ってメロメロになる前のセフレ段階での2人のエッチも見たかったし、本編にももっと…もっと……と思うけれど、初出の掲載場所とかレーベルとかで制約があるのかなぁ。
スプーンの登場にはキたぞ!って感じでしたね。熊手すら伏線だったかもしれない。
たまに読後、BLだから読んだ、と、BLだからもっと多くの人に読まれない、のせめぎ合いの気持ちになる作品がありますがまさにそれ。自分はBLだから手に取って楽しめましたが、絵もお話も、非BLでも通用するんだろうな〜という作家さんです。もっと跳ねてもいい気がするのに、それこそBLアワードにノミネートされていてもいい気がするのに、点数はイマイチ伸びていない…確かにふわふわ甘々ラブラブな作品では全くないけれど、需要のある場所に届いていない気がする!Xに画像での1話試し読みも掲載されてなかったしな〜(読んだ当時なので今はあるかもしれない)。
エピローグの余韻も大変良い。
BLアワードどの作品に投票しようかな〜と彷徨っていた時に出会ったこの作品。読んでる間も読み切るのが勿体無かったり、前の方の表情を確認したかったりで戻って進んでしながら読みました。とっても面白かった!
不満があるとすれば、未完だと思って買わずにいたこと!最近のBL作品たまにこういうとこある。あと地味な話ですが調理用の手袋つけたまま髪とか触るとこが気になる…洗ってるよね?
さておき、ただ萌えるだけじゃなく、漫画としての技巧的な妙も詰まっているところに大変な好感。テンポもいい。引き伸ばしっぽい描写はなく、これだけうだうだやってるのにイライラもせずむしろ2話でもうくっついちゃうの?!となったほど。梶と旭はじめ周りの介入のバランスがいいのもある!(そういえばXで旭のスピンオフを望む声があって先生も応えていたものの、彼は非常に魅力的だけどあっちもこっちもBLになるのは嬉しくない…好きな作品だからこそ)
先生もご自身のXでポストされていたコマの対比とか。モノローグも、1話からどっちのモノローグなんだろ?と思ってたら、あとがきでそういうことね!となる。うまい。顔隠す癖が1話から一貫してるところも作品への愛を感じる。ご飯も美味しそう。キスの描き方うまい。
続編も勿論読みます。女性と付き合ってたのはいつ頃なのかな(5年フリーだから2人が使う前だけど)。大学は調理関係ある学部なのかな?市で店長とマネージャーとして働くことになった経緯とか読みたいな〜。やっぱり店長の嘉島が勇気出して誘ったんだろうか。それとも同じ場所でバイトからの昇格とか?
先生のXにラブラブな1ページ漫画がたくさんあるから皆さんぜひ!
戦争物でBLって、ただでさえ戦争物は読むのに緊張感があるところ、より一層緊張するわけです。その上特攻隊ときた。それでもやっぱり、作者の熱量というかフェチシズムが伝わってくる作品は面白い。作者自身で「人でなしの所業」って言ってるし。
エッチシーンの熱さも勿論、特攻に向かう空気の描き方も出色。描き下ろしでの淀野…それでも写真をあげてしまう淀野の複雑な感情を考えさせられる。一般漫画で活躍されている方とは知らず手に取りましたが成程あの作品の作者だったのか、と。
うす消し特装版は電子では貴重なしっかり見える局部です。特装版には読み切り『どうして波瀬は笑ったか』他、4〜6話のネーム&下書き、イラスト。『どうして〜』は本編以上にグロテスクだった。本編では暴力が露骨に描かれてないからね。
BL的萌えで評価するというよりは、本の面白さで感想を述べたい作品でした。
特にBLに限らないレーベルから出ているだけあって、いかにもBLという作品ではありません。主に濡れ場の量的な意味で。最近そこの描写にあまり固執してないので自分は構わなかったのですが。家族のありようとか、性的マイノリティとか、マスコミとか、社会における階級(イギリスのそういったものに詳しくないので正確なところはわからないのだけれど)なんかをテーマにした作品でしょう。イギリスが舞台らしく皮肉とジョークの応酬で物語が進みます。これがくどくて苦手な方もいるかもしれません。私は大好き!翻訳に言及するレビューをみかけましたが、自分は"あまり日本語らしく翻訳されてない翻訳文"を読み慣れてるせいでハードル低かったかも。
かなり王道のストーリー展開で、そこは安心して読めます。散々ドタキャンする友達が、最後にはしっかり彼を助けてくれるところとか、あるある〜っていう。
萌2〜神
父の問題を始め、結末を迎えたようで解決はしてないあれこれが沢山あって、続編もあるようで。翻訳が発売されることに期待したいけどレビュー伸びてないのは気になる。応援の気持ちも込めて神評価を。