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神作品

エキスパートレビューアー2022

女性ももよたんさん

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悪運に感謝

完結巻です。
本作の表紙もまた素晴らしい。
雄々しい尻で抱く受け、相の目線が色っぽくて釘付けです。

2巻のラストでいい感じになった誠と相だったので、今回はイチャイチャ多めなのでは?なんて思ってたけど、甘かった。
そう、これはヤクザ世界のダークなBLだったわ…。
恋愛パートも濃いので満足度は高いですが、半分以上はヤクザの抗争物語です。
九鬼のもとに殴り込んできた誠のシーンはかなりのインパクト。BLではなかなかお目にかかれないような絵面ですよね。

六と勇がまさか六×勇だとは思ってなかったので驚きました。
最初は頭と股の緩いビッチ愛人と思っていたのですが、結構包容力のある人物でしたね。
関西弁を喋る六は意外に男でした。

誠の悪運が強くて良かった…。
目覚めないままでも案外相は幸せだったのかもとは思いますが、やはりハピエンが後味は良いです。

あとがきもとても面白かった!
確かに相が1番アブナイ奴かも知れない。
濃縮還元近親相姦でフイた笑

電子特典も面白かったです。
腸を綺麗に保つために野菜好きになった相…受けとしての意識が高い!

相…

や〜、なんか凄かった。
色んな感情が渦巻く2巻でした。

表紙の和彫り素晴らしいですね。
出来れば全容を見たいものです。
肌の色や髪色に合わせた色合いが良くて、見惚れてしまいました。

はめられた相と勇が逃亡するのですが、ヤクザ世界のしきたりに詳しくないのですがかなりヤバい状況と思われ、気が気ではありませんでした。

ねそしてまさかのベティちゃん!
ただの淫乱愛人じゃなかったなんて驚き。
誠と出会い、戻れない所まで来てしまったベティの生き方がある意味貪欲だけど、より良く生きるという欲を失ってしまっているのが辛いですね。

10話目、この巻の最終話が本当に神でして。
救出からの2人のシーンが息もつけない展開。
どちらかと言うと誠が相に執着してるんじゃないかと思っていたのですが、想像以上に誠への愛が深い相に萌萌でした。
これは次巻に期待が高まります!

恋の果ては何処…

『俺と上司の恋の話』『俺と部下の恋の先』の続編です。

前作で一つ困難を乗り越えての2人。
徳永から名前呼びを許され、半同棲。新しく2人で住む場所を探しています。
そんな時に短期予定で転勤になり、遠距離恋愛になって…な展開です。

両親になにも残せない、高梨にも子供を持たせてやれない、ゲイカップルならではの苦悩が徳永を苦しめて、タイミングの悪いことに物理的にすれ違い、それを答えだと勘違いしていまう辛い展開で苦しかったです。

携帯番号を変え、住所を変え、高梨は仕事が増えて会いに来れない。
高梨ももしかしてあの母子に絆されたのでは…と思っちゃいましたが、そうじゃなくてホッとしました。

徳永の両親への挨拶の場面はホントに泣けました。
高梨の事を疑うなんてどうかしてたわ…こんなに誠実に愛してくれる彼氏なんだもんね。

最後幸せな2人で良かったです。
何気ない毎日を一緒に過ごしていく、それが2人の恋の果てで良かったなぁ。
じんわり泣けて、幸せな気持ちに包まれた読後感でした。

2人の先は2人で決めよう

『俺と上司の恋の話』の続編です。
始めのページにあらすじの8コマ漫画があり、簡潔にまとめられていて分かりやすいので、こちら単体でも読めそうです。

高梨が営業に移動になり、会える時間が減ったり、高梨も仕事がなかなか上手くいかなかったりしますが、上手くいってたある日、同性と付き合っているということが原因である事が起こります。
徳永たちの会社は古谷社長からして寛容ですが、まだ社会は徳永たちのような関係に対しては厳しい時代のお話なのです。

高梨との別れを想像するだけで号泣してしまう程好きになってしまっているのに、自ら別れを切り出すのが辛かった。
契約が取れそうで浮かれていた分落差が大きくて、余計に切なかったです。
これからは2人で先の事は話そうって言ってくれる高梨が本当に素敵でしたね。

巻末の描き下ろしが甘くて萌えでした。
彼シャツ(Tシャツ)を素肌に着て気怠げな徳永は天然なんでしょうけど、誘ってるとしか思えないぞ!
2人で住むことになりそうで、次は同棲編でしょうか。

この巻は切なさあり、萌えありで前巻よりもっと好きでした。

何度読み返しても涙

1番初めに読んだ時は涙が止まらなくなり、困った程です。
時間を置いて読み返してみてもやっぱり泣ける。

高校時代に道路の白線上を落ちないで歩く遊びをしていた無邪気な2人が、付き合い、別れ、また出会い、そしてまた別れが訪れるお話です。

こんな子供っぽい遊びをしてる高校生が居るのだろうかとか、再会の奇跡みたいな偶然などは非現実的な部分もありますが、夕希を好きになりすぎている自分に危機感を感じたり、男同士の未来に希望を見いだせず別れを選ぶ晃や、年齢を重ねてからの2人の関係性にリアリティを感じました。

それでも自分から夕希の事を好きになったのに、一方的に別れを告げた晃はちょっと許せないなと思ってしまいました。
途切れた白線の上から動けずに泣く夕希が悲しくてまずここでひと泣き。

晃を許すのが早すぎると思いましたが、それも夕希なのかもしれません。
いつも心に正直で、ずっと晃を諦めきれなかった夕希の気持ちを思うとまた泣けて…。

それからはゆるやかな山あり谷ありな2人の人生でしたが、再びの別れにまた号泣。69歳はちょっと早めだしね。

描き下ろしも良かったです。
空想好きで何事も楽しむ事を忘れない夕希、そんな夕希を理解してくれて背中を押してくれた晃、2人の幸せな一生でした。
繰り返し読んで、また繰り返し涙するだろう作品でした。

『イロメ』カップルたちのその後とか色々

『イロメ』の続編です。前作を読んでからの方がいいと思います。

幼なじみナオシと光彦カップルのその後を描いた『よいこわるいこ』『かたくてやわらかい』
ちょっと臆病な光彦がナオシと両思いになって、もっと強い絆を求めて早く身体の繋がりを持ちたいのだけど…というお話。
自制できる攻めは良いな。
結局最後まで出来てないのですが、2人の絆は結構深いと思う。ナイスカップルでした。

野田と白川の高校時代の話、野田と桃山の小旅行など短編が続き、『フロウ』前後編は白川先生を中心にある事件が起こってしまい…な展開です。
考えすぎな白川、シンプルにただ真っ直ぐな壬生谷、なんやかんやで白川を援護してくれる野田、ワンコ桃山が加わり解決に導いてくれます。
最初から「俺が好きなのは壬生谷だけ」で済んだ話なんだけど、停職より壬生谷と居られなくなるのが嫌だなんて可愛いですよね。

イチャイチャの後にまた一波乱でしたが、壬生谷の深い愛でまるく収まってホッでした。

燐寸売り切れました!

シリーズ完結巻です。
前半で『やぎさん郵便』は完結し、その後に有原の過去を描いた『かごめかごめ』、澤と花城の出会いを描いた『東京行進曲』、花城の失恋を描いた『ゆりかごのうた』、やぎさん郵便後日譚の『続・東京行進曲』と続きます。

自分のせいでまたもや怪我を負ってしまった有原のために泣く澤や、超絶分かりにくい告白をする澤に激萌えしてしまいました!
「余暇を費やすに値する」って…理屈っぽ!
でも好き♡

花城と廣瀬がトンネルに貼り紙をしに行くエピソードも好きでした。
2人が出会った場所に記した誓いみたいに思えました。

番外編や描き下ろしでは有原、花城、澤それぞれが辛い恋をしていましたね。
花城にもあんなウブな時代もあったのか…。

やぎさん郵便本編を経ての、『続・東京行進曲』では皆さんお幸せそうで何よりでした。
また時々読み返したい作品です。

4者4様の恋模様

巻を増すごとに面白くなってきました。
廣瀬と花城の2人は何となく心配が無いような気がしていて、やはり澤と有原の方が気になります。
出来の悪い子ほど可愛いみたいな感覚、とでも言いましょうか。

利き手を怪我した有原に対する澤が甲斐甲斐しい。
廣瀬に渡った手紙の2枚目と、退学届まで回収したりして不器用な愛を感じました。
有原の笑顔を見たいのに、怒らせるか泣かせるかしかできない澤…もうあとひと頑張りかな?
だいぶ気持ちが近づきつつある2人の様子にめっちゃ萌えました!

過去の相手に対峙する前に、震えてる花城に胸が痛みましたが、頼もしい大型ワンコが支えてくれましたね。
こんな恋人いたら無敵感がハンパない!

あとがきに「澤が受けで…」という作者さんの一言があり、廣瀬×澤でしばし妄想に耽ってしまいました。
有原×澤みたいなのも割と好き…。余談でした。

獣から人へ

「俺のおにくちゃん」を読んで、こちらも。
千明の元カレのヤバい奴、将輝が主人公となるスピンオフです。
千明と煌も出てきて、千明が将輝にも受けの翼とも話す場面がありますし、やっぱり前作を読んでからの方が楽しめるかなと思います。

とは言え、将輝が何故暴力的なヤツになってしまったかや、翼との出会いから関係を深めて行くまではこちらにしっかりと描写されていますので、単体でも大丈夫です。

坊ちゃんで、ピアノの腕も良いが父親に支配されている翼が、暴力を振るわれる事に興奮する性癖だという事に苦悩します。
自分の事を知るために、将輝の事を知るために将輝の家にいきなり押しかけるんですね。
気が弱そうなのに、時々めちゃくちゃだったり大胆な行動に出る翼がある意味ホントのお坊ちゃんぽいなと。

将輝のところどころに垣間見られる優しさ、寂しさに胸にチクッとした痛みが起こりました。
深い愛情を知らずに育ったから、愛情表現が不器用過ぎるんですよね…。

翼が将輝に、ピアノを弾いている時にニセモノになった気がすると打ち明けるシーンが好きでした。
そんな姿を将輝には見られたくないと思うのに、また偽ってしまう。またそれも相手を思いやっての事だったのですが。

お互いのためになんでもしたいと思ってる2人が尊い…。幸せになって欲しいです。

描き下ろしの、ピアノバーまでバイクで迎えに来てる将輝がかっこよかった♡
暴力的だったり、人を平気で傷つけるような男が1人の相手を愛する事で人らしい気持ちを取り戻すお話だったと思います。

「おにくちゃん」の2人も好きですが、こちらを読むと将輝と翼のカップルの方がより好きかなと感じられました。

少年の境界 (3) コミック

akabeko 

αの深い愛で

完結巻です。
ハッピーに終わった2巻でしたが、3巻では不穏な空気が流れています。
妊娠中にホルモンバランスの乱れで精神状態が不安定になるゆか。
一方でりんは物忘れが酷くなり…という展開です。

αやβの生活を守るために、Ωはヒート抑制剤を服用する事が普通とされている社会、ヒートを抑制させられるなら副作用や後遺症も厭わないという医師や製薬会社の考えには腹が立ちました。
薫の様な考え方を持ったαがやっと現れてくれて良かったです。
αの中の獣を飼い慣らす事ができるかどうかは、αの愛や人としての誇りに掛かってますね。

りんの症状がどんどん進んで一時はどうなることかと思いましたが、ホッとしました。
皆んな幸せに暮らして欲しいなぁ。