刊行順に読んでいます。
7冊目ともなるとおなじみのパターンではあるのですが、それが安心して読める理由のひとつでもあります。
それぞれの巻にこれは!という見どころがあるので定期的にエルマーン王国へ来てしまいます。
出会ったばかりのふたりがぎこちないのも初々しくていいですよね!
3代目カプのスウワンとリューセー。
降臨したリューセーを待たせたのはスウワンくらいでは?!
会うと惹かれすぎてしまうかもしれないから、と
逃げる若き王が微笑ましかったです。
盗まれた卵とダンと侍女の死、アルピンの暴動は
衝撃でした。
少しずつ、少しずつ、エルマーン王国が良い方向に変わっていくのが面白いです!
自称モブの主人公、紀里人が、転生して仕える主人に愛されるようになるまでの経緯がじっくり丁寧に描かれた前半。
おかげでお話の世界にしっかり入れました。
せっかく両思いになったのに、「自分はキリトではないし…」とモヤモヤしている紀里人に
「俺が好きになったのはキリトではなく紀里人だ」
と答えたディートがかっこよかったです!
紀里人が転生してきたのが敵対勢力の仕業だったことは予想外でびっくりしました。
政務の合間の、"バックハグ座位でひと仕事"のシーンが大好きです♡
周りの人も幸せになり、気になっていたキリトの魂もあちらの世界で楽しくやっているようで一安心。
幸せにあふれた一冊です。