お待ちかねの新刊!
綺月先生の異世界転移モノ、タイトルから笑って
しまいました。〝カチコミ〟って笑!
今作の893は流れるように刀を使う、葛飾育ちの
晏司(アンジ)。
笑えるくらい口が悪くて、今どきなかなか見ないくらいの任侠者。
転移先で出会ったトワは、色んなものにがんじがらめになって、周りに壁を作り感情を表に出さない第二王子。
国を守るために共に闘う中で、トワの態度が少しずつ少しずつ和らいでいく様子にあったかい気持ちになりました。
トワが現代語の句読点の位置を間違えたり、
わからない単語を「~とは?」って聞くシーンは
毎回かわいくてクスッと笑っちゃいました♡
アンジの”トントンほっぺツン”とかやっちゃう気安さが好き。
ラオとザジの裏切りにはびっくりしました…。
ラオはきっとアンジと良い飲み仲間になると
思っていたのに…。
トワの横にアンジがいて良かったよ…
あと、登場人物の名前がギャグですwww
綺月先生のそういうところも大好きです笑♡
刊行順に読んでいます。
九代目リューセーとフェイワンの子、シィンワンのお話です。
代替わりで親の死に目に会えない、子の晴れ舞台に立ち会えない、そういう定めだとわかってはいてもせつないものがあります。
親となったリューセーとフェイワンの姿は胸にぐっときますね。
暗黒期を塗り替えた偉大なふたり、特にリューセーと自分を比べてずーっと自信が持てなかった十代目リューセー。
予定通り18歳で召喚されているし仕方ないのですが、ずーっとグダグダモダモダしている感がありました。
若いふたりのやりとりは可愛いんですけどね。
でも出産と子育てを経て立派に成長します!
弓矢を背負ってみんなの前に立ったときは
母のような気持ちで泣きそうになりました。
そして!
タンレンとシュレイもハッピーエンド♡
はぁ、良かった♡
アラビアンシリーズ5作目は第7王子リドワーン。
アラブでセレブで攻めの王子たちの執着と溺愛がすごくて文句なしのハピエン♡なシリーズ。
なのですが!
今作は表紙に子どもがいますよ…
頼むから養子パターンであってくれ!と願いながら
読み始めました。
まさか受けの律の実子だったとは…
律と、リドワーンの実姉アニーサと半年の婚姻関係中にできた子ども…。
なんて複雑。
BLに女の影はいらない派の私の心中はモヤモヤ…
さらにそのアニーサは実はリドワーンのことが好きで、気を惹くために律と子を作ったと!
なんてこったの展開でした!
が!リドワーンがかっこいい年下攻めなので
ヨシとします。
ゆりの先生のこちらのシリーズはまとめておもしろいので、こういうパターンもありですね。