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作家買いですが、今回も良かったー!
亜人種と人族が共存しており、龍族が統治している、そんな中華風ファンタジーぽい世界観です。
仙術や仙気の存在する設定で、より細やかな制御が得意な者(主に人族)が、より強大な力を持つ龍族の家庭教師としてその力の扱い方を教示するシステムが確立しています。
龍族の卵が孵る前から、成人までの間、教師でありながら父母代わりと言っても過言ではないほど密な時間を過ごすことになる家庭教師。それが、本作の攻様および受様の立場となります。
めちゃくちゃざっくりまとめてしまった。
本当はもっと練られた世界観で、一度に全部理解するには難しいかもですが、これくらいざっくり認識で読み始めても順々に頭に入ってきて話にどっぷり浸かれますので、ご安心ください!
学生時代、主席次席を争う、良好なライバル関係だった攻様と受様でしたが、担当卵を決めるための大事な実技試験の折り、攻様に勝ちを譲られたと思った受様。憤りから、淡い思慕の想いごと封じ込め、関わりを断ちます。
家庭教師を担当している子龍の学校入学をきっかけに引率者同士として再会し、と言う始まり。
幼い子龍達とのハートフル幼稚園(幼稚園ではない)物でもあり、龍族至上で、家庭教師制度(というより、人族)を疑問視した主義の派閥も絡む事件物でもあり、物語が停滞せずさくさく進んで楽しい。
子龍と、その家庭教師とがセットで、かつ学園物と来れば、登場キャラも多いのですが、どのキャラもキャラ付けがよくって、覚えきれないこの子だれ!?みたいな忙しさは感じませんでした。
子育て物として読んでも、子龍たちがとにかく可愛い。
恋の進みはとにかく遅く、もしやキス止まりのプラトニックでは???と心配になるレベルでしたが、事件の方面が面白くてそう言えばこれは恋愛物だったな、と少し忘れてたレベルです。
受様が護られるタイプではなく、戦闘方面でも主席次席を争うほど優秀なので、仙術を練るシーンでくそほどテンション上がります。
拙者、強い受、大好き侍。
最後にわーっ!とくっついた感がなきにしもなので、続きを切望するお話でした。
是非ともシリーズ化して欲しい。
そことかあそことか、スピンオフも出来そうじゃないですか??気になります。
神評価でしかない〜!!
すっごい、すっごい良かった(涙)
小説を読まない方にも読んで欲しいと思う。みんなに紹介したい作品です!
中華ファンタジーはちょっと苦手部類なんですが、これはそのカテゴリーをすっ飛ばしてもマジヤバで良かったです。難しい中華系の名前に躊躇することなく読み進めたのは、ストーリーのテンポが良かったから。見せ場も作りながらも、無駄も淀みもない話の流れは本当に喉越しが良くて、あっという間にクライマックスを迎えていました。
ラブ要素はそんなに強くありません。ほんのり散りばめられたラブのベクトルが最後にはパンチ効いていました。最後の最後の2人のイチャイチャは至高。もっとこの作品を読んでいたい気持ちでした。
龍族のお子たちとその家庭教師たちのお話。
学校の寮に家庭教師と一緒に住んで、学校生活を送るみたいな感じです。子どもたちは幼稚園児くらいの発達具合で、家庭教師というよりナニーのようで、家庭教師コミュニティがママ友っぽいなって思っていたら、小中先生のあとがきにも書かれてあって、だよねぇ〜と思わず笑ってしまいました^ ^
すごく優秀でカッコいい家庭教師(特に思雨と静嵐)たちです!親のように優しく見守りつつ、子どもたちを守るために作戦を練り、術を繰り出して戦う姿は惚れ惚れしました。信頼できる家庭教師仲間たちと可愛い子どもたちに癒されました。お茶会とお泊まり会…まさに幼稚園って感じです♪忌まわしい事件と対比して、こちらは和やかでホッコリ。
何かもう読み始めてから、設定とか世界観に終始興奮して読んでいたので、読み終わるのが寂しかったです。
クスッとする笑いも所々に織り交ぜながら、思雨の心の中の皮肉(ツッコミ?)が、あー分かる〜って私も同意しながら読むのが本当に楽しくて、ページ数もっと増やしてって思いました。もっとこのストーリーに浸りたくて仕方ない…完全に沼りました。
思雨と静嵐のラブなシーンが最後の数ページのみ。いつもの私なら、もっとエッチシーンをギブと思うところなのに、何という満ち足りた高揚感か。むしろ…清廉潔白な家庭教師たちの寮内エッチ…良いんですか?と不安にもなる(いや、そりゃ見たいさ 笑)けど、この背徳感に身悶える私。だって隣の部屋で子どもたちが寝てるんです^ ^
護符で結界張りますか…(笑)
ドキドキとキュンの洪水…。静嵐の寝ぼけキスのおかわり攻撃に萌え転げました。確信犯でしょ?って思ったらマジ寝ぼけ…脳内願望が溢れ出ている静嵐が、最後にしてホロッと思雨への愛情・劣情をこぼすシーンが大好きです。ニヤニヤが止まらなくて、口角が上がる上がる↑↑外で読まなくて良かった(笑)
とにかくみんなこれ読みましょう!!
続編あったら絶対買います!
あれっといつの間にか終わった感じが否めなかったし、子どもたちが成長したたんぽぽ寮の様子も、思雨たちのラブラブも見たい。杏樹のお相手案件の回収もまだですので、期待大で待っています。
作家買い。
小中先生の神官は、カワイさんの描かれた可愛らしい表紙からも推測できるようにちょっと中華風、って言うんですかね。さらに龍族とか獣人などが登場するファンタジーものです。
獣人族、人族、など高度な知能を持つ種族が共存する世界が舞台。
その中でも龍族は最も神に近い存在と崇められており、世界を統べている。龍は卵で生まれ、卵に「仙気」を与えることで卵は孵化するが、その仙気を与えるのに適しているのは人族。ということで、龍の卵を孵し、そして幼少期の龍を育てるために龍族は人族の家庭教師を雇う。
という世界観のお話。
今作品の主人公は、人族で、龍族の家庭教師として働く思雨という名の青年。
白龍家の末子の卯雪(ウーシェ)の家庭教師として、ウーシェが卵の時から慈しみ育ててきた。そのウーシェも6歳になり(見た目は人間の3歳程度)、龍の学校・龍士学寮に入学することに。物語は、ウーシェに付き添い、龍士学寮に赴くところからスタートします。そしてそこで、思雨は一人の男と再会する。思雨と同じく龍族の家庭教師として働いている、かつての親友であり、良き好敵手でもあった静嵐に―。
というお話。
龍族の子どもたちの家庭教師として人族を育てる育成学校があり、思雨はかつてその学校で学ぶ学生でした。そこで彼は静嵐と出会い、人として成長していくが、卒業間近のある日、とある出来事を介し喧嘩別れしてしまった、という過去を持つ。遺恨を持つ相手との再会、ではあったものの、同じく家庭教師として龍の子を守り慈しみ育てている仲間、ということで再び心を通わせるようになっていく。
が、学校では様々な悪意を受けることになってー?
少し複雑なバックボーンを持つお話ですが、小中さんらしい、読みやすい文章で紡がれていくためか非常に読みやすく、世界観にするんと入り込んでしまう、そんな感じ。かつて彼らが物別れに至ってしまった理由とか、静嵐と思雨は王道の両片想いなんだよね?という部分は、読んでいてすぐに読み取れる。BL的な萌えは序盤からがっつり描かれています。が、それだけに非ず。
この作品の面白さは、そこに絡んで描かれていく、学校での出来事です。
家庭教師仲間となる同僚たちとの出会い、様々起こるアクシデント、そして彼らの主である龍族の子どもたち。
もう、どこをどう切り取っても面白い…!
思雨たちを敵視し嫌がらせをしてくる人物はいますが、彼らに立ち向かうべく共闘する仲間たちのカッコよさと言ったらない。様々策を練り、協力し合い、お子たちを守るために奮闘する彼らの姿に萌えが滾る。
そして、お子たちはみんな可愛いし。
彼らが成長した暁のお話を読んでみたいです。絶対くっつくやろー!と思わせる匂いがプンプンしていて妄想がはかどりました。
そして、もう1CPも。
あの人たち、絶対出来てるよね、という二人組がいます。彼らのお話も読んでみたい…!
あともう一人。
能ある鷹は爪を隠す、を地で行く人物がいまして、いや、彼のお話もぜひ…!
という、1冊で何度も美味しいお話。
非常に面白い世界観のお話で、スピンオフ何冊も行けますね、という素晴らしき1冊。カワイさんの挿絵も麗しく、何から何まで最高な神作品でした。
満たされました!
はぁ〜、あたたかい世界観に可愛いちびっ子達にママ友仲間(家庭教師)で、ドキドキハラハラほのぼの盛りだくさんでした。
学生時代の諍いとすれ違いから7年後。お互い公子の家庭教師として同じタイミングで学校で再会して。
甘酸っぱいあの頃や、格好つけたかった理由、ガムシャラさを解いてくれた相手。
大人になった今なら素直になれるって感じですね。
あくまで人工呼吸だから(笑)
そしてギクシャクする大人をほっといてちびっ子達はとっても仲良くなって。
これは!ぜひこのカプでスピンオフを!
メッチャ微笑ましいんですけど!
学校の問題児や差別的で傲慢な副校長に、結束して対策をとる新入生ママ友(家庭教師)たち。いいですね!お昼寝担当と見回り担当とかお泊り会とか。
問題解決も救いがあって、それぞれ家庭教師だから結局子供を見る目が優しいんですよね。
良いお話でした。読後はすっきりほっこり良い気分です。
学生時代、親友でライバルで恋情を抱いていた静嵐に、人生を賭けた最後の試合で勝ちを譲られた思雨。その後を疎遠になった2人が、龍族の公子の家庭教師として学校にあがり、再会して‥というお話。
思雨にとって最後の試合での静嵐の態度が、苦い記憶になったのは当然。それだけ思雨は必死だったから。再会しても目も合わせない静嵐の態度には腹が立った。
けど、静嵐の心情も推察できたので微笑ましくもあったかな。寮で事件が起こり、静嵐の賢明さに改めて想いが募る思雨。
2人が素直になれば、あぁなるのは必然。初々しい2人が可愛かった。
あと2人が教えるウーシェとシェンヘイがまた可愛い。小さくても思いやりがあって賢い。この2人の将来も諸々含めて楽しみ♡