パブリックスクール-八年後の王と小鳥-

public school

パブリックスクール-八年後の王と小鳥-
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神184
  • 萌×223
  • 萌10
  • 中立2
  • しゅみじゃない6

62

レビュー数
20
得点
1044
評価数
225
平均
4.7 / 5
神率
81.8%
著者
 

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イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥570(税抜)  
ISBN
9784199008429

あらすじ

パブリックスクールを離れて8年後──。
かつて義兄として慕っていたエドと恋人同士になった礼。けれどエドは、イギリス貴族の御曹司で、世界を相手にビジネスを展開する大会社の社長。どんなに想い合っていても、口煩い親族たちや社交界は、天涯孤独で財産もない日本人の礼を侮り、決して認めようとはしない…。
そんな中、遠距離恋愛中だった礼は、仕事で渡英し、長期出張の間、エドと一緒に暮らすことに!?

表題作パブリックスクール-八年後の王と小鳥-

エドワード・グラームズ,英国貴族で社長,27歳
中原礼,編集者,25歳

その他の収録作品

  • 八年目のクリスマス
  • つる薔薇の感傷
  • あとがき
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レビュー投稿数20

出会えて良かった一冊となりました

1巻読んで、これは修行か?!ってくらいに二人の気持ちが重ならないので、もうダメ〜!!とりあえず甘い二人をください!!となり、二巻すっ飛ばして、8年後なら多少は好転してるだろうという期待を込めて三巻から読んだ私。

なので【八年目のクリスマス】は大歓喜!!!!
待ちに待ったエド視点!!
もうこれだけであぁ三巻読んで良かった〜と思えた。

礼を永遠に失うということは、己の魂の死だと思っているエドに萌えに萌えました。
そして礼からもたらされる愛によって、再び両親のことを愛してみたい…と思えるようになる最後がとても好き。

ジョナス視点の【つる薔薇の感傷】を経て最後の【八年後の王と小鳥】
ついに、ラブラブ・糖度100%の始まりか?と思いきや……

出たよ……出た。
ラスボスというか、エドとは切っても切れない「お貴族様」「青い血」「血統」問題が、改めて礼の前に大きく立ち塞がる……。

礼視点で描かれているので、相変わらず礼にはイライラさせられました。
何も考えずに愛の事だけを考えていられたリーストン時代は良かった……的なことをエドに言えちゃう礼。
愛のみ考えていられたのはあくまで礼だけということに未だに気づいていない……
恋人になった今ですらエドがどういう立場の人なのか、エドが自分を諦めないでいてくれたということはどういう事なのか、どれだけ苦労したのか、何一つ理解していない様子に腹が立って仕方ないし、エドが不憫過ぎます。
一巻も二巻も見返りは求めていないと言いつつも自分の愛が届くかどうかだけにやたら終始していて、愛する人のことを本当に考えてはいないという印象が強かったのですが、やっぱりなぁと。

ようやく涙のエドの告白で自分の愚かさを知り「何も知らなかった」とエドに謝るんだけど、エドファンの私からすると、ほんとに今更何言ってるんだか…勘弁してくれよ……10年遅すぎるわ!!と思ってしまうわけで……。

血の滲むような努力を重ねて、礼を迎え入れることに立場上は文句を言わせないところまで登りつめたエド。
だけど自分といる限りは世間からの下世話な好奇心や、口さがない連中、そして腐敗しきった親戚から完全に礼を守ることができない。
そんなエドが「だがそれでも、俺を、捨てないでくれ…」と頼む。
「血統や権力や金ごと、俺を愛してくれ」と。拒絶に怯えながらもそんな俺を、受け取ってくれ、と。

こんな心から血を吐くかのような、辛くて、苦しくて、でも求めてやまない気持ちが溢れる告白がかつてあっただろうか?
圧巻だった。

そして礼。
「きみは僕のために、ラベンダーを摘んで」「そのエドだけ、僕にちょうだい」で涙腺決壊。
読んでる途中でなんどもイライラさせられた礼。
その礼にこんなにも泣かされる羽目になるとは……お主やりよるな!!と思ってしまいました。
そして二人の愛がこんな深いところまで辿り着くとは思いもよりませんでした。

一巻はオーリー登場以前はちょっと辛くて読み返せないのだけど、ここ数日間、二巻、三巻と幾度となく読み返してどっぷりと浸かってます。

一巻の開始早々で、読むのやめようか迷ったけど、やめずに読んで良かった!と心底思います。

ーーーー
デミアンと絵画鑑賞することになったけど、またエドはヤキモキしちゃうんだろうなぁ。
以前から無自覚人たらし&無自覚魔性受けだったけど、肝が据わった礼はしなやかな強さも兼ね備えて、ますます惚れる男が続出しちゃいそうだけど、ここまで総受け化しなくてもいいと思う。
ーーーーー
貴族の血の重みに関する壮絶な描写やら偏見に凝り固まった糞みたいな親戚連中についてはある意味ファンタジーかなと。
米国人女性との結婚のために王位を捨てたエドワード8世といい、バツイチ外国人女性と結婚したヘンリー王子といい、王族がかなり自由なことをやってるのに、現代に生きる貴族がそこまで血に拘るのかなぁ?って思ったのも事実。



3

<3

aaaaand with that I've finished reading all three books in this series and BOY AM I DEVASTATED because this series was so good (':

to be super, duper honest however, I liked the second book more than this one. Maybe because the second book still had to deal with them getting together, so that element of heart-wrenchingness (???) was still there but for this book, I felt that I didn't get that oomph that the first and second book gave me. Also, I felt that there were too few drawing scenes and some scenes which should have been illustrated (eg: Ed and Rei getting reuniting at the airport) weren't. Many scenes were so emotionally-charged bu without the illustrations, it just made them fall a little short.

I DID HOWEVER LOVE THE THROWBACK SCENE IN THE BEGINNING with Ed and Rei playing in the snow, now that really made my day because Ed has been completely smitten since the start.

I'll say this again, I need there to be a spin-off for both Gil and Orlando. The two of them deserve so much happiness too pls sensei give my boys some love ):

it was a great journey with this book and I'm so glad I picked it up. Now I'm just gonna wait for any extras because my love for EdxRei can't stop here!!

3

エドの告白に涙

身分差BLというのはよくありますが、ここまで貴族と庶民という格差や認識、血の違いを真っ向から書かれている作品はそうそうないと思います。
価値観の違いをまざまざと見せつけられた気分。
私は庶民なのでエドの背負っている血の重さや重圧のすべてを理解できないですが、それよりも何よりも礼を選んで礼のために生きることを決断したエドの愛の深さは痛いほど感じました。

独占欲が強くて礼の仕事のことにも権力を使おうとするエドに度々振り回される礼ですが、礼も頑固なところがあるのでなかなか譲れず、すれ違う二人に大丈夫か?!と最後までハラハラさせられました。

なので最後のエドの命を懸けたような、全てをさらけ出した全身全霊の告白には非常に心打たれました。
普段、俺様傲慢なエドのあんな泣きながらの告白を聞いたらもう受け止める以外ないです!

礼は礼で最終的に開き直ってスッキリした様が読んでいて気持ち良かったです。
前作から比べて強くなったなぁ。

つい前作を最初から読み直したくなってまた一気に読んじゃいました。
この二人ならもう大丈夫だろうと安心できる結末で本当に良かったです。

3

3作目にして変化した大人な二人の関係に刮目。

なるほど8年越しでつきあって、そのあと甘々な展開になるかと思いきやそうではなく。
持つものと持たざるものと。それぞれまったく生き方が違いながら、自立した大人の二人がどう寄り添い、愛し合っていくか。

この永遠の課題とも思える困難を、つきあいはじめた二人を通して正面から描こうとする作品は、すでにBLの枠を超えている気がします。
P300あたりから続くエドの告白は、3作を通して二人の関係と成長を見守ってきたきた読者にとって山場。
「恋人を傷つけるすべてから守る」というスーパー攻め様があたりまえ?のBLというファンタジー世界のなかで、
「傷ついたお前の心を俺は救うことができない、自分の心を救えるのはお前自身だけだ。それでも俺を捨てずに愛してほしい」
「お前さえいれば、分からない者のことを愛してみたいと思う」
これを言葉にできるって、そしてこう言わせる力があるって、すごい。

コマドリちゃんこと受けのレイは、仕事には前向きに取り組んでいるかと思いきや、相変わらず恋愛に関してはうじうじしていて、カンが悪く、見ていてイラッとすることも多々あるのですが(苦笑)、最後の最後にこのエドの告白を受けて、開き直ったところが爽快。このまま肝の座ったいい奥さんになりそうで一安心。

5

これを読まずに、このシリーズは語れない!

 本当の意味で、このシリーズを理解できたのは表題作を読んだから。1作目より2作目の方が断然良かったけれど、3作目の「八年後の王と小鳥」はシリーズの核となる話で必読の書!!そして、涙なしには読めない。
 エドが告げる言葉「―俺の血を抜いて」には、英国貴族にとっての血統の意味と重さと価値観などすべてのものが集約されている。それらを真に理解したとき、エドワード・グラームズという男の立ち位置と根本が理解できる。そうして初めて、エドのこれまでの言動の意味合いと想いの深さを知ることができ、それらの凄さに圧倒され打ちのめされる。
 多くのものを持ちながら、レイを愛することで多くのものを失っているエドの覚悟はすさまじい。そんな彼を語る言葉は見つからない…。最高の攻。愛されて育ってきたレイは、人の愛し方を知っていたからエドの心の隙間を埋めることができたのだろうか?レイのことは最後まであまり好きになれなかったけれど、エドを愛することで受ける苦しみすべてを受容すると決心してくれたことは、嬉しかったし心の底からホッとした。愛は血統を超えた。エドが幸せなら、何も言うことはない。

 他に2話収録されている。
  一つ目は「八年目のクリスマス」でエド視点。
 イギリスで一緒に過ごすはずだったクリスマスの予定が、レイの仕事の都合でキャンセルとなり、エドは大人げなく怒ってレイと口喧嘩するが、仲直りの電話をした際に、レイの12月27日から3月末までのイギリス出張が決まったことを聞く。少し遅いクリスマスをグラームズのマナハウスで過ごすことにする2人。電話を終えてから、父母を愛してみたくなったエドはクリスマスカードを買って店を出る。
 現在の2人の話を軸として、随所に回想(レイとの初めての出会い、共に過ごした思い出、離れていた8年間のこと)が入る。そこに溢れるエドの想い―レイを失って初めて知る、その存在の大きさ。そして苦悩―レイを諦めることは自身の精神の死であるから、叶わない夢を捨てることができない…「To be, or not to be・・・」ここではハムレットの名言が引用されている。

 二つ目の「つる薔薇の感傷」はジョナス視点の短編。
 レイから、エドが会いに来てくれたという喜びの連絡をもらって不機嫌になるジョナス。レイの今後を心配するあまり、香港で乗り継ぎするエドを捕まえてレイを泣かすことになるのではないかと責め立てると、エドは「だから、お前がいてくれるんだろう」「レイの家族の代わりになってやって欲しい」「俺を支えて欲しい」と頭を下げてくる。そんなエドにビックリするジョナスは、もっと早くそう言ってくれていたなら、レイに恋人を作るようすすめなかったのに…と少し後悔。

6

脇キャラにも光を当てた

大団円の後のお話なのでファンブックに近いです。
ですので、本編未読者は先に読まれてからがお勧めです。

一本目は攻めのエド視点。
クリスマス休暇を取れなくなった礼へ、嫉妬や寂しさから怒りが爆発してしまうエドのお話です。

二本目はエドの友人で、礼の親友ジョナス視点。
礼へ近づこうとするエドへ拒否反応を示し、礼に内緒で勝手にエドへ忠告しに行くお話でした。
彼は受け入れた者へ愛情深く、特に礼へは家族のような愛を示しています。
本編冒頭に名前だけ出ていたジョナスがまさかこんな風に礼を思い、彼の幸せを一身に願うような人であったとは二作目を読むまで思いもしなかったですね。

三本目が表題作で、受けの礼視点。
クリスマス休暇は流れましたが、年末からイギリスへと渡り、五年間エドを待ち続けながら暮らした思い出の屋敷でエドと甘い時を過ごす…と思いきや、やはり解決されることのない貴族と庶民の間の高い壁と暴力が彼らの前に立ち塞がりました。

今回礼は、パブリックスクールで過ごした時間は閉じ込められていたのではなく、本当は守られていたのだと知ります。
自分にとって、ただエドを見つめ愛されることを望んだ時代は今よりもずっと楽だったのだと。
ただエドにとってはスクール時代も礼と離れていた八年間も、ただ愛を隠すこと、その愛が奪われ壊されないように必死で、息をつけることなどなかったのだということも察します。
礼の愛し方とエドの愛し方は、彼らの血統が別物なのと同様まったく違うものですが、それでもお互いの手を離したくないと伝えあえたことを嬉しく思いました。

個人的には、ニューキャラクターのブライトがすごく好きです。
立ち居振る舞いはスマートなのに、可愛らしく恋心を抱えていたりして。
彼のお話が読みたいなあ。

4

壮大な愛の物語が完結

 どうもこのシリーズを単体で時間を空けて読み進める精神的強さを私は持ち合わせておらず、1巻の評判を伝え聞いたのち、電子書籍で1巻ずつ買い進めて、この3巻が出るまで親鳥のように温めていたものでございます・・・・・(T_T)邪道極まりなくてすみません。本当に素晴らしい作品でした。
 アワードで上位に入っているのを横目に見ながら、見て見ぬふりをするのは辛かったですが、最後まで一気に読み終えてシリーズとして当然の神評価でございます。ということですみません、シリーズとしての感想も合わせてここに。
 1、2巻の胸を鷲掴みにされるような、絶望と無償の愛の間に感じられるあたたかな友情や恋しい気持ちや青い切なさは3巻にはなかったけれど、気持ちが通じ合った後がスタートなんだと思い知らされるようなひとつひとつの出来事が、あのカードにつながっていると思うと、もうただただ先生のお力にひれ伏すばかりでした。
 礼は『持たざるもの』と『持てるもの』の間を期せずして行き来することとなり、翻弄され、傷つき、喜び、その中でもやっぱりエドに対する愛だけは変わることなく。しかし他のすべての人に対する愛も携えているから・・・エドの心中お察ししますという感じでしたね。
 私自身、読み進める途中に、傲慢な気持ちが心を巣食った瞬間がありました。影響を受けやすい自分のこと、すぐにまた1巻へ戻って読み直し、レイの「与えられなくていい。せめて密かに愛し続ける」その姿をもう一度心に留めて、1日を過ごしたこともありました。
 最後の『王と小鳥のバレンタイン』。ただただイジメに耐えるとか、それを怒りに変えるとか、辛い、足りない日々を何か他のもので代替してやり過ごすというようなことではなくて、心の底から愛することでひとつの結論を出していくような悟りのようなものを幼い時から習得していた礼の幼い頃のクリスマスカード。『八年目のクリスマス』にもう一度戻って読み進めたら、涙が止まりませんでした。
 それをずっと心の中に大切に持っていたエドにも、ただただ感服するばかりで。歳の離れた弟が幼い時に書いてくれた『お手伝い券』とか思い出してしまってまた涙・・・・・・(笑)
 エドはただ甘やかして、守って縛る愛ではなくて、愛することで受ける苦しみもすべて受け入れてもらう、礼に自ら乗り越えてもらって離れない方法を導き出したんですよね。孤独な王さまはいろんな意味で超人すぎて(あ、夜の方も・・・)これまでに読んだスーパーな攻め様たちには無かったものを感じました。ま~ちょっとまだガキですけどね(笑)
 これからも草葉の陰からふたりを見守るような、老婆心ながら彼らが歳を重ねていくところを見ていきたい気持ちです。

11

印象のダブルミーニング

題名通り、8年後、恋人になった後の2人。

「八年目のクリスマス」
今年のクリスマスは恋人になった礼がイギリスにやってくる。その為に8ヶ月の間ずっと頑張り続けたエド。
そんなエド視点での礼への愛と執着が語られます。
出会いの頃の愛に怯えるエド。今年のクリスマスにもうすぐ会えると浮かれるエド。礼に仕事が入り感情が制御できないエド。別れた8年間の発狂するほどの礼への想い。コマドリに優しい心を傾ける礼だからこそ愛した。礼が来られないのなら自分が日本へ行けばいい…
いつもの理性で感情を抑えたエドに、礼からのご褒美のような提案が。
嬉しさが顔に出てしまうエドです。素敵なクリスマスを…

「つる薔薇の感傷」
ジョナス視点。
エドとの過去のため、エドと礼が結ばれる事に反対しているジョナス。礼には自分のようになって欲しくない。エドが8年越しに遂に礼に会ったと聞いてエドを問い詰めるが…
エドの深い深い礼への想いが痛いほど。
対してジョナス。ジョナスはちょっと思ってたタイプと違ってました。被害者面してない所はいいけど、エドとは真剣じゃなかったんだ…って思ってしまった。そしてエドも自分とは真剣じゃなかったって思ってる。でもジョナスとの事でエドは家族と断絶したわけでしょ?ちょっとモヤモヤ。

「八年後の王と小鳥」
前2編がエピソード系だったので油断してたら、クリスマス後にイギリスでの長期出張の礼と同居している3ヶ月の間にまた蒸し返される「青い血」の問題。
越えられない身分差の恋。それは古今東西繰り返されてきたNLのメロドラマの命題。
爵位、貴族の恩恵、名誉、人脈、財産、それら全てを捨ててもいい、君だけがいてくれれば…その懇願。
俺だけの存在、俺だけのコマドリ、俺だけのスミレ、俺だけの野兎、俺だけの礼…
そこからどうBLに帰結させるのか。
俺はエドワード・グラームズだ、血統や権力や金ごと、俺を愛してくれ。だが俺にはお前の傷付く心は救えない…ひざまずき、また尊大に立ち上がるエドに向かって、礼もまた自分の足で立ち「きみを選ぶ。」と続ける。
2人の魂の同等性…これなんだと思う。
1巻の表紙、それは愛さない事で愛を貫こうとする挑戦的な若きエド。
3巻の口絵、それは自分はまだ礼を護れないのか、と自分を疑う今のエド。
エドこそが不憫で、健気で、想いに弱っている姿を晒していたのだろう。
礼こそが強引にエドを愛で絡め取ったのだ…

…『百年もすれば死ぬんじゃないか。』その短い一生の中の2人の、激しく行き違いそして熱く結ばれた愛の時間。素晴らしく濃密な読書体験が出来ました。素晴らしい。

6

うーん

前作パブリックスクールがよかったので電子化を待って買いました。
精神的に大人になった二人が見れることを期待したのですが、レイがいい大人になっても子供っぽ過ぎてちょっと…でした。
前作は二人ともティーンエイジャーだったのでなんとかレイのうじうじ具合も可愛いと許容できたのですが弱っちい受けはあまり合わないようです。

8

エドワードの思い

パブリックスクールシリーズの完結編。
大人になったエドワードとレイが、お互いの思いを確かめ合っての遠距離恋愛8ヶ月後、レイはようやくイギリスのエドワードの元へと行くのですが…。

最終巻にきて、ようやく自ら語り出したエドワード。
「個人の話じゃなくて、国の話。次元が違う」
レイへの愛を守り通して、やっとそれをレイに伝えられるだけの地盤を築いたエドワードの、途方もない努力と孤独。
ただの個人のエドワードとしての愛だけではすまない、次元の違う全てのしがらみや重圧も込みで、それでもレイが、本当に自分を選んでくれるのかを、震えて請い願うエドワード。
エドワードの荒療治に、レイの肝も据わります。

第1巻ではただただうつむいて、自分の愛だけに閉じこもっていたレイの話から、第3巻ではこんなに激情を秘め続けたエドワードの重たい恋の勝利の物語に辿り着いて、感無量。
1巻目単体の評価を変える気はないけど、シリーズ全体を通しての評価は「神」で。

15

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