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女性だらむしさん

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どつぼにはまる

ってこういうことを言うんだよなぁ。
帯に「タチが悪くて」とあるのが本当にその通りで読み手側も正直(色んな意味で)ブルブルしながら読んじゃうお話。のばら先生のブラックサイドがぎゅんぎゅんしていました。
SM/失禁/やや強姦/ムリヤリ/一棒二穴/半女装 なプレイが多々あるので、まったりのばらストーリーご希望の方は完結まで待たないと発狂しそうになるのは必至です。

でまたW受けなもんですから、どっちがどうなるのか悶々とします。
個人的には菊池くん可哀想すぎて見てらんないくらいなんでできれば菊池くんと新谷がまともに幸せになればいいなぁと思うのですが、菊池くんのしでかしたこととバレた事実と弱味を握られている相手を考えるとそうそう簡単に解放されないでしょうし、何よりものばらさんなのでメリバエンドも有りうるだろうと覚悟しています。以前のカニの話を思い出します。

一巻の今は須藤にそこまで気持ちが乗らず(何を考えているか何をしたいのかバックボーンが分からなさすぎて)、菊池くんに私は心が傾いているのですが世論はどうなのでしょう。
ただセックスのエロチックさでいうと須藤の方が背徳感があって好きです。エロスに向かって解放されているので余計なことを思い浮かべずにセクシー! エロス! を堪能できました。
菊池くんのは甘々なんですがもう菊池くんの不幸せ背負ってる感で相殺されてしまいます、脳内で(笑)新谷のことをスキスキ、スキスキ、エッチしあわせ、のなんとも言えない表情はたまらなく可愛いのですが!
なので頼むから菊池くんに救いのある方向で終わってもらいたい……希望。

今後は須藤の提案したデートが引き続くのか、菊池とのセックスを妹ちゃんに目撃されないか、菊池がイカサマ組んでる相手を殺めるのか、そして新谷が悪の道を突き進まないか、完済できるのかを見届けねばと思っています。
あと菊池くんが可哀想でなくなったら新谷はどうなるのでしょう? 考えるとこわいです。
悪い方にしか考えられない伏線ばかり張られて読み手も心がゴリゴリ削られるのですが、それでもやっぱり繰返し読んで続きを楽しみにしています。

のばら先生のお話は面白い。二巻が楽しみです。

SEX PISTOLS(9) コミック

寿たらこ 

呼びかけたい

先生……寿先生……。
これは……このお話の時系列はどこですか…。
ちがう世界線ですか…ノリリンと国政の結婚はどうなりましたか…V.Bと志信さんの恋はどうなりましたか…。
先生…私はパラレルワールドに入り込んでしまいましたか…先生全然わかりません…先生…!!

これが、ページを捲り読み続けしばらくしたときの私の気持ちです。
しばらく読めばなにか手がかりがあるだろうか、前の巻との繋がりがあるだろうか、なにか知れるのではないか、そう思って捲り続けて犬飼くんのキャラのギャップに驚きながら半分くらい読んだあたりで気が付いたのです。繋がってない!!(笑)
いやもしかしたら繋がってるのかもしれないけれど、出てきたけどノリリンも他のみんなも、出てきたけどこれが果たしてどの辺りの現実なのかさっぱり検討がつきません!
だってノリリンと国政は離れたのでしょう?! そして先祖返りを処分(実際どういう意味で処分するのかは分かっていませんが)するのでしょう?! めっちゃ和気あいあいとした雰囲気! そんなばかな!(笑)
これ当時雑誌購読してページ開いた方の衝撃は半端じゃなかったと思います(笑)愛美と犬飼の衝撃の関係性も然りですがなにせ突然の学園編! しかもノリリンとことは違う、他校の話!

と困惑しまくりながらも、それでもやっぱり面白かったです。
脳内は学園編に混乱しながらも、後半のカガシ・金森先生ペアのストーリーの頃には完全に引き込まれていました。

・リンダといづるちゃん
フリーズ・ブラインド以外に新しい重種技が出てきたぜ…施錠に結束…施錠とフリーズの違いがまだよく分かってないのですがあれかな、ブラインドとフリーズの合わせ技が施錠ですかね。ニュアンスとしては。
ここ数巻ずっと重めな話が多かったですから、なんだかただお互いを好き合ってすれ違って結ばれる当たり前のカップルを見られて和みました。
リンダは解錠することを強請れるくらいには階級の高い斑類なのでしょうか。いずれにせよ蛇は執念・嫉妬深いということですね。

・カガシくんと金森先生
斑類は運命の相手を自ずと見つけてしまう、のそれ。
墓石と施錠は別物かなぁ。施錠などはつがい相手に雄がかけるやつですかね。
そもそもなんで金森先生は恋しちゃダメなのでしょうか。先生と生徒だから? 軽種から重種(この場合は半重種)への恋を特に禁じられていたようには思わないのですが(ex.懐かしの灰頭先輩)、理由は別にあるように思います。
カガシも不思議がっていた、かなり複雑な拘束をかける意図が次巻で分かればいいのですが…。にしてもカガシのあれは恋愛感情なのかな、支配欲がこじれすぎているように思います。レゴ好きみたいだし、ロジックなものに焦がれるのでしょうか。
そして壬生先生は龍ですか? 龍って蛟枠? 蛇枠? 人魚枠? ああ混乱。

・犬飼くんと愛美
あの控え目でほっこり大型犬の犬飼くんは学校ではこうだったの!!(笑)
なんてシンプル! なんてストレート! なんてノーマル!!
いやもうそりゃ愛美のネジ曲がった好き好きが通じないから余計に好き好きだけど多分ずっと通じないのでしょうね。がんばりすぎるな愛美、諦めも肝心だぞ愛美。

巻頭のカラーページ裏、いつもの詩に関しましては今回は分かりやすく墓石、とありましたので金森先生のソレかなぁと思っています。
よくよく考えれば、確かにずいぶん長く斑目兄弟のあれこれを描いてらっしゃったわけですがそもそもはじめの頃は斑類の恋愛あれこれな節もあったわけで…そこに今は戻ってるのでしょうね。
ここらのその例えば金森先生の墓石だったりがまたセクピスを何重にも包んでる謎の一端なのかもしれません。全部出揃ったらピースをはめていくのかもしれません。

そして惑いながらも一番嬉しかったのは! 冬に次巻が出るということ!!
何年も待たなくていい!! 喜んで待ちます!! 正座!!

マジのどたばた

兄ちゃんはしょっちゅう俺をだます(笑)

鮫島くんと笹原くんのスピンオフというか同じ世界での出来事なので彼らもばんばん出てきますが、別に前作を読んでいなくても問題ありません。主役ふたりの恋愛模様にはほぼ絡んでくることはないので。
鮫島くんの体に鮫が出ているけどなに…? とかはむしろ前作読んでいても思うことなので(笑)、この一冊で十分成立しています。
(以下、笹原くん=真希ちゃんです)

恋愛ごとなんてヘドが出るほどだいっきらいだった笹原くんがうまく少しずつ心がほどけてゆく様がシュールで面白い内容です。
リア充大嫌い距離ナシ大嫌い、だけれども頼られると悪い気はしなくってむしろ友達少ないから本音では嬉しくって頑張っちゃう、なんてなんだか自分を見ているようで痛い気持ちになりました…。ぼっちオタクあるあるなのかもしれませんね。
人との距離の取り方が分からないから頑張り具合も分からないし正解も分からない。分からないから自分の知識を詰め込んで斜め上の行動を起こしちゃう。起こしちゃっても解決方法なんて分からない、だって非リアだから。……書いていてむなしくなってきたな。既視感ありまくりなんですもの。

同性を好きになるならないは別として、笹原くんのコミュ障気味なところに共感できる読者も多いのではないでしょうか。
※ただ笹原くんは真のコミュ障ではないんですね。あの兄貴と兄弟だから最低限はなんとかなってるわけで。
新庄くんと秘密を共有することによって、笹原くんも(変な方向にではあるけれど)いわゆるリア充に変わっていくというのは決して悪いことじゃないですよね。
恋愛に関して自己主張の強いキャラクタが多い腰野さんの作品のなかでは、割と発展の遅いストーリーではありますがそれでも開眼した笹原くんの態度はなかなか強烈なものがあります(笑)完全に浮いているのに、新庄くん周りの友達ってば優しいなあと思いました。もしかしたら、笹原くん=なんかちょっと変な子、って式が出来ているのかもしれませんが(笑)
よく考えればオタッキーって自分の好きなものや欲望に対して比較的貪欲なところがありませんか? 私はそうなのですが(笑)
だから笹原くんがセロファン越しにキスの確認したり、新庄くんの頭を撫でてみたり手を繋いでみたりとかって実験っぽい雰囲気を感じるのです。なのでキュンよりもシュールさにクスッとなるのかなぁ。

そして終わりがけのあの自慰描写には特に悶えました。
その前の場面で新庄くんが笹原くんをイカせているからこそ、余計に悶えました。足りないんじゃなくて快感を発掘してしまったんですよね。あんなに好きとか愛とかを遠ざけていたのに、肉欲に溺れている様がそこに在るんです。またそのうえ本人も自覚しているから背徳的な感情にさいなまれているんですよね、これがまた良い!
おまけ漫画の新庄くんは逆に呆けているようで、その対比もそれぞれのスキルを表していて面白いと感じました。新庄×笹原になるのかな、もしかしたらリバもあるかな。

発行からまもなく2年が経ちそうなこの作品。そっと続きを待ちたいです。

赤い実がはじけるように

りんごも落ちたと言うことかな。

絵自体がとっても巧いですし見せ方も抜群ですが、ザクザクしっかり濃ゆい絵柄でしてこれがダメと感じるならば一冊を読みきるのは難しいです。
そしてお話もすごくよく出来ているんです、どれも。ただその内容もかなり斜め上に行くことがあって、やや不可思議なんですよね。そしてセックスの描写が妙に生々しい。
だから総合的にハンバーグ三段重ねのどっしり感があります、人によっては胸焼けもするでしょう。二人三脚で作り上げていらっしゃるとのこと。確かにこの内容ならばこの絵柄でなければいけませんね、淡白なイラストでは合いませんもの。ナイスタッグだと感じました。
短編集です。

[りんご、木から落ちる]
涙、汗、鼻水などの濡れることに対する萌えがあるのかなと感じました。
あと学校の王子さまである楓が演劇部員(園芸部にも入りますが)というのもまた不思議に思いました。なんだろう、王子さまがマジで王子さまなのかという。しかも着ぐるみを着たりして、王子さまなの? と疑問に思ったり。王子さまだし格好良いし女の子の名前覚えているマメさもあるけど着ぐるみ……不思議でした!(笑)
でもそれの方が妙な納得感があるんですよね、完璧超人のようで男を好きになったりするのも変なのに普通というか。面白い。
あと兜あわせとかに動じてないところも面白い。いや動じているんですが、なんだかとっても慌てながらもコトはナチュラルですし大根に気が付いたりできますし……彼今後はタクアン食べるのもドキマギしそうですね。

[未知との遭遇]
あの妄想を目の当たりにしながら普通に会話できるスキルがすごい。
他人の心の声に動じない訓練を続けた結果、えげつないものでもスルーできちゃう主人公の豪胆さや!
生々しくしっかりした絵柄だからこそ、嘔吐シーンと母親の心の声が痛々しくてちょっと私にはキツかったです。自分の心が。
つり目の子は真っ直ぐで可愛らしかったのですが、前述したキツさがありましたのでガッツリ抉られました。

[彼女なのに男]
女装男子攻めがすんごーーーーく好きなのでこのお話は何度も! 何度も! 繰り返して読んでいます!!
欲を言えば女装のまま攻めていただいてもよかったのですが多くは求めませぬ…描写があれば嬉しいのです…。
女装姿も男が出ていて、そこがまた萌える部分でもありました。華奢だから女装したら女子! じゃなくて、女装が趣味な男子! が好きなのでやっぱり萌えるお話でした。
健ちゃんがいい男でこれまたかわいい。とにかく二人ともかわいくって、いいもの読んだなぁとなれます。ゆったりした甘さで、ぜひその後も知りたいなぁと思っています、今も。

[オレは人気者]
下衆BLに収録されていた作品だけあって、本当に下衆いです。
ただこの下衆なのはどちらかと言えば結果受けになったゴローでして、最終的に成敗(?)される形になるので割と気持ちは晴れやかでした。
でもそれに伴う前触れのない暴力とかストーリー中ゴローがやたら言い放つ暴言とかが爆弾みたいに暴発していますから、疲れたときには読めません。
カバー下で りんご~ のハルハル(笑)と肥料(と言う名のセックス)について話していて、なんと対称的な攻め達だろう…とキャラクタの幅を感じました。洋介の発想とかやり口とか嫌いじゃないので、いっそ清々しくて面白かったです。

読了後のあとがきで知りましたが、表題作は丸々描き下ろしだったのですね! びっくりしました。
お話も絵もクセが強いのですが、個人的には好きな内容でしたし女装攻めが理想に近い形で見られた喜びがありますので★は4つとさせていただきます。

今後、もう少し角を丸くしたお話も読めたら嬉しいなぁと思いました。

いよいよ本当にワーキング・ラブ

宮坂って変態じみたところありますよね。(ex.矢野さんの生活音を聞く)
前々からそういうのは重々感じ取っていましたが、この4~5の間で会えない期間が長すぎてその変態性に厚みが増していました。矢野さんのスルースキルが高いからこそやっていけますね。幸せな鬱陶しさにも慣れたのでしょうか。

で、実は大阪に引っ越したわけではなかった矢野さんのこと。
今思えば……矢野さんの荷物、鞄ひとつでした。
今思えば……宮坂自身も「いつもどおりの出勤ですね」と言っていました。
今思えば……引っ越すなんて一言も話していないんです。
宮坂の悲壮感にこちらも見事流されていて、疑う余地もありませんでしたから拍子抜け。もう少しくらいアンニュイ宮坂を味わってもよかったかな~とヒドい(笑)ことを言っちゃいますが、この二人日常的に忙しめっぽいので離れていようがいまいがあんまり変わらない気もします。

あとずっと気になっているのですが、矢野さんのあのセックスに対する謎の感覚はどうしてなんでしょう? 生理現象の延長くらいに捉えているんでしょうか?
寝てるから好きにしていいよ、ってなかなか言えることじゃないと思います(笑)相手が宮坂だから成り立ってますが…(そしてそのままコイちゃうんだから宮坂…)
雰囲気とかそんなものは要らん! ってのもやけっぱちで言っているようには思えないのですよね。今までどんな風に女性と(あんまり男性のセンを考えていない)付き合ってきたんでしょうか。不思議。

巻を進めるごとに矢野さんと宮坂の間柄は少しずつですが変わっていっているように思います。
今回ならば「宮坂の映画に対する感想」とか、「宮坂の担当した出演者VTR」を見聞きした矢野さんの態度です。純粋な嬉しさもありながら、でも以前泥沼のあたりで矢野さんが宮坂へ思った感情も混ざっているのかな。
当たり前に家にいて、当たり前にセックスをして、二人で寝るという幸せを噛み締められる一冊です。ふたりが楽しそうで見ているこちらも楽しくなる。
今後は宮坂の撮るドラマがどうなるのか、そうして橘くんをプロデュースする矢野さんはどうなるのか。あときっと橘くんは宮坂の作った映像について、いつか言及するのではないかと思いました。彼は自尊心が高いけれど圧倒的に自信がないからそれなりに人が気になるみたいですし、宮坂に対してささやかな競争心を抱いていますし。矢野さんはどう動くのかなぁ!

単行本派なのでまた来年までゆっくり待ちたいと思います。
宮坂、クロ●コヤマトのポイント集めてミニカーもらうんじゃないかな。

宮坂と矢野さんの起伏は「ふぉーーー!」に現れる

はじめの頃、この二人はちゃんと付き合っていけるんだろうか、宮坂ばかりが頑張りすぎて矢野さんはきちんと恋を自覚してくれるんだろうか、と不安に思うこともありました。
が、シリーズ5冊目ともなりますとセックスをすることがナチュラルになってきていて、ちゃんと付き合っているんだ好きあっているんだ、宮坂よかったね、本当によかったね!
なんて親鳥の気持ちになってしまいました。
矢野さんは少しずつでも 映画<宮坂 になっていっているのでしょうか?

この巻でキーになるのは【宮坂の映像がレベルアップ】と【矢野さん大阪へいく?!】でした。
宮坂の映像(みんないわくイメージビデオ)、割られましたがアダルトビデオも撮れたようで楽しそうですね。見ているこっちも楽しいのですが!(笑)
できるならばあのアダルトビデオで自慰もあればよかったと……いや宮坂はきっと「実物の矢野さんがいい!!!」となるのでしょうね。

東京心中は比較的宮坂視点が多いですから、読者も自然と「美しい」矢野さんを目にしますよね。ここぞというときに煌めいている(ように描かれている)のです。
映像にはまさにその矢野さんの「良さ」が魅せられていますから、宮坂の才能が開花するのも近いように感じます。橘くんの嫉妬もその現れでしょう。これが実際にムービーで見られたらどれだけ良いだろう、と私も思いました。
大阪へ送り出すためにつくった映像でも矢野さんの良さは出ていて、たとえばおかずをイマイチとばっさり言い放つところや、寝起きのもごもごしたところとか。ホームビデオなのは確かかもしれませんが撮りたいものに対する愛情が十分こもっていて、それがステップアップしてると紙面のこちらでも伝わってきました。
ただこれが矢野さんや矢野さん(仮)以外を撮るとなったときは果たしてどうなるのでしょう?そこでこそ宮坂の器用さが問われると思います。

それと、矢野さんの転勤?!です。
出会って同棲してたくさんイチャイチャ(たぶん)していたからこそ、宮坂の寂しさもとってもよく分かります。
これが9時-17時でバッチリ定刻定時退勤のお仕事でしたらまだ宮坂も心配にならなかったかもしれません。あいやそれはそれで心配するかもね宮坂……矢野さんのアフターファイブって毎日呑んでそうですから。肝硬変、痛風まっしぐら。
そうして心配する若さに対して矢野さんが諭すシーンはとても印象的です。もちろん附随してきた「ふぉーーー!」もですが。きっとみんなびっくりしてますよ、え何叫び声聞こえてきたんだけど??って。
宮坂はあんなにも悲壮感漂わせてアンニュイになっていましたが、こちらは全然不安じゃないのが不思議ですね。悶々としている宮坂を見て、ついつい笑っちゃいました。

最終的に宮坂と矢野さんで映画とるのかもしれませんね。
矢野さんは宮坂の映像を観たいなと言っていましたが、宮坂はいつか矢野さんに見せるため以外の映像をつくる喜びや楽しみに目覚めるのでしょうか。
それこそ、巣からの旅立ちになるのでしょうね。きっと矢野さん、そのときこそ寂しくなるのかな。
あと番外編、智くんの上京話が素敵でした。みんなでぞろぞろ岩手に行くのでしょうか。その頃には橘くんや友長ちゃんとも打ち解けてるのかなぁ?
ってか友長ちゃんがあの仕事続いてることにびっくりですよ、ええ。

月影 コミック

SHOOWA 

あちらからこちらまで

カバーのもの悲しい雰囲気に惹かれて購入すると、きっと大体の方がダメージを受けます。
ふり幅の広い読み切り短編集であることを念頭に置き、その上で読み始めるのがベストです。なにしろ「切ない…」と思った直後にホモ連戦隊・守るんジャーがはじまりますもの。 (  Д ) ゚ ゚ となること必須です。
しかしこれもまたSHOOWA先生だからこそ成せる妙というのか…麗人編集さんの妙技なのか…月影・逃げ水の二作品が(恋苦しいという点において)非常に素敵でしたので、必然的に☆の数も増えております。

[月影]
花街に生きる者として、廓で育った者として、避けては通れなかっただろう世界が描かれています。絶対的な切なさは読者として覚悟し、それでもどこか救いを見出したくなる話です。
先生と清人の関係が、明るくならないだろうなんてことは重々分かっていました。それでも俺はお前と逃げる!なんてことないんです、だって所詮医者先生だもの。どうにもなりません。
どうにもならないことを清人も分かっているし、そうして清人を篤く受け入れてくれる人も現れて、こちらもホッとしました……したけれども昇華しきれない侘しさがありますね。先生はずぅっと清人を大切にしてきたのですもの。
庇護してやりたい感情から、愛が芽生えてもどうにもなりはしない。最後の逢瀬と交わりが美しくも儚く感じました。

[ホモ連戦隊・守るんジャー]
ツッコミどころしかない守るんジャー! 敵組織の名前までもがゲインズ!
いなくなったブルーの補てんはなんとオーディション! 子供が知ってる戦隊ヒーローからはほど遠し!(笑)
まともそうに見えるレッドまでもがややおかしく、むしろ守るんジャーはほぼ全員がブッ飛びキャラクター……BLとかもうそれよりもギャグ?ギャグ漫画?ネトラレ属性のあるイエローの心境をありありと語られポカーンとなりつつも、尻尾挿入というあたりに萌えるこの「くそぅっショーワ先生の術中だ!!」感。
あっちこっちの問題に話のなかで飛び飛びになるのですが、それでも違和感を覚えませんでした(いやついていけてないだけなのだろうか!)。続きがあるのでしょうか? ……ぜひ拝読したい!

[罪隠し]
あまりトーンが使われていない画面がこの殺伐としたストーリーにぴったりはまっています。私はヤクザものが好きで、ヤクザものなら救いようのない話が好きです。このお話もどちらかと言えばメリーバッドエンドの部類かと思います。
ショージの本当の狙いが恩田であったかは定かでないなと感じました。傷をなめ合うように持っていくラストでしたが、果たして本当にショージは恩田の気を引きたかったのかな?という疑問が残ります。なんでしょう、可哀想な者を見る目?というのかな。歪んだ雰囲気をショージから感じ取ります。
ヨソの組(たぶん)の若衆か誰かとまぐわっているところを見せつけたり、冒頭のようにイケナイものに手を出して恩田を煩わせたり、思春期らしい「構われたい」様子を出していても、なんだか心ここに在らずのような…難しいふたりだなと思いました。好きですこういう虚しい話。

[ジュグリノ・ジュグノ]
わけがわからないぜパート2! 世界観は西部劇でした。A-キチは州警察っぽいような。
根底に流れている設定はすごくすごく惹かれるのですが、上を彩る摩訶不思議なキャラクターたちにすべてモッていかれるのですよね。イロキチAーキチの存在が特にそう(笑)
ピルシェも狼男なのね!ですとか、ショタ・ジュグリノのスマグラーというお仕事ですとか、そもそもの二人の関係性ですとか! 恋人のようには見えないのだけれど……狼男兼淫魔とかそういうことでしょうか?
ジュグリノ・ジュグノ、今日も荒野を駆け抜けるぜ!

[逃げ水]
世が世なら、夷狄の子として遠ざけられていたのだろうなと思う傍らで、清人が持つ美しさゆえの哀しみある人生なのだとも感じる表題作・月影の続編。
養父に愛され、初恋の人を想い、そして新しい恋を覚えてすべてを喪いながら、それでもまた巡る愛に救われている。
清人の思う「しあわせ」は、彼にとって逃げ水のように遠ざかる……というニュアンスのタイトルなのかなと思いました。いずれは暑さも失せ、そうして水の元へたどり着く。最期の光の中、あまたを喪いながら命の灯を静かに消した清人の一生が綴られていました。
最後のコマに描かれた、まだ廓で先生に飴を買ってもらっていた頃、橋の欄干に腰掛ける清人の小さな背中がしごく愛おしく思えます。

SHOOWA先生いわく、この一冊はショタだらけ(笑)だそうですが、そのショタも色んなショタ祭りです。
麗人だからこその雰囲気なのかな。短編集ですが魅力的な一冊でした。

色褪せない

描き下ろしダイジェストが面白くて(そして感心)何度も捲ってしまうこの冒頭。
1巻よりもパワーアップした寿久ちゃま(甘やかしたい男ナンバーワン!)のグイグイっぷりがたまりません。三角関係というほどでもなく、矢印を明確に感じるでもなく(なにせ斉藤がさっぱりしているように…私には思えるので)、当て馬ポジというよりも斉藤は斉藤! そんな潔い3人の関係がとっても好きになれる2巻です。

萌えポイントは1巻レビューで書き連ねましたので、こちらでは好きなシーンをピックアップいたします。

・草野球の応援
「恰好いいでしょ、俺の男なんですよ」
なんだかんだいつもいつもはぐらかしたり誤魔化したり、いや認めていましたしお付き合いしているとも言っていますが、それでもどうして素直じゃない永井さんの純粋で本当のところどう考えているかというリアルがにじみ出ているこのモノローグがいっとう素敵だと思います。

・斉藤と本田どちらを助ける?
「お前、でしょ?」
ACT.9で斉藤とのこのやり取りで永井さんと本田さんの関係が確立されたものになるのですが、やはりどうしても斉藤>本田なのには変わりはなくて、そこは愛とか恋とかでなくなんだかんだ永井さんが斉藤を可愛いと考えて変わらない、とも分かる場面。
永井さんと斉藤の切っても切れない関係がほっこりと描かれている(その直前は色々と修羅場でしたが)エピソードにはホッとします。もちろん、ベッドで涙を流す斉藤のことも含め。
このあとも度々いたずらをしちゃう斉藤ですが、それでも永井さんと本田さんふたりの関係を一番理解しているのもまた、彼なんですものね。

・3P妄想
ありで!!

・ボーナストラック久々騎乗位
個人的趣味嗜好としてBLの騎乗位が好きなので、度々見せていただけるふたりの騎乗位+お久しぶりエッチは垂涎ものです。
時折そういえば永井さんの方が年上なんだったな~と思い出すのもこういうエッチシーンのときでして、イニシアティブを本当は握りたいんだろうな~と推測しながらエロ魔人にめためたにされている描写がとっても好きなのです。

ところどころの描き下ろしで補完されるふたりのエピソードにも悶えつつ、いつ読んでも明るい気持ちになれるこのシリーズは今尚色褪せませんね。
15年経ったけれども、本田さんと永井さんは元気にしているかな~とまるで現実での知り合いかのように考えたりします(笑)斉藤は再婚していそうですね。
どこかの駅近・防音・近所に美味しい居酒屋のあるマンションの角部屋で、きっと今でもふたりは喧嘩しつつも仲良く愛しあっているのだろうな。

約15年!

手元にありますのが新装版ですのでこちらにレビューをば。
間違いなくユギ先生の代表作ですね! こんな内容でしたということではなく、ただただ自分の萌えポインツを連ねてまいりたいと思います。

・スーツ萌え
スーツ良いですよね、スーツ!
どこを捲っても大体スーツ! スーツ萌えを10年以上こじらせている身といたしましてはスーツ祭りはなによりのご褒美です。

・本田のすべてが萌え心をくすぐる
主役であるはずの永井さんがちょろっと霞んでしまうくらいに攻めの本田(えろ魔人)さんが素敵ですね。斉藤の結婚でハートブレイクした永井さんの気持ちがグラついたのも、分かるんです。
タバコを持つ手もお酒を飲む仕草もそしてスマートになにかとこなすあたりも。それでいて年下。年下攻めはオイシイ!

・永井さんの不思議なかわいらしさ
忘れよう、やめよう、仕方ない、諦めよう……とそういうスタンスが可愛らしく見えるひとつの要因かなと思っています。
そういう弱さと斉藤を好きだという弱み(とここではします)を本田さんが知っちゃったからこそ、そして知られているからこそのふたりの関係ですよね。秘密を共有しているからこそ、関係性がより近くなる。

・斉藤がかわいい子攻め
かわいい子が攻めているのもすごく好きです。
またこのかわいい子にもかっこいい人にも攻められているわけで、一冊で二度おいしい枠だと私は思います。かわいらしさを武器にするのも、斉藤くんの場合そこまで嫌味がなくむしろさっぱりしているので、キャラクタとしてもとっても魅力的!

・嫉妬要素ありのベッドシーン
いわゆるネトラレ属性とまではゆきませんが、本田さんと永井さんのセックスについて回る[嫉妬]のパワー!
好きだから独り占めしたいけれどそれでは男らしくもなく、でももちろん許すものでもなくしかしよくよく考えれば別段合意でキスをしたのでもないし本田<斉藤なのは重々分かっているうえでの付き合いだから我慢……しない!できない!それは違う!仕置き!! な本田さんのガルガルエロ魔人セックスがすごく好きです。
永井さんは自らの優柔不断さを呪いながら本田さんにたくさん愛されるがよし、と私は思います。

1巻ではノンケ同士のふたりがひょんなことから恋人の関係にまで発展する、その過程が描かれています。
明るく、ハッピーでクスッと笑える幸せなスーツBL! ふと思い出しては、読み返しています。

ガラパゴスとBLの融合

陽生さんと巧が織りなす、脈絡なく、非常にのんびりとした雰囲気のなかにこちらが溶け込んでゆくような一冊です。
頭っからイグアナとサボテンのお話で、これが一体BLのストーリーにどう絡んでゆくのだろう? と不思議な気持ちになります。(たぶんそれは、聞かされている巧も同じようなことを思っているのではないかなぁ・笑)おそらく、そうして聞かされるがままの巧、という存在を強調しているワンシーンですよね。この時からすでに私は歩田川先生の術中でございます。

巧は、好きだから独り占めしたいというタイプではなくて、自分が陽生を好きなだけで陽生の自由は自由、とするタイプなんだろうなと感じました。
同じだけの好意を返してほしいとか、それなりの誠実さを求めるというのはなくて、ただ自分が陽生を好きなだけ。だから、今でも好きでいられるんだろうな。(当たり前に傷ついたりもしているけれど、今なお好きで離れないでいるのですから)
そこに混ざる潜在的なM気質(まさしく浅井が言うように……)もあって、股がけを許せるというか驚きだけで済ませられるというか、怒りよりも呆然とするだけになるのでしょう。いやたしかに陽生さんも、しれっとしているからですけれども(笑)
陽生さんが巧を突き放せばいいのでしょうが、それもまたしないわけで。はたから見ていると飼い殺しの状態ですが、きちんとすることはしているんですからそれなりの満足感もあるのかな。当人は幸せと言うか、不幸せを感じているようでもないけど、やっぱり読者の気持ちとしてはなんとなく浅井の言う「楽しい恋愛しろよ」が分かるのですよね。浅井は変な性癖を持っていますが、恋愛的思考は非常にノーマルだと思います。

私なりに、冒頭陽生さんの質問である彼の「一番の魅力」を考えてみました。
正直、巧の言うようなあたたかさとなどは分かりかねるのですが、飄々とした捉えどころのない手の中に収めきれない人、というのが魅力なんじゃないかなぁと感じます。突飛な一面を持っているところが<フツウ>ではないからイイのでしょう。
巧の想像や予想を超えて、把握しきれない陽生さんの気持ち。陽生自身はそんなつもりないのでしょう。あとがきで先生が仰っていたヘタレ攻めはまさに巧のことですが、むしろ甲斐性受けというより甲斐性攻めなような気もします……ある意味でひとり二役!(笑)
浮気でふらふらな男、陽生さんはそんなのではなく、謎だから謎で謎すぎて知らないところで別の誰かがいる、な人ですね。
幸いと言うか、わざとでしょうが巧には全部見せているからこちらも知れましたが、現在陽生さんと付き合っているなかでショックを受ける人はほかにもいるのだろうなぁ。でもこれくらい開き直っていると、清々しいから不思議です。

この、淡々と進んでゆくふたりの10年越しの世界に溶け込みながら、3話での見開きの巧には胸がぎゅっとなりました。歩田川先生のモノローグはシンプルでストレートだから、こちらの心にダイレクトで届きます。持っていかれちゃうんですよね。好きです。
ベッドシーンはかなり薄く、そしてむしろ絡みシーンはいちゃ…いちゃ?程度ですしなにより受けの陽生さんは浮気モノ(更に10年は続く見込み)ですから、ハッピー?なの?と着地を迷いつつも巧が幸せそうなので私はホッとしています。相変わらず気持ちは浅井にシンクロしているのですがね、でもいいみたい。表紙の感じなのだろうな。

もしかしたらゆくゆくは、イグアナ飼っちゃうんじゃないかな~と思っています。のそのそ動く子が、ある日突然現れたりして。
どこか生活感を覚えるふたりのお話でした。