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溺愛というほどではない

「溺愛」と言いつつ、義月先生の攻めだからなぁ、どうせクソ野郎なんでしょ?と警戒しながら読み進めましたが、クソ野郎ではなかったです。
だからといって、きゃー!素敵!!というわけでもなく……。

確かに義月作品の中では、甘いしほのぼの系だとは思います。
チャラいけどインテリアルファのエリート攻めが、箱入りの可愛いオメガを仔猫扱いして、可愛い、可愛いと猫可愛がりするというお話なんですね。

でも、普段から甘々&ほのぼの系を愛好してる私からすると、なんか攻めふざけんな……と思ってしまうというか。
あくまで「仔猫扱い」でかわいい、かわいいと言ってるだけの上っ面男にしか感じないので。
そのせいで受け自身も、「自分に興味があるわけではなく、オメガだから構ってくるだけ」としか思えず、不安を抱いてしまう。

溺愛攻めなら、受けを不安にさせるなと思ってしまいます。

警戒心の強い受けのガードを、攻めの溺愛によって溶かして欲しいの。
なのにこの攻めときたら、自身の言動によって受けの不安を増長させてる始末。
しかもなんか上から目線なところも、ムカつく。

そして単なる可愛い仔猫ちゃんから、番になってほしいと望むまでの攻め自身の気持ちの変化がわからない。

あと、視点がころころ変わるので慣れないと読みづらいかもしれません。
これはこの作品に限ったことではないのですが、この作品は特に、数行で視点が攻めになったり受けになったりと目まぐるしく変化するので気になりました。

受けの仕事に対する矜持が好き!

義月先生の攻めなので「寵愛」を期待して読むと裏切られるけど、でもなかなか楽しめました。

義月先生の作品で好きなところは、受けが仕事に対して真摯なところ。
そしてその仕事にプライドを持っているからこそ、仕事でお門違いの意見を言われた時に、相手に怯まずに反論できるところ。
ここが読んでて、すっごくスッキリするんですよね。

この作品の柊哉もそう。
柊哉はシェフでセンスやアイデアは平凡でオリジナル性に乏しいんだけど、人が作った料理を忠実に再現する能力がずば抜けているんですね。
だからその稀有な能力を見出されて有名シェフの二号店を任されているんだけど、経営を学ぶために店にやってきたオーナーの孫である槇嶋(攻め)から見当違いの意見を言われて、ガツンと物申しちゃう。
「オーナーの孫」という相手でもヘコヘコしたりしないんです。
こういうところが好きですね。

ただ、不器用というか相手に取り入ったりすることもないので、一部のスタッフからは反感を買ってしまっているんだけど。
今回は、攻めに対してイライラすることは殆ど無かったけれど、店のスタッフ連中と店長にかなりイライラさせられました。
事なかれ主義で美味しいところだけ横取りする無能な店長、地味にむかつくわ。

槇嶋は超イケメンという以外は、微妙に薄っぺらい気がします。
いつからそんなに好きになったんだ?とか。
槇嶋の中で愛が沸騰してる気配もさほどなかったので、いきなりプロポーズにまで発展して驚いたというか。

挿絵が神ですねぇ。
女の子スタッフの間で、槇嶋と一緒のシフトになりたいという争奪戦が起きるのも納得できるイケメン具合。
超アルファ!って感じの存在感。
眼福でした。


電子は初回限定の書き下ろしSSが収録されてるんだけど、それが超萌えました。

ある提案を槇嶋がするんだけど、柊哉はとっさに返事ができないんです。
その反応の鈍さに
「……まさか、イヤってことは‥‥」
と槇嶋の顔が不安そうになるんですよ。

ここが超〜萌える。

俺様攻めだけど、受けに嫌われたら生きていけないみたいなのが垣間見えた時、やったぜ!!と思います。
ここが俺様攻めの醍醐味だというのかな。
だから、こんにゃろー!!今に見ておれ!!と思いながらも、俺様攻めをついつい読んでしまう自分がいます。

草原の民なのに、馬に乗れない

コロナ禍でどこにも出かけられない中、執筆されたとのことで、想像の中だけでも「密にならない、広大な場所へ」という作家さんの願いが伝わってくるかのような作品でした。

前作でも「馬を並べる」関係に萌えましたが、今作も出てきましたよ〜。
ハワル(受け)の想い人であるオーリ(攻めは)、かつて亡き兄と「馬を並べる」関係だったというパターンで。

「馬を並べる」とは、親しい男同士の一対一の特別な絆で、実の兄弟よりも互いを優先し大切にし合うという濃い関係なんですね。
人によっては体を重ねることも含んでいて、どちらかが結婚したらその関係は終わるけど、でも終生深い友情は続く……というやつで。
恋人同士でしたーよりも、馬を並べる関係でしたーのほうが、なんか不可侵的なものを感じるわ。

というわけで、オーリが自分を何かと気にかけてくれるのは、亡き兄の存在があったからだ……としか思えないハウル。

おまけに、ハウルは幼い頃のトラウマのせいで馬に乗れない。
草原の民にとって馬に乗れないという事は致命的で、一人前扱いされないハウルだけど、卑屈になりすぎずに自分の出来ることを見出す。
その姿が良かったです。

実は一番記憶に残ってるのが、電子限定の描き下ろしSS

前作の受け、セルーンがハワルを訪問し「同じ立場同士、仲良くしましょ」と言うお話。
受け同士が仲良くなるのが大好きなので、その先の展開を考えるとあれこれ萌えました。
ぜひぜひ仲良くなって、お茶飲みながらでもあれこれ語り合ってほしーわ。

陰間茶屋での様子が、私には地雷だった……

小林典雅作品は再読率が非常に高いのに、こちらは一度読んだきりだった作品。
何かもやっとするところがあった気がするけれど、思い出せず状態での再読。

あぁそうだった……
受けが、女形で陰間茶屋で客をとる色子なので、育ってきた背景が悲惨だったんだわ……。
しかも時代が時代なので、精通も声変わりもまだの頃から客を取らされる。

受けが来るのを部屋で待つ間に、隣の客間からヒヒジジイと声変わり前の少年がまぐわう様子が聞こえてきて、受けもそうやって育ってきた……ということに攻めが改めて気づかされるシーン。
ショタ地雷からすると、ここのヒヒジジイのキモさと少年の哀れさがまさに地雷そのもので、ぎゃぁああああ!!となるのだったわ……。

攻めは真面目で品行方正なお侍さんで好感度が高いし、受けも悲惨な育ちだけどジメジメしておらず芯がしっかりしてる魅力的なキャラで、その二人の交流はとても楽しく読めるのだけど、陰間茶屋パート部分が私にはダメージがでかすぎるのだった……。

受けがちょっと弱っちい

新刊の「狼殿下と身代わりの黒猫恋妻」がとても良かったので、こちらも読んでみましたが「狼殿下〜」と同じ系統だなと。

ただし「狼殿下〜」の受けと同じく庇護欲をそそられる受けではあるんだけど、ぶっちゃけ「ちょい弱っちいな」と思ってしまったんですよね。
性格もそうなんだけど、人酔いしちゃったりピンチで気を失ったりするので……。
もちろん不遇な境遇ゆえだというのは重々理解してるんだけど、もうちょい気概が欲しいというか。
その一方で、攻めから「好きなように過ごせ」「何がしたいか」と聞かれても、自分の希望を抱くことすらなく生きてきた受けには答えることができないんですね。
その不憫さには、胸がキューっとさせられました。

攻めが、何故そんなに受けを所望するようになったのか、はっきり書かれていないところが不満でした。
というのも、あの過去がきっかけなのはわかるけど、受けにとっては笑顔が消える原因となったトラウマでしかないんですよね。
受けの心には傷が残った一方で、かたや攻めの心にはラブが生じたとするには、ちょっと理解しがたいというか……。
おまけに、あの時の攻めは、親友の死で半ば錯乱状態だったとはいえ、全く罪のない受けの頬を引っぱたく姿に、えぇ?マジで?!何この男?!と思っただけに……。
せめて胸ぐらを掴む程度にしておいて欲しかった。

攻めが何故自分を娶ったのかを理解できない受けが、戸惑うところもなんだか可哀想でした。
そりゃ当然ですよね。
だって、ほぼ知らない相手から「結婚したい」「好き好き」言われても、すぐに信じられる人っていないもの。
だから、攻めには受けに惚れた理由をとっとと教えて欲しかったのだけど、「お前が笑えるようになったら教えてやる」と言う攻め。
受けが笑えなくなったのは、あの日のあんたの言動が一因なのに(罵られた&頬をぶたれたのは表面的な問題にすぎないのだけど)あんたがそれ言うの?と。
だから「笑えなくなった」設定はいらなかった気がします。

そして攻めは、使用人や家臣たちの前でもおおっぴらにキスしたりするんですね。
神官見習いの超〜無垢な受けは、その都度真っ赤になって顔もあげられないんですよ。
普通ならそこも萌えなはずなのに、この受けに限っては、なんか可哀想……公開処刑みたい……と思ってしまいました。
「もう!やめてください」とか言えるキャラだったら可哀想とは思わなかったけど、そんなこと言えるキャラではない&死ぬほど恥ずかしがるのを十分承知のうえで、あえてやってくる攻めが単に悪趣味としか思えなくて……。

これがデビュー作だったんですね。
「狼殿下と身代わりの黒猫恋妻」と同じ溺愛×不憫健気受け プラス花嫁要素という事で、なるほど!と思わせるものがありました。
ツッコミどころが幾つかある当作品に比べて「狼殿下と身代わりの黒猫恋妻」が文句なしの神作品だったので、作家さんとしてすごく成長されたんだなぁ
と感心させられました。上から目線でごめんなさい。

言語問題と魔法とやら

攻めの言葉やお付きの人の言葉が「****」で表示されてる小説、初めて読みました。
ほんとーに言葉通じないんですよね。

なんだけど。
いくら言葉が通じないにしても、名前のやり取りくらいしないのか?と思ってしまって。

もっとも、受けの莉央は、自分の言葉で自分の意思を伝えることが恐ろしくなったという心の傷ゆえに、言葉を基本的に発しないんですよね。
だから言葉のやり取りがないほうがむしろ居心地が良さそうだし、特に不自由を感じていなさそうなんだけど、それにしたって、こんなにも親切に仕えてくれる兎兄弟と、名前のやり取りくらいしたってバチは当たらないのにと思ってしまったんです。

もしかすると獣人族の言語って、例えばただの鳴き声でしかなくて人間には習得不可能なモノなのかなとか思ったんだけど、獣人族の狐が話す様子を傍らで聞いた莉央は、「内容はまったくわからないが「****」とすらすらと水の流れる如く流暢に話している」とある。
「鳴いているようにしか聞こえない」のではないんですよね。
なら会話は無理でも、名前とか簡単な単語くらいはできそうなのに、一切やり取りをしない莉央の姿になんかイラっとしてしまいまして……。
トラウマゆえに話せないとしても、周囲の言葉を理解したいって気持ちにならないのかなぁと。

結構読んだつもりなのにまだ半分にも達しておらず、莉央にも変化が見られないのでちょっとウンザリしてしまい、一旦そこで脱落。

で、怪しげな狐による「治療」で周囲の言葉は少しずつ理解できるようになるんだけど、莉央の言葉は最後まで通じない。
日本語は異世界では「この世ならざる言葉」ゆえに、次元を超える魔法を使えるものしか聞き取れないらしいとのこと。
ふーむ、わかったようなわからんような……いや、わからない……。ごめんなさい。

受けの言語獲得にどこまで魔法が絡んでるのか、私にはわかりませんでした……。
例えばシーン54で莉央が「こちらの世界の言葉を話すことができる魔法」を学んだ結果、「話すことが出来るだけで、言語や単語の学習は、一から自分でしないといけない」とあるので、「単語習得はコツコツ自力でやらないといけないが、話すことだけはそれなりに出来るようになった」という意味なのか?と思いきや「拙い会話しかできない」とあって、ズッコけた。
もしかして「言語の学習」って文法も含んでてそこも自力なのか?
魔法……意味あるのか?
それって単に独学では?

それじゃ発音だけは魔法のおかげで上手という意味なのか?と思いきや、「発音がとても難しい」らしいんだけど、どうやら自力で頑張って少しずつ習得してる様子。
マジで魔法ってなに?
下手に「こちらの世界の言葉を話すことができる魔法」なんか登場させずに、獣人語をコツコツ頑張って習得してます!で充分だったと思う。

最初のあまりにもお世話されっぱなしの受け身な莉央の姿にはヤキモキさせられましたが、いろいろあった末に「伝えたい、伝えなきゃ」となり、変化していく姿は良かったし、タイトルへと繋がるアルヴァロの言葉もすごく良かったです。




メスメスしい

一年ぶりの再読だけど、初読時と印象変わらず。

それにしても左京さんの受けって、なんでこうもメスメスしいのかしら……。
強気でやんちゃなところが魅力的だったクロネコ彼氏の真悟も、なんだかメスメスしくなっちゃったし……。

いかにもαといった強気俺様な攻めを読みたいという願望は満たしてくれるけど、それにしてもハナがあまりにもメスっぽすぎて萎えます。
「高嶺の花」はどこいったよ……。

あと連雀が二度もベランダガラスを蹴破って侵入するシーンがあるんだけど、ギャグかしら?
連雀がハナに惹かれたきっかけも良く見えてこないし……。
上下巻にするほどの内容は無いと思います……。

おまけして萌で。

ちょっとしたミステリー仕立て

「記憶喪失」ネタが読みたくて、詳細検索でヒットしたのがこちらの作品。

全ての記憶を失った青年に、「因果応報だ」と一方的な憎しみをぶつけてくる男。

自分は何者なのか。
自分は何をしたのか。
何故、ここまで憎まれるのか。

ちょっとしたミステリー仕立てなところが面白かった。

記憶喪失である受けの寄る辺なさというか虚無感が良く描かれていたと思う。
だから、唯一自分と関わりがある人間ということで、自分を手酷く扱う攻めにすら縋りたい気持ちになるという、通常では理解しがたい心理になんとなく共感できた。
ただマフィンを作り出すあたりが、やりすぎというかBL展開すぎて違和感が……。

そしていくら相手が記憶を失っていてまるで別人のような真人間になっているからとはいえ、「許す」を通り越して「ラブ」な気持ちが芽生えてくるってところがちょっと強引だなぁと思った。

「許す」気持ちはわかる。

だけど大事な弟をあんな凄惨な方法で殺した加害者を、好きになる心理にはついていけなかった……。
まぁBLだからラブが芽生えてくれないと、どうしようもないんだけど。

そして淡々と書かれてるけど、結構な数の人が死んでるんですよね……。

お話としては面白かったけど、何度も読みたいという感じではなかったです。

リアリティ薄めなシンデレラボーイ

父親が社長やってた会社が倒産して「一家解散」となり、両親は姿をくらまし、両親が唯一残してくれたのはテント。
仕方なく大学を退学し、土手でテント暮らしする羽目に……と流れを書くと結構悲惨なんだけど、読んでて全然悲惨さは感じません。
んな、バカな!ってくらいリアリティ薄めだし、本人もそこまで悲壮感ないので。

だけど、子供だけ残してトンズラしてしまう両親に、はーーーっ?!ありえない!!と思ってしまって、少し萌えを阻害されました。

うまーい具合に、社長である攻めと知り合って、トントン拍子に正社員へと……。

攻めのスパダリ具合は好みでしたが、なんか突っ込みどころも多いのでそこに目を瞑れるかどうかだと思います。

受けが飼育しているビーグル犬が、お利口で、まるで受けと会話が成立しているような感じがこれまた嘘くさい……。


あれ?こういうレビューどこかで書いたなぁ…と思って、自分のレビューを見返してみたら、同じ作家さんの「恋膳王子は新米猫をほっとけない」と「御曹司と愛情ごはん始めました」にも似たようなこと書いてたわ……。

三匹の猫や、オウムがまるで人間の言葉を理解しているかのような相槌を打っていて、んなアホな!!とシラけた気分だったんですね。
榛名悠さんが書く動物は、まるで人間の言葉や機微を理解しているかのようなんだと、今更ながら気付いた次第です。

本当に甘やかされているのは攻めだと思う

「好きな相手ならますます甘やかしてやりたいと思うよ」「どこまでも甘やかしてやる」と言う攻めなので、さぞかし甘やかしてくれるんだろーなー!と期待値爆上がりしながら読んでたけど、そんなでも無かったような……??
というか、確かに受けのことも甘やかしていたけれど、それよりもゲーム内のキャラにかかりっきりだったイメージのほうが強いんですよね……。

例えば初エッチの翌朝なのに、受けが起きた事に気づいても放置で、ゲームに夢中でスマホから目を離さない。
ここにかなりがっかりしたわ……。
BL世界の攻めなら、受けが起きる前から見つめてるとか、ギュッと抱っこしてくれてるとかが定番なのに、まさかのゲームかよ……。
おいおい「甘やかしてやる」宣言はどこいったよ?
この人、肝心なところでちょい鈍いんですよね。
けっして悪い人ではないんだけど……。

私が育成ゲームやったことがないせいか、ここまでマメに対応する攻めに対して「優しいのね!」という気持ちにはなれず、つい冷ややかな視線を送ってしまいがちでした…。

後半の攻め視点からわかる、受けのパーフェクトさ、気遣い力、彼氏力の高さ!
甘やかされているのは、本当は攻めだと思うな〜。

受けがめちゃ男前なんですよね〜。
「入江も、抱いてほしくなったらいつでも言ってくれ。」という台詞の破壊力たるや!!
ぎゃーーかっこいいーー!!と悶えまくりました。
攻めはとりあえず抱いてもらったらいいと思うわ。