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2/3(合計:28件)
戸ヶ谷新
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ネタバレ
戸ヶ谷新先生の作品を購入するのは初めてで、表紙の満面の笑みと蛾のイラストに惹かれました。 onBLUEの作品はわりと尖った今までにないBLを紹介してくれるので、宗教とアロマンティックが物語の核にあるというのもきっかけのひとつです。 攻め春一は宗教2世でアロマンティック、受けの永真は宗教の神様の器、同級生のふたりの物語です。ボーイズがラブするだけじゃない、なんなら片方はラブできないけれど間違…
かりんていん
神様に奉られた高校生と宗教二世の同級生の救済BLだとばかり思って購入したのだけれど、その同級生がアロマンティックであるとかその友達がゲイだとかでなんでまた風呂敷を広げてしまうんだろう、散漫な印象になるだけじゃんと余計な心配をしつつ読み返しました。 地頭が良くないわたしにもキーワードは 偏見とか、信仰の意味とか精神と肉体の自由とか言葉、対話、愛の種類、仲間、ファミリー、性 だとぼんやり分かって…
ぽぷ彦
カルト教団が題材ということに興味を惹かれ作品を手に取りましたが、教団の描写に引っ掛かりを感じることが多く素直に作品に入り込めませんでした。 例えば神聖化されている燈主様(教祖)の永真がなぜ普通に高校に通えているのか、永真が肉食を禁じられているのに燈母様として崇められる彼の母親が信者の前でも普通にステーキを食べていることに教団内でどう整合性をつけているのか、燈主様に畏敬の念を抱いている春一の母…
まりあげは
宗教2世が、ある日集会に連れていかれ、教祖がクラスメイトだったことに気がつくという、衝撃的な冒頭。 そこから2人の交流は始まり、やがて教祖にさせられ、虐待のような制約された生活を送る永真を助けようと、クラスメイトたちで奮闘するお話でした。 恥ずかしながらこちらの作品で、「アロマンティック」という言葉が存在することを知りました。 ちなみにアロマンティックとは、誰にも恋愛感情…
腐男子のSHINO
デビュー単行本『CURE BLOOD』を拝読して完全に惚れ込み、新作を楽しみにお待ちしていた作家様。 2作目となる今作は、宗教2世と教団の神様。 読む前から何やら感じるものが... そして読み始めるともうページを捲る手が止まりませんでした。 正直、自分ごときがストーリーについて語るのは野暮としか思えないので、内容については何も書きません。 ただ一つ、読むか迷いつつこのレビ…
タテ
試し読みと宗教2世×宗教のトップ てことで覚悟はしてました。 宗教、とくにこの作品ではカルト宗教なので、ちょっと狂気をはらんでるんですよね。 信者、親…子供にとっての親って絶対的なので、まぁ、虐待です。 そこまで直接的で陰惨な暴力はないですが、そうなりそうな、というかそういうことがあったのでは描写というか、先を想像してしまうところがあって、あぁ…ってなりました。 身体的な虐待があ…
チル76
とてもレビューが難しい、だけれども知って欲しい1冊でした センセーショナルなテーマを扱ってはいるけれど間違いなく彼らや彼らの周りに在る「愛のカタチ」を教えてくれる内容です 人の数だけ感情はある 例えばある人にとったらそれを「努力」と思う人もいるけれど、同じ行為をある人には「足掻き」と思う人がいるような、真実は表裏一体で人の数だけ解釈はある それが「愛」であっても同じ事 自分のマインド…
おぶもいもい
宗教にのめり込む母親とふたりで暮らしている高校生の春一。 宗教2世としての葛藤を抱える中で、母が信仰する宗教の"神様"が同じクラスの永真だったことを知る、というところから始まるお話です。 重たくて深いテーマだけれどもその日々の中にまったく光が見えないわけではなくて。 一緒に過ごすようになってからそれぞれ自分と向き合えるようになったり、周りに助けを求めることで道が拓けて…
minamino
恋愛が分からない男が運命の相手に出会って初めて人を好きになる!みたいなお話はBLの定番でよく見かけますが、この作品では恋愛感情を持たない指向であるアロマンティックをそのまま尊重して描かれているのが素晴らしいと思います。愛の種類は沢山ありパートナーとの関係性もそれぞれ違っていい。否定されるべきではないというのが話の幹になっていて正に令和のBL!! そしてアロマンティックと並んで作品のテーマになって…
ユリオトオカベック
表現力と言えばいいのだろうか、魅せかたがめちゃくちゃ上手いです。はっとするコマが何度も登場してセリフが少なくても(全く無くても)感情がしっかり伝わってくる。才能すごい。 ハッピーアホエロBLをメインディッシュにして日々を生きてるのでラストどうなるのかドキドキしながら読みましたが納得の終わり方でした。最終話の最後のコマに見事にやられました。素晴らしい作品でした。今後のご活躍が楽しみです(皆さん…