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72/82(合計:816件)
かわい有美子 花本安嗣
mi
CDを聴いてから原作読みです。 CDもですがこの作品は前作「上海金魚」を読んでから読むと ますます楽しめます。 皆さんもおっしゃる通り、北嶋のギャップにやられます。 ほんとに可愛い・・(*^_^*) CDでは北嶋目線のお話で終わっていたので、なんだか急で慌ただしい 感じでしたが、ノベルのほうでは牧田目線の「Night&Day」というお話が あり、どうして北嶋に・・・の理由がわ…
水槽の中に漂う金魚・・そんなイメージを思わせる作品でした。 CDであらかじめ「透過性恋愛装置」を聴いて、原作を読んでみたくなり、CDにも なんだか不思議と存在感アリアリだった北嶋の友人のお話だと知り、「透過性恋愛装置」 を読む前に読んどいたほうがいいかな?って感じで購入。 ・・・大正解でした! 滝乃と水端。この2人の恋愛の過程を知ってから「透過性恋愛装置」を読むと ますます楽しめると思…
かわい有美子 金ひかる
雀影
昭和初期の時代背景を活かした、ちょっとレトロな言葉遣いが、耽美小説を髣髴とさせるこの本。 ストーリーは、猟奇な推理小説のスパイスをちょっと加えた、 ひどくまじめな青春小説でした。 お話は、仁科視点と花房視点で語られる部分が入り交じっています。 それぞれの思いは、フラットで、並列的に描かれている感じ。 そのため、読んでいても、作品世界に深く入り込むというよりは、複雑なのに平面的な、こっ…
久江羽
ネタバレ
昭和初期(作者談)、一高~帝大時代の同級生、人外のモノが見える小説家の仁科と医者の花房、そして検事の黒木の、それぞれがそれぞれに抱く庇護欲やプラトニックな恋愛感情と情欲が、今と学生時代を行き来しながら語られます。 現在恋人関係にある仁科と花房の目線で語られるので、彼らの微妙に食い違いながらもお互いを必要としている様はよくわかるのですが、何かにつけ引っかかってくる黒木の存在が気になる状況で1話…
かわい有美子 竹美家らら
美術館で会った人
いくつかかわいさんの作品は読ませていただいてますが、その中でも一番好きかもしれない。 かわいさんの文は、状況自体は激しいものでも一冊通して読むと、時が穏やかに流れていくような情緒があるのが素敵です。 レイモンドもエドワードも想い人に対して、とても一途に大切にしているなというのが、ひしひし伝わってきてます。 初めから2人の線が繋がるわけではないけれど、状況が変わるうちに2人の関係も…
茶鬼
不思議な感覚の本でした。 「人でなしの恋」あとがきで作者が”ロクデナシ感満載の題名”と言っておりますが、ロクデナシではないですね。 ”人でなし”とは”人に非ず”の人でなしなのかしら?とも思い、、 そう、恋愛も入っていますが、主人公に霊感があり、そんなものも含めた話になっているのですよ。 作品のカラーは淡々としたセピアなくすんだ色彩。 さわやかでもなく、イライラでもなく、ぼんやりと綿をつか…
かわい有美子 今市子
ともふみ
↑っていうのがまず最初の感想。 やり手の傲慢社長・九鬼×公私をビジネスライクに補佐する秘書の巫御。しかし大学時代は元先輩後輩同士で、身体の関係もあったよう。 そんな二人の、およそ15年かかった遠回りな恋です。 中立ですが単体評価はもう少し高いです。 決して面白くなかった訳ではないんですが、著作内ではという意味を込めての評価。 最初の短編でいきなり、どうやら確執があった二人に和解(…
かわい有美子 小笠原宇紀
くまころり
スパイ!軍人!主従!そして共産圏!! 私の萌ツボをこれでもかとばかりに刺激する設定。いやなんか共産圏の軍モノって、自由主義国のものよりストイックな感じがして個人的に萌えなのです。 こういうスパイものでネタバレするのもどうよと思いつつ、ネタバレせずに伝える技量を持ち合わせていないので、以下がっつりネタバレさせていただきます。嫌な人はお気をつけ下さい。 その能力を見込まれ軍人から情報員となっ…
かわい有美子
「上海」番外編。腕白でいたずら好きだけれど潔いレイモンドと、彼を大変慕っているエドワードの子供の頃のエピソード、その後の苦難を乗り越えて今一緒にいられる幸せが書かれています。 新書版で20ページほどなので、ちょっと物足りなさはありますが、お話そのものは楽しく読めました。 王さんの作る肉餅が食べたくなりました。
藤棚
舞台は阿片戦争後にイギリス領となった上海。 天涯孤独の身の上をイギリス貴族・レノックス家に拾われ、 使用人として働くエドワード(中国人)。 そんな彼が思いを寄せるのは、レノックス家の子息・レイモンド。 幼い頃は兄弟のように育った二人でしたが、 大人になればそれぞれの立場を弁えた付き合いになり。 昔の思い出を懐かしみ、二人の身分差、そして同性である事に胸を痛め、 ひっそりと傷つくエ…