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愁堂れな 小山田あみ
ふばば
ネタバレ
愁堂れなさんというと、2時間ドラマ的なエンタメ色豊かな作風のイメージがあります。 本作はそこから少し外れて、底辺に「死」の静けさ、寂しさを湛えた物語だと感じました。 2人の出会い編「声」。 2人の結びつき編「夏」。 攻め・安原の方にも転機が訪れる「恋」。 安原視点の短編「愛」。 …の4編で構成されています。 「声」の冒頭、いきなり妻子が事故死し、何もかも麻痺してしまったような…
愁堂れな 時沢槙
maruchan
古い作品の新装版とのことですが、王道パターンの詰め合わせのようなエロティックなBLでした。 酔わせて薬を使わせてのベッドに手首縛り、陵辱、ローター仕込んで人前に出させる……といったエピソードがいろいろと。 そういう無理やりな関係を強いる相手がふとした瞬間に見せる翳や優しさにほだされて愛がうまれる……というのもまた王道な展開。……こういうの読むと、「それってストックホルムシンドロームだよ」と…
リリーメイ
愁堂れな先生の『法医学者と刑事の相性』番外編のタイトルは、『刑事は乙女な夢を見る』 時系列としては、1巻目の『法医学者と刑事の相性』の後で、2巻目の『法医学者と刑事の本音』の前。 冬城が江夏の「つき合えよ」に対してまだ答えを返していない時期のお話です。 文庫サイズの小冊子(ハガキくらいの大きさ。つまり、かなり小さい)に8ページ(つまり、たった4枚)分のお話。 以下は、小冊子を手…
愁堂れな 陸裕千景子
あまいものが好き
CDを聞いて、なんでこんなにエッチシーンばっかりなんだろと思っていました。 そういう原作だったんですね。 原作を読んでこの作品を例えてみました。 2時間サスペンスかVシネマかAVか…この作品はおそらくAV! 官能小説でいいじゃんと思われるかもしれませんが、官能小説と言うには官能シーンの表現が足りない感じです。 エロシーンだけでなく、全体的に表現が足りないかもしれません…。 でも、CDだ…
愁堂れな 奈良千春
「新宿退屈男」も、これで完結なのでしょうか? (続けようと思えば続けることもできるでしょうが) 今回は、"退屈男と愉快な仲間たち"というか"早乙女ファミリー"のヤクザの組長・碑文谷さんがメインとなる家族絡みの人情モノ的なお話です。この碑文谷さん、普段はふざけてばかりいるけど、実はカリスマ性のある男という設定ですが、どうにもイマイチ「すごいヤクザ」感が漂…
早乙女さんにお見合い話が持ち上がり、世間知らずで破天荒なご令嬢も登場しての沖縄回。なんだかんだ無理やり展開だらけのお話でしたが、エンターテインメントってことで。 大筋は行方不明になった従者の美人さんを救出に向かうというもの。 そんな中で早乙女さんが家族の前で友紀を恋人として紹介したり、早乙女さんと美人の間の主従の絆を見せつけられた友紀が無自覚に嫉妬の感情を抱いたり…と早乙女さんと友紀の…
本編では裏切り者として描かれている田崎課長のほんとうのことを描いたスピンオフ作品。 本編でも「なにか理由があるに違いない」という程度は匂わせているのですが、意外にそこまでひどい話でもなかったというか…。いや、本人とってみたらひどい話なんですけどね。 切り抜け方はもうちょっとなんかあったんじゃないですか?という感じがして仕方ありませんでした。 しかしまぁ、スーパーヒーローが登場しました…
みんな揃ってrevueですよ〜!といった趣の一冊。出て来る人たちの肩書並べたら派手派手しいことこのうえないですね。(マフィアのボス、ヤクザの組長、人気キャスター、大金持ちの御曹司、FBI、無免許医師…!) でもって、助け出された後に自分の意志で王の元に戻った真紀さんは、なんだか前よりもお気の毒なことになっている所からはじまるのですね。「真紀を助けたかった」故の行動ということなのですが、なにゆ…
ついにユキちゃんが、自分の気持をはっきり自覚して口にした…! が最大の山場となる1冊でした。 旗本家…じゃなくて早乙女家のお家騒動のドタバタは、正直なところちょっと拍子抜け。陥れる方もちょっと仕掛けが稚拙なんじゃないでしょうかね? それにしても毎回"ファミリー"のみんな暇ですよね。人気キャスターとか大ヤクザの組長とかそんなに余裕あるんでしょうか?謎。 とにもかくにも…
1〜2作目では、便利屋・早乙女&ユキちゃんが物語がコミカルに展開し、3作目(スピンオフ)では、香港マフィアの王&ユキちゃん兄の真紀の物語がシリアスに語られたのですが、トーンの違うその2つの物語が交叉したのが、この「~愛欲の交叉~」でした。 本筋がコメディな所に挟まれる兄エピソードの悲惨なことよ…。兄ちゃんが可愛そうでやりきれなくなります。最後のあたりなどまだ「単なるストックホ…