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夜光花 小山田あみ
まぎぃ
ネタバレ
夜光花さんのドロドロな作風からは意外な、明るくちょっとコミカルな甘ーいお話しでした。 基本的な文章の力はそのままで、むしろこういう作風の方がすっと読めるなあと思いながら最後まで一気読みでした。 しかしやっぱり”霊”が色々出てくるのは夜光さん。受けの子は父譲りの霊視能力があり、基本的には超世間知らずのうぶな明るい子ですが、少し落ち込むと取り憑かれて大変なことにもなってしまうという設定。ちっち…
凪良ゆう 小山田あみ
粉雪
昨日、寝る前に読了しました。 後半あたりから込み上げてくる気持ちを抑えられず、SSで完全に涙腺が崩壊しました。 読了後も余韻を引きずってなかなか眠れず、今日は仕事をしながらも気が付けばこの美しいお話を頭の中で反芻していました。 そして、レビューを書くためにSSを読み直していて、またひとしきり泣いてたところです。 小説を読んでここまで余韻を引きずったのは初めてです。 それだけ美しくて優しく…
中原一也 小山田あみ
hinahina
丸ごと一冊がひとつのストーリー入り。 いいですね、2人の大人の男が駆け引きをする様子。 「ときめき」では無い方のドキドキがありますw 鵜飼さんは、上からの権力にも屈しない強い心の持ち主。 だからこそ、西沖は惹かれたんだろうな、と思います。 西沖もとっても重いモノを心に抱え、決意を秘めている。 だからこそ、鵜飼さんも西沖が気になったんでしょうね。 お互いがお互いにピンとくる…
砂床あい 小山田あみ
にゃんこかもしれない
SM物で、正直期待してなかったけど。読んだら、途中で泣いてました(笑) 主人公が健気というか。痛々しいというか。 途中から、調教関係なくなってしまったので物足りなさは有りましたが、ハッピーエンドなら良し。という事で。
本庄咲貴 小山田あみ
M
篠田白斗は、警察官である兄の利一に急に呼び出され、意気揚々と指定された住所に向かっていた。 実は白斗は、兄の利一に恋心を持っていて、そんな利一に久々に「会おう」と言ってもらえたことが嬉しくてたまらないのだった。 ところが、出向いた先で待っていたのは残酷な現実で。 いきなり利一に押し倒され、白斗が自分の想いが成就したのだと思ったのも束の間、そこにはもう一人の男がいて、利一に押さえつけら…
沙野風結子 小山田あみ
cryst
並外れたはねっかえりのワガママ犬が飼い主にそっぽ向かれたとたん、焦りまくってあれやこれや頑張ってるのを、カッコつけてハードにしてみましたよ、のお話。 私的にはカルトや洗脳に対抗する一番のカギはどうしても手放せない絆だった、という部分が一番響きました。 生きてると心が脆くなるようなつらいことと出会うことはあるけど、それを乗り越える力になるのは愛する人の存在。言葉にしてしまうと陳腐だけれども、…
華藤えれな 小山田あみ
麗音
小山田あみさんのカバー絵がエロいです。 裸でチェロを抱きしめ、脚で挟み込む部分がちょうど帯で隠されているのですが外してみると、もう、えっちいです。。。 そんな、チェリストの後ろに座るいかにも俺様で酷薄そうな男が、受けを監禁してどんな酷いことしてしまう調教モノかと恐る恐る読みました。 帯の文章が『俺が一から飼育してやろうーー家畜の家畜のように』ですから。 名門音楽家一家に生まれた三人がい…
ピピン
久しぶりに、BLでしくしく泣いてしまいました。 特に最後のSS「スイート・リトル・ライフ」の中途から、後から後から涙が…。ははは… <ここから先はネタバレになります> 文庫の後ろ書きが盛大なネタバレになっているので、遠慮なくいこう。 小説家・つぐみは、ある日十年来の恋人から理不尽な別れを告げられる。 崩れ落ちそうになっても、恋人の気持ちは戻らないと事実を甘受せざる得ない現実が突きつ…
前作でちょっとだけ周に対して優位感を持っていた靫が、そっけない態度にあれれ?となる今作。そうはいってもそのうち手を差し伸べてくれるんでしょ、と思っていたらほんとにギリギリまで放置プレイでびっくりでした。 簡単に依存関係にしないのがこのシリーズのいいところで、今作もがっつり男同士!でした。 そうはいっても心の距離は縮まっていて、あとがきによると二人の関係が「マシンオイル」から「ポーションバター」…
男同士でしか出せない、BLならではのよさってこういうのもひとつよね~、と楽しませていただきました。 ふたりとも男らしいタイプで、受けの靫もやられちゃったからと言って途端に女々しくなるような甘いタイプでもなく。自分の体も状況を有利にするためのツールのひとつ、と割り切って逆に利用しようとする靫と、そう簡単に流されないぜと頑張る峯上との勝負のような駆け引きが、かっこよかったです。 峯上に惹かれるのも…