小山田あみさんのレビュー一覧

夜叉と羅刹 小説

四ノ宮慶  小山田あみ 

そこまで許すんだ…

愛に飢えて育った子供が手に入れたいと思った男。 確かに情が湧いてどうにかしてやりたいとは思いますが精神的にも肉体的にも痛いなぁ。一鬼が何度も何度も言葉で示しても鉄二は聞く耳持たない(信じようとしない)感じでちょっとイラッとしてしまう。まぁ言葉が届かないから最終的に大事なところを切り落としちゃう事になるんでしょうが(泣くぐらいならやるんじゃないよ!)。そこで初めて一鬼を信じれるわけだから本当に命懸け…

2

溺愛オトコと純愛ヤロウ 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

むかつくなぁ

私は続編の方から読んでしまった模様です。だけど切なく面白かった~っ。もらった腕時計の値段を知らずビックリする聡が可愛い。そんな時計をくれたのがどんな男かと思ったら公安の人間かぁ。その公安の別の人間に弱みを握られて好きでもない男に抱かれなくてはならない聡も、それを止めることもできなかった和巳も痛々しい。 それが仕事だと解ってはいるけど藤本には腹が立つ!特に西村に対して言った台詞にはムカついたわ。 一…

4

溺愛オトコと純愛ヤロウ 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

あ、あれ…?

前作「デンパ男とオトメ野郎」がかなり好きだったので迷いなく続編を手に取ったのですが…あ、あれ…?なんか雰囲気ちがくね??と戸惑ったまま読み終えてしまいました。

前作を読んだ時も (細かい伏線まで厳密に追えば違うのでしょうが) 作品として完結していたので、続編があると聞いてピンと来ませんでした。なんだか蛇足のような気がして。で、その続編を読んだ結果…やっぱり蛇足だったんじゃないかなと思います。…

3

好き嫌いはイケません。 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

こういうカプ、大好きです!!!

イケメンなイタリアンシェフって
いけすかねぇ野郎なんじゃないかという
先入観がある私で非常に申し訳ございませんww
ところが、今作の主人公・番匠達彦はそうじゃなかった!

イタリアへの修行後、新しい店を任せられるはずだったのに
それがある事情で白紙になってしまい
まさかの大手総合出版社の社食で腕を振るわなくてはならない事に。
顔だけといわれるのが嫌で努力を重ね、
負けずぎらいな面…

7

蝕みの月 小説

高原いちか  小山田あみ 

色々と禁断な

つまるところ、表紙絵がすべてを語っています!
名門画廊家の三兄弟の中で、美しい半盲の次男が、長男と三男から愛され求められるというお話です。(長男と次男は実の兄弟ですが、三男は遠縁の家から引き取ったという義弟です。)

美しく優しい半盲の次男・三輪は、あるきっかけで弟から真剣な愛の告白を受け、一線を超えるも、兄弟で関係を持つことに恐れを抱き、関係を無かったことにしようとします。それにショックを…

6

はだれ恋 ~拾われ男の妄想~ 小説

中原一也  小山田あみ 

妄想だけでは、腹は膨れないけど。

初読み作家さんです。
タイトル通り、「妄想」がメインのストーリーとなっています。
この「妄想」がエロい!!
小山田さんのイラストも手伝って、エロいことこの上ないです。
でも、あくまでも「妄想」なんですよね~…。
それが、ちょっとほろ苦い話となっています。

◆◆◆

≪CP≫
妻帯者で受けを助けた男・八尾 × 八尾に恋するゲイ・了

クラシックカー等の修理を専門に扱う小さい…

7

セクハラ外科医と怯えるバンビ 小説

朝香りく  小山田あみ 

分かりやすいツンデレ

朝香りくさん初読みです。
あとがきによるとスピンオフだそうですが
これだけ読んでも全く支障ありません。

極度に怖がりのカルテ管理室チーフ・羽澄が主人公。
病院での夜間残業が怖すぎて
ドSでバイの外科医・霧ケ谷に
残業を付き合ってもらう代わりに
キスを要求されて背に腹は代えられぬと
受け入れるうち、要求はエスカレートしていき…?

分かりやすくて楽しいラブコメでした。
羽澄…

3

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

一貫して暖かい

BLとして萌えたかと聞かれると違うのですが
本編とSSまで合わせて、良作の映画を1本見たような、そんな作品です。
朔太郎や告美だけでなく
おじいさんや担当さんや漫画家先生、アパートの住人の言葉が
優しかったり厳しかったり突き刺さったりして
でも一貫して暖かい。
許されているような感じとはこういうことなのかな、と。
ぬるくてほのぼのとしたままお話も終わるのかなと思いきや
SS「スイー…

6

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

読んで良かった一冊

新幹線での移動中の暇つぶしに予備知識なし、小説のあらすじだけでなんとなく購入しました。
序盤はそこまで入りきれないというか、よくある失恋からの新たな恋ってパターンかなって読んでいたのですが、途中から一気に入り込んでしまいました。
昨日の言動がすっぽり消えている、大切な思い出さえも消えて、そこに残るものは…
切なくてとても悲しい、けれどとても温かい作品で心にとっても響く1冊でした。
ただ、新…

4

盗人に愛の罠 小説

妃川螢  小山田あみ 

エンターテイメントBL

施設で育ち、同じ施設で過ごした幼なじみを病気で亡くした燿(受け)は、道楽でギャラリーカフェを開くかたわら、悪徳政治家の裏金を盗んで慈善団体へ寄付するという義賊行為を続けている。そんな折、燿は店を訪れるようになった勅使河原(攻め)と仲良くなるが、盗みに入った先に現れた正体不明の同業者と勅使河原の印象が重なるような錯覚を覚え…。


同業者(仮)という攻めの正体はあらすじからもわかるので、謎解き…

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