草間さかえさんのレビュー一覧

非BL作品

迷信話集 うつつのほとり コミック

草間さかえ 

ぜいたくなほん

ページをめくる手が止まらず一気に読了。

坊ちゃん・敬(たかし)が可愛い!!
1話目の"うつつのほとり"の2ページ目からもう心をがっちり掴まれました。
いいとこの坊ちゃんというと、
①性格に難あり。(わがまま)いけ好かない感じで俺様。
②育ちの良さが全面に出ていて素直な子。
のイメージが私にはあるのですが、敬は②です。
母が病に伏してるから余計に優しさがいじらし…

7

生田さんちのこめ王子 小説

さとみちる   草間さかえ 

中学生男子の日記を読んでいるよう

しゅみじゃないを付けてしまいました。

オープニングのエピソードから無理で…。
うぅ、ごめんなさい。

就職した会社が1ヵ月でつぶれてしまった万里(受け)。
田舎の一本道を自転車で走りながら、他人様の田んぼにそのままダイブします。

???
「は?」と思ってしまった…

これが、職を失って自暴自棄だとか、
思いつめての自殺未遂だったらまだ分かるのです。

ヘラっと笑って…

6

優しいSの育て方 小説

榎田尤利  草間さかえ 

そろそろスピンオフ下さい…

誰がSなの?
誰がそれを育てるの?
ワクワクしながら読み始めました♪

面白かったです!
教授に恋をしてしまう学生。
ラブコメなんだけど、SMが絡んでひとひねりアリの
とても楽しいお話でした。


ネタバレです。


***********************


年齢を裏切るような、
可愛らしい美貌の持ち主の教授が、
なんとドMです。

つるつる頬で、…

6

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

簡単には幸せになれない

神評価が半端ないので読んでみたら、素晴らしい作品でした。
ただ、幸せより不幸せだと思えることが前後半ともに多すぎて、ちょっと痛い。
明らかにご都合よくハッピーエンドになる話よりも現実味があって私は好きですが。

前作の箱の中の感想も少し合わせてみます。
刑務所で知り合った喜多川に、情を抱いた堂野が、喜多川の出所日に迎えに行かなかったことが切なくて、その後の脆弱な詐欺師では、何でこんな辛い…

5
非BL作品

迷信話集 うつつのほとり コミック

草間さかえ 

少年の純真さと強さに心洗われる

草間さんのつぶやきによると、
「 BL未満の多分ほんのり初恋話 」とのこと。

病弱な母と東京から田舎の村へとやってきた、敬。
(小学校低学年くらいかな?)
明るく好奇心旺盛で、
そしてとても心優しく真っ直ぐな敬がすごーく可愛らしい。

同い年くらいの友達ができても、
敬は年上の孤独で不思議な少年、お寺の手伝いをする弥七に心惹かれる。

三割人で七割化け物だから弥七じゃなくて…

11

ゆりかごのうた 特典

花城と澤の純情

『マッチ売り』、『やぎさん郵便』共に
昭和初期の草間さんならではの世界観満載で
前回の小冊子『かごめかごめ』のように
本編にまた深みが出るような短編です。

この度は花城と澤が登場します。
“本編より7年程昔、戦争が激化するよりも少し前の話です”と
あとがきで説明なさっています。
花城が社長代理になってすぐ、
澤が桃幻舎に勤めてまもない頃。
舞台はホテル。

ある部屋の一室…

7

はつこいの死霊 コミック

草間さかえ 

ぞくぞくする擦れ違いのストーリー

草間さかえさんの作品を初めて読ませていただきましたが、
これがびっくりするほど私のツボど真ん中を押し捲りで、好き過ぎてどうしよう・・・と悶えてしまいました。
何度読み返しても面白く、ますます深みにはまる自分がいます。

過去を忘れたかった男と、過去を大事に胸にしまっていた男の再会のストーリーで、
お互いの記憶と認識が違う為、最後まで気持ちがすれ違い続けます。
しかけた側である智の裏に隠…

7

いばきょ&まんちー(2) 夏の夜の悪夢 小説

椹野道流  草間さかえ 

いばきょ&まんちーって初めて知った(^^;)

相変わらずの4人(2カップル)でした。
今回は幽霊騒ぎと、商店街のお話。

どこの商店街も抱える問題。
商店街を盛り上げようと決まったのが「働く男たちのカレンダー」
もちろんそのモデルの1人がまんじなのですが…。
のちにそれでヤキモチを焼く人が出てくるのです。
おわかりの通り楢崎先生。
いまだにまんじを恋人と認めていない先生ですが体は正直。
でも先生はこのツンデレがいいのですよv…

1

いばきょ&まんちー(2) 夏の夜の悪夢 小説

椹野道流  草間さかえ 

あの2カップルのある夏の日々

タイトルまで短縮化されてしまった2カップルの日常の日々的な内容です。
双方共に1作目のようなドラマ的な盛り上がる内容ではありませんが、
妙に気になるこの2カップルのその後はご近所さん感覚で楽しみになっていたりします。

楢崎と万次郎との関係は、楢崎の素直でない気質が全然緩和されないなと思いつつ
それでも今回のまんじが働く食堂がある商店街の活性化計画でまんじが頑張って
活躍しちゃうのです…

3

生田さんちのこめ王子 小説

さとみちる   草間さかえ 

主人公を受け入れられるか

趣味じゃないに限りなく近い中立です。

お話は寂れていく農村を立て直そうと頑張る生田(攻)と、そのイメージキャラクターに抜擢された万里(受)のお話なのですが、私はどうしても万里が受け入れられなくて困りました。
最初の数ページで脱落しかけたといっていいくらいです…

このお話に限らずですが、年齢よりも子どもっぽいキャラクターというのが苦手です。
ただ思考が子どもっぽいだけならなんともない…

4
PAGE TOP